ヘリコプターで万博会場周辺を遊覧 万博チケットも付いたツアー企画 たびサポナ

2025年8月6日(木) 配信

ヘリコプター遊覧イメージ

 よみうりサポナ(笹倉光雄社長、大阪府大阪市)が運営する「たびサポナ」はこのほど、大阪・舞州にヘリポートがある小川航空(小川正勝社長、大阪府大阪市)とタイアップし、大阪・関西万博会場周辺をヘリコプターで遊覧する体験と、万博入場チケットがセットになった日帰りバスツアーを売り出した。

 ツアーは新大阪駅か大阪駅、天王寺駅前からバスに乗り、午前9~10時にヘリポートへ。約5分間のフライトを楽しむ。ヘリポートでは、ヘリコプター操縦席体験や、写真撮影も可能。その後、大阪・関西万博会場に約5時間滞在する。帰りのバスは午後6:45~7:30出発の予定。希望者は事前申請で、万博会場で離班することもできるという。

 旅行代金は大人1人2万3800円、12~17歳が2万1000円、4~11歳が1万8800円。すでに万博チケットを持っている人は団体割引価格のチケット代を割引する。

やまがた舞子の魅力発信、NFTカード付き土産で

2025年8月6日(水) 配信

やまがた舞子プレミアムカードNFT(全11種)がランダムでもらえる

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)などは8月8日(金)、「やまがた舞子プレミアムカードNFT」の発行を始める。道の駅寒河江チェリーランド(山形県寒河江市)で山形銘菓「さくらんぼのたまご」を買うと、デジタルデータである同カードが全11種の中からランダムで1枚を受け取れる。

 やまがた舞子とは、踊りや唄・三味線など日々稽古しながら、山形伝統芸能の継承と振興の若き担い手として、最前線でお客のおもてなしをしている人たち。山形芸妓、やまがた芸子と共に料亭の座敷、ホテルの宴席をはじめ、国内外の観光イベントやキャンペーンにも出演し、山形の観光の顔として活躍している。

 同取り組みは東武トップツアーズ、道の駅を運営するチェリーランドさがえ(本間安信社長、山形県寒河江市)、NFTマーケット「HEXA(ヘキサ)」を運営するメディアエクイティ(椛島誠一郎社長、東京都品川区)の3社が連携して行う。舞子文化の情報や魅力を、デジタル技術を活用した新しい体験価値を付加して発信する。

 同NFTは、「さくらんぼのたまご」に同封されたQRコードを読み込むと1枚を受け取れる。今後、NFT保有者限定コミュニティでの交流のほか、土産にまつわる裏話や地域の限定情報、やまがた舞子の活動報告、イベントのライブ配信なども予定されている。

 販売は8月8日(土)の午前10時からの予定。

10月7日、京都に国内最大のチームラボが開業 日本初公開の作品を多数展示

2025年8月6日(水) 配信

チームラボ《Massless Amorphous Sculpture》© チームラボ

 チームラボ(猪子寿之代表、東京都千代田区)を代表とする、京都駅東南部エリアプロジェクト有限事業責任組合は10月7日(火)、京都府・京都駅の東南部に常設のアートミュージアム「チームラボバイオボルテックス 京都」をオープンする。

 新施設はチームラボとして国内最大の延べ面積約1万平方メートルのミュージアムで、日本初公開の作品や新たな作品群が多数展示される予定という。日本未発表作品の一つ、浮遊する巨大な彫刻「Massless Amorphous Sculpture」は、「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトに、物体ではなく、特別な環境を創り、環境が生んだ現象によってつくられた作品。現在、アブダビのチームラボフェノメナ、マイアミのアートセンターで展示されている。

 ミュージアムの日常の運営業務はひらかたパークを経営する京阪電気鉄道が受託。京阪グループはノウハウを活用して同エリアに国内外から人を呼び込み、新たな人の流れを生み出すことを目指す。アクセスは京阪電車七条駅から徒歩11分、開館時間は午前9時~午後9時となる予定。

