冬の風物詩「こたつ船」、セット券販売企画も(堀川遊覧船)

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 国宝・松江城を囲む堀川で遊覧船を運航する松江堀川遊覧船は11月10日から、冬の風物詩「こたつ船」での運航を開始している。来年4月10日まで。

 こたつ船は、船内に昔懐かしい豆炭を使った「やぐらごたつ」を設置したもので、暖を取りながら、船頭さんのガイドを聞きながら優雅にめぐることができる。

 遊覧船は約3・7キロのお堀を約50分かけて巡る。運航時間は季節により異なるが、午前9時から夕方までの15分間隔(12―2月は20分)での運航。乗船料は大人1230円、子供610円。

 所要約30分の短縮コース「ぶらっとコース」もある。乗船料は大人820円、子供410円。10人以上からの受け付けで、1週間前までに予約が必要。ツアー商品に組み込みやすいことから、旅行会社に好評だ。

 12月1日から来年2月末までは、旅行会社を対象に、松江フォーゲルパークとのセット券販売で、20人以上の団体に限り、キックバックを実施。大人800円(セット券2400円)、中学生300円(同1710円)、小学生200円(同1200円)を払い戻す。

見るだけでも価値に、9割が外客の“うさぎ博物館”(ウィズバニー)

川岡智之氏(看板うさぎの 雷ちゃんと風ちゃんと)
川岡智之氏(看板うさぎの
雷ちゃんと風ちゃんと)

「うさぎの本当の魅力伝えたい」

 訪日外国人観光客が急伸するなか、日本人には意外に思える場所に観光客が集まっている。東京・浅草の「Theme Park With Bunny浅草店」もその一つ。うさぎと触れ合える施設で、2013年7月にオープンしたが、現在は来店者の9割が外国人観光客。同店に来るのが目的で日本に来日する客もいる。来店数は1日に30―200人、月で2500―4千人。同店を運営するライシーアムジャパン社長の川岡智之氏は「見るだけでも価値がある」と同店を“ミュージアム”と位置づける。
【飯塚 小牧】

 川岡氏は大学卒業後、在学中に務めていたアップルジャパンなどIT業界の人脈を生かし、2011年に会社を創業。事業に邁進するなか、六本木でふとした空き時間に「うさぎ」と検索したところ偶然、うさぎのペットショップが見つかり、一目で魅了されその日のうちにペットとして迎えた。「自分でも、何故『うさぎ』と検索したか今でも分からない。運命としか言いようがない」と笑う。顧客として通ううち、オーナーからコンサルティングを依頼され、実際に自分で運営してみないとノウハウを提供できないと思い、店舗を開業。周囲からは大反対を受け、人も離れていったが資金を借り、ビル一棟ごと「うさぎカフェ」にした。しかし、フタを開けてみると初月から黒字になり、年間売上は約3千万円になった。

 そのころ、川岡氏はイタリアで高級ブランド・サルヴァトーレフェラガモの美術館と出会う。「入館料は約1千円だったが、好きなブランドなので入ると、何万足もの靴が説明もなくズラリと並んでいた。映像も流れていて解説などはなかったが、ブランドストーリーの原点があり、非常に感動した」。この経験から「人は綺麗なうさぎを見るだけでもお金を払う教養があるのでは」と考えた。ちょうど前述のペットショップとの契約が切れたことから、それまでのコンセプトの「Education(教育)」に「Museum(博物館)」を追加。知人からは「ペットショップに行けばタダで見られるのに払うわけない」と言われたが、「ペットショップのうさぎとは違う」「うさぎの本当の魅力を伝えたい」という信念で“うさぎカフェ”から“うさぎ博物館”へと移行した。また、従来の動物カフェは「カフェ」と名前が付いているが、顧客は飲み物を飲みたくて来店するわけではないと感じていたこともある。「当初は飲み物にもこだわり、高価な紅茶を提供していたが、手をつけない人もいた」。現在、入館料は1人1500円。「写真撮り放題・抱っこし放題」だとプラス1500円、個室を借りるとさらにプラス2千円という形態を取っている。

 売上は順調だが、非難を受けることもある。「お金を払わない人ほどクレームになるが、実際に体験していただくと感動していただける。不思議なことに、入場料が500円だと『かわいい』で終わってしまい、ときに『でも見るだけで500円』と言われるが、1千円になると『素晴らしい』と称賛に変わる」。これは料金が高いと、体験をじっくり味わおうと前向きになり話もよく聞くため、満足度が高まるのではないかと分析する。うさぎというと小学校で飼育しているイメージだが、本来は生野菜をあまり与えてはいけないことや、獣医師法にも載っていない動物であることなども学べる。

