合宿や研修、団体貸切も対応 群馬県高崎市の「MUST WIN HOTEL」が全面改装

2025年11月5日(水) 配信

ホテル外観

 群馬県高崎市のビジネスホテル「MUST WIN HOTEL」(群馬県高崎市片岡3―2179)はこのほど館内を全面改装し、リニューアルオープンした。1人1泊4000円と高崎市内のビジネスホテルで最安値に挑戦する。

 最大70人までの合宿や研修などの団体利用ができ、貸切にも対応するほか、無料送迎バスやミーティング用プロジェクターなどのサービスを備える。

 立地は高崎駅から車で約10分。市内有数の観光地である観音山に位置し、市内が一望できるのも魅力。同施設は「高崎随一のパワースポットで、自然と絶景に包まれながら、勝負に備える特別なひとときをご提供します。この機会にぜひ、新しく生まれ変わった“MUST WIN HOTEL”をご体感ください」とアピールする。

「観光革命」地球規模の構造的変化(288) 高市政権と観光立国

2025年11月5日(水) 配信

 10月21日(火)の臨時国会で自民党の高市早苗総裁が首相に選出され、憲政史上初の女性首相が誕生した。日本が数多くの内憂外患を抱えるなかでの新政権の発足である。

 高市政権は少数与党体制でのスタートであり、しかも26年間に亘って継続してきた自公連立体制に終止符を打ち、新たに日本維新の会による閣外協力という不安定な体制での船出になっている。高市首相は24日(金)に就任後初の所信表明演説を行い、物価高への対応に最優先で取り組むことを表明すると共に、数多くの国家的課題について新政権としての基本方針を表明した。

 高市首相は所信表明演説で「地方の活力はすなわち日本の活力であることを、身をもって知っております」と述べ、地域未来戦略の推進を表明しているが、肝腎の「観光」への言及はたった1回限りで、しかも「人口政策・外国人対策」との関わりのみであった。

 「人口減少に伴う人手不足の状況において外国人材を必要とする分野があることは事実です。インバウンド観光も重要です。しかし一部の外国人による違法行為やルールからの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じていることもまた事実です」と述べている。観光は少子高齢化に伴う地方創生で重要な役割を果たし得るが、高市首相は観光の負の側面を注視しているようだ。

 自公連立政権(とくに安倍政権・菅政権)では自民党重鎮の二階俊博氏と菅義偉氏の主導の下で親中派の公明党選出の国土交通大臣が7代に亘ってインバウンド観光立国政策を強力に推進してきた。ところが観光振興に懐疑的かつ親中派ではない高市首相の登場で、従来通りの観光立国政策が安穏と継承されない可能性が高まっている。勿論、量的拡大志向や稼ぐ観光志向のインバウンド観光立国政策が一挙にストップされないにしても減速される可能性が大である。

 世界が大混迷時代を迎え、日本がさまざまな内憂外患を抱える現状において、政府として観光立国の原点(住んでよし、訪れてよしの国づくり)に基づいて観光立国政策の抜本的見直しを行うと共に、地方でも政府の言いなりではなく、「地域の民産官学の賢明な協働」によってそれぞれの地域に最も相応しい観光振興の在り方を再検討すべき絶好の機会が到来している。

【第50回旅館100選】兵庫県・湯村温泉 「佳泉郷 井づつや」

2025年11月5日(水) 配信

長寿大岩風呂「かんのんの湯」

湯で迎え、旬でもてなし、心通う

 国道9号沿いで温泉街を一望できる、創業300年以上の老舗旅館「佳泉郷 井づつや」。約1000坪の日本庭園は四季折々の風情が楽しめ、通路には絵画や陶磁器、能面が飾られ館内ギャラリーとなっている。

源泉温泉露天風呂付特別室「雅」

 客室は、源泉温泉露天風呂付特別室「雅」と源泉温泉テラス露天風呂付和室「栞しおり」に加え、昨年4月に『ユニバーサルツーリズム』をテーマにしたジュニアスイート「彩いろどり」が5室誕生し、贅沢な時間を過ごすことができる。

展望桧風呂「和みの湯」

 効能豊かな自家源泉は、趣向を凝らした8種の浴場で満喫。豊富な湯量で、全客室の湯船や露天風呂、洗面室まですべて温泉を使用している。展望桧風呂からは、壮大な湯村の景色が望め、日頃の疲れを癒してくれる。