 「京都駅東南部エリアプロジェクト」は京都駅東南部エリアにおける市有地に、「新たな価値を生み出す創造・発信拠点」となる施設の設置・運営を行うもの。同ミュージアムのほか、アートセンターなど複合文化施設の整備で、「文化芸術都市・京都」の新たな文化ゾーンの創出に取り組む。

 京都市の松井孝治市長は「今回のミュージアムの開業をきっかけに、長年多文化共生の取り組みを重ねてきた東南部エリアの歴史的な文脈に新たな風を吹き込み、京都のさらなる活性化にも大きく寄与するものと期待している」と歓迎。「市としても、本ミュージアムの開業をきっかけに、文化芸術によるまちづくりを一層進めると共に、日本中、世界中の人々から、住みたい、働きたい、活躍したいと思われ、選ばれるまちとなるよう、さまざまなチャレンジを重ねていく」とコメントしている。

海からKIXを見てみよう! 小学4~6年生対象の学びツアー開催

2025年8月6日(水) 配信

9月13・14日に開催

 関西エアポートと大阪府漁業協同組合連合会、大阪府海域美化安全協会は9月13日(土)と14日(日)、関西国際空港(KIX)で「第45回全国豊かな海づくり大会コラボ企画『海からKIXを見てみようツアー』」を開く。小学4~6年生を対象に、大阪湾の多様性や漁業の仕事、KIXの環境保全の取り組みなどへの関心・理解を深めることが目的。

 当日はチャーター船に乗り、KIX周辺の海域・藻場環境の見学や、大阪湾に生息する魚類や漁について学ぶことができる。キジハタの放流体験など、実際に触れ合う体験もある。

 各日とも午前10時からと午後1時からの2回開催で、所要時間は2時間45分。対象は小学4~6年生とその保護者で、必ず18歳以上の保護者の付き添いが必要。1回10組20人の計40組80人が定員。募集は8月14日(木)の正午まで。詳細や申し込みはKIXホームページから。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(247)」 田園観光のまちづくりとその後(宮城県栗原市)

2025年8月6日(水) 配信 

90年前の豊田自動織機の機械が稼働する若柳千織

 宮城県栗原市は、もう20年以上にわたる長いおつきあいになった。出会いは、2004年に環境事業団(当時)とともに、旧鶯沢町にある鉛鉱山・細倉鉱山を視察したのがきっかけである。これがご縁で07年には経済産業省「近代化産業遺産群33」の認定などでたびたび通うようになった。

 いまは廃線となった栗原電鉄(1921年創業、くりでん)は、その後細倉鉱山まで延伸し、ここで産出した鉱石を運び、戦後は地域の重要な足として親しまれてきたが、その保全と活用の事業などにも関わらせていただいた。

 岩手・宮城内陸地震(2008年)で土石流に巻き込まれて亡くなった故麦屋弥生さんとは、財団JTB時代から親しかったが、細倉鉱山やくりでんの調査を通じて栗原でも一緒に仕事するようになった。彼女は主に農村エリアや周辺の街並みに深く魅了され、「田園観光」のキーワードのもとに栗原の観光まちづくりに深く関わるようになっていた。

 田園観光は英国エベネザー・ハワードの田園都市(Garden city)由来である。栗原は、地域のシンボルでもある栗駒山麓(日本ジオパーク)から流れ出る3つの河川(迫、二迫、三迫)がラムサール条約の登録地で、伊豆沼と内沼に流れ込むダイナミックな地形。低地には里山が連なり、周辺には広大な田園地帯と農家群が広がっている。北風を防ぐ農家の防風林(いぐね)、田んぼには稲わらに風を通す独特のねじりがはいった「ねじりほんにょ」、500棟を優に超えると言われる長屋門などの景観がこの地域固有となっている。

