〈旅行新聞6月1日号コラム〉――大相撲 存在の“美しい”力士は「郷土の誇り」

2024年5月31日(金) 配信

 明治生まれの曾祖母が相撲好きで、私も4、5歳の幼少期から大相撲を熱心に観戦しはじめた。大人になっても熱は冷めず、どうしても相撲が見たくなると、あろうことか、会社を早退してそのまま真っすぐ両国国技館に向かったこともあった。

 当時の贔屓力士は横綱・輪島。金色の廻しを締め、見るからに力強い足腰で、若き大横綱・北の湖のパワー全開の猛攻を半身で受けながら、隙あらば黄金の左腕で得意の下手投げを打つ。千秋楽結びの一番に土俵に上がる“輪湖”両横綱。決まって力相撲となり、立行司木村庄之助がしばしば水を入れた。

 輪島引退後には、鋭い立ち合いで前褌を引いて一気に攻める「鋼の肉体」千代の富士が台頭。のちに284㌔のハワイ出身力士・小錦との対戦は立ち合いの優劣で決着の大勢が着くことが多く、固唾を呑んだ。千代の富士と同時代には、寺尾や若島津、先代の霧島(いずれも鹿児島県)、益荒雄(福岡県)など九州出身の体の締った凛々しい力士が数多く活躍した。北海道出身の千代の富士は「ウルフ」、若島津は「南海の黒豹」と呼ばれ、両力士の全身全霊を尽くした力比べは美しく、場内は沸き上がった。

 1991年の夏場所初日、18歳の青年貴花田が35歳の大横綱・千代の富士を初顔合わせで破り、“若貴時代”の到来と、曙、武蔵丸などハワイ勢に加え、貴ノ浪や武双山、魁皇など強者ぞろいの時代を迎える。

 貴乃花引退間際に朝青龍が現れると、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士らが横綱の地位を独占。モンゴル勢全盛時代を迎える。その間、稀勢の里が唯一日本人として横綱を張ったが、優勝と引き換えに強行出場したケガが響き短命に終わった。

 今年5月の夏場所、初土俵からわずか7場所目で小結・大の里が賜杯を抱いた。大の里の師匠・二所ノ関親方(元稀勢の里)も「まさかこんなに早く」と驚きを隠せない記録的なスピード出世だ。大の里は石川県・津幡町出身で、七尾市出身の輪島以来の横綱昇進へと、石川県民の夢も膨らむ。

 力士のしこ名は出身地の地名が付けられることが多い。現役では、湘南乃海(神奈川県)、美ノ海(沖縄県)、熱海富士(静岡県)、平戸海(長崎県)などわかりやすい。往年の力士では、安芸乃島(広島県)、青葉城(宮城県)、栃赤城(群馬県)、鷲羽山(岡山県)、三重ノ海(三重県)、外国人力士では把瑠都(エストニア)など。

 地元の力士が活躍すると、花火を上げたり、大型モニターが設置され、皆が応援する場面が映し出されたりする。

 近年は運動神経の優れた若者は、他の人気スポーツや格闘技界に分散し、相撲界への入門者が減少していた。単なる強さだけでなく、優しさと、存在の“美しさ”を備える力士は、「郷土の誇り」であり、日本全体の「大きな宝」である。

 大相撲はスポーツ興行の一面もあるが、伝統ある神事である。華やかな様式美や格式ある礼法が重んじられ、土俵上の力士の所作すべては神に捧げる意味が込められている。とりわけ横綱には強さだけではなく、品格が求められる。純白の綱を締めた横綱の土俵入りには邪気を払う力強さと神聖さを感じる。横綱が四股を踏めば、場内の観客も「よいしょー」と声を揃える。日本のこういう文化が好きだ。

(編集長・増田 剛)

しまね花の郷 岸真園長に聞く~4月に開園20周年 健康効果を“見える化”へ~

2024年5月31日(金) 配信

島根県オリジナルアジサイ「月うさぎ」

 島根県出雲市のフラワーパーク「しまね花の郷」は4月24日、開園20周年を迎えた。

 同園は約4万平方㍍の敷地に本館棟や温室棟、歩廊、花壇などがあり、県が日本一の生産量を誇るボタンやバラなど1年を通じて県産の花が楽しめる。近年は県オリジナルアジサイが人気で、第6弾の新品種「月うさぎ」が今年デビュー。オリジナルアジサイで初めてとなる白色のアジサイで、咲き進むにつれて白くふっくらと盛り上がることが特徴という。

