大江戸温泉 新ラインナップ 「TAOYA志摩」がオープン 

2019年2月4日(月) 配信 

TAOYA志摩 外観と周辺

大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(森田満昌代表取締役、東京都中央区)は4月19日(金)に、「ゆったりと、たおやかに」をコンセプトとした「TAOYA志摩」(三重県鳥羽市)をグランドオープンする。オーシャンビューとモダンな館内に、大江戸温泉の手軽さを兼ねそなえ、気軽に利用できる温泉ホテルリゾートを目指す。施設は旧タラソ志摩ホテル&リゾートをリニューアルしたもの。

こだわりの3ポイント

 昼夜楽しめるインフィニティ温泉

 メインの大浴場は、海と一体になったように感じる「インフィニティ温泉」。青空や星空など昼夜で変化するさまざまな景観を楽しめる。またシャンプーなどのアメニティは、オーガニック系など3種類から選べる。館内着は、大江戸温泉らしさを残し、浴衣を採用。人気のデザインに加え、男女や親子でペアルックを楽しめるラインナップも追加した。さらに、海を望む湯上り処では、生ビールやソフトドリンク、アイスキャンディーなど、数種類をフリーで提供する。 

インフィニティ温泉 イメージ

 三重県の特産物を用いたグルメバイキング

 三重県の特産物を用いた、多種多様なグルメバイキングを用意している。伊勢うどんや手こね寿司など地元の方から愛されるご当地メニューをはじめ、和洋中バラエティに富んだメニューを提供する。 また、オーシャンビューのスペースの広い、ゆったりとしたリゾートテイストの空間で食事を楽しめる。

三重県の特産物を用いたグルメバイキング     イメージ

 雄大に広がる眺望や写真映えする現代アート

 雄大な自然に囲まれた「TAOYA志摩」では、リゾート感溢れるメインエントランスまでの道のりと夕日に染まるビーチなど、日常の喧騒を忘れ、リゾート気分を満喫できる。 さらに、草間彌生さんの作品をはじめとする現代アートやファイヤープレイスも設置しており、館内の随所に散りばめられた非日常感を楽しめる。 また、リニューアルにより新設された星空テラスでは、屋外に設置された足湯で満天の星空を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる。

雄大に広がる眺望や写真映えする現代アート   イメージ

ホテル概要

所在地:三重県鳥羽市浦村町白浜1826-1
総客室数・定員数:123室/473人
宿泊料金:4人1室 9980円(1人あたり)から
予約開始日時:2月4日(月)

旅先でも健康を意識した体験を エアビーの予約件数570%増

2019年2月4日(月) 配信 

ウェルネス体験の予約が急増(画像はイメージ)

Airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、「体験」サービスのうち、ヨガなどのウェルネス関連の予約件数が2017年から18年にかけ570%以上増え、日本人においても250%の伸びを示していると発表した。旅先でも健康を意識した体験が、注目を集めている。

 すべての年代を通じて需要の高い体験は、ヨガや瞑想といったリラクゼーションを目的としたプログラム。ただ、「エッフェル塔の下やハワイの海上で行われるほか、ヤギとたわむれるといったユニークさを魅力にした体験が人気」(同社)と、一味違った体験が旅の思い出作りに一役買っているようだ。

 このほか、「和」の精神文化への興味は健在で、よりディープな体験が幅広い年齢層に親しまれているという。

ヤギと一緒にヨガ(アメリカ マウイ島 ハワイ)

エッフェル塔の下でヨガ(フランス パリ)

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(97)良いお客様になることからはじめましょう 「感じる力の差」

2019年2月4日(月) 配信 

ホテルのバックヤードに(画像はイメージ)

大好きなホテルのバックヤードを見る機会があり、案内時にホテルスタッフだけが利用する地下通路を歩きました。通路の壁に1つのコーナーがあり、スタッフがそこで立ち止まり、目を輝かせると聞きました。

 そこには、お客様からのお礼状がたくさん張り出されていたのです。なかには、私からのメッセージもありました。「西川さんのメッセージはみんな楽しみにしています」。実は泊まるたびに、お礼のメッセージを部屋に残していたのです。

 きっかけは、部屋に置かれたメモ用紙でした。一般的な部屋のメモ用紙ではなく、1枚1枚が独立して専用の箱に入れられていました。少し厚いはがきサイズで、原稿用紙のような升目になっています。手にしたとき、その日は特別にうれしい接客を受けたので、早速メッセージを部屋に残しておくことにしたのです。

