HIS、中国・四川省でシャンシャン誕生祝う 4カ所のパンダ基地訪問ツアー催行

2024年2月27日(火) 配信

毎日、上野動物園のパンダのようすを発信するブログ毎日パンダの運営者高氏さんが同行する

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は6月8日(土)、中国・四川省にある4カ所のパンダ基地を訪れ、上野動物園(東京都台東区)で誕生したジャイアントパンダ「シャンシャン」の7歳の誕生日を祝う「シャンシャンお誕生日ツアー」を催行する。

 シャンシャンは2017年6月12日に生まれた。昨年2月に中国に返還され、現在は四川省にある雅安碧峰峡パンダ基地で暮らしている。

 ツアーは6日間実施。省内にある成都と雅安のほか、都江堰にある熊猫楽園と熊猫谷のパンダ基地を訪れる。毎日、上野動物園に通いパンダのようすを発信するほか、見分け方を説明するブログ「毎日パンダ」の運営者の高氏貴博さんが同行する。6月11日(火)の夜には「誕生日前祝いパーティ」を開催。高氏さん監修のシャンシャンの動画を上映し、横断幕へのメッセージ記入と記念撮影を行う。

 2人1室利用時の大人1人当たりの旅行代金は17万9800円。申し込みは同社のコールセンターで受け付けている。募集人数は30人。

五感で楽しむ、体験型道の駅 「道の駅館山グリーンファーム」開業

2024年2月27日(火) 配信

食体験を充実(画像はイメージ)

 五感で楽しむ、体験型道の駅――。千葉県館山市に2月16日(金)、「道の駅館山グリーンファーム」が開業した。さまざまな農水産物が楽しめる「食材の宝庫」である館山市の食の魅力を高め、発信する役割を担う。施設内の農園で野菜や花の収穫体験ができるなど、食の体験も充実させ「食と体験のテーマパーク」を目指す。

 物販エリアには、地元農家自慢の旬の野菜や果物、花などを取りそろえる。併せて、地元農産物を使った加工品や、市内の老舗和洋菓子店とのコラボレーションスイーツなどのオリジナル商品も販売する。

 飲食エリアは、ジビエを使用した「館山ジビエバーガー」を始め、館山の人気パン屋さん「ブーランジェリー スルジェ」のバンズを使用したオリジナルバーガーなどが味わえる「TATEYAMA BURGER」や、新鮮な牛乳やソフトクリーム、生シェイクを楽しむことができる「須藤牧場 道の駅グリーンファーム館山店」などで構成。南房総地域に初出店となる袖ケ浦市の人気店「のうえんカフェ」では、本店で人気のロールキャベツやチキンカツに加え、ジビエを使用した限定メニューも味わえる。

参加して能登を応援! ビッグホリデーが能登復興PJ実施中

2024年2月27日(火) 配信

毎日LINEルーレットを回して応援!

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)はこのほど、「旅で応援!能登復興PJ」を始めた。公式LINEで行っているイベントの参加数に応じて同社が義援金を寄付するキャンペーンなどを実施している。参加者の負担はない。3月5日(火)まで。

 同社のLINE公式アカウントを友だち追加し、LINE内のルーレットを回すと1回10円を令和6年能登半島地震の義援金として同社が寄付する。寄付はCP終了後に日本赤十字社へ総回転数×10円の金額で行う。同社は「毎日1回参加可能で、参加すればするほど被災地への支援ができる」と呼び掛けている。なお、参加者には抽選で金沢旅行1泊2日などが当たる。

 また、XではプロジェクトのWebページをシェアし、CP投稿をリポストするとページシェア総数×10円を同社が負担して寄付を行う。こちらの参加者には北陸の土産4000円相当が抽選で2人に当たる。参加には同社公式Xのフォローが必要。

防災プログラムをツアーコンテンツ化 「新しい事例」と評価 砂浜美術館(高知県)らが第19回エコツーリズム大賞に

2024年2月26日(月)配信

表彰式は環境省で行われた

 エコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取り組みを表彰する第19回エコツーリズム大賞の表彰式が行われ、砂浜美術館と大方遊漁船主会、黒潮町観光ネットワークの取り組みが大賞を受賞した。

 従来の活動に加え、関係機関が連携して防災プログラムをツアーコンテンツとして商品化する取り組みがエコツーリズムの新しい事例であると、主催する環境省と日本エコツーリズム協会が評価した。