栗原ツーリズムネットワークが入る長屋門住宅

 ちなみに、長屋門が多く集積する文字は、結界を意味する「門司」とも関連し、外敵からの防御の意味も持っていたそうである。

 栗原は2005年に旧10カ町村が合併してできた市。旧町村は城下町や鉱山町など、それぞれのカラーがあるが、「田園」は共通の景観である。農業が盛んな集落には、90年前の豊田自動織機の機械が残る木綿の地織(若柳地織)や日本最古の染織技法と言われる「正藍冷染」、畳工房、能楽堂や能面師の工房など、歴史を感じさせるさまざまな「生業」も盛んである。

 7月初旬、新たな体制のもとに栗原市観光戦略会議が開催され参加した。新しい会議の座長には、栗原市の実質的なDMOともいうべき(一社)くりはらツーリズムネットワークの大場寿樹代表が就任した。

 元市職員であり、自ら飛び出して地域づくりの事業を担う若手である。地域に残る古い長屋門の改修・活用や、多様な生業の再生創造、農村や丘陵地帯を舞台としたエコやアドベンチャーをテーマとしたツーリズム事業の開発なども手掛けている。

 地域の持続性や継承は、これを担う優れた人材の存在に尽きる。地域の担い手を見出し大切に育てていくことこそが、観光まちづくりの基本である。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

加賀屋、松乃碧跡地に新館 27年度末開業目指す 和倉の4館を3館に集約

2025年8月5日(火) 配信

既存の加賀屋4棟はすべて解体し、跡地の活用は今後検討する

 石川県・和倉温泉の加賀屋(渡辺崇嗣社長)はこのほど、2024年の能登半島地震で被害を受けたグループ旅館の営業再開計画を発表した。和倉温泉にある4旅館を3旅館に集約。加賀屋とグループ旅館「松乃碧」は解体し、新たに「松乃碧」の跡地と隣接地を合わせた場所に加賀屋新館を建設する。2027年度末の営業再開を目指す。

 加賀屋新館は約40室を予定。24年12月の発表段階では、現在の加賀屋から西に約550メートル離れた海岸沿いの所有地に建設する計画だったが、温泉街の賑わい創出なども考慮し、温泉街中心部で同社が所有する土地と隣接する松乃碧の土地とを合わせた場所に新旅館を建設。松乃碧は解体し、加賀屋と松乃碧を集約して営業再開することにした。

松乃碧を解体し、隣接地と合わせて加賀屋新館を建設

 「松乃碧」については8月中に解体工事に取り掛かるほか、既存の加賀屋4棟についても今後、すべて解体する。跡地については、今後活用を検討する。

 「あえの風」は、客室数を従来の115室から約80室に縮小。被害の大きかった旧館「西の風」は解体し、新たに玄関、調理場、レストランを建設。「東の風」客室とコンベンション、花舞茶寮を中心に営業する。営業再開は27年度上期を予定する。

 「虹と海」は、旧館の玄関側を解体し、本館の建物を中心に営業再開を目指す。客室数は既存の49室から約40室に減らす。営業再開は、グループで最も早い26年度下期を予定する。

 各館の営業再開に向けて、グループ全体のリブランディングも実施。各館の特徴の明確化・差別化をはかり、時代のニーズにマッチした加賀屋ならではのおもてなしを提供していくとしている。

令和トラベル、秋旅SALE開催へ ソウルや台北ツアー1万9800円から

2025年8月5日(火) 配信

セールのイメージ

 令和トラベル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)は8月7日(木)正午から、1万9800円から海外ツアーを販売する「秋旅SALE」を実施する。

 同セールでは9月18日(木)午後11時59分まで、韓国・ソウルや釜山のほか、台湾・台北への3日間のツアーが1万9800円から発売される。さらに、香港3日間の商品を3万9800円から、インドネシア・バリへのツアーを5日間のツアーを5万9800円から売り出される。価格はいずれも燃油サーチャージ込、諸税別となっている。

