26年度の新商品「もう一歩先の海外の旅」を発売 阪急、海外旅行のさらなる需要喚起を

2025年11月7日(金) 配信

 

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)はこのほど、2026年度の海外旅行商品として、目的やテーマのある旅「もう一歩先の海外の旅」を売り出した。海外旅行リピーターを対象に、さまざまな体験価値を提供することで、海外旅行市場のさらなる需要喚起を狙う。東京と大阪では10月中旬から販売を開始し、11月から名古屋や福岡など、全国各地で会報誌や説明会を通して売り出していく。

 新たに展開する「もう一歩先の海外の旅」は方面別ではなく、目的・テーマ別の商品構成となっており、趣味嗜好やライフスタイルに応じて商品が選べるのが特徴。「祭り」「長期滞在」「巡礼」「音楽祭」「留学」「日食観測」「秘境」「列車・バスの旅」の8つの区分で80コース以上をそろえた。

 26年は8月12日にヨーロッパで皆既日食が観測できるため、注目されているアイスランドやスペインの皆既日食観測ツアーを商品化した。また、「暮らすように」をテーマとする長期滞在の旅や世界の祭りを巡る旅を充実させた。このほか、サンディエゴ巡礼道やマルタ島英語語学研修など特徴ある商品をラインナップしている。

 

東武トップツアーズ、ブラックフライデー開始 対象商品拡大

2025年11月7日(金) 配信

対象を拡大して第1弾、第2弾に分けて実施する

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は11月7日(金)、「ブラックフライデー(特別旅行代金キャンペーン)」を開始した。今年はキャンペーン期間や対象商品を拡大し、第1弾が7日(金)午前11時から、第2弾が翌週14日(金)午前11時から実施する。どちらも12月1日(月)午後6時まで。

 第1弾では人気の国内ツアーを対象とした内容で、第2弾はさらに対象商品を追加し、日光・鬼怒川エリア限定のデジタルフリーパスプランや、人気ホテルなども用意する。

 対象出発日は11月9日(日)~2026年2月28日(土)。同社旅行販売サイトに掲載されている商品のうち、プランの名称に「◆ブラックフライデー企画◆」または「◆BF企画◆」の記載が含まれる商品が対象となる。

ANA X、26年4月以降の海外パッケージツアーを発売 現地ガイド・添乗員同行の12コース

2025年11月7日(金) 配信

人気の定番商品から新規まで12コース用意

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、2026年4月以降に出発する、現地ガイド・添乗員同行の「ANAトラベラーズ 海外パッケージツアー」を売り出した。ヨーロッパ方面から発売し、定番コースに加え、大自然やクルーズを満喫する企画など、12コースを用意した。

 また、2026年4月1日以降の出発分から、ANAトラベラーズの海外募集型企画旅行に、海外で万が一のときに利用できる「24時間日本語救急医療サポート海外旅行保険」が自動に付帯されるサービスを新たに開始する。今回発売する商品も対象となり、旅行先での治療費や救援者費用などの費用サポートのほか、24時間の日本語サポートも利用できる。

 商品はANAが昨年就航を開始したミラノやイスタンブール、ストックホルムをはじめヨーロッパ線のネットワークを活用し、12コースのうち6コースが新規となる。新規コースの一例では、季節限定コースとして「ANA ビジネスクラスで旅する フラワーカーペットと七大秘宝を観る ベルギー礼賛9日間〈成田発着〉」を用意。クルーズからは「ANAビジネスクラスで旅する 美しい島々と世界遺産 遺跡を堪能 神話の国ギリシアとエーゲ海クルーズ12日間〈羽田発着〉」を設定した。

 このほか、特別企画として「ANAビジネスクラスで旅する 兼高かおるも魅せられた国 好奇心が導く“新たな視点”と“心ふれあう交流”のトルコ周遊9日間〈羽田発着〉」~「兼高かおる基金」コラボレーション~を設けた。日本人へ海外旅行の魅力を発信した兼高かおる氏の足跡をたどる旅で、兼高氏が大切にした「人とのふれあい」をテーマに、現地では日本語を学ぶ大学生と共にカッパドキアを観光する。なお、同ツアーは売上の1%を兼高かおる基金に寄付する。

