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南房総市とグランドメルキュール南房総リゾート&スパが包括連携 観光振興と地域活性化を

2024年4月10日
編集部:飯塚 小牧

2024年4月10日(水) 配信

石井市長(左)、真柳社長

 千葉県南房総市(石井裕市長)とアコー(フランス)が展開する「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」(運営=チバ・ミナミボウソウ2、真柳宏二社長)は4月9日(火)、包括連携協定を結んだ。観光振興や地域活性化に関するもので、国内外からの誘客を促進し、南房総市の交流人口の創出を目指す。

 協定内容は①観光振興及びプロモーションに関すること②環境に配慮した地域のツーリズムの推進に関すること③地域のコンテンツの拡販と告知に関すること④その他、南房総市の活性化に関すること――。

 同市は温暖で風光明媚な土地柄や夏の海、春の花と多くの観光資源を有する。一方で近年は台風やコロナ禍などの影響で宿泊者は減少傾向にあるという。観光客の増加をはかるため、今回の相互連携により、まだあまり知られていない新たな魅力を伝えるための体験開発などを行う。

 石井市長は連携締結について、「首都圏に近いリゾート・観光地としてのポテンシャルやブランド力が高まり、海や里山など自然豊かな観光資源、豊富な食材を生かした『食』なども国内外に情報発信され、南房総市への愛着人口・関係人口が増加することなどにより、地域活性化がはかられることを期待する」と述べた。

 また、チバ・ミナミボウソウ2の真柳社長は、「南房総市が有する豊かな自然がおりなす絶景や、地域の人々と交流できるアクティビティなど、さまざまな体験を提供する。市との連携強化でホテル滞在中に南房総市の地域文化を体験できる商品の開発を行っていく。自然の恵みや生物多様性の保全に関する取り組みなどを展開し、南房総市の活性化に貢献していきたい」と意気込んだ。

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