 3者は高知県・黒潮町の長さ4㌔の砂浜を「美術館」に見立て、エコツアーやアートイベント、防災学習プログラムなどを推進している。

 砂浜美術館の村上健太郎理事長は「黒潮町は、自然と人の付き合い方を深く考える地域であると思っているので、受賞をきっかけに地域資源を(改めて)見つめ直し可能性を広げていけたい」と思いを語った。また同町が2023年脱炭素先行地域に選定されたことに触れ、「防災と脱炭素を関連づけて取り組みを推進するとともに、両者に観光の切り口を加え、エコツーリズムを通じ住んで良かったと思えるまち、訪れたいと思っていただけるまちづくりにつなげていきたい」と今後の展望を語った。

 八木哲也環境副大臣は「受賞された9団体の皆様は、各地域の特性や魅力を最大限に生かし、環境教育や保全活動、商品開発などさまざまなアプローチで持続可能なツーリズムや地域活性に寄与されている。各取り組みは国内外に発信できる有用な事例であり、我が国のエコツー推進に寄与する大変意義深いモノであるので、受賞を契機に一層積極的に活動していただくとともに、全国でエコツーリズムに取り組まれている多くの人の励みになるよう引き続きご尽力いただきたい」と呼び掛けた。

 優秀賞以下、受賞団体は以下の通り。

【優秀賞】

 上高地ネイチャーガイド協議会・ベルトラ

【特別賞】

 かがわ里海大学協議会・フォレストニア・やまね酒造・やんばる「保全と利用」体験型コンテンツ開発実行委員会、東村観光推進協議会、やんばるリンクス

【パートナーシップ賞】

 岐阜県飛騨市・東急ホテルズ&リゾーツ

群馬県旅行業協会、会員大会を再開 協定会と連携深めコロナ禍から復活へ 

2024年2月26日(月) 配信

小林聡新会長

 群馬県旅行業協会(小林聡会長)は3月11日(月)、ホテルメトロポリタン高崎(群馬県高崎市)で「『郡旅協協定会 コロナ禍からの復活フォーラム2024』講演会・商談会」を開く。コロナ禍以降、ホテル・旅館などの受入施設で構成する協定会との行事「会員大会」を中止。旅行業協会と協定会の復活に向けて連携を強化するため、今年度は基調講演と商談会を中心とした会員大会を再開する。

 このうち、基調講演は「スマホで差のつく写真の撮り方」をテーマに、フォトグラファーの吉良幸恵氏が登壇する。ホームページやインスタグラム、X(旧ツイッター)などへの投稿に役立つ情報を提供するという。

 また、翌日には旅行業協会と協定会の会員の懇親をより深めるため、初めて親睦ゴルフコンペをサンコーカントリークラブ(群馬県高崎市)で開催する。表彰式では、多数の景品を用意するほか、軽食パーティーも行う。プレー代は7500円、参加費は2000円としている。

クラブツーリズム、2年連続の受賞 「台湾観光貢献賞」授与

2024年2月26日(月) 配信

記念トロフィーを授与される柏山卓士取締役旅行営業本部長(写真右)

 クラブツーリズム(酒井博社長)は2月22日(木)、台湾・台北市の圓山大飯店で行われた「2023年台湾観光貢献賞」の授与式で、台湾交通部の王國材部長から受賞記念トロフィーを授与された。

 「台湾観光貢献賞」は、台湾の観光振興に多大な貢献をした企業や団体、個人に対して台湾交通部観光局から贈られるもの。クラブツーリズムはこれまで、さまざまなテーマにこだわった商品を積極的に販売。鉄道旅行や貸切り天燈上げイベント、女性限定美容ツアーなど高品質で多岐にわたる台湾商品の販売促進を行ったと評価され、受賞の運びとなった。

 台湾交通部観光局によると、台湾旅行の誘客促進キャンペーンや説明会のほか、積極的にテレビ・新聞などの媒体を使って台湾観光促進に貢献したことが受賞の要因。

 受賞を記念して、成田発「グルメも観光も買い物も!台湾満喫いいとこ巡り5日間」のほか、関西発「キャセイパシフィック航空ビジネスクラス利用(関西~台北間)シャングリラに3連泊 週末出発または連休利用 台北の休日4日間」の2コースを売り出した。

JATA、第2回「SDGsアワード」募集開始 旅行業界のSDGs促進・拡大を目指す

2024年2月26日(月) 配信

JATAは3月31日まで、第2回「SDGsアワード」の応募を受け付ける

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)はこのほど、第2回「SDGsアワード」の募集を始めた。旅行業界としてもSDGsへの取り組みが重要になるなか、会員企業の事例を広く周知・共有することで、業界における取り組みを促進・拡大させていく目的。

