光と芸術のコラボレーションを!青森県十和田市

2017年12月4日(月) 配信

光のなかに浮かぶアート作品

アートによるまちづくりを掲げる青森県十和田市で今冬も、光と芸術のコラボレーション「アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション」が開かれる。

 会場は、十和田市現代美術館前のアート広場。青色LED約30万球が、広場全体を覆いつくし、幻想的な世界を演出する。光の中に浮かぶさまざまなアート作品は、昼間とはまた違う表情が楽しめるという。

 今冬は撮影用の高台も設置し、いつもとは違う角度からのイルミネーションを楽しむことができる。

アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション2017

LEDが光のじゅうたんのように会場をおおいつくす。

期間:2017年12月1日(金)-2018年2月14日(水)

点灯時間:午後4:30-同9:00

 

アートの街十和田

十和田市現代美術館前のアート広場

 街全体を美術館に見立てた市内には数々のアート作品が点在している。その中心は「十和田市現代美術館」。身長4㍍もある女性像や10万体の人形の連なり、アザラシがのぞく不思議な世界など、見るというより体験するという言葉がふさわしい施設だ。

 市のメインストリートでは、カラフルな馬の彫刻や草間彌生さんの作品などを展示。散策しながら非日常な空間を体験できる。店舗では美術館や芸術家とコラボした「まちなかアート」も楽しめる。

クラウドファンディング開始 四万温泉(群馬県)

2017年12月4日(月) 配信

四万温泉協会が、クラウドファンディングを実施する

地域活性化にクラウドファンディングを活用する動きが広まっている。観光分野からの関心も高い。四万温泉協会は(群馬県) 1 月9 日(火)午後11時59分まで、イベント開催などに掛かる費用をクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で資金を募る。認知度アップと集客にもつなげる狙いだ。

 イベントの企画実行を担うのは主に、今年四万温泉協会員の宿泊施設などに就職した新入社員ら。一山一家プロジェクト「四万温泉 冬だって楽四万Night(たのしまないと)」!と称し、夜の四万温泉を電飾で彩るイベントを開催する予定だ。どの宿からでも、歩いてイルミネーションを楽しめるよう工夫することで、地域全体の集客力アップを目指す。スノーハイキングもあわせて実施する。

 出資額に応じ、宿泊券や地酒、「1日温泉協会長」のリターンを用意。募った資金は、電飾の設置作業などに充てられる。

「登録有形文化財 浪漫の宿めぐり(80)」(新潟県新潟市)小さなお宿 小松屋≪客は1日3―4組 歴史260年の小さな湯宿≫

2017年12月3日(日) 配信

民家を思わせるような本館の外観。玄関を入ると趣が変わる

 岩室温泉は開湯1713(正徳3)年と伝わる。弥彦神社参詣者の精進落としの湯として栄えた。そのなかで小松屋も創業が宝暦年間(1751―63年)といわれ、岩室温泉と歴史を共にしてきた宿と言える。弥彦神社への行き帰りに利用されることがほとんどだったが、ここ数十年は温泉と地元の魚料理を楽しむ観光・保養客が中心になってきた。そして嬉しいことに、多くがリピーターとなって古い宿の建物や、木々の多い小ぢんまりと落ち着く雰囲気を喜んでくれる。庭と建物がマッチした宿は岩室温泉にも少ないのだ。

 小松屋は敷地約500坪。前庭と2つの中庭、自然の山を含む裏庭には、松、梅、モミジなどの木々が茂る。渡り廊下などでつながる建物は建築年代ごとに呼び名を変えていて、もっとも古い広間棟が1914(大正3)年、次いで表座敷棟の25(大正14)年、本館51(昭和26)年、奥座敷棟57(昭和32)年と続く。7つの客室と広間、3カ所の温泉浴室があり、浴室以外のほとんどの部分が登録有形文化財だ。

 館内に入ると、大旅館のようなフロントはない。主人の渡邉浩史さんは「旅籠のようなもの」というのだが、それにしては造りが凝っている。玄関の上がり口には磨かれた欅の一枚板が並び、香炉や屏風を置いた飾りも客を迎えるのに品がいい。表座敷棟は<RUBY CHAR=”蹲”,”つく”><RUBY CHAR=”踞”,”ばい”>という客室だが、数寄屋造りで床柱は<RUBY CHAR=”槐”,”えんじゅ”>。落し掛けや違い棚の筆返しなど、床の間回りに使われている黒柿は、敷地内にあった柿の木から採ったもの。その黒柿の根が床の間に飾られている。柾目の鴨居や長押も美しい。

