aprecioo、成田空港に24時間営業のリフレッシュ施設 フリードリンクや個室ブース、シャワーなど用意

2025年10月10日(金) 配信

店内のようす

 aprecioo(石田博己社長、東京都中央区)は10月31日(金)、成田空港第2ターミナル本館2階(保安検査前エリア)に、24時間営業のカフェ・リフレッシュ施設「エアポートカフェ NODOKA」をオープンする。

 同店は、旅の合間や空き時間に気軽に立ち寄れる「止まり木のような空間」がコンセプト。店内には、フリードリンクで気軽に飲み物や軽食を楽しめるカフェエリアや1人でくつろげる個室ブース、芝生エリアのほか、シャワーや会議スペースなどを用意している。

 最初の30分間の料金はオープン席が600円、個室が800円。以降は10分ごとに、それぞれ175円が加算される。

 2026年1月31日(土)までの期間限定でオープニングキャンペーンとして、午前7時台までに出発する利用客を対象に、利用料金30%割り引くキャンペーンを行っている。

「第4回インバウンド旅行受入拡大に向けた意識調査」を発表 JATA

2025年10月10日(金) 配信

 

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)はこのほど、7月に観光事業者を対象に実施した「第4回インバウンド旅行客受入拡大に向けた意識調査」の結果を発表した。これによると、今後のインバウンド観光客の受入計画について、肯定的な回答が前回調査から11ポイント減少の33%となった。対して、インバウンド取扱なしの比率が6ポイント減少していることから、意欲的な事業者はすでに取り扱いを開始していることが減少の要因の可能性としてあげられると分析した。

 今回の調査は7月1~24日に全国の観光関連事業者の旅行会社や輸送事業者、宿泊事業者、観光施設のほか、自治体やDMO、観光協会などを対象に行い、1107件の回答を得た。前回は前年の同時期に実施し、回答の全体数は約50件減少。旅行会社(333件)と輸送業者(276件)の数がそれぞれ前年から減少したが、全体の55%を占める。観光施設(51件)からの回答が過去最高となり、全国通訳案内士などの回答も増えた結果、旅行・輸送・宿泊の3事業者の比率は前回の75%から66%に減少。より幅広い観光関連事業者からの回答が集まったとしている。

 

 

 今後のインバウンド受入計画について、「受け入れたい」が11%、「受け入れたいが課題があると感じている」が22%で計33%となった。一方、「今後も受入の予定はない」は前回の39%から48%と9ポイント上昇し、後ろ向きな声が増加した。

 受入の予定がない理由(複数回答可)については、「人手不足や人材不足」が55%と最も多かった。前回は61%のため、若干の改善は見られたが、以前として多数を占めた。次いで「インバウンドを受入れる余裕がない」が44%。「オーバーツーリズムの懸念」は18%とほかの理由と比較すると高くはないが、前回からは2ポイント上昇した。

 インバウンド受入事業者への質問では、観光客が多い時期について春季が50%と最も多いが、秋季も48%とそれに次ぐ高さとなっている。観光客の旅行スタイルは個人レジャーが70%と高く、団体レジャーも67%となった。いずれも4~5ポイント上昇した。

 新たに取り組んでいる、注力しているコンテンツでは「高付加価値旅行」が23%となり、4ポイント減少したが最多となった。「ガストロノミー」は18%で横ばいだが、以前として高い結果となった。今回新たに選択肢に追加したスポーツツーリズムは10%となり、スノーツーリズムの9%を上回った。

 インバウンド受入の課題について、現在と将来を比較すると、どちらも「人手不足・人材不足」が最大の課題として突出。現在は46%、将来は44%と高い数値となっている。大きな差があるのは「国・政府の支援、官民連携」で、現在の11%が将来には29%と跳ね上がる。「自治体の広域連携」は13%が27%、「観光インフラ整備」が17%が23%となり、いずれも一事業者だけでは解決できない課題が将来の懸念として挙げられている。

「かおりプロジェクト」のアロマオイルセットを発売 長野県・山ノ内町

2025年10月10日(金) 配信

雪水香「THE ORIGIN アロマオイルセット」

 長野県・山ノ内町(平澤岳町長)は、関係人口の拡大・深化、地域経済の活性化を目指し、香りで町をプロモーションするため、官民連携の「かおりプロジェクト」を展開している。同事業では、地域ブランド「雪水香-SEKISUIKA-」を立ち上げ、第1弾商品として、森林整備の副産物である杉の枝葉から抽出した精油をベースにしたシティフレグランスを開発。「THE ORIGINアロマオイルセット」として10月4日(土)から発売を開始した。これに合わせ、10月9日(木)に「銀座NAGANO」でメディア懇談会を開き、商品や香り、開発ストーリーの発表を行った。