 前回は会員26社から75件の応募があり、大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞など39件を表彰した。

 第2回アワードは、2023年4月~24年3月にJATA正会員がSDGs達成に向けて実施した活動・事業、近年継続して実施した活動・事業を表彰対象とする。なお、期間内に効果が見られたものに限る。

 1社で複数の応募が可能であり、部署・グループにより取り組みや、複数企業が連携した取り組みも含まれる。

 表彰部門は①社会・人権②経済・産業③地球環境④共創──の4つを設置した。

 応募期間は3月31日(日)まで。

「提言!これからの日本観光」 「観光」は〝ただの遊び〟ではない

2024年2月25日(日) 配信

 「観光」の仕事に関わるようになった当初に、戸惑ったことは、世上における多くの人々が「観光はただの遊び」と思っているらしいことであった。〝仕事〟の対象としては、なかなか認めてもらえなかったことを思い出す。

 「観光」は年間生産額(直接)約25兆円、間接効果を入れると50兆円近い額にのぼるため、日本の基幹産業ともてはやされている。その反面、「観光」の真の意味が今もって多くの人々に、正しく理解されていないことが残念だ。

 「観光」は、地域の「光」を「(心を込めて)見(観)る」、また「観す」ことによって、人的交流をはかる文化的経済行動だという正しい意味が理解することができるまでには、私もかなりの経験と時間が必要だった。

 多くの人々との交流関係を持つことで、ささやかな「文化」が創生し、発展すると考えるとき「観光は重要な文化活動」にほかならないと思っている。

 また「観光」によって関係する地域には、活発な経済(資金の循環など)の動きが発生している。

 このように「観光」は、文化的経済活動であることが世上、充分理解されているとは言い難い。それのみか「観光」は、〝ただの遊び〟にすぎないと看過されていることも多いため、観光業に携わる人々の社会的評価も実態を正しく反映していない点が多く見受けられる。

 これは、「観光」が人間の本能に根差す「文化的経済行動」であることを正しく理解するには、かなりの経験も必要となるからだ。

 確かに年間生産額約50兆円、雇用者数約百万人という数値を見る限りでは、「観光」は日本の基幹産業の1つにほかならない。実際に「観光」によって多くの街が勃興し、発展してきたのも、そのためではないかと思う。

 「観光」は人的交流を促進し、文化の創生発展をもたらす重要な行動だと確信している。また、それが「観光」に参加する人々が「観光」を味わい、かつ楽しみつつ成就されるところに、「観光」によるまちづくりが、各地で急速に進展する動機であったと考えられる。

 このような「観光」の推進に不可欠なものは、適時適切な「情報」を広く知らせることだと思う。絶えずに更新した観光地などからの充実した「観光情報」を送受信していくとき、日本においては国土のほとんどの地域が、魅力ある観光地としてなり得るといっても言いすぎではないと思っている。自分自身の出身地を観光地として考えて、適切な情報発信を行えば、全国どこもが多くの人が訪れたくなる観光地となるといっても決して大げさな表現ではない。

 特定の地域への観光のみでなく、国土全体を観光地とするために、万偏なく幅広い観光情報を発信することによって、この恵まれた国土を活かさない手はないと思われる。

 

 

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(229)」地域レガシーの再生(群馬県富岡市)

2024年2月24日(土) 配信

世界遺産・富岡製糸場正面玄関と東置繭所

 地域には、歴史の中で輝き、大きな役割を果たした時代がある。そんな地域のレガシー(過去から引継ぎ、未来へとつなぐ)を学び、新たな地域レガシーを形成していこうという事業が動いている。観光庁が2021年から始めた「レガシー形成事業」である。

 この事業では地域再生のための抜本的プランを検討し、その実現可能性調査などを踏まえ、新たな活用計画の策定と実現を目指している。23年度現在、全国で14の事業が動いているが、その1つ、世界遺産富岡製糸場の事業に関わらせていただいている。

 富岡製糸場は、14年6月、ドーハで開催された第38回世界遺産委員会において世界遺産に登録された。「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、富岡製糸場をはじめ、田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)の3市1町に点在する養蚕関連史跡によって構成される文化遺産である。

 300釜のフランス式繰糸器が並ぶ繰糸場をはじめ、長さ104㍍、高さ12㍍の東置繭所と西置繭所、動力場の蒸気釜所、フランス人技師ブリューナが滞在した首長館(ブリューナ館)、鉄製の貯水槽(鉄水溜)など、1872(明治5)年操業以来の製糸場の姿を今に伝える貴重な文化遺産が現存する。