 働く人たちの小さな励みになるのであればと思い書き続けてきました。次に宿泊したとき、メッセージに対して支配人からのメッセージが部屋に置いてありました。それから宿泊のたび、支配人と交換日記のようなやり取りが続いています。

 今では、ほかのホテルに宿泊したときもメッセージを残すようにしています。この用紙がお礼を書き残す行動のきっかけになったのです。恐らく、普通のメモ用紙だったらそういう気持ちにはなれなかったと思います。

 ふつう顔晴っているスタッフにお礼を言いたくても、その場だけで終わりがちです。礼状を後日送ることもできますが、礼状を書く習慣のない人には、敷居が高いかもしれません。小さなお礼の言葉を書き残せるような仕掛けが、スタッフのやりがいになるなら、すぐに実践すべきです。もちろん、書いてもらって励みとするだけではなく、この支配人のように、メッセージへのお礼もちゃんとすることがお客様との絆を強く結ぶことにつながるのです。

 また、私たちはサービスを提供する側の人間かもしれません。しかし、消費者としてサービスを受ける側になったときに何ができるでしょうか。悪いところばかりに目を向けるのではなく、良い行動を発見できる意識を持ちましょう。その行動こそが、お客様をお迎えし、感動してもらうための新しいおもてなし行動に気付かせてくれるのです。

 おもてなし力を高めるには、良いサービスを体験することです。ただ、良いサービスを受けていても、それを良いサービスと感じ取れる人とそうではない人がいます。これは感じる力の差です。感じる力は良い行動に意識を向ける日ごろからの努力で養われるものなのです。毎日1つの良いサービスの発見からはじめましょう。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

阪急、九州の観光列車貸切ツアー実施 「観光列車サミットin人吉球磨」

2019年2月4日(月) 配信 

特急いさぶろう・しんぺい

阪急交通社(松田誠司社長、大阪市北区)は2月6日(水)、特別運行する九州旅客鉄道(JR九州)の観光列車に乗車し、「観光列車サミットin人吉球磨」のイベントに参加するツアーを売り出す。ツアー実施日は3月22日(金)限定。

 同イベントは「観光列車と街づくり」について、大人から子供まで楽しみながら考えられる内容となっている。限定の「記念乗車証」と「列車グッズ」がもらえるほか、車内アナウンス体験や、車掌と記念撮影できる時間などが設けられている。同ツアーでは博多駅から初運行となる「特急いさぶろう・しんぺい」を貸し切り、乗車したまま転車台体験ができるコースや「特急A列車で行こう」を貸し切るコースなど鉄道ファンのニーズに応える商品内容だ。

 阪急交通社は「これからも鉄道ファンをはじめ、幅広いお客様のニーズにお応えする価値ある旅を提案する」としている。

ツアー概要

ツアー名 : 「特急いさぶろう・しんぺい貸切列車で行く 観光列車サミットin 人吉球磨 日帰り 」※限定38人

コース番号 : 7J003

旅行代金 : 大人1人 1万6千円、子供1人 8千円(6歳以上11歳以下)

特典 :「特急いさぶろう・しんぺい」に乗車したまま転車台体験、「SL人吉」で使う石炭に触れる体験

国内ツアー詳細情報|阪急交通社
http://www.hankyu-travel.com/tour/detail_d.php?p_course_id=7J003&p_hei=60&p_baitai=9582
国内ツアー商品詳細画面です。24時間オンライン予約可能!阪急交通社

ツアー名 : 「特急A列車で行こう貸切列車&SL人吉で行く 観光列車サミットin人吉球磨 日帰り 」※限定80人

コース番号 : 7J004

旅行代金 : 大人1人 1万4千円、子供1人 7千円(6歳以上11歳以下)

特典 : 当日大集合する6つのD&S列車の記念乗車証をプレゼント

国内ツアー詳細情報|阪急交通社
http://www.hankyu-travel.com/tour/detail_d.php?p_course_id=7J004&p_hei=60&p_baitai=9582
国内ツアー商品詳細画面です。24時間オンライン予約可能!阪急交通社

「イレズミ・タトゥーと多文化共生」テーマに研究者らがシンポ 3月30日(土)・東京で

2019年2月4日(月) 配信

イレズミ・タトゥーと多文化共生を探る(写真はイメージ)

訪日外国人旅行者の増加などで注目を集める「温泉タトゥー問題」について、学術研究者やジャーナリストが一堂に会して、解決の糸口を探るシンポジウムが3月30日(土)、東京都内で開かれる。テーマは、「イレズミ・タトゥーと多文化共生」。