 また、顧客には自らうさぎを飼う人も多いが、懐かないケースが多く抱けることに感激する。「独自のノウハウをもとに、飼育のアドバイスもする。また、10万円を超える貴重な種類を見られるのも魅力」。

 この価値観は外国人の方が伝わりやすいという。海外からの来客者に批判はまったくなく、ビジネスモデルを褒められることもある。当初は、外国人をターゲットにしたわけではなかったが、土地柄もあり自然に増えていった。それがSNSなどで世界中に広まり、何組もの客が「東京はここに来ることが目的」と訪れる日々だ。「先日もカナダの男性4人組みがYou Tubeで見て来店されたが、当店以外、何も決めずに日本に来たと言っていて驚いた」と話す。海外の人が感動するのは、野生で懐くことがないと思っているうさぎを抱けることや、飼育を禁止されており、うさぎ自体を見たことがないことなど理由は国によってさまざまだが、割合は欧米系の個人旅行が多数だ。

 急増した背景には看板を「うさぎのテーマパーク」と英語表記したことも大きい。「海外の人は日本の看板は分からないと実感した。周りは飲食店だらけなのに、レストランはどこかと聞かれることも多い。当たり前のところにチャンスはある」と自身の経験から呼びかける。

 最新の動向としては、現地オプショナルツアー販売サイトの「VELTRA」と契約し、同サイトでのチケット販売を開始した。また、現在は大手旅行会社との契約の話も順調に進んでいる。こうした状況も踏まえ、今後は訪日外国人観光客向けのインフォメーションセンターを兼ねることも検討する。「自社の売上だけ考えるのではなく、例えば訪日向けのサービスは1カ月無料で置くことなども考えている。旅行者も道などを聞きやすくなると思うので、多くの人に訪れていただきたい」。

No.416 貸切バス・運転手不足が深刻、観光消費の“機会損失”拡大へ

貸切バス・運転手不足が深刻
観光消費の“機会損失”拡大へ

 訪日外客数の飛躍的な増加や、”爆買い”、民泊などの規制緩和が取りざたされているが、利益を得るのは、従来の観光事業者ではなく、異業種からの新規参入業者という構図もある。観光業界では今、観光貸切バスと、ドライバー不足が深刻だ。国をあげて観光立国を推進する一方で、現場の歪みは拡大している。札幌観光バス(福村泰司社長、北海道札幌市)は「北海道の観光貸切バスの現況と予想される課題」を作成、この報告書が全国の観光貸切バスの課題を浮き彫りにする。
【増田 剛】
 
 札幌観光バスが作成したレポート「北海道観光貸切バスの現況と予想される課題について」によると、北海道の観光貸切バスと、運転手不足の深刻さが数字によって示されている。そして、これは北海道に限らず、全国で同様に“貸切バス不足”“運転手不足”の現象が起こっているのだ。

 同レポートによると、北海道を訪れる訪日外国人数は年々右肩上がりに増加している。2013年には約115万人だったが、今後の予測として、15年には168万人、16年には194万人、18年には247万人、東京オリンピックが開催される20年には北海道では300万人のインバウンド客を見込んでいる。

 さらに、来春には北海道新幹線が開業する。この北海道新幹線開業によって増加する来道観光客数は、16年に227万人、18年に241万人、20年には255万人を予想しており、今後、道内に大幅な観光客数の拡大が予想される。当然これら「追い風」を観光業界だけでなく、あらゆる産業も取り込みたいが、現実的には難しそうだ。その要因が、観光貸切バス不足、そして運転手不足の問題に直結する。…

 

※ 詳細は本紙1606号または11月6日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

「0泊2食」プラン ― “昼に旅館で過ごしたい”ニーズへ

 旅館といえば、「旅先で宿泊する施設」と、一般的には捉えられている。夕方に旅館に到着し、客室に入ると浴衣に着替え、温泉に浸かる。夜は豪華な料理を楽しみ、畳の上に敷かれた布団でゆっくりと眠る。翌朝目が覚めるとさわやかな気分で朝食をいただき、9―10時には宿を出る――。これが旅館の一般的なイメージだろうと思う。しかし、今多くの旅館のホームページを見てみると、「日帰りプラン」が用意され、なかには「0泊2食」プランというものも多く見られるようになった。

 旅館に宿泊する場合、2連休が必要だ。職種によっては2連休が取りづらい人も多い。また、2連休があっても、どちらかの休みには大抵“野暮用”が入っているものだ。家族やグループなど複数人で2連休を確保するには、相当なスケジュールの調整が必要になるが、「もう少し気軽に旅館を使いたい」というニーズもあるのだ。

