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2015年新春対談 北陸新幹線金沢開業3月14日、新たな観光の流れをつくろう!

2015年1月1日
編集部

2015年新春対談
北陸新幹線金沢開業3月14日
新たな観光の流れをつくろう!

 2015年3月14日に北陸新幹線金沢開業を迎える。新たな観光の流れができることへの期待も大きい。本紙は新春特別対談として、石川県知事の谷本正憲氏と、石川県観光連盟理事長の小田禎彦氏に登場いただき、「100年に一度の節目の年」と言われる石川観光をどのように推進していくか、また金沢だけでなく、能登や加賀、白山エリア、さらには北陸全体の地域活性化に向けた今後の取り組みについて熱く語り合った。

【司会=旅行新聞新社社長・石井 貞徳、構成=増田 剛】

石川県知事
谷本 正憲(たにもと・まさのり) 氏

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石川県観光連盟理事長
小田 禎彦(おだ・さだひこ) 氏

■谷本:石川県の観光にとって、今年2015年は少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、100年に一度くらいの節目の年になると考えています。

 何といっても3月14日の北陸新幹線金沢開業が間近に迫っています。単に40年来の「石川県民の悲願が実現した」というレベルのものではなく、石川県の観光にとっては大変大きな意義のある出来事と捉えています。

 具体的には、石川県はもともと「観光立県」を標榜しており、3大都市圏から年間約700万人にお越しいただいています。関西圏から約260万人、中京圏から約210万人、首都圏から約230万人。数字だけを見れば、バランスが取れているように映りますが、前提となるそれぞれのエリア人口がまったく違います。関西圏は約2千万人、中京圏は約1500万人で、エリア人口に対する比率は、それぞれ13―14%。一方、約4100万人の首都圏はわずか5・5%です。北陸新幹線金沢開業によって、この割合を、関西、中京圏並みに引き上げることも可能になると考えています。ですから我われは、首都圏からの誘客人口を、現行の230万人から500万人を1つの目標として目指していきます。これは十分に達成可能な数字だと考えています。

■小田:私は民間の団体である石川県観光連盟の理事長という立場にあります。北陸新幹線金沢開業に向けて、また、開業後の観光振興や地域活性化など、具体的にアクションプランを実施していく組織として、県と協力しながら役割分担を行っています。

 石川県観光連盟としては「能登・金沢・加賀・白山エリアをどのように売っていくか」が最大のテーマです。こうしたなかで県が「ひゃくまんさん」という北陸新幹線金沢開業をPRする石川県のマスコットキャラクターを作りました。金箔を散りばめた起き上がりこぼしに、九谷五彩をあしらった加賀友禅の柄、髭は輪島塗の漆など、石川県が誇る伝統工芸品も随所に取り込んだキャラクターを前面に出すことによって、文化の度合いの高い石川県をアピールし、売り込んでいこうという狙いもあります。…

石川県知事・谷本正憲氏(右)と石川県観光連盟理事長・小田禎彦氏
石川県知事・谷本正憲氏(右)と
石川県観光連盟理事長・小田禎彦氏

 

※ 詳細は本紙1572号または1月7日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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