横浜市観光協会に名称変更 DMOの活動をわかりやすく伝える

2024年4月23日(火) 配信

岡田理事長

 旧横浜コンベンションビューロー(岡田伸浩理事長)は4月22日(月)、横浜市観光協会に名称を変更した。DMOの活動をわかりやすく伝えることが目的で、英語表記のCityには観光まちづくりという意味も込めている。

 併せてコーポレートロゴを一新したほか、タグラインとミッションステートメントを新たに策定。タグラインは、「あなたのそばに横浜を感じてほしい」という想いを込め、「Bay Your Side(ベイユアサイド)」とした。

 今回の名称変更は、2024年度の重点取り組みの1つ、「観光MCE都市横浜のブランディング」として行われた。このほか同協会では、「エリアの魅力開発」と「戦略的プロモーション」を重点取り組みに掲げており、後者では記念日の聖地としての横浜のブランディングをはかる「横浜アニバーサリー事業(仮)」など行う。

 同日横浜市内で行われた事業概要発表会で岡田理事長は「DMOとして皆様方のご期待やご要望に応えるとともに、組織を強化していくという想いを込め、名称を変更した。私たちの観光まちづくりへの思いを、変化から感じ取っていただきたい」と集まった賛助会員に呼び掛けた。

 このほか発表会では、「資源開発・観光振興事業」や「MICE振興事業」など5項目からなる24年度の基本事業も発表された。「資源開発・観光振興事業」では、通年・週末を中心に横浜港周辺で短時間花火を打上げる「スパークリングトワイライト」などを活用した賑わいの創出などの取り組みを進めていく。

ジェットスター累積搭乗者数5000万人達成へ 「#飛ぶぜ旅の空」CPで国内線ペア往復航空券プレゼント

2024年4月23日(火) 配信 

ジェットスター・ジャパンはこのほど、「#飛ぶぜ旅の空」 写真投稿キャンペーンを行う

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)はこのほど、同社の累積搭乗者数が5月に5000万人を突破する見込みだとして、国内線ペア往復航空券が10組20人に当たる「#飛ぶぜ旅のそら」写真投稿キャンペーンを行う。

 同社は、「2012年の就航以来、低価格でのフライトを実現することでよりカンタンかつおトクな旅を可能としてきた。累積搭乗者数5000万人を突破するにあたり、さまざまな『旅の空』に触れてもらうことで、これからもさらに多くのお客様を旅へいざなっていきたい」と感謝を述べた。

 CPは4月23日(火)~5月31日(金)午後3時まで。

 機内や旅行中に撮影した「見返すとワクワクしてまた旅に出たくなるような『旅の空』の写真」を指定のハッシュタグ「#飛ぶぜ旅の空」「#ジェットスターでテイクオフ」とともに、X(旧ツイッター)かインスタグラムで投稿する。

 賞品として、ジェットスターの国内線ペア往復航空券10組20人分を用意した。座席はエコノミークラス「Starter」。

あしかがフラワーパーク、大藤が見ごろに 大藤まつり開催中

2024年4月23日(火)配信

あしかがフラワーパークが撮影した「大藤」(2024年4月23日撮影)

 足利フラワーリゾートが運営する、あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)は4月23日(火)、同園の象徴である「大藤」が見ごろを迎え始めたと発表した。

 今後、気温の高い日が続くと花の開花がさらに進むとみている。天候条件や気温にもよるが、大藤、白藤はゴールデンウイーク過ぎの数日間まで楽しめると予想している。

 あしかがフラワーパークでは、4月13日(土)から「ふじのはな物語~大藤まつり2024~」を開いている。350本以上の藤の花と、5000株以上のツツジが咲き誇る。夜間のライトアップもあわせて実施。開催期間は5月15日(水)まで、開花状況により変更あり。

 4月23日(火)時点の開花状況は、大藤が見ごろ、うす紅藤が満開、むらさき藤が満開、白藤が咲き始め、きばな藤がつぼみという。そのほか、ツツジ、しゃくなげ、ルピナス、ハナミズキ、オオデマリ、ペチュニア、ポピーなどが見ごろ。

ゼクシィとハワイ州観光局が「#ハワイ婚のホンネ」CP ハワイ往復航空券やホテル宿泊券が当たる

2024年4月22日(月) 配信 

ゼクシィとハワイ州観光局はこのほど、「#ハワイ婚のホンネ」CPを行う

 リクルート(北村吉弘社長)が企画・制作する結婚情報サービス「ゼクシィ」はこのほど、米国・ハワイ州観光局日本支局(ミツエ・ヴァーレイ局長)とインスタグラム上で「#ハワイ婚のホンネ」キャンペーンを行う。このCPでは、実際にハワイ婚を挙げた人やゲストとして参加した人のリアルな体験や感想を伝えることで、ハワイ婚を実施することを後押しする目的で行われる。

