新潟の新アンテナショップ 銀座に8月8日オープン

2024年8月2日(金) 配信

日本酒の有料試飲コーナー

 新潟県の東京都内での新たなアンテナショップ「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」が8月8日(木)にオープンする。

 地下鉄銀座駅から徒歩1分の複合ビルの1~3階、8階、そして地下1階を占める。

 このうち1、2階がショップで約1000品目の商品を用意する。1階では野菜や米、米菓子、へぎそばなどの食料品を、2階では日本酒やワイン、地ビールといったアルコールと刃物、小千谷縮などの工芸品を販売するほか、日本酒コーナーには約40種の日本酒を試飲できる有料試飲機を設置、AIソムリエが気分や好みの酒を提案してくれる。また、1階では新潟産コシヒカリを使ったおにぎりも常時販売する。

 3階はイベントスペース。県内の自治体や観光協会などの観光物産展に利用する。8階は燕三条を本拠地とするレストランが新潟の食材を中心としたイタリア料理を提供する。地下1階は移住相談窓口。

 新潟県の都内でのアンテナショップは表参道で長らく「新潟館ネスパス」として営業していたが、老朽化したビルの取り壊しのため昨年末に閉館していた。

ACAO SPA&RESORT(旧商号:ホテルニューアカオ) 民事再生法の適用を申請(帝国データバンク調べ)

2024年8月2日(金) 配信

 ACAO SPA&RESORT(旧商号:ホテルニューアカオ、中野善壽代表、東京都千代田区)は7月29日(月)に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。帝国データバンクによると、負債は約63億円。

 同社は1954(昭和29)年3月創業、70(昭和45)年6月に法人改組されたリゾート施設の運営業者。静岡県熱海市錦ヶ浦エリアで、本館「ホテルニューアカオ」と、新館「ロイヤルウイング」の2つの大型ホテルに加え、植物園・海水浴場の運営なども手掛けていた。

 熱海温泉エリアの老舗ホテルとして知名度は高く、国内客だけでなくインバウンド客の取り込みでも実績を重ね、2018年12月期には年間収入高約48億400万円を計上していた。

 しかし、20年以降は新型コロナの影響で業容の大幅な縮小を余儀なくされ、21年12月期の年間収入高は約9億6300万円に落ち込んだ。

 この間、2つのホテルは他社へ売却し、同社は植物園・海水浴場の運営と、社有不動産の開発に注力していたが、「業容縮小により採算の悪化が進んでいた。近時も改善の目途が立たないことから、自力再建を断念した」(帝国データバンク)という。

 なお、他社に売却した各ホテルは営業を継続中。同社が運営している植物園と海水浴場の営業も継続している。

東京スカイツリーで制服着用体験 夏休みのキッズ向けに初企画、はとバスも登場

2024年8月2日(金) 配信

キッズユニフォーム (イメージ)©TOKYO-SKYTREE

 東京スカイツリーは8月8日(木)~12日(月)まで、夏休みの特別企画として「夏休み 東京スカイツリー®キッズユニフォーム体験」を初めて実施する。東京スカイツリースタッフの制服を着用し、東京スカイツリーのパネルを背景に写真撮影ができる。子供向けサービスの充実で家族連れの来館を促すほか、子供に仕事や社会に関心を持ってもらう機会を創出するのが狙い。

 期間中、午前11時~午後4時まで、東京スカイツリー5階出口フロアで開催する。対象は3~12歳(100~150サイズ相当)。各日、3回限定で公式キャラクターの「ソラカラちゃん」も登場し、一緒に写真撮影ができる。参加費は無料。

 また、8月10日(土)の「はとの日」には、はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)との連動企画で、はとバスの運転士・ガイドユニフォームの着用もできる。当日はノベルティのペンスタンドを配布するほか、はとバス公式キャラクターの「しゃぽぽ」と写真撮影が楽しめる。「しゃぽぽ」は午前11:30と午後1時の2回登場する。

群馬県のダムから長野県のダムへ 管理道路走るレースへの参加ランナー募集中

2024年8月2日(金) 配信

2023年開催写真

 群馬県・上野村の上野ダムと長野県・南相木村の南相木ダムを管理するための道路をコースにしたランニングレース「上信国境ダムtoダム ハイランドラン2024」が9月29日(日)に開催される。9月22日(日)まで参加ランナーを募集している。累計標高は1057メートル、距離は23キロ。

 普段は立ち入り禁止の作業用道路をコースとしたロードランニングレースで、今回が3回目。途中、ランナーはヘッドライトを身に着け、真っ暗なトンネルを通過。標高差694メートルを駆け上がったゴール地点の南相木村では、村民があたたかく迎えてくれる。