 県オリジナルアジサイを全国で唯一、展示する施設であり、毎年4月下旬から5月にかけてのアジサイフェアはとくに好評だ。

 同園は県立施設で、NPO法人国際交流フラワー21(同市)が指定管理者として開業当初から運営している。

 開園20周年にあたり、岸真園長に今後の抱負を聞いた。

 ――花の郷の魅力は。

 島根県には日本一の生産量を誇るボタンや、

【特集 No.657】和倉温泉の現状とこれから 能登の里山里海を“めぐる力”に

2024年5月31日(金) 配信

 今年1月1日午後4時10分に、最大震度7を観測した令和6年能登半島地震が発生した。石川県・能登半島を中心に北陸エリアなど広い範囲で被災した。激震が襲った能登半島は復旧への遅れが目立つ。地震発生直後から4カ月半が経過した5月15日、本紙は和倉温泉旅館協同組合を訪れ、谷﨑裕理事長(日本の宿 のと楽社長)に和倉温泉の現状と、若手を中心に創造的な復興に向けた新たなビジョンや取り組みについて、インタビュー取材した。

【本紙編集長・増田 剛、関西支社長・塩野 俊誉】

谷﨑裕氏

地震発生時

 コロナ禍の3年間、和倉温泉も大変厳しい時期を過ごしました。昨年5月8日にようやく感染症の位置づけが5類へ変更され、昨年末にはコロナ前(19年比)の8―9割まで需要が戻ってきていました。

 新年を迎え、春には100%回復すると期待し、「和倉温泉も次のステージに向かって頑張っていこう」と決意したのが1月1日でした。

 当日、和倉温泉の各旅館はほぼ満室でした。大晦日から連泊される宿泊客も多く、個人や小グループを中心に約2800人のお客様がお越しになられ、当館も正月らしい華やかな雰囲気でした。

 午後4時6分に珠洲市の方で震度5強の揺れがあり、その4分後に志賀町で最大震度7の地震が観測され、これまでに経験したことのない激しい揺れに襲われました。

 チェックインや夕食の準備の時間帯のため、宿の人員体制も整っていました。多くの旅館は海に面しており、「もしかしたら津波が来るかもしれない」と考え、まずは「お客様を安全な場所へ」と即座に避難所への誘導体制に入りました。公民館と小学校が避難場所になっており、海から山の方へ速やかに誘導しました。各旅館はスムーズに宿泊客を誘導していたようです。歩いて10分程度ですが、地震で路面や歩道がガタガタになっており通常の2倍以上かかってしまいました。

 避難所は地元住民を想定しており、地元の方々と宿泊客が重なり、小学校の体育館にも想定をはるかに超えた人(約2千人)が避難場所に集中しました。

 この大きな災害にも関わらず、宿泊されたお客様も、住民もケガをされた方がいなかったことは、不幸中の幸いでした。

 とても寒い時期に体育館での避難のため、各旅館は夜におにぎりを持ち込み、トラックで布団を運びました。私どもの従業員も夜遅くまで体育館や公民館で避難者のお世話をしていました。

 朝になると、お客様の安否確認と、客室に置いたままのお荷物を取りに来られる方への対応に追われました。地震でエレベーターはすべて停まり、荷物の確認などは客室まで階段を使いました。

 JRでお越しになられたお客様には、金沢まで各旅館の送迎バスで輸送しました。ようやく午後2時ごろにほとんどのお客様を送り出すことができました。安堵で一息ついたと同時に、「こんなひどい状況になっているんだ」と和倉温泉の被災の大きさや、自館の建物のダメージを知りました。旅館組合の事務局が各宿の状況を確認し、「全旅館が休館という甚大な被害を受けている」ことを把握しました。

 建物は激しく損壊したほか、和倉温泉は海に面した温泉地のため、2・8㌔の護岸のほとんどが崩壊していました。

現状

 その後電気は早く通りましたが、何よりも水が来ないというのは、食事や衛生面にも影響し、困難を極めました。

 能登の一日も早い復旧に尽力するため、比較的にダメージの少ない一部の旅館は、断水にもかかわらず復旧事業者などを受け入れ、地域貢献を行いました。4月3日に公共水道管がようやく復旧しましたが、その間、全国の水道局が給水タンクを地域に搬入していただくなど、本当に感謝しているところです。

