北陸新幹線で巡る「新ゴールデンルート」 レインボールートとして欧州豪からの誘客促進へ

2023年10月6日(金) 配信 

グランドサークルプロジェクトは10月5日、北陸新幹線沿線の観光地の魅力をPRした

 グランドサークルプロジェクトは10月5日(木)、2024年3月16日(土)に敦賀延伸を控えた北陸新幹線を利用し、東京~大阪間を北陸経由で巡るルートを「レインボールート」とし、沿線の観光地の魅力を紹介した。

 同PJは、2014年に北陸新幹線の金沢開業に併せて発足した、東京・群馬・新潟・長野・富山・岐阜・石川・福井・滋賀・京都・JR東日本・JR西日本などが連携する官民広域連携帯。おもに欧米豪からの誘客を目的とし、これまで旅行博への出展や、海外メディアの活用による情報発信などに取り組んできた。

 セミナーでは、日本の屋根といわれる山岳地帯や、海山の豊かな自然、そこに住む人々のサステナブルな暮らし、アドベンチャーツーリズムを味わえる沿線の魅力を、各地域やJR東・JR西がPRした。

石川県観光戦略推進部国際観光課の北口義一課長

 同PJセミナー事務局を務める石川県国際観光課長の北口義一氏は、「海山の自然の魅力や、地方ならではの生活文化など、日本らしさを体感できる北陸経由のゴールデンルートを促進するため、北陸新幹線沿線の官民が連携して誘客に取り組んできた。富士・箱根・京都といった従来の人気ルートからの人流の分散化だけではなく、よりディープな日本を知ってもらえる」と話した。

 今後の展開について北口氏は、「これまでBtoCを中心にやってきたが、客数をさらに伸ばすために、BtoBプロモーションとして、旅行会社へプレゼンテーションをしていく。視察も積極的に受け入れて、海外へ売り込んでいければ」と意気込みを述べた。

11月25日「南総里見八犬伝」ゆかりの地館山で絶景と歴史、グルメを楽しむONガスウォーキング開催 参加者募集中

2023年10月6日 (金)配信 

城山公園

 千葉県館山市で11月25日(日)、初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。

北条海岸

 館山は、NHK連続テレビ小説「らんまん」にも登場した曲亭馬琴作の「南総里見八犬伝」ゆかりの地。今回は、空気がすんでくる秋から冬にかけて海の向こうに富士山が見える日が多くなる「北条海岸」をスタート・ゴール地点とする約10㌔を歩きながら、館山の海と山の景観、歴史、グルメを楽しめる。

郷土料理「さんが」

 コースの途中には、四国八十八ヶ所を遷した遍路道があり88体の弘法大師像が安置されている「安房高野山妙音院」や、房総の戦国大名・里見氏の居城跡を整備した「城山公園」、館山湾を一望できる「渚の駅 たてやま」などさまざまな見どころが点在。各ガストロノミーポイントでは、「たてやま海自カレー」や「里見伏姫牛串」、房総半島地域周辺の郷土料理「さんが」の食べ比べなどで、参加者をもてなす。

たてやま温泉 千里の風

 担当者は「のんびりを満喫できる館山。潮風を感じながら海沿いのウォーキングは格別です。また城山公園の山頂から眺める町並みもご覧いただきたいポイントのひとつ。そして最後は、館山で日帰り入浴できる6施設のなかからお好みの温泉へ。当日は、海、山の幸や新グルメを取り揃えてお待ちしております」とPRする。

~前後に楽しもう~

 散策を楽しんだ後は、北条海岸で美しい夕日を眺め、館山自慢のお寿司を味わってみては。きっと、館山が忘れられなくなりますよ

申し込みはコチラから

あわら温泉開湯140周年記念CP 日旅TiS大阪支店で10月7(土)~8日(日)開催

2023年10月6日(金) 配信  

日本旅行TiS大阪支店で、あわら温泉開湯140周年記念CPを開く

 あわら温泉開湯140周年記念事業実行委員会(福井県あわら市)は10月7(土)~8日(日)の2日間、JR大阪駅構内の日本旅行TiS大阪支店で、あわら温泉開湯140周年を記念したキャンペーンを行う。名産品が当たる抽選会や、マスコットキャラクターとの記念撮影会を開く。