 広間の松風は神代欅の床柱や黒柿を使った天袋、そして幅が1㍍あまりもある板を並べた天井に目を見張る。床脇の天袋は扉に描かれた金地に植物の絵が鮮やかだ。「建築当時の色だ。顔料がよかったのだろう」というのは先代主人の渡邉紀夫さん。旅館の建材についても「地元の杉を多く使っている。目が詰んでいるので質がいい」と教えてくれた。一級建築士で増築部の設計もしたそうだ。

 細工物では蓬莱の間の障子が面白い。桟格子を植木の棚に見立て、瓢箪が葉とともに彫刻された組子だ。建具づくりで知られる新潟県加茂市の職人が手掛けたという。面皮柱などを使った奥座敷棟や、皮付きの桜木を棹縁天井に用いた紅梅の間もしゃれている。そしていずれの客室も、奥行の浅い床の間が軽快感を生んでいる。

 客室は7室あるが、1日の宿泊客は3―4組に抑えている。そのため館内にゆとりができ、どの客もゆっくり過ごせるようだ。最近目立ってきた外国人にも、1週間ほど滞在した客があったという。主人の浩史さんが握る包丁で作る魚介料理、温泉、そして建物と庭が作る和の雰囲気。日本人にも外国人にもファンが増えつつあるのだろう。

(旅のルポライター 土井 正和)

コラムニスト紹介

旅のルポライター 土井 正和氏

旅のルポライター。全国各地を取材し、フリーで旅の雑誌や新聞、旅行図書などに執筆活動をする。温泉、町並み、食べもの、山歩きといった旅全般を紹介するが、とくに現代日本を作る力となった「近代化遺産」や、それらを保全した「登録有形文化財」に関心が強い。著書に「温泉名山1日トレッキング」ほか。

「味のある街」「シナノゴールド」――信州いいじまマルシェ(東京都三鷹市)

2017年12月3日(日) 配信

 

「信州いいじまマルシェ」のシナノゴールド 500円(3個入り)※金額は変動します▽問い合わせ=長野県上伊那郡飯島町飯島2489▽電話:0265(86)6780。

 11月24日に、東京都三鷹市の三鷹台駅前という好立地にある信州いいじまマルシェで「信州いいじまりんごフェア」が開かれ、飯島町のゆるキャラ「いいちゃん」と、ふるさと大使・津田令子による「マルシェでいいじまクイズ」が行われた。

 信州いいじまマルシェは、2015年4月20日に長野県・飯島町のアンテナショップとしてオープンした。小さな店内には町特産の新鮮な野菜・果物・花・加工品などがズラリと並び、店内に一歩入ると「ふたつのアルプスのみえる飯島町」を思い出すことができるのだ。

 事前の告知もあり、もぎたてのリンゴを求める人や、「クイズで景品ゲット」を願う人とでにぎわった。近くに住むという女性は「新鮮で作った人の顔が見える野菜が届く金曜日が待ち遠しいのよ」と話していた。買い物かごにはすでに、春菊や長ネギ、落花生、黄色が鮮やかなシナノゴールド、淡雪という品種の大きな梨など、新鮮な果物や野菜がたくさん入っている。

 甘味が魅力のシナノゴールド、バランスのとれた味わいの陽光、料理にも使われ、お馴染みの紅玉、リンゴの王様ふじの4種類がズラリと並ぶ脇で、試食のふじをいただいた。「甘~い」。シャキシャキして後を引く。飯島町では、秋から冬には家族そろって「こたつで、リンゴ」だという。まな板と包丁が必須の我が家とは違い果物ナイフさえあれば手のひらに乗せ、マジックのごとくあっというまにお皿を彩るという。

 そうそう、飯島町の自慢や魅力などが分かるクイズ大会も大盛況。80人弱の方が挑戦。身振り手ぶりでヒントを出したり、会場は盛り上がり、結果は全員正解。正解者は外れなしのくじ引きに参加できる。特賞の「飯島産りんごセット」や「御前崎メロン」、2等賞の「御前崎名物亀まんじゅう」や3等賞の「いいちゃんトートバッグ」、「嬬恋村トートバッグ」などを引き当て「わぁ~うれしい。いいんですか~。また来週来るわよ~」と笑顔であふれた。吉祥寺散策の帰りに、飯島町の味と人の温もりが感じられる「信州いいじまマルシェ」を訪ねてみませんか。