 温泉の配管も横に長いため、修復してつないでいく必要があり、完全に復旧するのは、まだまだ先になると思います。

 水が来ないと、水道管などの状態を把握することができません。当館も5月の中旬から実際に流してみると破裂している箇所がわかり、多くの箇所で修復が必要なことがわかりました。

 従業員のケアも必要です。当館はプールの水があったので、各自が寮やアパートへポリタンクで運びました。飲料用は全国から来られる給水所の水を利用しました。今は水道が通り、各商店も営業を再開しています。

 4カ月が経ち、「今後、復興のためにどうしていくか」と各旅館が方針を定め、前に進んでいかなければならない段階に直面しています。組合加盟旅館へのヒアリングでは、「1年は到底営業再開はできない」「壊して新設には2年かかる」といった状態です。

 このような状況で、各旅館はグループ企業への派遣や雇用調整助成金の活用などの対応をとっています。助成金は100日から300日に延長されましたが、今年11月ごろに切れてしまいます。政府には期間のさらなる延長を要望しています。

 途中で雇用調整助成金が切れると、雇用の継続が難しくなります。和倉温泉の被害は甚大で工事の進捗状況も遅れています。旅館としても動くことができず、全体計画も出せない状況にあります。期限を延ばしていただくことを切望しています。

 修復で済むのか、建て替えが必要なのか、いまだに決まっていない施設もあります。護岸の修復に着手しなければ、改修計画もやりづらい。300日では解決できないことが多くあります。温泉地の1―2割というレベルではなく、全体が激しく被災した特別な地域でもあり、国や県、市のアドバイスや援助をいただかなければ、前に進めることができない状況です。場合によっては2年半から3年かかることも想定されます。

 ある程度復旧したときに、労働者の確保ができるのかという危惧もあります。金沢市や富山市へ人材が流れていくことも考えられます。

 従業員を守る施策は地域の維持に不可欠です。早期に復興できるパッケージを国や県に相談しながら「一緒に作っていく」という考え方が重要だと思っています。時間軸が長くなれば、その分だけ体力を消耗してしまう。できるだけ早く復旧・復興していくことが大事になってきます。

 復興するには、さまざまなイベントや広告展開が必要です。毎年9月に「能登よさこい祭り」を開催しており、昨年も2千人規模で実施しました。「よさこい祭りと同時にボランティアもして応援して帰っていただく」プランを作るなど、訪れてくれた方々に復旧・復興のテーマを与えることができれば、ボランティアの方々がもっと訪れやすくなるのではないかと思います。

 全旅連の井上善博会長や旅館団体の皆さんに能登半島など北陸エリアの支援に向けた義援金もいただきまして大変ありがたく感謝申し上げます。

 コロナ禍もそうでしたが、今回の地震でも1月1日から宿泊客は完全にゼロとなり、和倉温泉全体では5月までで約6万人のお客様が消失したと想定されます。 

これから

 今、和倉温泉では青年部など若手が中心となって「能登の里山里海を“めぐるちから”に。和倉温泉」をコンセプトに、「めぐる」をキーワードに創造的な復興を目指し活動を始めています。

 能登の里山里海は、自然の循環をもたらす恩恵と、人が集い行き交うことで生まれる力があり、「いのちや人がめぐる」地です。これに和倉温泉の生業を共鳴させ、能登に暮らす人、働く人、訪れる人すべてが幸せになれる和倉温泉を目指して、再生に取り組んでいくという想いを込めています。

 単なる復旧、復興だけではなく、創造的に新しい和倉温泉を創っていく動きが根付いてくれば、和倉も元気になっていきます。それぞれの商店街の若手も入っていますので、アイデアを出し合えば、明るさも見えてくると思っています。

 石川県には、ある程度復旧したあとに描く復興のビジョンについても意見交換しています。「秋ごろに復興イベントができないか」と具体的なスケジュールや補助金などの検討も要望しました。

 能登割については、時期的に見えない状況です。さまざまな相談をしながら、インパクトのある能登エリア復興を印象付けるイベントなどを考えています。スポーツ大会なども一つのアイデアだと思います。

