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〈観光最前線〉時刻表の思い出

2024年6月2日
営業部:野村 一史

2024年6月2日(日)配信

 小学生のころ、時刻表を見るのが好きだった。地名のみのしりとりなど、端から見たら変わった遊びを楽しんでいた。中学生のときには紀行作家の宮脇俊三著の「時刻表2万㌔」「最長片道切符の旅」を、時刻表を脇に読み、机上で旅に思いを馳せた。

 その後、興味が別のものに移り、長いこと疎遠になった。仕事でも鉄道を使う際はネット頼みになっていた。

 先日何十年かぶりに時刻表を購入。路線の少なさにあらためて驚いた。仕事では移動の速さを求めた新幹線がありがたいが、次々と廃線になっていった地方路線に乗れなかった、という心残りが。

 今さらながらだが、これから地方路線も楽しもうと思う。もちろん時刻表をお供に。まずは一部区間の廃線が濃厚な久留里線から始めよう。

【野村 一史】

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