 同シンポは、実行委員長を務める文化人類学者で、都留文科大学教授・山本芳美氏の趣旨説明からスタートする。

 その後、タトゥーの研究者3氏による発表が行われる。英国エセックス大学上級講師、博士(美術史)のマット・ロダー氏は「19世紀後半英国ジャポニズムの文脈にみる日本のイレズミ」、京都造形芸術大学非常勤講師の大貫菜穂氏は「イレズミのかたちと身体の形象との連環」、立命館大学准教授の千葉雅也氏は「イレズミ、主体化、エンブレム」を予定している。

 さらに、温泉タトゥー問題の現状について、温泉ジャーナリストの飯塚玲児氏が登壇する。共同討議や質疑応答なども行われる。

 午後1時開始。定員は180人(先着順)で、資料費1人1千円。参加申し込みは不要。会場はTKP西新宿カンファレンスセンター3Bホール(東京都新宿区西新宿3―2―4  新和ビルディング3階)。

“朝の京都”を独占堪能 「京都の世界遺産いちばん乗りツアー」

2019年2月4日(月) 配信 

清水寺・仁王門(写真はイメージ)

観光キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」を展開する東海旅客鉄道(JR東海)はこのほど、「春はあけぼの」をテーマに、朝の京都ならではの静謐な雰囲気を楽しめる「春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアー」商品を用意した。

 同ツアーは、一般の拝観時間では混雑必至の人気のお寺をゆっくりと拝観でき、写真も思う存分楽しめる。ツアー商品の申込者のみ楽しめる特別公開や特別拝観など、朝早く起きて参加する価値のあるさまざまな貴重な体験を提供する。

商品詳細

企画名:春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアー

詳細:「そうだ 京都、行こう。」特設サイトで案内

春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアー 〜 そうだ 京都、行こう。〜
http://souda-kyoto.jp/travelplan/akebono_sp/index.html
混雑必至の世界遺産寺院に、一般拝観開始前に訪れる「いちばん乗りツアー」をご用意。レア体験たっぷりの特別ツアーにご参加ください。

<プラン1:世界遺産を守る「平成の大修理」の現場に迫る!>

出発日:2019年2月10日(日)・11日(月・祝)、3月3日(日)

出発時間:午前4:30(集合午前4:20)

行程:京都駅→清水寺→平等院→京都駅

概要:

 創建当初の清水寺伽藍の再現を目指し2008年から修理を行なっている清水寺と、鳳凰堂の屋根瓦の葺き替えや外部塗装の塗り直しを中心に14年に修理が完了した平等院の2つの世界遺産の寺院をバスでめぐる。通常非公開の場所や日中は大勢の拝観者でにぎわう場所を参加者のみで鑑賞できたり、お坊さんと一緒にお勤め体験や「平成の大修理」についての話を聞いたりできる。

※各寺とも工事現場には入らない。

※ツアーでは、行程などの関係で上記写真のように見られない可能性あり。

・清水寺

 本堂でお坊さんとお経をあげる、西門から夜景を鑑賞、経堂を拝観

 ※通常、西門と経堂は通常非公開

・平等院

 庭園・鳳翔館の拝観、茶房にて住職のお話

 ※3月3日(日)は茶房での住職のお話の代わりに鳳凰堂内部を拝観

最少申込人数:1人

販売価格:3,500円(税込)

<プラン2:世界に愛される禅寺「龍安寺」と五大明王壁画が眠る「仁和寺」巡り>

龍安寺・石庭(写真はイメージ)

出発日:2019年3月10日(日)

出発時間:午前7:20(集合 午前7:10)

行程:京都駅→龍安寺→仁和寺→京都駅

概要:

 世界的に有名な石庭のある龍安寺と、2018年秋に期間限定で一般公開され好評だった「五大明王壁画」のある仁和寺をバスでめぐる。一般拝観開始前の時間帯に、参加者のみで鑑賞できる。

・龍安寺

 枯山水の石庭を拝観後、西の庭、仏殿を特別拝観(ともに通常非公開)

・仁和寺

 18年秋に初公開した金堂裏堂の五大明王の壁画と経蔵(通常非公開)を特別拝観

最少申込人数:1人

販売価格:3,500円(税込)

<プラン3:千年の都の夜明け 世界遺産「東寺」早朝特別拝観>

東寺(写真はイメージ)

出発日:2019年3月24日(日)・30日(土)・31日(日)

集合時間:午前5:50

行程:各自集合→東寺→各自解散

概要:

 境内が暗い時間はライトアップされた境内を夜間拝観のイメージの境内を、空が明るみだしてからは朝焼けの風情の境内を楽しめる。

※午前7:00から五重塔初層、金堂、講堂を拝観できる早朝特別拝観を実施中。(別途申し込みが必要)

