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大分県が乾シイタケの魅力発信 タキマキさん招き「うまみだけ」紹介

2023年11月20日
編集部:飯塚 小牧

2023年11月20日(月) 配信

滝沢さん(右から2人目)が乾シイタケの魅力再確認

 大分県は11月16日(木)、東京・銀座の同県アンテナショップで報道関係者を集め、生産量日本一を誇る、同県産の乾シイタケの魅力を伝える「大分県 うまみだけ 味力発信 発表会」を開いた。ファッションモデルで、3児の母でもある「タキマキ」こと滝沢眞規子さんをゲストに招き、ブランド「うまみだけ」の新商品などもアピールした。

 同県はシイタケ栽培発祥の地ともいわれ、全国的にも珍しい原木栽培を行っている。クヌギの木を利用するサスティナブルな栽培方法で、原木は10年ほど成長したのちに切り倒して栽培に活用、シイタケ発生後のほだ木は自然に還り、切り株からは新たな芽吹きがある、という循環が出来上がっている。

 同県の乾シイタケの生産量は全国の約4割。全国乾椎茸品評会で24大会連続優勝しており、質・量ともに日本一だ。一方で、乾シイタケの生産量は30年前と比べ、5分の1にまで減少している。消費量も2002年の家庭消費量の平均が年107グラムだったものが2022年には40グラムと20年で半数以下に減少している。

 こうしたことから、同県は新たな消費者層の開拓が必要と考え、20年に「家族を幸せにする乾しいたけ」を掲げたブランド「うまみだけ」を開発。乾シイタケといっても多くの品種があり、品種が混在すると食感や水戻し時間に差がでてしまうことから、徹底した品質管理を行い品種別に生産管理した。うまみだけは8種類を用意し、うまみや食感、向いている料理などを品種ごとに紹介している。

 また、多様なライフスタイルに対応した加工食品などの商品開発や応援ソングなども作成し、魅力を発信している。新商品として、贈答用に食べ比べができるセットを発売したほか、今後は手軽に食べられるふりかけや粉末スープなども売り出す。県内各地の宿泊施設などでも、うまみだけを使用したキャンペーンを今年度中に展開する予定だ。

 大分県農林水産部林産推進室の上野美奈子課長補佐は「栄養面でも良いことばかり。ビタミンDが豊富でカルシウムの吸収をよくするなど、女性にピッタリ」と売り込んだ。SNSで料理の発信なども話題になっている滝沢さんは、「子供のころから、乾シイタケが戻されている光景が日常だった。私も料理でよく使う。仕事に行く前に水に浸けて冷蔵庫に入れておくと帰ってからすぐ使える」と日常の一コマを紹介した。上野課長補佐も「水から戻すのが最適で、まさに冷蔵庫利用がおすすめです」と応え、乾シイタケ談義に花を咲かせた。

 発表会では会場の坐来大分料理長も登場し、うまみだけを使ったアレンジレシピを滝沢さんが試食する一コマも。うまみだけのキャラクター一家「旨味多家(うまみだけ)」から「旨味多家ぼく君」も駆けつけ、会場を和ませた。

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