「日本ホスピタリティ観光学会」(島川崇会長、39会員)設立 「“真の産学連携”目指す」
2025年4月22日(火) 配信
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日本ホスピタリティ観光学会(会長=島川崇・神奈川大学国際日本学部教授、会員数39人)は4月20日(日)、東京都豊島区のJTBツーリズムビジネスカレッジで設立総会を開いた。
同学会設立発起人代表で、会長に就任した島川氏は「産業界の最前線と、観光産業発展を願うアカデミアによる“真の産学連携”を目指す」と、新学会設立の意義と、進むべき方向性を明確に示した。

さらに、「観光学は人文学、社会科学、自然科学のどこにも偏らない総合的な学問であることの理解を深め、観光学諸科目の教科書刊行などにも取り組む」とし、「ベストプラクティスがでていない観光教育だが、研究だけでなく、教育に貢献していく学会にしていきたい」(島川氏)と力を込めた。
設立目的には、ホスピタリティ・観光従事者の人間的幸福の追求や、地元住民の幸福に資する観光振興策の検討などを掲げ、国民の幸福に資する持続可能な観光地や、次世代観光人材の育成などに注力する。
主な事業として、研究大会をはじめ、アカデミアカフェ・サロンの開催、論文集や刊行物の発刊、提言などによる積極的な発信に努める。事務局はサービス連合情報総研(東京都新宿区)内に置く。
同学会の顧問に就任するJTB相談役の田川博己氏は「持続可能な観光の実現に向けて、ツーリズム産業の明るい将来のために、ホスピタリティマインドを持った次世代の観光人材の育成と、教育プログラムの開発や普及に期待している」とメッセージを送った。
2025~26年度の役員・監事・事務局は次の各氏。
【会長】島川崇(神奈川大学国際日本学部教授)
【副会長】神田達哉(宝塚医療大学観光学部准教授)
【役員】市川昌史(開志館専門職大学事業創造学部助教)▽井上知代美(Travel Cat代表取締役)▽植木梨恵(日本旅行グループ労働組合連合会事務局長)▽上田真弓(UMリサーチ&コンサルティング合同会社代表)▽齋藤あやか(リョービツアーズ)▽齋藤裕樹(ファラーシャ・インターナショナルCEO)▽島田由香(神奈川大学国際日本学部准教授)▽坂本友理(学校法人国際文化アカデミーJTBツーリズムビジネスカレッジ常務理事校長)▽須賀忠芳(東洋大学国際観光学部教授)▽崔瑛(神奈川大学国際日本学部准教授)▽徳江順一郎(東洋大学国際観光学部准教授)▽永山久徳(グローバルツーリズム経営研究所主任研究員)▽羽田利久(相模女子大学学芸学部教授)▽本間聡(ザ・ペニンシュラ東京執行役員)▽増子美穂(東洋大学国際観光学部教授)▽矢嶋敏朗(日本大学国際関係学部教授)▽安本宗春(追手門学院大学地域創造学部准教授)▽山口太郎(神奈川大学国際日本学部准教授)
【監事】万浪靖司(静岡産業大学経営学部准教授)
【事務局長】吉田裕矢(サービス連合情報総研事務局長)。