 投稿の際は、ハッシュタグ「#ハワイ婚のホンネ」を付けたうえで、「ハワイ州観光局公式Instagram(@gohawaii_jp)」と「ゼクシィ海外ウエディング&国内リゾートウエディング公式Instagram(@zexy_resort)」のタグ付け&フォローが必要。楽しかったこと、思い出に残っていること、大変だったことなどハワイ婚にまつわる感想を、写真とともにインスタグラムへフィード投稿する。

 CP賞品として、「ANAハワイ航空券往復ペアチケット」が2組4人、「プリンス ワイキキ」「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」「ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート アンド スパ」「星野リゾート サーフジャック ハワイ」「ワイキキ・マリア」「アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」「エンバシー・スイーツ・バイ・ヒルトン・ワイキキ・ビーチ・ウォーク」などが、それぞれ1組2人に当たる。

 CP期間は、4月23日(火)~5月7日(火)まで。

富士山「吉田ルート」、弾丸登山を規制へ 登山者上限と通行料徴収も

2024年4月22日(月) 配信

富士山吉田口登下山道規制チラシ(山梨県側)

 山梨県は4月17日(水)、富士山五合目登山口(吉田ルート)にゲートを設置し、7月1日(月)~9月10日(火)まで、富士登山の弾丸登山や混雑対策として通行規制を行うと発表した。

 午後4:00~午前3:00までゲートを閉鎖し、登山者数も1日当たり4000人までを上限とする。山小屋宿泊者は規制中も通行可能だが、ゲート通過は原則、規制開始前の午後4時までの協力を呼び掛ける。通行料は1人2000円を徴収。従前から実施している富士山保全協力金1000円(任意)と合わせると、一人当たり最大3000円の負担になる。

 通行料は、山中での安全誘導や巡回指導、外国人サポート、ゲート整備や運営費などの規制関係経費などに使用する。支払いは、富士山保全協力金と同様にクレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応予定。

 昨年の富士登山では、山頂で御来光を見るため、夜間に多くの登山者が訪れ、山頂付近での過度な混雑の発生や、夜通しで頂上を目指す弾丸登山が多く見受けられたため、これらの対策として規制の実施に至った。

絶景カヌーがテーマ ジャルパック「ひがし北海道満喫4日間」

2024年4月22日(月) 配信

出発は6月20日、27日の設定

 ジャルパック(平井登社長、ジャルパック)は4月22日(月)、手つかずの自然が残る湿原で実施する絶景カヌーがテーマの「ひがし北海道満喫4日間」を売り出した。ツアーは北海道知事認定アウトドアマスターガイド・安藤誠氏が監修した。

 同ツアーはアドベンチャートラベル(AT)の定義である「自然」「アクティビティ」「文化体験」のすべてを満たしている。また、AT業界最大の団体であるATTAが掲げる5つの要素「いままでにないユニークな体験」「自己変革」「健康であること」「挑戦」「ローインパクト」も含む本格的なAT商品となっている。

 出発は6月20日(木)、27日(木)の2日間で、いずれも3泊4日。募集は各日最大10人まで。宿泊は安藤氏の手掛ける宿泊施設「ウィルダネスロッジ・ヒッコリーウィンド」。料金例は1人28万5000円。

東武トップツアーズ、ドジャースを観戦 Rソックス戦をツアーで(7月18~23日の6日間)

2024年4月22日(月) 配信

7月18日(木)~23日(火)の6日間のツアー

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、7月18日関西空港発の「アメリカ野球観戦ロサンゼルスD観戦ツアー」を売り出す。7月18日(木)~23日(火)の6日間のツアーで、米国・カリフォルニア州ロサンゼルスにある「ドジャー・スタジアム」の現地から応援できる。

 同ツアーは、ロサンゼルス・ドジャースとボストン・レッドソックスが、シーズン中に唯一対戦する3連戦のうち2試合(19・20日)を観戦できる貴重なツアー。残り1試合もオプショナルツアー(21日)として観戦できる。

 ツアーには日本から添乗員1人の同行と、現地ガイドが滞在中を支援。空港とホテル間の移動は専用車を、ホテルとスタジアム間はドジャースタジアムシャトルバスを利用する。

 旅行代金は1人当たり49万8000円(1室2人利用、諸税・燃油サーチャージ別途)。最少催行人数10人。宿泊は都ホテルロサンゼルスとなる。

トライアングル 猿島航路に新造船「NEW KUROFUNE」を就航 

2024年4月22日(月) 配信

双胴船にすることで揺れを軽減

 トライアングル(社長、神奈川県横須賀市)は4月17日(水)、猿島航路で運航する新造船「NEW  KUROFUNE」を就航した。

アルミをリサイクルして制作したオブジェ

 老朽化したシーフレンド1の代替船で、船名を市民に公募し、集まった667通の中から選ばれた。乗船前からワクワクする、市民にも愛されるデザインを採用。2020年10月にスタートした「つづく みんなの猿島プロジェクト」の大きなプロジェクトの一つとなる船で、横須賀市民や猿島の来島者が分別したアルミ缶を再資源化して制作したオブジェが船内に飾られている。