 たまたま1日ぽっかりと休日ができたとき、少し足を延ばして「のんびりと温泉に浸かりたい」と感じることも、ままある。そのときに、近場の温泉地で(1)お昼に食事をする(2)客室でのんびりできる(3)温泉にもゆったりと入れる(4)夕食も食べられる。そして夜には自分の家に帰れる――という「0泊2食」プランはありがたい。通常の「1泊2食」プランと比べ、料金もかなり安く設定されているのも特徴だ。

 例えば、子育てに疲れた若い夫婦は「1日だけ」子供をおじいちゃんやおばあちゃんに預けて、ゆっくりと夫婦で過ごし、夜には子供を迎えに行くことができる。あるいは、介護で疲れたときに、たまには仲間と美味しい食事をしたり、温泉で日ごろの疲れやストレスを解消したいと思う人も、きっと多いのではないだろうか。

 都市部のシティホテルは昼間の時間帯は宴会場でのイベントやセミナー、さまざまな会合、商談の場などで多くの人が集まり、にぎわう。一方、温泉街は平日の昼間は人通りも少なく、旅館のロビーは閑散としている。旅館だって夜に旅行者を宿泊させるだけでなく、昼間の時間帯をもっと有効に使えるはずである。

 とくに大型旅館は立派な大広間や宴会場を有している。平日の昼間に、活発に文化的なセミナーや勉強会を企画されている旅館も多いが、近隣エリアの人が交流する“場”としての活用に、もっと大きな可能性があるように感じる。

 「0泊2食」プランには、単純に従来の旅館料理を提供するだけではなく、さまざま実験的な試みにも挑戦できる。遠方から宿泊されるオーソドックスな1泊2食プランとは別に、イタリア料理、スイーツ食べ放題など、斬新なメニューを提供することも考えられる。今流行りのグランピング(グラマラスなキャンプ)的な利用としても、面白い。

 昼間の時間をどのようにお客さんに過ごしてもらうのかは、固定観念に縛られない方がいいかもしれない。外国人旅行者が爆発的に増えているなか、すでに「夕食無し」の1泊朝食付プランも徐々に定着してきている。もちろん、「1泊2食」という旅館独特のスタイルを堅持しながら、一方で「昼に旅館で過ごしたい」という、新たな開拓の余地のあるニーズに、真摯に向かい合うだけの価値はあると思う。

(編集長・増田 剛)

都市観光に意欲、星野佳路氏が語る、“星野”第4の市場へ

星野佳路社長
星野佳路社長

 星野リゾート(星野佳路代表)は10月13日、東京都内で定例記者発表会を開き、「ファミリー」「ハイクラス」「温泉」に続く第4の市場「都市観光」への意欲を語った。

 同社が都市観光市場に可能性を見出したのは、2005年に松本市で始めた温泉旅館(現・界 松本)の再生事業。浅間温泉の需要が低下するなか、松本エリアの宿泊需要が落ちていないという案件で、原因は過去20年で現れた市内のビジネスホテルに宿泊客が集まっていることだった。ビジネスホテルを選ぶ理由は「安い」「食事が必要ない」「ビジネスのほうが良い立地」などさまざまで、星野氏は「都市観光市場は大きく、温泉地では宿泊客を取り戻せない」と考え、この経緯から温泉保養そのものを目的とする宿泊客をターゲットとした「界」ブランドを立ち上げた。

 同時に「かつては温泉地でサービスをしっかりと提供させていただいていたお客様が都市ビジネスホテルにとられている」という事態が気がかりとなり、調査も進めてきた。

 「いわゆるビジネスホテルに泊まっているお客様を調査すると東京は別として、地方に行くほど地方都市のビジネスホテルに観光客が多い。『ビジネスホテル』と名がついているので我われ観光宿泊事業者は油断してしまったが、実は『都市観光ホテル』だった」。

 また、旅行目的を聞いたアンケートは温泉が1位だったが、それ以外は都市観光のニーズが多かったことにも注目し、「都市観光需要にサービスを提供できていないという課題を解決したかった」という。

 同社は再生事業を中心に宿泊事業を進めているが、都市の再生案件は少なく、土地代も高額で権利も複雑。このため、長期スパンで施設とサービスを提供できるよう、すでに動き始めており、7月にはANAクラウンプラザ4施設の取得も発表した。星野氏は「チャンスに足掛かりを作り、4番目の市場に星野リゾートのサービスを提供したい」と語った。