新鮮な日本海の幸を盛り込んだお造里

 料理は、松葉ガニをはじめとする日本海で獲れた旬の魚介類を堪能できる。また、「和牛の芸術品」とも称される地元特産の但馬牛も絶品だ。

料理人が目の前で調理してくれる席前料理

星空テラス 貸切風呂「のほほんの湯」

 湯浴みを楽しむ、デッキチェアーを設置。ライトアップされた露天風呂で、日中は湯村の四季を、夜は星空とライトアップが満喫できます。新鮮な温泉をご家族で、ご夫婦でまた贅沢にお一人でお楽しみいただけます。
●要予約/入浴可能時間
15:00~22:00/7:00~9:00(45分3,000円)

交通:《車》北近畿豊岡自動車道 八鹿氷ノ山ICから国道9号を40㎞、P100台(無料)
   《電車》JR山陰本線 浜坂駅からバスで25分、または鳥取空港からタクシーで40分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》料亭、レストラン、宴会場
   《朝食》食事会場、レストラン
部屋:全97室
風呂:長寿大岩風呂、露天風呂、展望桧風呂
泉質:単純炭酸泉
料金:1万8,000円〜5万円

〒669-6821 兵庫県美方郡新温泉町湯1535
☎0796(92)1111 FAX0796(92)2133
https://www.izutuya.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

25年秋の叙勲・褒章、安田眞一氏(元国際観光日本レストラン協会会長)が旭日小綬章

2025年11月4日(火)配信

安田眞一氏

 政府は11月3日付で、2025年秋の叙勲および褒章受章者を発表した。本紙関連では、旭日小綬章に元国際観光日本レストラン協会会長・安与商事社長の安田眞一氏、旭日双光章に元日本旅館協会副会長・舘山寺興業社長の金原貴氏ら8人が受章した。

 本紙関連の受章者は次の各氏。

 【勲章】旭日小綬章 安田眞一(安与商事社長)=元国際観光日本レストラン協会会長 観光事業振興功労

 旭日双光章 金原貴(舘山寺興業社長)=元日本旅館協会副会長 観光事業振興功労▽加藤賢二(小松観光会長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労▽藤本正孝(城西館会長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、高知県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労▽森田繁(古久家旅館社長)=群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労

 

 瑞宝重光章 久保成人(元観光庁長官)=元日本観光振興協会理事長、前東武トップツアーズ代表取締役会長執行役員 国土交通行政事務功労

 瑞宝小綬章 金信男(観光庁観光産業課観光産業高度化企画官)国土交通行政事務功労

 【褒章】藍綬褒章 利光伸彦(ホテル大阪屋社長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労

「今行ける能登」へ 団体向け観光復興進む 朝市再建、空港に飲食店街

2025年11月4日(火) 配信

出張輪島朝市を案内する冨水長毅組合長

 能登空港(愛称=のと里山空港)へは、羽田空港から最短55分。1日2往復しているので、午前便利用なら、昼ごろには各地に着くアクセスが魅力的だ。空港を管理する石川県では、昨年度下期に首都圏の旅行会社と連携し、能登空港を利用した個人向け「復興応援ツアー」を実施。9~11月の3カ月で目標を上回る約900人が参加した。企画は今年度も拡大・継続している。一方、能登各地では、団体利用できる施設の新設・復活も見られる。11月7、8の両日、「今行ける能登」を訪問した。

NOTOMOTIの飲食スペース

 能登空港の駐車場内に昨年11月開業した仮設飲食商店街「NOTOMORI(のともり)」は、全国から復旧・復興で訪れる人たちの拠点としての役割を担うなか、今年8月までに約11万3千人が訪れた。施設内には、被災した6つの飲食店が食事を提供するフードコートのほか、コワーキングスペースも完備する。

 団体昼食場所が限られるなか、飲食・カフェを合わせて約140席と、貴重な存在だ。中華や和食、地元食材を使った創作料理などを楽しめる。予約・問い合わせはメール(info@noto-mori.jp)で。一方、仕事や打ち合わせのできるコワーキングスペース(全19席、無料、予約不可)は、テーブル、カウンター席のほか4人用個室も。700平方㍍という大空間を生かしたイベントやセミナー開催などの利用(有料)も受け付ける。運営を担う雨風太陽の笹谷将貴さんは「仕事や観光で訪れる方など、幅広く利用してもらいたい」という。