 震災で人の動きが止まってからわかったのですが、能登―富山、能登―金沢、能登―加賀温泉などのツアーがたくさんあり、これらが無くなると北陸に大きな影響を与えることを改めて感じました。北陸旅行の多様性にも大きく貢献していたことがわかります。能登の復興により、競争だけではなく北陸3県が活性化していく相乗効果が得られると思っています。

 この機会に「新しい創造的な復興に向けた魅力ある地域」へ、再スタートが切れるチャンスと期待し、取り組んでいくことが大事です。

 全国の皆様から力強いご支援をいただいており、和倉温泉としては1日も早い復旧・復興へ、若い世代が中心となって創造的な復興に向けて頑張っていきたいと思っています。私たちも若い世代に負けないように一生懸命頑張っていきます。

 

【本紙1938号または6月6日(木)以降日経テレコン21でもお読みいただけます。】

あばれる君がアンバサダーに オーストラリア政府観光局が世界遺産CP開始

2024年5月30日(木) 配信

(左から)べインズ氏、あばれる君、宮澤氏

 オーストラリア政府観光局は5月30日(木)から、オーストラリア世界遺産キャンペーン「オーストラリアの世界遺産は『体験』だ!」を開始した。世界遺産アカデミー協力のもと、世界遺産検定1級の資格を持つ、芸人のあばれる君を同キャンペーンのアンバサダーに任命。SNSを中心に動画などを公開し、オーストラリアの世界遺産とそこにたどり着くまでの“体験”に焦点をあて、旅の魅力を発信する。

 同日、東京都内で開いた記者発表会で、オーストラリア政府観光局日本・韓国地区局長のデレック・べインズ氏は、オーストラリアへの日本人観光客はコロナ後順調に回復しており、2024年2月時点で2019年と比べて65%まで戻っていると報告。「日本の海外旅行者数は全体で19年比53%なので、オーストラリアのマーケットシェアは高い」と述べた。

 日本とオーストラリアを結ぶ飛行機も増えており、24年6月の航空座席供給量は19年同月比49%増と好調だ。日本からは1週間に84便の直行便が運航している計算で、「今後のさらなる伸びを期待する」(べインズ氏)。

 日本からの観光客を呼び込むための新プロモーションとして、今回は世界遺産をテーマにCPを展開する。日本人の世界遺産への関心は高く、世界遺産アカデミーが主催する「世界遺産検定」はこれまで約35万人が受験しているという。オーストラリア政府観光局のサイトでも「オーストラリア 世界遺産」での検索は2番目に多く、世界遺産を観光の目的にする人の多さがうかがえる。

 べインズ氏は「オーストラリアには20の世界遺産がある。CPでより深く知っていただきたい」と意気込んだ。

 世界遺産アカデミー世界遺産検定事務局主席研究員の宮澤光氏によると、オーストラリアには各分野の世界遺産があり、世界の多様性を代表する世界遺産の縮図だという。「豊かな自然環境とともに先住民の文化を大切にし、人類と地球の歩みすべてを保護して次の世代に伝えていこうとしている点で、オーストラリアの世界遺産は世界遺産活動の好例といえる」と解説した。

 会見にはあばれる君も出席。キャンペーン動画「あばれる君がロードトリップ 世界遺産ウルルへ」を撮影するため、ウルルを訪れたあばれる君は自ら約800キロを運転する道中、さまざまな人との出会いや日本では到底味わえない体験をし、「皆笑顔で、英語があまりできなくても『グッデイ』で会話が成立した」と振り返った。検定の教科書で見ていたウルルへの旅の感動を語り、「ぜひ、実際に体験して自分の目でみて、忘れられない思い出を」と呼び掛けた。あばれる君の動画は政府観光局の公式ユーチューブなどで見ることができる。

 CP開始を記念し、世界遺産を学べるイベントを6月8日(土)に東京・日本橋のCOREDO室町テラスで開催する。大自然をテーマにオーストラリアの旅や文化、食などの魅力を体感できる。午前11時~午後6時まで。入場無料。

サウナラウンジ7月26日開業 温泉大浴場もリニューアルへ 奥日田温泉うめひびき

2024年5月30日(木)配信

サウナラウンジ紅鶴のイメージ図

 大分県日田市の「奥日田温泉うめひびき」を運営するおおやま夢工房(土橋泰輔社長、同市)は7月26日(金)、新施設「サウナラウンジ紅鶴」を開業する。

 全3室あり、宿泊客がチェックインからチェックアウトまで別途料金で貸切利用できる。各室はプライベートサウナと水風呂、シャワー、ラウンジスペース、渓谷を臨むテラスで構成する。