(トラベルキャスター 津田令子)

 

コラムニスト紹介

トラベルキャスター 津田令子氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「街のデッサン(200)」ショパン狂い 文化のおもてなしの時代

2017年12月2日(土) 配信

カタリナ・フシュタのコンサート

 ワルシャワを訪れたのは、ショパンの生きた音楽に触れたいという一心からだった。丁度さる旅行会社が、彼のためのツアーを企画していた。その1日の始まり、昼食はショパンがよく通っていたというレストラン・ホノラトカ。立派な館の地下のワインセラーと倉庫を活用した豪奢な空間だ。店の入口にはショパンの似顔絵が飾られ、彼がよく食事をしたというアルコーブの席が残されている。私たち団体も、丸天井に可愛らしい少女たちの絵柄が描かれて楽しい雰囲気を醸す部屋に案内された。メインの魚のピカタも結構美味に思え、気持ちは合格の判を押していた。

 昼食後、レストランからも歩いて行ける旧市街地を観光。今度はそこからバスで、ショパンの心臓が保存されている聖十字架教会へ。さらに、ショパンの父親がフランス語を教えていた学園近辺と、家族で住んでいたアパートを徒歩で巡る。

 思いがけなかったのは、この日は日曜日で、ショパンの大きな銅像が残るワジェンキ公園で野外コンサートが開かれている。バスで10分もかからず、池の向こうに銅像とステージがあって、1千人近い聴衆に囲われて、スリムな女性ピアニストが体をくゆらせて一心にピアノを弾いている。そのピアノ曲に合わせ客席のかわいい3人の少女が手をつないで踊っている。ワルシャワの空の下、市民に愛されるショパンにも出会えた。夕刻からは、ベラルーシ出身の若きピアニスト、カタリナ・フシュタさんのコンサートを聴きに王宮の小さなホールに。ヴィスワ川に夕日が映え、ショパンの曲が美しい。

 異国の旅の幸福な1日は、音楽音痴の私さえショパン狂いにさせてしまう、よくできたコース設計だと感嘆した。

 これからさらに「カルチュラル・エンターテイメント」という考え方が、観光産業の重要な位置を占めてくるだろう。すなわち、地域文化や芸術、歴史や民俗が持つ個性など「文化のおもてなし」が、観光の主要なテーマの時代である。ディズニーランドのような「非日常」ではなく、自己の日常とは異なった「異日常」を通して私たちは自分自身の生き方や暮らしのデザインを相対的に見極めていく時代、ともいえる。

 ニューヨークやラスベガスのエンタメ都市が研究され、IR(統合型リゾート)の構築やナイトライフエコノミーが注視されているが、違った文化の基底に流れる感性の通時性に共感する「文化のおもてなし」視点も忘れてはならない。ワルシャワでのショパンとの出会いは、私に深遠な哲理をもたらしたと思えた。

(エッセイスト 望月 照彦)

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(83)はじめの第一歩、未来に向けての勇気

 

2017年12月2日(土) 配信

一つひとつに異なるメッセージ(画像はイメージ)

 1年前に発足したプロジェクトチームのメンバーと1年間かけて創り上げたのが、クレドでした。リッツカールトンが企業の信条、理念、大切にすべきものを明確にして日本企業に広め、社員がその想いを受けて実行するものとして多くの方に知られています。

 ただ、残念ながら数カ月するとそれを失くしたり、数年後にはつくったことすら忘れてしまう企業も多いと聞きます。その原因は、つくることそのものが目標となっているからです。

 そこで、クレドの完成は手段であって、その先のスタートラインであることをプロジェクトチームの最初の会議で伝えました。つくる過程は、組織の枠を越え目標に向かって社員が1つになることです。

 そのために、プロジェクトメンバー全スタッフを集め、全社集会を何度も開いて語りかけてもらいました。役員への報告会などを経て、1年がかりでクレドを完成させたのです。その項目数は30にのぼり、リッツの20を超える多さです。

 発表は完成から数週間後に予定されている周年パーティーの席場です。クレドを覚えると同時に、そのクレドの想いを実現するための行動を取らなければなりません。どんな行動を参加者にお見せするか、夜遅くまで会議が続きました。

 そして、当日の参加者から「これはすごい」と驚かれる行動が1つあります。それは、参加者の席札です。参加者一人ひとりの情報を得て、その席札に個別のメッセージを書いたもので、誰もが手に取ると、すぐに隣の人と見せ合いました。