 地震による火災で商いの場を失った輪島朝市は、各地へ出張しながら特産品や干物を届ける「出張輪島朝市」を開きながら、昨年7月には地元の商業施設・ワイプラザ輪島店で営業を再開した。野菜や魚介類、輪島塗などを扱う36店舗、農産物の生産者含め48人が出店している。営業時間は午前9時~午後2時。基本、水曜が定休日だが、ショッピングモールが営業しているため店舗に出る組合員も多い。輪島市朝市組合の冨水長毅組合長は、「(この場にも掲げる)出張という名に、元の場所に戻るという思いを込める」一方、その内容は「今まで以上の新しいカタチにしたい」と意気込む。ワイプラザでの営業は27年7月までの期間限定。

輪島塗の絵付け技法「沈金」の体験

 輪島と漆器の魅力に触れる体験施設「輪島工房長屋」は、団体(10人以上)向け企画「『輪島をめぐるプラン』とMy箸づくり体験」を提案している。案内スタッフが団体客のバスに乗り込み、輪島朝市周辺(車窓)やNHK連続テレビ小説「まれ」のオブジェ「まれケーキ」、地震による隆起がみられる光浦海岸、豪雨被害が甚大だった塚田川流域(車窓)などをめぐる。

 工房長屋で楽しめるのは、輪島塗の絵付け技法「沈金」の体験。輪島塗箸は当日持ち帰り可。所要時間は合わせて約2時間半。料金は1人3000円(大人・子供同額、輪島サイダーの土産付き)。2週間前までに予約(☎0768―23―0011)する。

「今行ける能登」へ 見て・食べて・楽しんで♪

 のと里山空港を使った個人・グループ旅行におすすめのコンテンツと観光事業者の声ををまとめました。

「神戸クリスマスマーケット2025」11月8日から、高さ7メートルのクリスマスタワーが登場

2025年11月4日(火) 配信

 標高400メートルの山上に位置する神戸布引ハーブ園(兵庫県神戸市)は、冬の風物詩「神戸クリスマスマーケット2025」を11月8日(土)から開催する。同イベントのシンボルである「クリスマスタワー」が高さ7メートルへとスケールアップし、圧倒的な存在感で来場者を迎える。同日午後5時20分ごろから点灯セレモニーを行う。

 クリスマスシーズンの営業期間は12月25日(木)まで。期間中の金、土・日、祝日および12月15日(月)~25日(木)の全日はナイター営業する。

 高さ25メートルのメタセコイアの木を約1600球の電球で装飾した「森のクリスマスツリー」も見どころ。ツリーの真下は幻想的な空間が広がり、ロープウェイの車窓からも、神戸の夜景とともに黄金色に輝くツリーを望むことができる。

 「森のクリスマスツリー」周辺には、紅葉とイルミネーションが共演する「光の回廊」(全長約150メートル)や「メタセコイアのライトアップ」なども登場。自然と光が織りなす“ボタニカルクリスマス”の世界観を演出する。

 クリスマス特別料金(ロープウェイ往復乗車とハーブ園入園)は大人2800円、子供1400円。

演劇と街歩き融合の体験型ツアー、小泉八雲とセツの世界観を満喫(松江観光協会)

2025年11月4日(火) 配信

「シアトリカルツアー」のイメージ

 島根県松江市の松江観光協会は12月14日(日)までの土・日曜日に、明治時代の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻セツをテーマに、「演劇」と「街歩き」を融合させた観光イベント「八雲と歩く松江じかん」を開催している。

 市内中心部のカラコロ工房や松江大橋、源助公園周辺を舞台に、地元役者の演技と街歩きを組み合わせた体験型観光プログラムだ。

 イベントは2部構成で、第1部「シアトリカルツアー」(午前10時15分、午後0時からの2回)は、地元の「劇団Yプロジェクト」が企画。八雲とセツのエピソードを演劇で楽しみながら、ゆかりの地を巡る。各回定員10人で、同協会公式サイトで事前予約を受け付ける。

 第2部「サプライズパフォーマンス」(午後1時~4時)は、予約不要で気軽に参加可能。芸能プロダクション「bows cast agency」(同市)による企画で、「八雲とセツがタイムトラベラーと共に明治から現代にやってきた」という設定のもと、松江中心部の各所に八雲夫妻が突如出現。訪れた人々と写真を撮ったり、会話を楽しんだりできる。合言葉「あげ、そげ、ばけ」を伝えると、先着20人に記念バッジが贈られる特典もある。