田村観光庁長官「2千万人の次段階へ」、訪日累計1500万人超える

 観光庁の田村明比古長官は10月21日に開いた会見で、10月9日時点で15年の訪日外国人旅行者数が累計1500万人を突破したことを発表し、訪日外国人旅行者2千万人目標の次のステージへの移行について方針を考える旨を語った。

 9月の訪日外国人旅行者数は前年同月比46・7%増の161万2千人、今年累計で前年比48・8%増の1448万8千人となった。また、10月9日時点で1500万人を突破(1505万1800人)したことも合わせて発表した。田村長官は「外的要因が無ければ『1900万人に届く勢い』という評価は変わらない。また、『2020年に2千万人』の目標から次のステージに向かって準備を進めていこうと、石井国土交通大臣に言われたところだ」と述べた。

 訪日外国人の7―9月の旅行消費額は、前年同期比81・8%増の1兆9億円と1四半期で初めて1兆円を突破。中国人の旅行消費額が同152・4%増の4660億円で、構成比でみると、46・6%を占める。訪日外国人1人当たりの旅行支出は同18・3%増の18万7165円。田村長官は消費動向の変化について「国によって支出の中身は違う。また、子細にみていくと中国の旅行の内容も単なる買い物からアクティビティにお金を使う動きも出てきている」と述べた。

 規制改革実施計画は既存・新規とのバランス

 規制改革実施計画に盛り込まれた、着地型観光推進に関わる3つの検討項目(第3種旅行業者の範囲拡大、地域限定旅行業等の登録容易化、旅行業務取扱管理者試験の見直し)については「旅行者のニーズは変化している。観光で地域経済を活性化する機運も高まっており、着地型の推進環境を作っていかなければいけない。他方で、単純に野放しで何でも緩めればいいわけではない」と、既存・新規のバランスを保ちながら、制度設計を進める方向性を示した。

全国から3人認定、コンシェルジュ・スタッフ(日旅)

(左から)松本氏、中村氏、佐藤氏
(左から)松本氏、中村氏、佐藤氏

 日本旅行は創業110周年を機に、店頭でのコンサルティングスキルが高い社員を「コンシェルジュ・スタッフ」として認定するプログラムをスタートさせた。10月14日には初のコンシェルジュ・スタッフとして3人を選出した=写真

 インターネットによる販売が大きく拡大し、ネット専業の旅行会社が存在するなかで、情報をネットで収集し、「旅行商品を選択する相談や、申込みは店頭がいい」という消費者も多い。また、旅行市場においては熟年層が重要な顧客層であることもあり、同社は「店頭店舗を持つ強みを生かした販売を展開し、お客様に安心して旅行相談をしていただける店舗づくり」を目指していく考えだ。

 「コンシェルジュ・スタッフ」は、優秀な店頭スタッフを育成・選出することで、質の高い接遇を提供し、店頭販売の付加価値の向上をはかることを目的としており、このプログラムをスタートすることで、スタッフのモチベーションの向上やスキルアップ、ロールモデルの明示などにもつなげていきたい」としている。

 初の「コンシェルジュ・スタッフ」選考会は、全国83店舗、約500人の同社店頭スタッフのなかから、地方予選を勝ち抜いた社員や、推薦を受けた社員10人が参加。「どのようなビジョンを持っているか」といった質疑応答や、実際の接遇をイメージしたロールプレイング形式で、役員をはじめ、店頭、CS関連部署の責任者、外部講師ら審査員が評価を点数化、ロールプレイング終了後の評議会を経て、3人を選出した。次年度以降も継続してコンシェルジュ・スタッフの輩出を予定している。認定者は、氏名を刻んだゴールドのネームプレートを着用し、専用の名刺入れも付与される。名刺には「コンシェルジュ・スタッフ」であることを示して、来店者にアピールしていく。

 今回認定された3人は次の各氏。

 中村圭吾(新宿支店)▽佐藤紫乃(TiS博多支店)▽松本裕子(名古屋栄支店)

天龍源一郎 革命終焉

 今年プロレス生活40周年を迎える天龍源一郎選手が11月15日の両国国技館を最後に、プロレスから現役引退する。

 大相撲からプロレスに転向した天龍。1964年1月場所で初土俵を踏んだ思い出の地、両国国技館で現役最後の試合を飾る。対戦相手は新日本プロレスのオカダ・カズチカ、60分1本勝負のシングルマッチだ。最後の最後まで天龍らしいカードが組まれた。

 最終興行には長州力、獣神サンダー・ライガー、藤原喜明、高山善廣、鈴木みのる、ザ・グレート・カブキ、越中詩郎、藤田和之らも参戦して引退試合に華を添える。

 プロレス人生で記憶に残る思い出は「馬場さんと猪木さんからフォールを取れたことが誇り」と振り返る天龍。ラストマッチで天龍源一郎というプロレスラーの生きざまを見届けたい。