内部改修が終わった西置繭所

 世界遺産登録された2014年は、大きな話題となり、それまで年間20万人ほどだった来訪者は一気に134万人まで急増した。しかし、製糸所内部の見学は、動かない機械類、飲食や土産などの制約、単調なギャラリーなど、「一度見たらもう十分」といった感想も聞こえてきた。案の定、登録2年後あたりから客足が衰え、コロナの影響もあり20年ごろには、登録前の水準に戻ってしまった。近年、少し回復したものの30万人に届かない。国宝・重要文化財・世界遺産の建物は、このままでは膨大な赤字を抱え、大きなお荷物になってしまう。

 事業では、世界遺産登録前の12年に策定した「旧富岡製糸場整備活用計画」の原点に戻ることから始まった。繰糸機の再生による生糸生産の再現を含む動態展示、国宝3棟を核とした世界遺産ミュージアムとしての全体整備、他施設での宿泊・滞在施設、レストラン・カフェ、教室などの再整備。さらには、製糸場周辺のまちなかにある古民家再生など、地域ぐるみの再生を狙う抜本的な活用計画の策定を意図している。

 富岡製糸場のレガシーとは何か。かつての整備活用計画では、友人であり、近代化産業遺産群33などをともに手掛けた故清水慶一氏(国立科学博物館)が掲げた「颯爽たる気概」を踏襲したいと思う。富岡製糸場が完成した明治初期、日本人は西洋列強に追いつき、これらを超える強い気概をもっていた。文化財であるがゆえに活用が難しいというのは本末転倒。重要な文化資源とその精神を守るためにも、多くの方々に訪ねてもらえる抜本的な活用が急務なのである。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

「観光人文学への遡航(44)」 ライドシェア導入に対する疑問②

2024年2月23日(金) 配信

 十分な議論もなしに、あっという間に決まってきたライドシェアに関して、観光関連産業としても無関心ではいられない。むしろ、これは公共交通、観光事業にとどまらず、日本の今後のあり方を左右する大きな分岐点であるにも関わらず、政府は単なるデジタル化の一環のような扱いで、いつの間にか導入しようとしている。先月に続いて、ライドシェアの問題点を指摘する。

 

 現在旅客を有償で輸送する業務に従事する者に関しては、第二種運転免許保持者に限定されている。二種免許は、1956年から導入されており、旅客の安全性確保の観点から、私たちが一般的に保持している普通第一種運転免許よりもかなり厳格な試験を課している。そもそも、受験資格は21歳以上で普通免許や他の第二種免許を取得してから免停期間を除いて3年以上と規定されている。これは、2022年に道路交通法が改正され、「受験資格特例教習」を修了することにより、19歳以上かつ普通免許等を受けていた期間が1年以上あれば受験可能となったが、それでもかなりハードルは高い。現在でも合格率は10%程度といわれている。

 

 運用もかなり厳格になされていた。運転代行も、旅客の有償輸送なので二種免許が求められている。宿泊機関ではおなじみの最寄り駅との送迎に関しては、お客様から運賃はもらわずに自社社員が自家用車両を使って行っているため二種免許を必要としないが、商業施設などで行われている送迎バスは、お客様が運賃を支払うことはないものの、店舗がバス事業者に有償で運行を依頼しているので旅客自動車運送事業とみなされ、二種免許と緑ナンバー車両が必要になる。

 

 ライドシェアはこのプロセスを無きものにする。国土交通省は、今まで乗客の安全のためにとこれだけ厳格に運用してきたが、普通免許しか持たない素人ドライバーに有償旅客輸送を認めるということは、厳格な二種免許との整合性がまったくつかない。

 

 さらに、タクシー会社が日常的に徹底して運行管理を行っているということは、車両の安全管理やドライバーの健康管理にも責任を負っているということを忘れてはならない。業務開始時に車両の点検を行い、アルコールチェックはもちろん、ドライバーの心身の健康状態を見極めて、問題があれば乗務させないという厳格な強制力を持った対応を行っている。乗務時間も会社が管理して、超過勤務を防いでいる。会社ではドライバーの健診結果や服用中の薬も把握している。これをすべて個人に委ねて、既存タクシーと同様の管理ができるとは到底思えない。先行したフードデリバリードライバーの杜撰な運転を見たら、目先の水揚げアップのために真っ先に疎かになるのが日常の運行管理だということは火を見るよりも明らかだ。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。