 「これってみんな違うの」「すごいね」。参加者200人の一つひとつに異なるメッセージが書かれていたのです。持ち帰りのプレゼントに、200個用意した袋を順番に渡せば簡単ですが、袋の中には個別の名前で書かれたお礼状が入っています。間違わないように渡すのは、本当に大変な行動だったと思います。

 しかし、手間を掛けた分は確実にお客様の笑顔につながりました。大切な記念のパーティーでミスは許されません。難しいことを企画して、もし失敗したらどうすると、一般的には考えてしまいます。だから、失敗のない無難な取り組みしかできないのが普通の企業ですが、彼らは果敢にもその難しいミッションに取り組んで行きました。

 そして、幹部はそんなスタッフの想いを理解して、その行動に許可を出したのです。できあがったクレドからの初めての行動です。お客様の笑顔を本当にうれしそうに見るスタッフたちの表情からは、達成感と安心感、そして未来に向けての勇気を感じました。新潟グランドホテルのこれからの行動が本当に楽しみです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

「観光革命」地球規模の構造的変化(193) アクセシブル・ツーリズムの時代

2017年12月2日(土) 配信

すべての人が参加可能な観光を

 昨年から今年にかけて、世界的にAccessible Tourism(アクセシブル・ツーリズム)が話題になった。UNWTO(世界観光機関)は毎年特定の年間テーマを設定し、世界各地で各種事業を展開している。UNWTOの昨年のテーマはTourism for All: Promoting Universal Accessibility(すべての人が参加可能な観光の促進)であり、障がい者や高齢者を含めた旅行者が快適に観光できる「アクセシブル・ツーリズム」の推進が取り上げられた。

 UNWTOはアクセシブル・ツーリズムを年間テーマに掲げていたが、今年6月に鹿児島県の奄美空港で不幸な出来事が起った。半身不随の男性が飛行機に搭乗する際に階段式タラップを1段ずつ腕ではって昇らされた、という出来事だった。車イスの男性(大阪府居住)は往路で関西空港から奄美空港にLCCバニラ・エアで向かったが、関空の搭乗カウンターで奄美空港には車イスで昇降できる設備がないという説明を受け、奄美空港到着時には友人が車イスごと持ち上げてタラップを降りた。復路でも同様に友人が車イスを持ち上げようとすると、業務受託の担当者は危険で規定違反なので自力で昇るように指示し、タラップに座るような姿勢で自力で17段昇らされた。そのような対応を疑問視した障がい者が国土交通省に連絡したためにバニラ・エアが当人に謝罪し、現在では奄美空港にも電動式階段昇降機が設置されている。

 世界的にすでにアクセシブル・ツーリズムの推進が重要課題になっており、日本でもバリアフリー・ツーリズムなどの名称で各種団体が創られ、高齢者や障がい者らが気軽に安心して旅を楽しめるようにハード面での整備とソフト面でのサービスが広がりつつある。

 日本ではすでに75歳以上の後期高齢者が1641万人、身体障がい者が393万人も存在するので、アクセシブル・ツーリズムの基盤づくりは不可欠だ。一般社団法人日本UD(ユニバーサルデザイン)観光協会は独自に「観光介助士」資格の認定を行っている。観光介助士は旅行観光サービスと介護福祉サービスに精通したプロフェッショナルとしての資格で、観光立国の本格化に伴うアクセシブル・ツーリズム推進に不可欠の人財である。今後の資格制度の進展に期待したい。

(北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授 石森 秀三)

コラムニスト紹介

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

フォトジェニックなすみだ水族館誕生、松島花さんが点灯

2017年12月1日(金) 配信 

館内に光がちりばめられる

すみだ水族館は2017年12月2日(土)から18年2月3日(土)まで、イルミネーションイベント「CRYSTAL SEAWORLD~きらめく海中世界~」を行う。開始に先立ち、モデルなどで活躍する松島花さんを招きイルミネーションの点灯式を行った。家族連れからカップルまで楽しめる、光に彩られた期間限定のフォトジェニックな水族館が誕生した。特別メニューも期間限定で発売する。

 ※開催内容、特別メニューなどの詳細は下記の記事から

天井にも光があふれる
内部にはハート形のクリスタルも

「インスタ映えしそうな、フォトスポットが多い」

 松島さんは水族館のデートコーデ、真っ赤なロングスカートで登場。点灯したツリーを見上げ「本当に海の中にもぐりこんでいるような気分」と感想を述べ、「すごい」と声を漏らした。

