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福島12市町村の観光資源55件選定 HPで観光資源マップ公開(復興庁)

2022年10月24日
編集部:馬場遥

2022年10月24日(月) 配信

復興庁はこのほど、福島12市町村の観光資源55件を観光資源マップにまとめた(復興庁HPから)

 復興庁はこのほど、「福島12市町村における魅力ある観光地域づくり研究会」で選定された観光資源55件の観光情報を観光資源マップなどにまとめ、復興庁ホームページで公開した。

 2011年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった12市町村が、「10年越しに最新かつ充実した観光情報をまとめられた」(復興庁)として、地域の魅力紹介やモデルコースを掲載している。

 観光資源は第一次産業、伝統文化、食文化、スポーツ、自然、復興、物産、宿泊──の8種別。HPで公開している観光資源マップでは、A~Fまでのモデルコースを用意した。

 選定された観光資源の例として、富岡町の「夜の森の桜並木」は、富岡町の誇りの桜並木として紹介。福島県を代表する桜の名所であり、全長2・2㌔にわたって420本が植えられている。現在は800㍍の区間で190本のみ観賞できる。

 サッカーのナショナルトレーニングセンターであり、震災後は原発事故の対応拠点でもあったJーVILLAGE(楢葉町)は、19年4月から施設が全面再開した。観客席付きスタジアムや天然ピッチ8面、人工芝ピッチ2面、雨天練習場のほか、全200室のホテル、フィットネスジム、アリーナ、プールなどを備えている。21年東京五輪の聖火リレーの出発式の会場となったことでも知られている。

 また、環境省ではホープツーリズムの一環として、飯舘村長泥地区の中間貯蔵施設において、環境再生事業見学コースを用意した。

 福島県内の除染で発生した土壌や廃棄物を県外最終処分するまでの間、安全・集中に貯蔵している。同地区では、除染で発生した土壌のうち、放射能濃度が低いものを再生資材化して盛り土に活用し、農地を造成する事業を進めている。

 中間貯蔵施設見学コースでは、土壌貯蔵施設の見学や、第一原発・土壌貯蔵施設を遠望する。

 飯舘村長泥地区見学コースでは、プレゼンルームで概要の説明や動画を観たのち、水田試験エリアを見学し、展望台から農地盛土造成地を展望する。

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