 「かおりプロジェクト」は山ノ内町がエステー(東京都新宿区)・瑞穂木材(長野県木島平村)・北信州森林組合(長野県中野市)と官民連携で推進する。雪水香ブランドは、地域の未活用資源を活用して開発した香りで山ノ内町の自然や暮らしの魅力を表現し、町内外へ発信、地域活性化と環境保全の両立をはかる。

 第1弾商品「THE ORIGIN」は、町内の森林整備現場に残される杉の枝葉を回収して、精油(アロマオイル)を抽出し、ラベンダーなど数種類のハーブの精油をブレンドしたもの。町をめぐる自然を感じ、深呼吸したくなるような森林浴の清々しさと、どこか懐かしい、ほっとするような感覚、町の暮らしで感じる「整う」豊かな時間を味わえる香りに仕上げた。

 セット内容は「アロマオイル5㍉㍑+アロマウッド」で価格5000円(税別)。発売場所は山ノ内町の「エキナカ山ノ内」「山ノ内インフォメーションセンター」内で販売する。初回生産300セット限定で、長野県根羽村で開発された木糸製のミニ巾着袋を特典として付ける。オイル瓶とアロマウッドが一緒に収まる大きさのため「山ノ内町の自然」をいつでも・どこへでも持ち歩くことができる。10月10日から銀座NAGANOで特別販売も開始する。

銀座NAGANOでメディア懇談会を開催(10月9日)

 雪水香の商品発売と並行して、精油蒸留器と枝葉粉砕機の整備資金を募る寄付型クラウドファンディングも実施しており、「資金を活用してアロマオイルの安定供給・本プロジェクトの規模拡大をはかるとともに、クラウドファンディングを通し、本プロジェクトに共感していただける人の輪を広げ、関係人口の拡大・深化につなげたい」(山ノ内町未来創造課・堀米貴秀課長)と語る。寄付型クラウドファンディングは11月16日まで募集、目標金額は115万円。

 また、本プロジェクトを町内の観光事業者にも有効に活用してもらうため、包括連携協定の一環として「匂い・臭いの相談室」をエステーと協力して開始した。同相談室では、事業者から「におい」に関する悩みを収集し、エステーによる商品紹介も含めた対応策などの提示を行っていくという。

11月1~2日に富山空港で「航空ジャンク市」 昨年好評で今年も開催

2025年10月10日(金) 配信

2回目のジャンク市

 富山県富山市の富山空港で11月1日(金)、2日(土)の2日間、「航空ジャンク市in富山空港」が開かれる。昨年初開催で好評だったことから、今回はより内容を充実させて実施する。主催は富山空港ターミナルビルと豊富産業。

 航空部品や計器類などリサイクル品や航空関連グッズ、貴重な航空図など、愛好家必見のアイテムを多数販売する。

 また、同時開催で国際線ターミナル3階レセプションホールで航空ポスター展(全日本空輸所蔵)を行う。有料のフライトシュミレーター体験も用意する。

 開催時間は初日が午前10時~午後5時まで、2日は午前10時~午後4時まで。入場は無料。

10月11日から「津山建築祭2025」 岡山県県北エリアで初開催

2025年10月10日(金) 配信

城東町並み保存地区

 岡山県県北の美作国(みまさかのくに)エリアで10月11日(土)から、「津山建築祭2025」が開かれる。建築を人々の生活に欠かせない芸術の1つとしてとらえる建築の祭典として、「物語の街-津山から考える新しい建築」をテーマに初めて開催する。津山市の城東(城東伝統的建築物群保存地区)・津山洋学資料館・津山文化センターなど、歴史的建築物を中心に、12月7日(日)まで行う。

 津山藩は徳川将軍家の一族である親藩(しんぱん)大名のなかでも、とくに格式の高い「御家門(ごかもん)」であり、御三家に次ぐ格式を誇った。意匠を統一した修景事業に積極的に取り組む美しい建築の街で、徳川家康の末裔である松平洋史子氏が「美都(びと)」と命名したという。

 この美作国の中心だった津山の歴史的な空間から、奈義町、真庭市までを含めて、歴史や思想、哲学、デザインなどさまざまな角度から「新しい建築」を考える機会となることを目指す。