 

名鉄観光、スカイマーク国内ツアー ブラックフライデー開催

2025年11月7日(金) 配信

12月3日までの期間限定

 名鉄観光サービス(岩切道郎社長、愛知県名古屋市)は12月3日(水)まで、年に一度の特別イベント「BLACK FRIDAY(ブラックフライデー)」として、スカイマーク利用のダイナミックパッケージ商品を対象としたタイムセールを実施している。同社の国内旅行で、初めてのブラックフライデーを開催する。

 対象出発期間は、11月11日(火)発~2026年3月28日(土)着まで。幻想的な雪景色が広がる北海道(札幌)や、冬でも平均最高気温が20度前後の沖縄(那覇)、屋台グルメで人気の福岡など、冬から初春にかけての魅力的な旅先を用意した。

 同社によると、「スカイマーク利用のダイナミックパッケージは、出発の21日前までキャンセル料が無料のため、先の予定が立てやすく、年末年始や春休みの旅行計画に安心して利用できる」とアピールする。このほか、受託手荷物が20㎏まで無料、事前座席指定も無料で可能となるサービスを提供している。

【第50回旅館100選】兵庫県・洲本温泉 「淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザ」

2025年11月7日(金) 配信

展望大浴場「遊湯」(男女入替制)

湯あそびお部屋あそびの楽しみを

 こまやかな気配りが随所に感じられる「淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザ」は、淡路島の東海岸、サントピアマリーナ内に建つ。全室オーシャンビューの客室からは、一枚の絵のような絶景を望むことができる。

貸切風呂「東雲(しののめ)」

 大浴場は露天風呂や釜風呂、気泡風呂などを備え、2棟ある展望貸切風呂も好評。リラクゼーションサロン「季沙羅」もあり、心身共に癒される。また、夏季限定で屋外プールも用意されており、宿泊者は無料で利用できる。

絶景の海空間が広がる最上階の「準特別室」

 あらゆるニーズに対応した館内は、身体が不自由な方や高齢者のため各所にスロープや手すりを設置。子供連れでも安心して宿泊できるよう配慮されている。

特別フロア「波の音」温泉内風呂付客室

 2023年7月には「海風が通り過ぎる展望大浴場」が完成。そのほか、スナック&バー「阿波路」や麺処「舞扇」、スーベニアショップなどが揃い、充実した時を過ごせること請け合いだ。

新鮮な淡路島の素材を盛り込んだ会席料理

展望大浴場&フィンランドサウナオープン!

 2023年7月、「海風が通り過ぎる展望大浴場」が完成。刻々と変化する海を眺めながら、開放的な浴場で思う存分温泉を満喫。1階には本格的なフィンランドサウナを併設し、話題のロウリュサウナで心地よくリラックス効果を体感できる。

交通:《車》神戸淡路鳴門自動車道 洲本ICから国道28号を洲本方面へ10km、P60台(無料)
   《電車》JR東海道本線 三ノ宮駅下車、バスで洲本高速バスセンター下車後タクシーで10分 
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕・朝食》部屋食、食事処
部屋:全54室(和室33室、和洋室19室、特別室1室、準特別室1室)
風呂:男女別大浴場各1(打たせ湯、気泡湯、露天風呂、男性用サウナ、女性用ミストサウナ)、貸切風呂、展望大浴場(男女入れ替え制)、プール(夏季限定)
泉質:アルカリ性単純泉
料金:2万5,300円〜7万7,000円

〒656-0023 兵庫県洲本市小路谷1279-13
☎0799(23)1212 FAX0799(22)5823
https://www.the-sunplaza.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

長崎空港、ラウンジをリニューアル ビジネスとリラックス2つのゾーンに再編

2025年11月6日(木) 配信

ラウンジのようす

 長崎空港ビルディング(衛藤勇社長、長崎県大村市)は11月1日(土)、誰にでも居心地の良い空間を目指し、長崎空港ターミナルビル2階ビジネスラウンジ「アザレア」をリニューアルした。