 2024年3月16日(土)に、北陸新幹線芦原温泉駅が開業することで、沿線からあわら温泉へのアクセスの向上を期待している。一方で、関西中京方面からのアクセスでは、新幹線が敦賀止まりのため、芦原温泉~敦賀間は特急が廃止され、従来のサンダーバードは敦賀で乗り換えが発生する。

 同実行委員会は、「長年『関西の奥座敷』として親しまれてきたあわら温泉を再度PRし、新幹線開業前に訪れてほしい」と呼び掛けている。

 同CPでは、イベント当日にあわら温泉への旅行を申し込んだ人へ、あわら市の特産品やトラベルグッズなどが当たるガラポン抽選会を開く。また、あわらおもてなしキャラクターの「湯巡権三」と記念撮影ができるグリーティングタイムを設けた。

えのすいらが江の島回遊イベント開始 7つの島のエノシマセブンめぐり

2023年10月6日(金) 配信

(左から)新江ノ島水族館・堀一久社長、鈴木恒夫藤沢市長、ウルトラセブン、森次晃嗣さん、藤沢観光協会・松崎正一郎専務理事

 新江ノ島水族館(堀一久社長、神奈川県藤沢市)は藤沢市と藤沢市観光協会、江ノ島電鉄と共催で10月6日(金)から、江の島回遊イベント「7つの島のエノシマセブンめぐり~ウルトラセブンと怪獣たちの物語~」を開始する。円谷プロダクションの後援。

 国土交通省の国土地理院は今年2月、航空写真の解像度の向上など測量技術の進歩で、これまで2つの島があるとされていた江の島地域には7つの島があることがわかったと発表した。7島は「江の島」、「たこ島」、「長磯」、「ひょうひょう島」、「鵜島」、「広鵜島」、「離鵜島」と呼ばれる。

 これをモチーフに今回はウルトラセブンとコラボレーションを企画。パワースポットの藤沢市・湘南江の島に存在するとされる7つの島の不思議な力に誘引されて、大海原から怪獣たちが集結。その調査にウルトラセブンがやってきて――というストーリーで展開する。

 イベントでは、スタンプラリーを実施。ラリーシートを手に江の島島内~周辺エリア4カ所で、海から来襲した怪獣のスタンプをすべて集めると、イベント限定特典のエノシマセブンシールがもらえる。

 また、江の島各所や新江ノ島水族館などに描きおろしのイラストやキャラクターパネルスタンドを設置。撮影が楽しめる。

 このほか、各施設で入場やグッズの購入特典としてエノシマセブンシールを用意している。

最上階を24年3月にリニューアルオープン 京プラ、デスティネーションホテル目指す

2023年10月6日(金) 配信

「SKY PLAZA IBASYO」完成予想図(イメージ)

 京王プラザホテル(若林克昌社長、東京都新宿区)は7月から本館最上階、47階の全面改装に着手している。2024年3月中旬に宿泊者が寛げるスペースとして、「SKY PLAZA IBASYO」をオープンする予定。同ホテルは長期的な視野で改装を進め、ホテルの価値を向上させて滞在自体が旅の目的となる「デスティネーションホテル」の実現を目指す。

 本館47階は地上170メートルに位置し、新宿エリアを一望できる眺望が売り。1971年に日本初の超高層ホテルとして開業した当時は、展望室として多くの人を魅了し、半年で来場者数は100万人を超えたという。

 リニューアル後の「SKY PLAZA IBASYO」のデザインコンセプトは「思い思いのスタイルで、思い思いに過ごす、あなたの居場所」。内装は寛ぎを演出するため、多くの植栽を配置して柔らかいアースカラーを使用する。空間は6つのゾーンに分け、個人でもグループでも使えるようにする。