 2つのダムは発電所のための調整池で、上下2つのダムの落差を利用して発電し、神流川発電所では47万キロワット出力の発電機が2台稼働する。今後、6号機まで整備する計画で、完成して運転を開始すると世界最大級の揚水式発電所になるという。

 レースは午前9:30分に開会式、スタートは10時。フィニッシュ制限は午後4時まで。参加費は9500円。申し込みは専用URLから。

大阪観光大学×相撲レストラン越智泉部屋 学生が地元食材でインバウンド向け屋台メニュー考案

2024年8月2日(金) 配信

相撲レストラン越智泉部屋で、学生たちと山本剛准教授(左端)

 大阪観光大学(山田良治学長、大阪府・熊取町)は7月28日(日)、ビーエルデーオリエンタルが運営する「小錦プロデュース相撲レストラン越智泉部屋」(越智やすし代表、大阪府泉佐野市)とコラボレーションして、学生が地元食材で考案した屋台メニューを販売するPRイベントを実施した。

 同社が得意とするインバウンド向け飲食エンターテインメントサービス事業に学生が関わることにより、大阪・泉州地域の活性化と若手の観光人材育成が目的。

 参加したのは、大阪観光大学観光学部・山本剛准教授のゼミ生ら観光を学ぶ2、3年生25人。このうち、約半数が中国、台湾、ベトナム、インドネシア出身など留学生が占める。

学生たちは何度も試作を繰り返した

 学生は3チームに分かれ、①泉州水ナスと夏野菜のベトナム風生春巻②旬の泉州ガッチョ唐揚げ+地元野菜具だくさんタルタルソースぞえ(いずみピクルス社製)③旬の泉州タマネギの無限オニオンフライ――などを考案。イベントに先立って、学生たちは越智泉部屋の休業日に厨房を借りて試作を繰り返すなど、外国人観光客に喜んでもらえる屋台メニューの開発に挑んだ。

かぶりものでイベントをPRする学生

 当日は、学生たちは水ナスやタマネギ、ガッチョ(魚)のかぶりものでイベントをアピール。一番人気のメニューは「水ナスピクルス和風mix」だったという。

 ただ、初めてのイベントのため、集客、販売ともに苦戦気味。山本准教授は「『インバウンド×地域PR』をより深化し、企画を練り込んでいく起点となった1日だった」と、次年度の課題と手応えを感じたようす。学生たちも「リベンジ開催をしたい」と意気込んでいる。

移動を通じた関係・つながり創造を JALが取り組み可視化するマップ公開

2024年8月2日(金) 配信

未来を描いた「JAL FUTURE MAP」

 日本航空(JAL)はこのほど、「移動を通じた関係・つながり」を創造する未来を描いた「JAL FUTURE MAP」を公開した。社内外に取り組みを広く発信するため、特設サイトを開設。コンセプトムービーも作成した。

 JALグループは中期経営計画のローリングプランで、環境や社会に配慮するESG戦略を最上位の戦略に位置づけ、社会的価値と経済的価値双方を創出して企業価値を向上させる考えを示している。今回、ESG戦略で掲げる「関係・つながりの創造」に向けて活動をさらに促進するため、取り組みを可視化するマップを作成した。さまざまな社員がマップ作りに参画し、未来のアイデアやJALと社会のこれからの関り方の例を描いた。

 取り組みの具体的なものとして、7月1日にJALグループの横断的な推進をはかるため「関係・つながり創造部」を立ち上げた。関係人口の拡大や地域社会、コミュニティとの関わり度合いを高め、何度も訪れたくなる仕組みづくりを通じて「関係・つながりの総量」の増大を目指す。

 また、移動の新たな目的をつくるための事業として、昨年度から実証実験を行ってきた、学びを通じて地域とつながるプラットフォーム「旅アカデミー」を8月下旬に本開校する。同アカデミーはジャルパックが新たな旅のカタチとして提案する「旅と学びの体験型プログラム」で、実際に地域とつながることで、生き方や考え方が変わるような出会いが得られるのが特徴。開校時には、国内4つのプログラムを募集する予定で、今後は海外にも対象地域を拡大していきたい考え。

山代温泉観光協会 来年で開湯1300年 「地域資源の磨き直しを」

2024年8月2日(金) 配信

和田守弘会長

 石川県加賀市の山代温泉観光協会(会長=和田守弘・たちばな四季亭社長)は7月1日、同温泉にある「みやびの宿加賀百万石」で2024年度通常総会を開いた。今年は、昨年8月に一般社団法人化してから初の総会となり、議事ではすべての議案を承認可決。任期満了に伴う役員改選で和田会長を再任した。

 和田会長は「今年は年明け早々に能登半島地震が発生し厳しいスタートとなったが、3月16日に北陸新幹線・加賀温泉駅が開業後は、石川県の需要喚起策もあり、多くの観光客が訪れている。訪日客はアジアはもちろん、欧米も増えている。2、3年後には、現在数%しかないインバウンドのシェアを15%程度にまで引き上げたい」とした。