 また、セール開催記念として、海外ツアーに使える10万円分のクーポンや別邸 仙寿庵(群馬県・みなかみ町)の宿泊券などが当たるSNS事前キャンペーンも実施している。応募は同社の公式Xのアカウントをフォローし、対象となっているプレゼントCPの投稿をリポストすることで、応募が完了する。

JTB、PGAツアーと連携 ゴルフホスピタリティ事業に参入

2025年8月5日(火) 配信

大会公式キービジュアル(PGA TOUR提供)

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、米国男子プロゴルフツアーを運営するPGAツアーと連携し、ゴルフホスピタリティ事業に参入した。PGAツアーがアジアで唯一開催する公式大会「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」にて、特別な体験価値を提供するホスピタリティ商品を開発し、8月9日(土)から売り出す。

 同大会は10月9日(木)~12日(日)の4日間、横浜カントリークラブ(神奈川県横浜市)を会場に、世界のトッププレイヤー78人が出場。日本大会のタイトルスポンサーの交代に合わせて、2025年から横浜カントリークラブが新しい開催地となった。

公式ホスピタリティパッケージ一覧

 JTBが提供するホスピタリティ商品では、特別な体験を提供する4日間のほか、土日2日間、平日2日間などのパッケージを用意する。特別な体験には、大会出場選手と実際に交流ができる体験や、大会前日に出場選手と18ラウンドをプレーできる権利、間近で選手のプレーを観戦できる体験、前夜祭へ招待するといった体験を用意する。

 応募方法は抽選で、先着順ではなく、応募期間は8月9日(土)正午~22日(金)午後6時まで。18歳以上であれば応募できる。抽選結果は8月25日(月)~27日(水)の間に、登録メールアドレス宛に結果が通知される。

九州産業交通HD、人吉・球磨での豪雨復興イベント 地域の焼酎試飲などで誘客へ

2025年8月5日(火) 配信

会場では豪雨災害遭った当時の写真や球磨焼酎を販売する

 九州産業交通ホールディングス(岩間雄二社長、熊本県熊本市)は8月8日(金)、 サクラマチ クマモト(熊本県熊本市)で2020年7月の豪雨災害に遭った人吉・球磨の復興応援イベントとして、「5年目の夏、人吉・球磨 応援の一杯~球磨焼酎の日~」を行う。災害からの復興への歩みを多くの人に発信するほか、地域の特産品「球磨焼酎」に触れてもらい、人吉と球磨のさらなる観光誘致につなげる。

 同イベントは、球磨焼酎に欠かせない米を使用していることから、米の日と同じ日に制定された8月8日に開催。豪雨災害に見舞われた当時の人吉・球磨の写真を集めたパネルを展示。球磨焼酎の無料試飲会や商品販売会のほか、あか牛せんべいや大漁焼など県産品のつまみの試食を提供する。会場に設置する募金箱に寄せられた寄付金と同イベントの売上の一部は、復興に向けて寄付される。

楽天グループ、ふるさと納税祭を初開催 170の自治体が寄付者に魅力紹介へ

2025年8月5日(火) 配信

イベントのイメージ

 楽天グループ(三木谷浩史会長兼社長)は9月14日(日)~15日(月)、東京ビッグサイトで全国から170以上の自治体を集め、各地の魅力を発信する初の寄付者向けリアルイベント「楽天超ふるさと納税祭」を開催する。「地域から日本を元気に!」をコンセプトに掲げ、来場者が各地の地域の魅力を体感できる場を提供することで、寄付文化の醸成とふるさと納税を通じた地域経済の活性化を目指す。

 同イベントでは、全国170以上の自治体がふるさと納税の返礼品を展示する。一部の自治体は、返礼品の試食や試飲を提供。寄付の受け付けも行う。さらに、キッチンカーを設けて、海鮮や肉などの各地の特産品を実演販売する。

 地域の工芸品や素材を使った玩具で遊べるキッズスペースや、ご当地キャラクターや著名人が登場するステージイベント、ファイナンシャルプランナーによるふるさと納税講習会なども開く。入場料は無料となっている。