 同社はカウンター席とワークスペース席のビジネスゾーンと、ソファ席のリラックスゾーンの2つのエリアに再編し、利用者のニーズに応じてより快適に過ごせる環境を整えた。さらに、県内の伝統陶芸品の魅力を発信する展示ギャラリーも新設した。

 最初の2時間の利用料金は大人が1100円、子供は550円。アザレアでは、ソフトドリンクを無料で提供しているほか、有料でアルコール類やおつまみ、軽食を用意。提携カード会社の指定するカード会員は、本人名義のクレジットカードに加え、航空会社のアプリ画面やeチケット控えなど当日の利用便を確認できるものを提示することで、2時間の無料利用が可能になっている。

江戸からの歴史・文化を東京の観光資源に 東京都が事業者対象にモニターツアー実施

2025年11月6日(木) 配信

和楽器演奏エンターテイメント いやさかプロジェクト

 東京都は、江戸の歴史・文化の活用を東京の観光振興の大きな柱に位置付けている。今年度は「観光まちづくりにおける江戸の文化財等の活用促進事業」を新規事業として立ち上げるなど、観光資源化への取り組みを加速している。こうした施策の一環で11月5日から、観光関連事業者を対象に「江戸・東京の魅力を活用した観光周遊モニターツアー」を開始した。おもに訪日外国人観光客向けのツアーコンテンツ、モデルコースの紹介や魅力の発信が狙い。

 モニターツアーは「浅草と屋形船で江戸文化体験三昧」「日野で新選組を体感」「日本橋で江戸の町人文化と伝統工芸を体感」の3コースを用意。11月~2026年1月にかけて各3回催行する。ツアー初日の11月5日は「浅草と屋形船で江戸文化体験三昧」コースを実施し、旅行会社の担当者やインフルエンサー、報道関係者ら約30人が参加した。コース内容を紹介する。

「ブロードウェイ六区」で伝統芸能に触れる

麻生子八咫さんが活弁を英語で披露

 同コースはまず浅草ビューホテルアネックス六区で、日本の伝統文化を体験。同ホテル1階のレストランに設置する檜の舞台「ブロードウェイ六区」では、定期的に伝統芸能を披露するイベントを開催しており、宿泊者は無料で楽しめる。各テーブルには翻訳タブレットを設置し、外国人も楽しめるよう工夫されている。今回はそのプログラムのなかから活弁(かつべん)士・麻生子八咫(あそうこやた)氏による「活弁」を観賞した。

 活弁は、昭和初期ごろまでに制作された無声映画に語りをつける日本芸能で、現在活躍する活弁士は全国で約10人と貴重なものになっている。麻生子八咫氏は父の麻生八咫氏の舞台を見て育ち、10歳で舞台デビュー。現在は海外公演も数多くこなすという。今回は訪日客を想定し、英語での活弁を披露した。

 また、伝統芸能の太鼓や神輿を160年以上にわたり制作している、宮本卯之助商店プロデュースの和楽器エンターテイメント「いやさかプロジェクト」が太鼓と尺八、三味線による迫力ある舞台演奏を行った。

屋形船で江戸前御膳やお座敷文化体験

晴海屋の屋形船

 後半はバスで吾妻橋乗船場へ移動し、屋形船に乗船した。屋形船は平安時代貴族の舟遊びを起源に、江戸時代17世紀中ごろには華美な大型船が登場したが、幕府の倹約令により次第に小型化し、質素なものになっていったようだ。

 今回は晴海屋が運営する屋形船に乗り込み、同社のお台場周遊コースを巡りながら、ツアーのために食作家の園山真希絵氏が考案した「特別江戸前御膳」(料理制作は晴海屋)を堪能した。

幇間の八好さん(右)と芸者さんたち

 船内では、宴席で接待をする男性「幇間(ほうかん)」の最若手である、松廼家八好(まつのやはちこう)さんや芸者さんたちによるお座敷芸が披露された。幇間は宴席を盛り上げ、客の話し相手にもなる、「男芸者」「たいこもち」などとも呼ばれる職業の男性で、とくに江戸時代から明治時代にかけ活躍したという。現在、見番(けんばん、芸者の所属事務所)に正式に所属している幇間は日本で6人のみ、それも浅草にしか残っていない存在だ。

