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No.393 JNTOが訪日フォーラム、アジアの注目3市場を分析

2015年2月11日
編集部

JNTOが訪日フォーラム
アジアの注目3市場を分析

 2014年の訪日外客数は前年比29.4%増の1341万3600人と大きく増加した。2020年訪日2000万人へ向けての取り組みが加速するなか、日本政府観光局(JNTO)は1月29、30日に、第13回「インバウンド旅行振興フォーラム」を開き、海外15事務所の所長らが東京に集まった。14年の最大訪日市場となった台湾と、主要5市場に追いつく勢いを見せるタイ、経済発展による海外旅行者増加が顕著なASEAN市場で最も高い伸び率を示したフィリピンの市場動向を紹介する。

【伊集院 悟】

 
 
 

■台湾

 台湾は14年の訪日客数が前年比28・0%増の283万人と、3年連続で過去最高を更新中。訪日数全体の5分の1を占め、最大の訪日市場となった。市場別で首位になるのは16年ぶり。120―130万人台での推移から一気に2倍へと拡大した。親日性が高く、65%以上が日本に「親しみ」を感じているという。約8割がリピーター。

 台湾経済は長年の低迷から回復の兆しを見せているが、若年層を中心に賃金は変わらず景気回復の実感はない。日本交流協会台北事務所経済室の山田敬也主任が「台湾人は景気が悪くても旅行に出るのが好き」と語る通り、海外旅行人口は拡大しており、出国率は5割に達した。このうち訪日率は、09年の12・6%から13年は20・0%、14年は10月までの平均で23・7%と拡大。海外旅行者のうち4人に1人が日本に来ている計算になる。

 11年のオープンスカイ以降、週あたりの日台間航空便数は1・7倍に拡大。14年はさらなる需要増加を受け、台湾南部の高雄からの新規就航や増便が目立ち、今年も注目を集める。…

 

※ 詳細は本紙1576号または2月17日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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