桜の開花は平年並みの予想 一番乗りは高知・福岡・鹿児島の3月22日(日本気象)
2025年1月10日(金) 配信

日本気象(鈴木正徳社長、大阪府大阪市)は1月9日(木)、今年初回の桜の開花・満開予想を発表した。今年は1~3月は平年並みか平年より高めの気温が予想されており、桜は平年並みの開花とみる。開花一番乗りは高知・福岡・鹿児島の3月22日ごろの見込み。
開花スタート後は続いて関東甲信越、東海地方、中国地方で次々と開花し始める予想。東京は平年と同じ3月24日ごろに開花を迎えそうだ。
今シーズンは昨年10月から11月にかけて気温が高かったため、夏以降、休眠していた桜の生長が低温に一定期間さらされると再開する「休眠打破」の時期は、平年よりも遅くなる見込み。休眠打破後は花芽が順調に生長して休眠打破の遅れを取り戻すため、全国的に平年並みの開花となる。
日本気象は独自の情報として、桜が開花するまでの課程も楽しむため、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した「開花メーター」を発している。桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経て開花する。
1月1日時点では、覚醒率の最下位は鹿児島の48%で、九州地方や太平洋側の温暖な地域で値が60%にとどまっている地点がある。生長率の首位は札幌の3%で、北海道や東北地方の北部でもすでに休眠打破が完了し、生長段階に入っているという。
なお、桜の開花予想は天気・防災サイトの「お天気ナビゲーター 桜ナビ」やアプリ「桜のきもち」で発信している。