最少申込人数:1人

販売価格:2,500円(税込)

※各プランは、申込締め切り前でも受付状況によって満員となる場合あり。

※天候により朝焼けが見られない可能性あり。

琵琶湖ホテルにプレミア・ラグジュアリーフロア誕生

2019年2月4日(月) 配信

プレミア・ラグジュアリーフロア Vista(イメージ)

琵琶湖ホテル(滋賀県大津市)に2019年3月30日、プレミア・ラグジュアリーフロア「Vista(ビスタ)」がオープンする。

 客室改装計画 第4期として、4階の一部を新装した。今回は“Local Experience with Fabulous View”をコンセプトに、湖国の迎賓館として育まれた琵琶湖ホテルの伝統と、眼下に広がる雄大な琵琶湖、それを取り巻く豊かな自然・文化に触れてもらい、ゆったりとした時間が流れる特別なひとときを提供するため、ベッドルームとの空間が一体化したビューバス“エアリーバス”を導入した。

 昨今の訪日外国人増加や、モノからコトへの観光需要に対応するべく、地元・琵琶湖ホテルならではの体験を提案する。レイクビューの客室でのプライベートチェックインをはじめ、ウエルカムドリンクには滋賀県産・朝宮(あさみや)茶と地元名産の小菓子を用意するなど、最上級フロアの名にふさわしいサービスでもてなす。旅の醍醐味の1つである朝食は、「Vista(ビスタ)」専用“鉄板シェフズテーブル”の特別メニューを提供。朝の琵琶湖の穏やかな景色とともに、目の前でシェフのパフォーマンスをたのしめるライブ感、地元の食材を使用した朝食が、特別なひとときを彩る。そのほか、客室では琵琶湖ホテルが季節に応じてすすめする地酒を、信楽焼などの酒器で楽しめる。

コンセプトは「Local Experience with Fabulous View」

 湖国の迎賓館として誕生した琵琶湖ホテルの伝統・エッセンスを感じる佇まいのなかで、世界有数の古代湖「琵琶湖」を目前に、人と大自然が織りなす独自の文化に触れ、ゆったりとした自然と時間に身を委ねる……そんなここでしか味わえないRelaxを。

 客室レイアウトは極力オープンにして開放感を持たせ、レイクビューを最大限に生かしたデザイン。琵琶湖を臨みながらのエアリーバス(ビューバス)体験は、ホテル内で「Vista(ビスタ)」のみ味わえる特別なひとときだ。内装には、自然に溶け込むようなアーストーンを中心としたフェードカラーを採用。どこか懐かしさを感じさせる、ミッドセンチュリーの香りをエッセンスにした、シンプルでモダンな空間だ。

「Vista(ビスタ)」ならではのもてなし

「Vista(ビスタ)」専用朝食“鉄板シェフズテーブル”

Vista専用朝食“鉄板シェフズテーブル”

 琵琶湖を眺めながら、鉄板焼レストランで特別な朝食タイムを楽しめる。シェフが目の前で焼き上げる、地卵と滋賀県産ベーコンなどで織りなすガレットや、朝から優雅な気分に浸れる目覚めのシャンパン、太田牧場のヨーグルトなどを用意している。

プライベートチェックイン&ウエルカムドリンクの提供

プライベートチェックイン&ウエルカムドリンク

 プレミア・ラグジュアリーフロア「Vista(ビスタ)」ならではのもてなしとして、部屋にスムーズにチェックインできる“プライベートチェックイン”を導入。さらに、大津市にギャラリーを構え、奇跡の焼き物として知られる岩崎政雄・日ノ出窯の茶器で、滋賀県産朝宮茶と地元名産の小菓子を用意している。

四季折々の地酒を地元の酒器で嗜む

四季折々の地酒と地元の酒器

 ホテルスタッフのきき酒師が、美酒の宝庫である湖国・滋賀の蔵元から、四季折々の地酒を特別に「Vista(ビスタ)」の宿泊客にセレクト。
 ※地酒は「Vista(ビスタ)」の宿泊客向け限定価格で提供する。

「Vista(ビスタ)」概要

室数:4階(4室)
完成時期:2019年3月30日(土)
予約開始:2019年2月1日(金)から
広さ:42~45平方㍍
定員:2人
料金:75,000円から (1室) ※消費税・サービス料、入湯税込
宿泊予約問合せ電話番号:077-524-1255(午前9:00~午後7:00)

観光庁、違法物件の調査実施 6585件が適法確認できず

2019年2月4日(月) 配信 

観光庁が民泊物件の調査を実施

 