 このうち、ライブラリーは1人で快適に過ごす空間としている。パークはハンモックや暖炉を配置し、アウトドアの雰囲気を演出。ホールは、イベントも開催できるフリースペースとする。このほか、ラウンジとガーデン、マルチパースがある。

第4回「Attractive JAPAN Award」、大賞は「宮浜アドベンチャーズ」 3賞の受賞を発表

2023年10月6日(金)配信 

第4回「Attractive JAPAN Award」イメージ

 地域ブランディング研究所(吉田博詞社長、東京都台東区)は10月5日(木)、全国の着地型滞在プランを提供する事業者・団体を表彰する第4回「Attractive JAPAN Award」の受賞者を発表した。アトラクティブジャパン大賞には、宮浜アドベンチャーズ(広島県廿日市市)が選ばれた。

 大賞に選ばれた宮浜アドベンチャーズでは、「海上参拝『七浦巡り』をコンプリート!神の島・宮島を一周する3時間の海の旅へ♪(宮浜温泉発着・お弁当付き)」などを提供している。

 アトラクティブジャパン大賞は、地域の独自性や話題性、地域貢献性、ブッキング数や来訪数においても成果を上げているなど、総合的な観点で評価を集めた事業者・団体に贈られる。

 「Attractive JAPAN Award」では、審査の観点として、体験プランのブッキング数の伸び率、口コミ評価、地域らしさを体現しているか、関係者の熱意、持続性、話題性、地域貢献度などを評価。地域振興やサステナブルツーリズム、インバウンドに関わる専門家のほか、地域ブランディング研究所が運営する予約プラットフォーム「Attractive JAPAN」スタッフの投票による各評価項目の総合点数により、3賞が選出された。

 このほかの受賞者と代表プランは次の通り。

 【地域アイデンティティ賞】

 会津磐梯巫女舞保存会(福島県・磐梯町)「美しい紅葉ライトアップで神秘的な一枚を! 巫女装束で特別参拝フォトプラン」

 【サステナブル賞】

 シラハマコイナ(沖縄県・竹富町)「西表を知り尽くす地元ガイドと行く仲良川サバニツアー」

よみうりランド 遊園地の開業60周年の節目に新観覧車 2024年秋設置へ

2023年10月6日(金) 配信

新観覧車(イメージ)

 44年ぶりの新設――。よみうりランド(溝口烈社長、東京都稲城市)はこのほど、遊園地の開業60周年の節目となる2024年秋ごろシンボルとなる観覧車をファミリーエリアに新設すると発表した。

 遊園地「よみうりランド」に設置する観覧車は高さが約60メートルで、最高到達地点の標高は約160メートル。

 晴れた日には都心部の高層ビル群や富士山まで見渡せるほか、同園でジュエルミネーションが開催される秋から春には圧巻の夜景も堪能できる。

 新観覧車1周約14分で、ゴンドラ数は42台、定員は4人。冷暖房完備で、夏や冬でも快適に楽しむことができる。なお同観覧車の隣にある大観覧車は、24年秋までは通常営業を続ける。

空海生誕の地総本山善通寺 聖域「御影堂奥殿」の御尊像を初めて再現し御開帳

2023年10月6日(金) 配信

秘蔵される御尊像を初めて再現し、聖霊殿で御開帳

 香川県観光協会はこのほど、空海生誕の地「総本山善通寺」(香川県善通寺市)での弘法大師空海御誕生千二百五十年記念「秋季特別御開帳」の内容を発表した。

 秋の御開帳では、善通寺の聖域「御影堂奥殿」の御尊像を初めて再現し御開帳する。御影堂奥殿とは空海の母・玉寄御前の部屋があった場所に位置する、弘法大師空海誕生の聖地。期間は10月30日(月)~11月26日(日)まで。

 11月7日 (火)から11月12日(日)の期間には、善通寺内では200年ぶりに大日如来の説く真理や悟りの境地を視覚的に表現した「両界大曼荼羅」も御開帳する。併せて、11月11日(土)に、瀬戸内海歴史民俗資料館の松岡明子館長による講演会「善通寺所蔵の大曼荼羅について」も開催される。

