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「津田令子のにっぽん風土記(96)」おおたかの森で過ごす至福の時間~流山おおたかの森編~

2023年4月16日(日) 配信

国営アルプス安曇野公園(安曇野市)
NPO法人ふるさとオンリーワンのまちWeb担当 剱持優子さん

 今、首都圏近郊で最も人気のある場所の1つが、千葉県流山市おおたかの森だ。おおたかの森とは「流山おおたかの森駅」から見て西方にあるおよそ50㌶の森林「市野谷の森」のことで、かつて絶滅危惧種に指定されていたオオタカが生息することから駅名の一部に採用されたという。

 

 流山おおたかの森から車で10分弱の三輪野山に居を構えている剱持優子さんに、おおたかの森周辺の魅力について伺った。

 

 剱持さんは「お洒落なだけでなく森の中にいるようで、どこにいても心地よいんです」と絶賛する。千葉県民のみならず、近郊に住む若い層からの支持も高く、住みやすさでは常に上位にランキングされているのだ。

 

 NPO法人ふるさとオンリーワンのまちで公式ホームページや、動画の撮影などWebを担当している剱持さん。

 

 先日NPOの仲間と訪れた長野県安曇野市では、「朝の美しさや、ふつふつと湧き出る豊富な湧水、さらには雪をかぶった北アルプスの眺めに感動した」という。それらをフェイスブックやインスタグラムにアップするのも剱持さんの仕事だ。

 

 話をおおたかの森に戻そう。普段は携帯電話の販売やスタートアップ時の説明など、朝から晩までお客様へのサービスを行っている剱持さん。ハードな生活の中で見つけたベストな休日の過ごし方が、流山おおたかの森で過ごすことだという。

 

 2005年のつくばエクスプレス開業に合わせて誕生したこの街は、首都圏の駅に貼り出されたポスターのキャッチコピー「母になるなら、流山市。」でも話題になった。

 

 街づくりのテーマは「都心から一番近い森のまち」。駅周辺には商業施設やクリニック、市役所の出張所などの生活利便施設を集結させる一方で、周囲に広がる住宅地は地域固有の緑を活かすなど自然を維持・活用しながら整備されている。

 

 「流山おおたかの森S・Cなどの商業施設が続々と誕生し、生活利便性がさらに向上しました。愛犬と過ごせるカフェもあるのもうれしいですね」。

 

 さらに駅周辺を楽しく快適に回遊できるよう、雰囲気の異なるさまざまな沿道を作り幅員や照明、舗装がそれぞれ異なる工夫もなされている。「駅周辺に踏切が少ないので渋滞の心配が少ないこともありがたいですよ」と話す。「明日は、お休みなので愛犬モナを連れて、おおたかの森のスタバでのんびりしようと思っています」と涼しい横顔が印象に残る。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

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