鈴木隆裕社長

 同日行われた記念クルーズで鈴木社長は、「NEW  KUROFUNEは、これから先、さまざまな取り組みを広げていくきっかけになる船。基本猿島航路での運航とはなるが、浦賀や久里浜などのクルーズにも使うことができるかと思うので、色々なカタチでこの船を活用していきたい」と力を込めた。

 同日は、「広域観光ガイドサービス」を立ち上げたことも報告された。「横須賀・三浦半島の教育旅行の聖地化」に向けた取り組みで、市町行政区の境にとらわれずに三浦半島でのガイドサービスを実施することで、常に質の向上を目指し、新たな観光集客につなげることが狙いだ。

兵舎の中を案内

 また同社は4月20日(土)、「無⼈島・猿島『探検』ツアー」に、60分のコースを新設した。明治から順に島の歴史を学びながら島内を一周するツアーで、普段は入ることができない兵舎、弾薬庫の内部も案内する。

デジタルイノベーター育成へ 新経済連盟「次世代教育の実現に向けた政策提言」を公表

2024年4月21日(日) 配信

 新経済連盟(三木谷浩史代表理事)の次世代教育ワーキンググループ(座長=船津康次・トランスコスモス取締役相談役)は4月18日(木)、「次世代教育の実現に向けた政策提言」を公表した。教育を現代版にアップデートし、AIなどの次世代テクノロジーを活用しながら、社会や企業でイノベーションを起こす人材(デジタルイノベーター)を育成することが目的。

 提言では3つの柱として、①アントレプレナーシップ教育の実現②教育DXの加速③教職員の対応力向上――に向けて具体的に取り組むべき方策を掲げている。今後は「政府をはじめとする関係各所へ働き掛けを行っていく」(新経済連盟)考えだ。

 アントレプレナーシップ教育の実現では、「次期学習指導要領」への盛り込みを要望。義務教育段階からの体系化のため、授業時間数の確保や、情報教育の時間数増、プログラム開発や評価制度の整備などを求めている。

 さらに、企業版ふるさと納税制度の改正に加え、テクノロジー活用前提の質の高い教材や、地域人材確保の必要性にも触れている。

 教育現場での校務業務のデジタル原則の徹底や、学校フルクラウド化を前提とした遠隔教育活用の促進と定点観測なども提言。

 教職員の対応力向上では、アントレ教育やICT、AIリテラシーなどの「リスキングの実施」が必要としている。

特別展「法然と極楽浄土」展 関東浄土宗寺院の宝物の数々が展示 東京国立博物館で6月9日(日)まで

2024年4月20日(土) 配信

浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会

 鎌倉時代の一大宗派・浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会が上野公園の東京国立博物館で、2024年6月9日(日)まで開催されている。

 今年浄土宗が開宗850年を迎えることを機に、法然(1133~1212)による開宗から徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまでを、全国の浄土宗ゆかりの名宝の数々で紹介する。平安時代末期、繰り返される内乱、災害、疫病の流行などで世は乱れ人々は疲弊していた。この困難な時代に、分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの、生き方や守り伝えられてきた文化財にも触れることのできる貴重な機会だ。

 法然は現代の岡山県久米郡久米南町に生まれた。阿弥陀仏がすべての人々を救うために立てた48の誓いのうち、念仏往来こそが重要であり誰もが極楽往生できることを説いた名僧で浄土宗の開祖だ。浄土宗とは阿弥陀仏を本尊とし「南無阿弥陀仏」を称えることにより、だれもが極楽往生する。その教えは貴族から庶民にいたるまで、多くの人たちに支持され現代まで連綿と受け継がれてきた。総本山は京都・知恩院。

 会場のみどころとして、徳川家康が菩提所に定めた芝・増上寺、目黒・祐天寺、鎌倉・光明寺、瓜連(うりづら)・常福寺、将軍家ゆかりの飯沼・弘経寺(ぐぎょうじ)など、関東浄土宗寺院の宝物の数々が展示されている。代表的なものをあげると、法然の教えをまとめた浄土宗の根本宗典、重文「選択本願念仏集」(盧山寺本)は、冒頭部分に法然自筆で記された経典。次いで縦横4メートル、8世紀に蓮糸で織られた伝説の秘仏、国宝「綴織當麻曼荼羅」(奈良・當麻寺蔵、5月6日までの展示)は東京初公開。これは法然の弟子・証空(しょうくう)によって絶大な信仰を集め、多くの写しが作られている。また、国宝・「法然上人絵伝」は法然の生涯を伝える伝記絵の集大成で、極彩色が美しい。

 同展は京都国立博物館で24年10月8日(火)~12月1日(日)に、九州国立博物館では25年10月7日(火)~11月30日(日)に開かれる。

【ジャーナリスト・貞廣長昭】