 このほか同寺では、五重塔の初層と第二層の特別公開も行う。同寺の五重塔は高さ約43㍍、国内の木造塔として3番目の高さを誇る。創建以来焼失などにより再建を繰り返しており、現在の棟は4代目として幕末に着工し1902年(明治35)年に完成。江戸時代の技法による塔婆建築の到達点を示していると言われている。公開委は、11月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、23日(木・祝)、25日(土)、26日(日)。

10―12月の「茨城デスティネーションキャンペーン」期間中、首都圏主要駅で物産展「いばキュン!Marché」を開催

2023年10月6日(金)配信 

女将カード付きのポップコーンを手にする石川さん(左)と村田さん

 茨城県は、大型観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン」(2023年10~12月)の期間中、首都圏主要駅で物産展「いばキュン!Marché」を開催する。県内多数の事業者が集結し、新鮮な野菜や旬の果物、こだわりの加工品など、茨城のさまざまな“おいしい” を販売する。

 JR上野駅では10月5日(木)~7日(土)まで、改札外グランドコンコースで、39店舗が出店し、新鮮野菜や干し芋、茨城の地酒、水産加工品などを販売している。5日(木)には「いばらき女将の会」から村田和華子さん(五浦観光ホテル女将)、石川よう子さん(内原鉱泉湯泉荘女将)も駆けつけ、女将の会が観光キャンペーンにあわせて企画した「女将カード」付きのポップコーンを販売。「アウドドアや食など、魅力盛りだくさんの茨城県にお越しください」と呼び掛けた。

 物産展はJR東京駅(10月17~19日)、JR品川駅(11月9~11日)、JR大宮駅(12月1~3日)でも開催。各会場とも、マルシェ出店店舗で税込2000円以上購入した人を対象に、豪華賞品が当たる抽選会も実施する。

ウェルネス施設など拡張し25年ごろリニューアルオープンへ マウナ ケア ビーチ ホテルを大規模改修

2023年10月6日(金) 配信

ハワイ島の山々と美しいカウナオア湾に囲まれた「マウナ ケア ビーチ ホテル」

 西武・プリンスホテルズワールドワイド(金田佳季社長、東京都豊島区)はこのほど、「マウナ ケア ビーチ ホテル」(アメリカハワイ州ホノルル市)を大規模リニューアルすると発表した。

 「マウナ ケア ビーチ ホテル」は、1965 年にローレンス S. ロックフェラー氏が開発したハワイ島で初めての総合リゾートで、ハワイ島の美しい自然に溶け込む意匠をこらした建築、館内に点在するハワイ、東南アジア、太平洋の島々の美術品、約60 年の歴史で培われたサービスにより多くのリピーターに愛されてきたという。

 今回のリニューアルでは、歴史を感じさせる落ち着いた佇まいはそのままに、現代的なデザインを取り入れ、ウェルネス施設を拡張することで、今までの顧客に加えミレニアル世代にも選ばれるホテルを目指す。

改装後のイメージ(オーシャンビュー)

 リニューアルの総工費は約1億8000万ドル。全客室252 室をハワイのリゾート感を演出する家具類によるモダンとクラシックが融合したデザインに変更したり、カウナオア湾を望むホテルの代表的レストラン「マンタ」のテラス席を増床したりといった改装を段階的に実施。

 併せて新たな顧客層の獲得を目指し、屋内外11 のトリートメントルームを備えるスパ、ラッププール完備のフィットネス施設や、ハワイの自然を体験するキッズエリアなどを新設。開業60 周年を迎える2025 年春ごろのリニューアルオープンを予定する。

 また大規模な改装にあたり、「マウナ ケア ビーチ ホテル」の土地と文化の保存、サステナビリティの取り組みとして、ホノルル ビショップ ミュージアムやその他の主要な地元パートナーと提携し、ロックフェラー氏が個人的に収集した100万ドル相当の美術コレクションの修繕、貴重なコレクションの保存、リゾート内の公共スペースへの展示も行う。