 また、「来年は、行基が725年に山代温泉を発見してから1300年となる節目の年。長い歴史に彩られた山代温泉の魅力を、国内外へ、改めて発信していく」と意気込みを述べた。

 今年度は、昨年度に策定した「山代温泉中期ビジョン計画2023―2030」の具現化を推進し、来年の開湯1300年に向け、地域資源の磨き直しを行う。

 その後、岐阜県高山市で訪日客にも人気の高山まちなか屋台村「でこなる横丁」を仕掛けた「Tri-Win(トライウィン)」代表の伊藤通康氏が記念講演を行い、これまでの活動などを紹介した。

雲仙福田屋 MKT支援で売上増 Web事業強化で集客も

2024年8月2日(金)配信

雲仙福田屋外観

 長崎県・雲仙温泉の「雲仙福田屋」(福田努社長、全34室)は昨年6月、デジタルマーケティングを支援するCS―C(シーエスシー、椙原健社長、東京都港区)のサービス「C-mo Pro travel(シーモプロトラベル)」を先行導入した。CS―Cは、飲食・美容業界6千店以上にサービスを提供。豊富なデータや経験を生かし、昨年から宿泊施設向けサービスも始めた。導入の経緯や利用開始後の状況を、福田社長とWeb事業担当の福田真紀常務に聞いた。

【塩野 俊誉】

福田努社長

 同館では現在、Web専属スタッフは置かず、福田常務と予約担当者の2人が、Web事業を兼務している。数年前から、Web事業の強化は課題として捉えていたが、コロナ後は、より一層、危機感が強くなった。

 旅行形態の多様化やニーズの細分化がさらに進んだことで、自分たちがこれまで培ってきた経験だけでは、対応できなくなってきたと感じたからだ。

滋賀県旅行業協会 旅行業の未来像模索 生き残りかけ会員座談会開く

2024年8月2日(金)配信

20社21人が集まった

 滋賀県旅行業協会(北川宏会長、71会員)は7月12日、近江八幡市のホテルニューオウミで今後の旅行業の在り方を模索しようと、会員による座談会を開いた。コロナ禍を経て旅行業態が変化するなか、「コロナ前の仕事は戻ってこないだろう」(北川会長)との強い危機感のもと、今春の通常総会で意見交換を行うことが決まり、開催に至った。

【土橋 孝秀】

 「今後の中小旅行業の方向性について~生き残りをかけて」をテーマに、20社21人が参加し議論した。冒頭、北川会長が「顧客の入れ替えや新規事業を実施するなど、コロナ前より利益を出している会社もある。一方、旅行業を続けていても儲からないということで当協会会員数も減少している。今日はざっくばらんに意見を交換する場になれば」と述べた。

 参加した会社は、

23年夏時点で人流量が増加したスポット紹介 23年は植物園が注目された(ブログウォッチャー)

2024年8月1日(木) 配信

 

 位置情報データを用いた広告・分析サービスを提供するブログウォッチャー(新村生社長、東京都中央区)はこのほど、観光に特化した人流データ「デジタル観光統計(国内版)」のデータを集計し、「動植物園・水族館」「史跡・城跡・城郭」「神社・寺院・教会」などの各カテゴリについて、2023年夏時点で、人流量が増加しているスポットを発表した。

 ランキングでは、22年7~8月と23年7~8月の人流データを比較した。

□動植物園・水族館

1位 「花と緑と自然の情報センター」(大阪府大阪市) 478%増
2位 「高知県立牧野植物園」(高知県高知市) 369%増
3位 「北海道大学植物園」(北海道札幌市) 193%増
4位 「新潟県立植物園」(新潟県新潟市) 190%増
5位 「六甲高山植物園」(兵庫県神戸市) 184%増

□史跡・城跡・城郭

1位 「岡崎城」(愛知県岡崎市) 1107%増
2位 「浜松城」(静岡県浜松市) 290%増
3位 「白石城」(宮城県白石市) 246%増
4位 「大阪城天守閣」(大阪府大阪市) 191%増
5位 「岩手銀行赤レンガ館」(岩手県盛岡市) 190%増

□「神社・寺院・教会」

1位 「静岡浅間神社」(静岡県静岡市) 554%増
2位 「奥之院」(和歌山県・高野町) 235%増
3位 「久能山東照宮」(静岡県静岡市) 232%増
4位 「壬生寺」(京都府京都市) 225%増
5位 「妙立寺」(石川県金沢市) 183%増

 

 同社は、「動植物園・水族館カテゴリは、トップ5がすべて植物園であり、当時放送されていたテレビドラマの影響が出ている」と推測した。