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岡山県、地酒セミナー開催 メディアに県産酒米PR

2022年5月13日
編集部:木下 裕斗

2022年5月13日(金) 配信

伊原木隆太知事

 岡山県(伊原木隆太知事)は5月11日(水)、とっとり・おかやま新橋館(東京都港区)で岡山地酒メディアセミナーを開いた。「雄町」や「山田錦」など岡山産の酒米を使った日本酒をアピールした。

 伊原木知事は「雄町は全国の酒蔵がほしがる逸品だ。(現地に来て)ほかの米で製造された日本酒と飲み比べてほしい」と話した。

 また、7月にスタートする岡山デスティネーションキャンペーンと旬を迎える名産品のモモとブドウ、開催中の瀬戸内国際芸術祭2022に触れ、「贅沢に観光を楽しむことができる」と魅力を語った。

 講師にはSSI認定きき酒師兼日本酒学講師の市田真紀氏が登壇した。

市田真紀氏

 市田氏は冒頭、地酒について、「風土を醸し、特色を映し出した酒」と定義づけた。

 そのうえで、全国で生産される雄町の約95%は、岡山県産であることを紹介。県外への流通量は少ないという。

 さらに、「全国の酒蔵は、さまざまな日本酒の品評会で上位に入賞するためには雄町が欠かせないと評価している」と述べた。

 味については、やわらかく、独特の余韻を楽しめるとし、「ほかの品種にはない味わいを表現できる」とアピールした。 

 具体的な商品として、赤磐雄町や御前酒純米美作などを挙げた。

 また、市田氏は高田農産(岡山市)の酒米「山田錦」が4月に、「最高を超える山田錦プロジェクト2021」でグランプリを獲得したことも説明。「上質な酒質で、優しい口当たりを堪能できる酒を製造できる」とPRした。

 十八盛山田錦純米や燦然純米吟醸朝日などで使用されている。

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