観光庁はこのほど、住宅宿泊事業法(民泊法)の違法物件などの調査を行った。6585件が適法と確認できなかった。仲介事業者が扱う延べ4万1604件のうち16%を占めた。施行日時点(前回調査)からは4㌽改善した。今後は、今年3月31日時点の掲載物件をあらためて調査する見通し。

 適法と確認できなかった物件数は「違法認定あり・削除対象」「適法性の確認不可・再報告対象」の合計となる。主に事業者の氏名や所在地、施設名称が異なっていた。同庁は「(違法物件は)速やかに削除するよう、仲介事業者などに対し指導した」と述べた。

今回の調査は、昨年9月30日時点の届出住宅などについて、関係自治体に確認してもらい、同庁がとりまとめた。

〈観光最前線〉福井県大阪事務所で物産フェア

2019年2月4日(月) 配信

若狭路フェア

 福井県大阪事務所では2―3月にかけて、関西では普段、なかなか手に入りにくい地場産品をそろえた物産フェアを開く。

 2月14、15日に行う「若狭路フェア」では、「鯖のへしこ」や「焼き鯖ずし」、ウニを使った魚醤「雲丹醤(うにひしお)」など、若狭地方の特産品を販売。両日200食限定で「若狭ふぐ汁」も振る舞う。福井県新ブランド米「いちほまれ」も特別販売する。

 また、3月7、8日には、同じ本町界隈に大阪事務所を構える高知県、静岡県と3県合同による「春のええもん市」を実施。福井県事務所では、とみつ金時の焼きいもや水ようかん、厚揚げなど、県内各地の物産品を販売する。期間中、いずれか2県で買い物をすれば、ご当地お菓子の詰め合わせがもらえる(先着180人)。

【塩野 俊誉】

「街のデッサン(214)」大型客船クルーズへの憧憬 地中海クルーズの意味するものは

2019年2月3日(日) 配信

豪華客船MSCメラビリア号は、浮遊するリゾートタウン

大型客船の旅には、私なりにあるイメージがあった。それは若かりしころ、2つの体験をしたからであろう。

 その1つは、30歳代の始めに南太平洋をコーラルプリンセス号という船で巡る企画に参加した。南洋の島々を訪ね、島の人々と交流することと全国からの旅の参加者同士の交流という2重の意味で、「交流の箱舟」という粋なコンセプトをテーマにしていた。招聘された参加者の中には作家や文筆家がいて、10日ほどの船旅の間、図書室のサロンに集まっては談笑し、ある作家は隅のデスクで原稿を開いて執筆を行っていた。そのスタイルは、まだ若かった私には実にかっこよく見えた。ゆったりと揺れる船の丸窓から遠い水平線を見やりながら、思索にふける姿に憧れがあった。 

 2回目は日本の高度成長期、ある大手の会社がエリザベス二世号を舞台にして得意先や社員を研修旅行に招く催し。シンガポールから横浜港まで延べ5日間掛けて船内での連続セミナーを開き、私も講師として招かれた船旅だった。当時、「質素革命」を先取りしていた商品研究所の浜野安宏氏や、時代作家の平岩弓枝氏らと一緒になって講義やシンポや雑談を行った。彼らの講義を私も聞く機会を得て、流行作家の話法に学び、雑談の妙味を会得し、人間同士の知の交流の大切さを味わったものだった。従って客船の旅とは、閉ざされた空間の中で連続する時間を濃密な知的交流を基盤としたカタリシス(自己浄化)の機会と捉えていたのである。

 最近、また大型客船の旅のブームだという。ヨーロッパでは大型客船の旅が日常化し、アメリカでもカリブ海を巡る旅にディズニー資本も注目してテーマパーク型客船を運用している。日本にも、中国から大型客船に乗った人々が大量に訪れ観光立国を支えている。久しぶりで、私も船の旅を思い立った。

 選んだのはそのブームに乗るイタリア建造のMSCメラビリア号。総トン数16万7600㌧、全長315㍍、乗客数5714人で、2017年に就航した。スペイン・バルセロナの港から出港、マルセイユ、ジェノバ、チビタベッキアからローマへたどり着く地中海1週間の旅である。かつてと違ったのは、この船自体一つの巨大な“街”であり、船の航海は夜中だけ。昼間は港に停泊したまま私たちは近在都市を観光し、戻ると夜っぴて船内都市を体験する刺激に満ちた時間を持つのであるが、知的営為とは違いすべてがエンターテイメント環境で埋め尽くされていて、大いに驚かされたものだった。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。