松島さんがイルミネーションを点灯

 館内やイルミネーションについては「インスタ映えしそうな、フォトスポットが多くある」と高揚していた。体験プログラムのペンギンメッセージガーランドを実演し、メッセージをツリーに取り付けるなど楽しんでいた。 

 松島さんはトークショーで「すみだ水族館ですてきなクリスマスを過ごしてください」と呼び掛けた。

「インスタ映えする場所も多い」

すみだ水族館

 すみだ水族館は都市型の水族館。海などに近い水族館と差別化をはかるため、午後9時まで営業するなど、夜間営業にも対応している。「昼間は家族連れが多いですが、夜間は仕事終わりのサラリーマンやカップルが多いのも特徴です」と、すみだ水族館広報の守下さんは話す。

 昼間と夜間で照明を変え、館内でアロマを焚くなど、雰囲気作りにも余念がない。近年は、旺盛なインバウンドの需要もあり、中国や台湾などのアジア圏の客も多いのだという。アジアでは本格的な施設を持つ水族館は多くない。「清潔な水族館だとほめてもらうこともあります」と、人気の理由を話す。

 館内にはペンギンたちはもちろん、多くの種類が生息している。「とくに今は金魚にも力を入れています」(守下さん)。最後には「皆さん、ぜひ遊びに来て下さい」と話した。

期間限定メニューは館内のペンギンカフェで購入できる
体験プログラムはさっそく家族連れでにぎわった
一押しの金魚たち

食材の「質」でも、おもてなし

2017年12月1日(金) 配信

ホテル日航関西空港は、食品添加物の使用を自主規制した(写真はイメージ)

ホテル日航関西空港(高橋信行総支配人、※高は「はしごだか」)は12月、食品添加物に関する独自のガイドラインを設けた。国内外の利用客に、食材本来の味を楽しんでもらうのが目的。ホテル内3つのレストランでは、ガイドラインを満たすメニューが8割を占める。

 昨年度、直営レストランで提供する野菜を100%国産化するなど、食への安全・安心で差別化をはかってきた同ホテル。調理時に除外する食品添加物をリストアップし、自主的にガイドライン化した。ガイドラインに沿ったメニューがひと目でわかるよう、メニューには「緑のハートフォークマーク」を表示する。カビや細菌などの発育を阻止することから、味噌などの保存料とされるソルビン酸を除外対象に指定するなど、徹底的した取り組みとなっている。

 インバウンドが増加するなか、宿泊施設の「食」に対するこだわりは高まっている。各国のニーズは多様で、食材のほか食事に掛ける時間についても国・地域によって異なる。ムスリム対応をはじめとする宗教に基づく配慮はすでに常識となりつつある。農林水産省でも、「飲食事業者のためのインバウンド対応ガイドブック【全体版】」を発行するなど、周知に注力してきた。

 メニューを多言語で表示するタブレット用端末アプリなど、ITを駆使した取り組みも活発だ。QRコードを活用した取り組みを進めるタグフィット(後藤玄利代表理事)では、レストランメニューの多言語化を実現する仕組みを開発。飲食店のホスピタリティ向上を支援する。大手飲食店情報サイトのぐるなび(久保征一郎社長)でも、独自のシステムにより、外国語版メニューの作成をサポートしている。

 食品添加物に着目した取り組みは、宿泊施設自らが動かなくては実現が難しい。一歩踏み込んだ展開で、おもてなしの質向上をはかる。

感動の目撃者になろう!

2017年12月1日(金) 配信

ラグビー日本代表を間近で応援しよう

JTBは2018年1月から、日本で唯一の公式旅行会社として、ラグビーワールドカップ2019™日本大会公式観戦券付ツアーの発売を予定している。2019 年にアジア初となる日本での開催が決定した同大会は、2019年9月20日(金)~11月2日(土)までの44日間で、全国12のスタジアムを舞台に48試合を開催。日本全域で大きな盛り上がりが期待されている。

 販売を予定している公式観戦券付ツアーでは、ラグビー日本代表が出場する開幕戦(2019年9月20日(金)東京スタジアム)や、決勝戦(同11月2日(土)横浜国際総合競技場)など、人気沸騰が予想される試合を含む観戦ツアーを企画している。

 ツアーの詳しい内容や、発売開始日時は決定次第、JTBスポーツウェブサイトおよびJTBスポーツメールマガジンで情報公開する。なお、メールマガジンの登録は以下ウェブサイトから。

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