NAA、SAF認知度促進CP開催へ 広く周知し一層の導入はかる

2025年11月4日(火) 配信

成田空港第1ターミナル北ウイング4階3面デジタルサイネージ前

 成田国際空港(NAA、藤井直樹社長)は11月11日(火)~21日(金)、航空業界における脱炭素化への取り組みを広く発信する「SAF認知度促進キャンペーンin成田空港〜サステナブルな空の旅SAFと⽻ばたく未来へ〜」を開く。CO₂削減を目指す「サステナブルNRT2050」の一環で、とくに量の多い航空機の排出削減に向け、SAFを広く周知することで、さらなる導入をはかる。

 同キャンペーンでは、成田空港第1ターミナル北ウイング4階3面デジタルサイネージ前にSAFについて紹介する動画やパネルを展示。SAFの原料となる植物油サンプルも並べる。

日本旅行が創業120周年迎える 吉田社長がメッセージ

2025年11月4日(火) 配信

 日本旅行(吉田圭吾社長、東京都中央区)は11月1日(土)、創業120周年を迎えた。吉田社長は「長きにわたり、日本旅行グループを支えていただいた皆様には改めて感謝を申し上げます」とメッセージを発信している。

 メッセージの全文は以下の通り。

 当社は1905(明治38)年、現在の滋賀県草津市で創業しました。お客様、地域の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様の温かいご支援で、今日まで歩みを続けることができました。心より御礼申し上げます。

 創業者の言葉である「お客様を大切にしてお客様のご満足を得ることを以って、第一のモットーとする」というホスピタリティの精神をすべての行動の原点として掲げ、今日まで日本におけるツーリズム産業発展の一翼を担って参りました。

 私たちは、団体旅行という概念さえなかった時代に「人のため」の追求から旅行業の礎をつくった創業者の思いを受け継ぎ、120年目の今もなお「社会のために」できることを探求し続けています。業界を取り巻く経営環境がめまぐるしく変化しているなかで、日本旅行の存在価値は、今まさに次のステージへと進もうとしています。

 これからも日本旅行グループ一丸となり、地域社会に貢献できる企業となるべく、次の時代も社員とともに挑戦して参りたいと存じます。変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

             株式会社日本旅行 代表取締役社長 吉田 圭吾

11月14日の埼玉県民の日は高校生以下の県民無料に ムーミンバレーパーク

2025年11月4日(火) 配信

(左から)ムーミン物語の望月潔社長、大野元裕埼玉県知事、ムーミントロール

 ムーミン物語(望月潔社長、埼玉県飯能市)は11月14日(金)の埼玉県民の日に、ムーミンバレーパークで埼玉県内在住の高校生以下の子供を対象に、1デーパスを無料で提供する。当日は、入園した県民にオリジナルタオルもプレゼントする。県民の日のためにデザインされたもので、なくなり次第終了となる。キャンペーンPRのためムーミントロールが10月30日(木)に埼玉県庁を訪れ、大野元裕知事に取り組みを紹介した。

 当日は記念アートラテをライブラリーカフェで販売する。価格は980円で、こちらは誰でも購入できる。また、午後6時からは県民の日を記念した「ムーミン谷の湖上花火大会」を開催する。時間は約5分間。

 11月1~23日のキャンペーン期間中は県民を対象に前売りチケット通常3900円のところ、3700円で提供する。子供前売りチケットは通常1000円が900円になる。なお、当日券はそれぞれ4300円、1300円。

 また、隣接のメッツァ(望月潔社長、埼玉県飯能市)が運営する北欧のライフスタイルが体験できる施設、メッツァビレッジでは埼玉県民の小学生以下の子供に北欧の菓子をプレゼントする。先着1000人。各店舗でも県民への限定特典を用意。ミートボール専門店「toroli」ではミニミートボールを1個プレゼントする。ムーミンバレーパークショップでは、購入した先着400人の県民にオリジナルステッカーを配布する。

 埼玉県民の日を記念して、県マスコットの「コバトン」もメッツァビレッジに駆け付ける。いつ出会えるかは当日までのお楽しみという。

 なお、いずれの埼玉県民向け特典も県在住が証明できる身分証明書の提示が必要になる。