 サウナはコントローラーで室内温度の調節ができ、セルフロウリュにも対応する。ラウンジスペースにはソファーやテーブル、テレビ、サウンドバー、冷蔵庫などを備える。日田のご当地ドリンクや各種フードも用意する。テラスからは響渓谷の絶景を一望でき、チェアも配置する。

 利用料金は1室(2人まで)2万7500円から。3人以上で利用の場合は、1人追加ごとに5500円が別途必要となる。日帰りでの利用はできず、同日の宿泊が必要(宿泊代は別)。利用時間は午後3時から11時と、翌日午前6時から9時まで。

 なお、サウナラウンジ開業に合わせて、温泉大浴場「緑宝」「青軸」もリニューアルする。それぞれにくつろぎテラスを新たに設置するほか、「緑宝」に岩盤浴を新設する。

観光庁「地域観光新発見事業」2次公募5月31日(金)スタート 6月24日(月)まで

2024年5月30日(木) 配信

2次公募は2024年5月31日(金)~6月24日(月)まで

 観光庁はこのほど、「地域観光新発見事業」1次公募の採択事業358件を同庁ホームページで公開した。

 さらに、事業の収益性や付加価値が非常に高く、地方誘客を強力に進めることができ、高い事業成果を目指す限りないポテンシャルがあると認められた「重点支援事業」50件も併せて公開している。

 なお、2次公募は2024年5月31日(金)から開始。期間は6月24日(月)まで。

 「地域観光新発見事業」は、地域の観光資源を活用した地域誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを生かした磨き上げから、適時適切な誘客につながる販路開拓や情報発信の一貫した支援を実施する。

 補助対象は、地方公共団体やDMO、民間事業者など。

 補助額は400万円まで定額、400万円を超える部分については補助率2分の1(補助上限:1250万円、最低事業費600万円)。

 採択の観点は①持続可能な観光地域づくりへの寄与②独自性・新規性③具体性・計画性④実施体制・持続性⑤収益性――など。

 類型は「新創出型」と「販売型」の2つ。

 「新創出型」は、新たに観光コンテンツを造成し、補助事業終了後に販売開始することを見据えた取り組みが対象。

 「販売型」は、造成した観光コンテンツを補助事業実施期間内に販売することを前提にした取り組みが対象となる。

 詳しくは「地域観光新発見事業」サイトhttps://shinhakken.go.jp/を参照。

インバウンド向け相撲ショーホール「THE SUMO HALL日楽座OSAKA」 なんばパークス8階に開業

2024年5月30日(木) 配信 

「THE SUMO HALL日楽座OSAKA」が開業した

 阪神コンテンツリンク(清水奨社長、大阪府大阪市)は5月30日(木)、大阪ミナミの商業施設「なんばパークス」の8階に、インバウンド向け相撲エンターテインメントショーホール「THE SUMO HALL日楽座OSAKA」を開業した。

 日本の国技である相撲をテーマにした体験型ショーホール。訪日外国人をメインターゲットとし、「相撲」「食」「エンターテインメント」が融合したコンテンツを提供する。

 英語で進行する相撲ショーでは、土俵上で、元大相撲力士達による迫力あるパフォーマンスが披露される。また、出演力士との触れ合いや記念撮影を楽しむことができる。

 日本では江戸時代から、歌舞伎や芝居などのエンターテイメントを、弁当を食べながら観覧した文化にちなみ、オリジナル幕の内弁当や、オプションで高級弁当、ハラール弁当、ヴィーガン弁当などを提供する。

 料金は、S席が1万6000円、A席が1万2500円(子供9000円)、B席が9500円(子供7000円)。すべての公演チケットに「日楽座弁当」か「日楽座スナックバッグ」と、1ドリンクが付く。

箱根海賊船が「UNDEAD」とコラボイベント(小田急箱根)