 初日の10月11日に、津山洋学資料館で開催式典を開く。午後1:30から式典をはじめ、基調講演や特別講演なども予定する。参加は入場無料、申し込み不要。

 また、津山市と連携し、同時期に開催されている「津山まち博₋津山まちじゅう体験博2025」(11月30日まで)の情報を津山建築祭の公式サイトで紹介している。

26年夏、関空の国際線出国エリアに「ユニクロ」開業 京阪ザ・ストア

2025年10月10日(金) 配信

ユニクロ関西国際空港店(仮)パースイメージ

 京阪ザ・ストア(達川俊夫社長、大阪府大阪市)はこのほど、関西国際空港の第1ターミナル国際線出国エリアに「ユニクロ関西国際空港店(仮)」を出店すると発表した。開業は2026年夏ごろを予定している。店舗面積は約36坪。

 同社はファーストリテイリングとの事業提携契約に基づき、2006年3月の「ユニクロ京阪守口店」の開業から、駅ナカや地下街など5店舗の運営を行っている。

 関空での展開により、ユニクロのシンプルで機能性の高い商品を世界中に発信していきたいとしている。

【旅行新聞 創刊50周年メッセージ】 日本秘湯を守る会 会長 星 雅彦 氏

2025年10月10日(金) 配信

 本紙は今年、創刊50周年を迎えた。共に歩みを重ねてきた観光関係団体や提携紙のトップから、これまでの労いや今後への期待を込めたメッセージをお寄せいただいた。順不同で紹介する。

                    ◇

宿の文化性高める紙面を

日本秘湯を守る会 会長 星 雅彦 氏

 御紙創刊50周年にあたり、心よりお慶び申し上げます。また、長年にわたり社会情勢と共に変化する旅行業界の動きを的確に捉え、最新の情報提供をし続けてこられた御紙の功績は大きいものであると思います。

 我われ、日本秘湯を守る会もおかげさまで昨年50周年を迎えることができました。その間宿を取り巻く自然や温泉、山の文化やその原風景と共存しながら時代が変わっても変わらないもの、変えてはならないものを守り続けて参りました。折りに触れ、御紙には当会を情報発信していただき、ここに御礼申し上げます。

 近年、旅行者のニーズはさらに多様化し、宿泊を受け入れる側の形態もさまざまに変化しています。そんななかでも、今まで御紙がそうであったように、日本の宿の文化性を高めるような紙面を、これからも作り続けていただくことを望んで止みません。末筆ながら、貴社のますますのご発展と社員の皆様のご健勝を祈念申し上げます。

【第50回旅館100選】長野県・湯田中温泉 「一茶のこみち 美湯の宿」

2025年10月10日(金) 配信

周囲の山々を見渡せる岩露天風呂

湯にこだわり湯守りが繋いだ開湯1300年の歴史の湯

 信州を代表する湯処、湯田中の高台に建ち、周囲に北信五岳や北アルプスが広がる自然豊かな美しい眺望に恵まれた「一茶のこみち 美湯の宿」。かの小林一茶も愛した1300年の歴史を誇る名湯を含め、3つの源泉を有する贅沢な源泉掛け流しの温泉が自慢の宿だ。

露天風呂付客室「一茶の間」
部屋タイプは和室、和洋、露天風呂付とさまざま

 こんこんと湯が溢れる大浴場と露天風呂は、専任の湯守によって1日中湯量や温度が徹底して管理されている。露天風呂で清々しい信州の風を感じながら心地良い湯に浸かれば、心も体もほぐれるだろう。

外観は一茶にちなんだ抹茶色
夜の正面玄関
信州の旬の素材を使った和会席

 楽しみな夕食は、信州の旬の山の幸や、千曲川の清流が育んだ天然の川魚などを会席でいただける。また、長野県独自の基準をクリアした長野県産トップブランドの牛肉「信州プレミアム牛」も用意されており、好みに合わせた調理方法で提供してくれる。

湯田中を一望できる屋上貸切露天風呂
外湯「湯田中大湯」

湯田中温泉 外湯めぐりのススメ

 開湯1300年以上も歴史ある湯田中温泉。温泉街にはたくさんの共同浴場があり、当館の宿泊者も近隣の共同浴場が利用できる。なかでも一番のオススメは全国共同温泉番付にて東の横綱にも選ばれた「湯田中大湯」。中に入れば、タイムスリップしたような気分で湯田中温泉の歴史に思いを馳せながら極楽気分を満喫できる。

 