 松廼家八好さんは江戸川区生まれ。パントマイムなどで培った技術と座敷芸を融合させた唯一無二の芸風で、浅草をはじめ全国の花柳界、また舞台や寄席でも活躍しているほか、企業研修や講演にも対応するという。問い合わせは浅草見番へ。

 なお、同ツアーはヒト・コミュニケーションズが東京都から江戸・東京の魅力を活用した観光周遊促進事業として受託し、実施している。

【参加者募集中】「地域観光 進化論会議」12月12日(金)、東京で開催 高橋敦司氏がゲスト講師、西川丈次氏は2部で登壇

2025年11月6日(木) 配信

セミナー参加者を募集中

 おもてなし経営研究所所長、観光ビジネスコンサルタンツ代表の西川丈次氏は12月12日(金)の午後1時45分から、東京国際フォーラム(東京都千代田区)でセミナー「地域観光 進化論会議」を開く。

高橋敦司氏

 第1部は、ゲスト講師に元JR東日本びゅうツーリズム&セールス社長の高橋敦司氏を招き、自身の経験をもとに「地域で育む観光の未来と、地元旅行会社の役割」などを語る。第2部は西川丈次氏が登壇する。

 西川氏は、「これまでのビジネスをより良いものへと進化させるのではなく、新しい観光ビジネスに『進化』させなければならない。今回のセミナーでは、そこを考え、実行に移すヒントをたくさん得てもらいたい」と力を込める。

西川丈次氏

地域密着型や着地型旅行会社をはじめ、旅館・ホテル、タクシー、バス、鉄道、航空会社に加え、飲食・土産物店、観光協会など、幅広く参加者を募集している。

 セミナー費用は、早割(11月7日までの申込み)は2万円(税別)、一般は3万円(税別)。

 問い合わせ・申し込み=https://kankou-shinkaron.com/

☎06(6885)6335。

沖縄JTB、観光案内所3カ所に AIコンシェルジュを設置

2025年11月6日(木) 配信

那覇空港の国内線観光案内所にあるAIコンシェルジュ

 沖縄JTB(沖縄県那覇市)は、沖縄県から事業を受託し、10月1日(水)から県内3カ所の観光案内所に「沖縄観光多言語AIコンシェルジュ」のデジタルサイネージを設置した。サイネージ上のAIアバター(分身)と音声やタッチ操作で会話ができ、多言語対応による観光案内や混雑状況などの観光情報を回答する。

 観光庁の公募事業「令和7年度オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の一環で、DX技術を活用して観光課題の解決をはかる狙い。

 サイネージ上の2次元バーコードをスマートフォンで読み取ると、専用ページ上でチャットボットと対話し観光情報を取得できる。24時間利用可能。案内所の営業時間外や旅行中も確認できる。

 設置場所は、那覇空港の国内線観光案内所(2機)と国際線観光案内所(1機)、那覇バスターミナル旭橋2階の沖縄県観光情報センター(2機)の計5機。

 対応言語は、アバターが日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4言語で、テキストチャットボットが20言語以上に対応。沖縄観光コンベンションビューローが運営する沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」のコンテンツを基に、回答を構築する。

 実証期間は10月1日(水)~2026年1月末日までを予定。

ダイブ、サウナの水風呂として海に飛び込む グランピング施設「ザランタン東かがわ」で開始

2025年11月6日(木) 配信

水風呂として海を利用するようす

 人材サービスやグランピング施設運営などを行うダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)はこのほど、運営するグランピング施設「ザランタン東かがわ」(香川県東かがわ市)で桟橋から海に飛び込むサウナ体験「ととのいダイブ」を始めた。

 同体験では、テントサウナで汗をかいたあと、水風呂として目の前の瀬戸内海に飛び込む。安全対策として利用者にはライフジャケットを貸し出す。実施時間は午後2時30分〜3時50分、4時〜5時20分、7時30分~9時の3回。テントサウナの1サイト当たり定員は4人。料金は、1サイト2200円(税込)。なお、水着とサンダルのレンタルは別途有料でそれぞれ330円(税込)となっている。