2024年5月30日(木) 配信

イベントビジュアル(イメージ)©2014-2019 Happy Elements K.K

 小田急箱根(水上秀博社長、神奈川県小田原市)は5月30日(木)から、運航する箱根海賊船でスマートフォンゲーム「あんさんぶるスターズ!!」とのコラボレーションイベント「UNDEAD×箱根海賊船」を開く。あんさんぶるスターズ!!アルバムシリーズ「TRIP」UNDEADの発売を記念したもので、6月30日(日)までの展開。

 イベントは箱根海賊船内で「UNDEAD」メンバーのサイン色紙展示に加え、限定の「UNDEAD×箱根海賊船オリジナルクリアカード付乗船券」の販売、メンバー録り下ろしの「オリジナルナレーション」の配信を行う。

 クリアカード付の乗船券はアソビューでの事前販売のみで、各港窓口での当日販売は行わない。引き換えは各港窓口で乗船時が下船時に受け付ける。販売価格は大人が2420円、子供が1310円。

【福島県】テクノアカデミー観光プロデュース学科の指導員募集 受験申込は6月28日(金)まで

2024年5月30日(木) 配信

イメージ

 福島県は、観光ふくしまの復興と創造を担う人材を育成するため、県立テクノアカデミー観光プロデュース学科において、学生指導を担当する福島県職員(職業訓練指導員「観光」)を全国から募集している。受験申込は、2024年6月28日(金)まで。

 受験資格は、1975年(昭和50年)4月2日以降に生まれた人で、旅行業や宿泊業などの「観光関連業務の実務経験を10年以上有する」など。試験は福島県庁で、第1次試験は7月22日(月)、第2次試験は8月30日(金)に実施する。採用は1人程度で、採用予定日は2025年4月1日(火)。

 詳しくは、福島県人事課のホームページから受験案内を確認するか、福島県商工労働部商工総務課(電話024-521-7269)まで。

長野県旅行業協会、近県支部と連携で広域振興へ 24年度通常総会開く

2024年5月30日(木) 配信

ホテル紅やで行われた総会のようす

 長野県旅行業協会(長崎義一理事長、167会員)は5月20日(月)、ホテル紅や(長野県・上諏訪温泉)で2024年度通常総会を開いた。今年度は近県支部との連携で広域観光の振興に加え、他県支部や長野県、市町村などとの連携をはかり、県内旅行業の発展に貢献する。

 長崎理事長は多くの会員における国内旅行の売上は6割程度となっていることから「依然厳しい状況。時代に適用すれば、旅行業は夢のある業界になれる。県や他県支部と連携し、旅行業を発展させていくので、協力してほしい」と呼び掛けた。

長崎義一理事長

 同日には、協同組合長野県旅行業協会(三澤弘理事長、130会員)と長旅協協定会員連盟(風間秀一会長、78会員)のほか、3団体の合同総会が実施された。

 協同組合長野県旅行業協会の三澤理事長は「旅行業のマーケットは少なくなるだろう。スケールメリットを狙うのでなく、商品に付加価値をつけることが、これからの旅行業の責務」と語った。さらに、「日本は約30年間、ほぼ給料が上がらず、実質賃金は減った。可処分所得が増えないと旅行に出掛けられない。旅行業界も給料を上げていくべき」と力を込めた。

三澤弘理事長

 今年度は募集型企画旅行2本と手配旅行1本を実施する。仕入れの効率化とコスト軽減をはかるため、共同仕入れの研究も行う。

 長旅協協定会員連盟では、風間会長は関東近県の会員はコロナ前の8割程度まで戻っていることを報告。「団体の問い合わせは5月から増え、前年の2倍程度になっている。コロナ禍前を超えるには団体旅行が欠かせない」と強調。そのうえで、「団体旅行では客室の定員に満たない人数で宿泊することが増えている」現状を説明し、「定員以下では利益確保が難しい。ルームチャージでなく、定員分の宿泊料金をもらうことになっていく」との考え方を示した。

風間秀一会長

 今年度は、多様化するニーズに応えるため、長野県旅行業協会との連携を密にし、一層の受け入れの確保をはかり、協定会員連盟の育成強化を促進する。

 3団体の合同総会で、来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、自身が石川県旅行業協会の会長だったことから「(今後)能登へ送客してほしい。皆様と復興に向けて頑張っていきたい」と話した。

北敏一副会長

 また、「コロナ禍で借りた融資の返済が4月から始まった。会員への提言などを通じて貢献していきたい」と語った。