交通:《車》上信越自動車道 信州中野ICから国道292号を志賀方面へ約20分、P35 台(無料)
   《電車》JR北陸新幹線 長野駅から長野電鉄 湯田中駅より徒歩約10分※送迎有
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕・朝食》宴会場
部屋:全46室
風呂:男女別大浴場各1、男女別露天風呂各1、屋上貸切露天風呂
泉質:弱アルカリ性単純泉
料金:1万2,000円~3万3,000円

〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏2951-1
☎0269(33)4126 FAX0269(33)3800
https://yudanakaview.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

ノルウェージャン、ハワイ4島クルーズを紹介 ハワイアン航空でシームレスな旅を

2025年10月9日(木) 配信

(左から)坂口氏と矢島氏

 米国のクルーズ会社、ノルウェージャンクルーズライン(矢島隆彦日本地域代表)は10月9日(木)、東京・表参道で報道関係者向けに同社のハワイ4島クルーズを紹介する発表会を開いた。パートナーシップを結んでいるハワイアン航空の坂口暢日本支社長も招き、日本から「Fly&Cruise(フライ&クルーズ)」でシームレスに楽しめるハワイ旅をアピールした。

 日本の2024年のクルーズ人口は22万人とコロナ後順調に回復しており、政府は2030年までに日本のクルーズ人口を100万人まで拡大する目標を掲げている。そのなかで、クルーズ関連の露出が増え、一般消費者が目にする機会も増加している。

 矢島氏によるとクルーズへの関心は高まっており、説明会などにも多数の人が集まる一方、日本人はクルーズに対し、「高額で長期間必要なのでは」という印象を持っているという。「クルーズ人口増加のため、一週間から行くことができ、料金も安いと発信している。クルーズへの偏った印象を払拭したい」と語る。

 同社は1966年にノルウェーで生まれた会社で、現在は米国のマイアミに本拠地を置く。船舶は20隻を保有しており、来年には21隻目がデビューする予定だ。世界の多種多様な表彰を受けていることや、豊富なエンターテインメントプログラム、ドレスコードがない自由なフリースタイルクルージングを強みとしている。

 また、米国で唯一、ハワイの島を巡ることを許可されているクルーズ会社で、ハワイ4島クルーズは毎週土曜日にホノルルを「プライドオブアメリカ」号で出航し、オアフ、マウイ、ハワイ、カウアイを巡り、次の土曜日にホノルルへ帰港する。「1年ほど前から問い合わせが始まり、半年前に予約が入る」(矢島氏)という人気の航路で、現在は年間400~500人の日本人が乗船している。

 料金は需要により変動するが矢島氏によると、目安は「3000ドルから」。一回の定員は2186人で、客室数は1109室。最も多い乗客は米国籍だが、船内には日本人スタッフが乗船していることも多く、レストランなどのメニューは日本語表記が用意されているので安心だ。

 矢島氏は「ハワイは日本人にとって魅力的な地。海からのハワイもぜひ見てほしい。より多くの人にまだ日本人が知らない、ハワイの新しい魅力を広めたい」と意気込んだ。

 ハワイアン航空の坂口氏は同社が掲げるコンセプト「乗った時から、ハワイがはじまる」に触れたうえで、「ハワイからハワイへシームレスな旅を提供できる。憧れの旅へ日本人のお客様をお連れできることを嬉しく思う」と喜んだ。両者は今後も協力してハワイへの送客に努めていく考え。

日本旅行×WOWOW×イノベーションパートナーズ 「複住旅」第1弾は「嬉野の本物に出会う旅」

2025年10月9日(木) 配信

 日本旅行(吉田圭吾社長)は、WOWOW(山本均社長)、イノベーションパートナーズ(本田晋一郎社長)と連携し、参加者が地域との関係を育む体験型ツーリズム「複住旅(ふくじゅうたび)」を開始する。

 第1弾は、佐賀県嬉野市を舞台に、和多屋別荘に宿泊し、嬉野茶や温泉、陶芸などの伝統文化に触れながら、地元の人々と交流できる着地型体験ツアーを設定した。

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 商品名は「嬉野の本物に出会う旅 3日間」(長崎空港、または嬉野温泉駅発着)。11月11日~2026年2月26日出発とし、旅行代金は大人1人当たり30万3600円(2人1室利用)など。10月10日から売り出す。

 複住旅とは、「観光以上、移住未満」。地域との“ゆるやかな関係”を育む、新しいライフスタイル型の旅。旅の目的地がやがて自分の「居場所になる」ような旅の提案を、3社がそれぞれのノウハウを掛け合わせ提案していく。