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オンラインで旅程を作成・共有 札幌観光バスが新サービス

2023年2月20日
営業部:鈴木 克範

2023年2月20日(月)配信

「たびポス」トップページ(イメージ)

 札幌観光バス(福村泰司社長、北海道札幌市)は1月23日、旅の行程をオンラインで作成・共有できる旅行者向けWebサービス「たびポス」を公開した。旅行形態が個人主体へと変わるなか、国の事業再構築補助金を活用し、新規事業に乗り出す。

【鈴木 克範】

 「たびポス」のコンセプトは、「あなたの旅を、次の旅人へ」。投稿された旅程を自由に検索・閲覧してもらい、それをもとに独自の旅程を作ることができるサービスだ。利用は無料。旅行後に写真や感想を加えた新しい旅程を投稿してもらい、次の旅行者へつなげていく。

 経路検索には、ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都)の広域観光促進支援ソリューション、「NAVITIME Travel Platform」が提供する「旅行プランニング」機能を採用した。経路検索に加え、900万件の施設データや5万超の観光情報、宿泊・チケット予約機能を有する仕組みだ。

 投稿された旅程は、訪問先や移動手段、季節に加え、1人旅や絶景などのタグからも検索が可能。「こんな旅がしたい」というニーズにも応えていく。サイト公開時は、「世界自然遺産知床 流氷SUP&ウォーク」や「大雪エリア―ガーデン巡り―」など、モデルコースとして50程度の旅程を掲載している。

 札幌観光バスでは、作成された旅程を基に、旅行者が交通機関や宿泊の予約決裁を行うことで、収益を見込むとともに、蓄積された旅程から旅行ニーズを探り、バスツアーの企画に役立てる。今後は、全国版への拡大やインバウンド向けに多言語対応も視野に入れる。

記念セミナーも開く

セミナーであいさつする福村泰司社長

 「たびポス」の利用は、一般旅行者に加え、さまざまな分野の専門家や観光産業関係者が「おすすめプラン」を投稿することも想定している。札幌観光バスは1月23日、札幌市内で道内の自治体や旅行会社、宿泊施設の担当者を招き、新サービスのリリースを記念したセミナーも開いた。

 あいさつに立った福村社長は「たびポス」を、「料理レシピの投稿・検索サイト(の仕組み)と似たサイト」と紹介。「貸切バス会社のデジタルを活用した新たな収益源確保の事例にしたい」と期待を込めた。

 「多様化する観光と北海道」と題したセミナーでは、北海道運輸局の水口猛観光部長と高速バスマーケティング研究所の成定竜一代表が基調講演の講師として登壇した。

 水口部長の演題は「もう一歩先へ、真の価値を伝えるこれからの北海道観光」。旅行先が道央圏に集中していることに触れ、「(地方に)魅力がない、あるいは交通手段がないのが理由だろうか」と問題提起した。アドベンチャートラベルを通じて実感した、道観光の可能性を伝えるとともに、「真の価値を知り、わざわざ行くだけの価値を伝えよう」と呼び掛けた。

 続いて登壇した成定代表は、「旅行の『多様化』『個人化』『着地型化』で注目される『旅程の提案力』」と題して講演した。Web化進展で、経路検索や宿泊手配が旅行者自身で行えるようになる一方、土地鑑や旅先の知識が乏しいため、「おおまかな旅程案を組み立てることがストレスになっている」と指摘。「それを支援する(「たびポス」のような)サービスが、ミッシングリンクを埋めることになる」と結んだ。

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