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雪見船2月3日から運航 滋賀・琵琶湖縦走クルーズ

2024年1月18日
関西支社:土橋 孝秀

2024年1月18日(木) 配信

比良山系の稜線が幻想的に浮かび上がった

 滋賀県大津市の琵琶湖汽船(川添智史社長)と、おごと温泉の旅館などで構成するびわ湖雪見船協議会(池見喜博会長)は2月3~26日までの月・土・日・祝日に、冬の琵琶湖を南北に縦走する恒例の「雪見船クルーズ」を運航する。

 同クルーズは1983年の運航開始から30年以上続くもので、同市の大津港と長浜市の長浜港を片道2時間30分で結び、天候が良ければ湖上から雪化粧をした比良山系の絶景が楽しめる。

 長浜では、長浜観光協会(岸本一郎会長)が、歴史・規模とも日本一と言われる「長浜盆梅展」を例年1~3月にかけて実施。クルーズと盆梅展を中心にして、閑散期となる冬の琵琶湖観光を盛り上げる狙いだ。

 1月10日(水)に報道関係者を集めた試乗会を行った。この日は曇り模様で比良山系の雪化粧は見えなかったが、山々の稜線が霞んだ幻想的な風景が見えた。長浜港に近づくと晴れ間が出てきて、雪化粧をした伊吹山をはっきりと見ることができた。

 長浜港では長浜観光協会の岸本一郎会長らが出迎え、池見会長らに盆梅を贈呈した。

池見会長(右から2人目)と岸本会長(右端)ら

 池見会長は「冬ならではの琵琶湖の景色が楽しめるクルーズだ。今年の大河ドラマのゆかりの地がある大津や1200年の歴史を誇るおごと温泉、長浜の盆梅展とクルーズを中心に、1日でお得な旅行が楽しめる」とアピールした。

 川添社長は雨不足で琵琶湖の水位が低下している問題に触れ、「今朝の時点で基準値からマイナス76㌢。冬の琵琶湖を大いに楽しんでもらいたいが、我われの生活や仕事は自然環境と無縁でないことを頭の片隅にとどめていただければ」と述べた。

 岸本会長は「今年の盆梅展は、動く切り絵とのコラボや夜の雲海などでグレードアップした。期間限定の夜間のライトアップでは庭の竹灯りで雰囲気が変わる。ぜひ盆梅を楽しんでもらえれば」と話した。

 クルーズ船は、往路は大津港を午前10時発で、長浜港午後0時20分着。復路は長浜港を同2時発で、大津港帰着は同4時50分。予約のある場合のみ、におの浜観光港とおごと温泉港にも着船する。

 片道、往復利用のどちらも可能で、乗船料は片道大人4500円、子供2250円。往復6000円、子供3000円。船内で「雪見船特製弁当」(1700円)も販売する(事前予約制)。

 盆梅展は長浜港およびJR長浜駅からすぐのところにある「慶雲館」で1月10日(水)から3月10日(日)まで開催。1952年に始まり今年で73回目を迎える。約90鉢が純和風の座敷にずらりと並べられ、なかには高さが3㍍に及ぶものや、樹齢400年と伝わる古木もある。観覧料は大人(高校生以上)800円、小・中学生400円。

凛として華やかな盆梅が並ぶ

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