【古沢 克昌】

第41回プロが選ぶ『100選』、中間集計 3回目、12月11・21日合併号で最終発表

本紙HPでは12月11日発表

 旅行新聞新社が主催する新春恒例のイベント「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」。41回目の投票が今年も10月1日から始まり同31日に締め切られました。今回は中間集計の3回目。投票にご協力いただいた多くの旅行会社の皆様に感謝します。「100選」は全国の旅行会社からの投票に基づき、「ホテル・旅館100選」と「観光・食事、土産物施設100選」および「優良観光バス30選」をそれぞれ選出し、表彰いたします。「ホテル・旅館100選」で投票のあった施設を、中間集計の3回目(10月26日現在)として発表します。(順不同)なお、最終発表は12月11・21日合併号紙上、および当社ホームページで12月11日に発表します。

 【北海道】
 あかん遊久の里鶴雅・あかん湖鶴雅ウイングス▽登別石水亭▽知床第一ホテル▽知床グランドホテル北こぶし▽十勝川温泉第一ホテル▽第一滝本館▽観月苑▽ニュー阿寒ホテル▽ホテル鹿の湯花もみじ▽知床プリンスホテル風なみ季▽しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌▽湯元名水亭▽望楼NOGUCHI登別▽海の別邸ふる川▽定山渓ビューホテル▽THE LAKE VIEW TOYA 乃の風リゾート▽ラビスタ大雪山▽大江本家▽星野リゾートトマム▽竹葉新葉亭▽湯宿だいいち▽川湯観光ホテル▽ランプの宿森つべつ▽あかん鶴雅別荘鄙の座▽望楼NOGUCHI函館▽緑の風リゾートきたゆざわ▽定山渓鶴雅リゾートスパ森の謌▽北天の丘あばしり湖鶴雅リゾート▽サロマ湖鶴雅リゾート▽阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香▽ルスツリゾートホテル&コンベンション▽丸駒温泉旅館▽かなやま湖ログホテルラーチ▽湖のオーベルジュチミケップホテル

 【青森県】
 ホテルグランメール山海荘▽星野リゾート青森屋▽海扇閣▽南田温泉ホテルアップルランド▽浅虫観光ホテル▽稲垣温泉ホテル花月亭▽花禅の庄▽酸ヶ湯温泉旅館▽下風呂観光ホテル三浦屋▽ホテル十和田荘▽八甲田ホテル▽不老ふ死温泉▽星野リゾート奥入瀬渓流ホテル▽ランプの宿青荷温泉▽ホテルニュー薬研▽ホテル竜飛▽奥入瀬森のホテル▽椿館▽野の花焼山荘

 【岩手県】
 結びの宿愛隣館▽ホテル森の風鶯宿▽ホテル紫苑▽浄土ヶ浜パークホテル▽ホテル志戸平▽瀬美温泉▽悠の湯風の季▽グリーンピア三陸みやこ▽ホテル対滝閣▽愛真館▽南部湯守の宿大観▽滝の湯いつくし園▽大沢温泉山水閣▽佳松園▽ホテル千秋閣▽矢びつ温泉瑞泉閣▽八幡平リゾートホテル▽長栄館▽四季亭▽ホテル羅賀荘▽ホテル龍泉洞愛山▽松川荘▽八幡平ロイヤルホテル▽優香苑▽ホテル紅葉館▽山人▽游泉志だて▽ホテル森の風沢内銀河高原▽渡り温泉ホテルさつき・別邸楓▽三陸花ホテルはまぎく▽藤三旅館▽松楓荘▽ホテル安比グランド▽峡雲荘▽ホテル加賀助

 【宮城県】
 ホテル松島大観荘▽伝承千年の宿佐勘▽鷹泉閣岩松旅館▽松島一の坊▽篝火の湯緑水亭▽鳴子観光ホテル▽ホテルきよ水▽名湯の宿鳴子ホテル▽南三陸ホテル観洋▽ゆづくしsalon一の坊▽遠刈田ホテルさんさ亭▽岩沼屋▽小松館好風亭▽ホテルニュー水戸屋▽ホテル華乃湯▽花ごころの湯新富亭▽松島佐勘松庵▽湯主一條▽湯の原ホテル▽秋保グランドホテル▽ホテル瑞鳳

 【秋田県】
 結いの宿別邸つばき▽ホテル鹿角▽秋田温泉さとみ▽妙乃湯▽鶴の湯▽男鹿観光ホテル▽湯瀬ホテル▽栗駒山荘▽駒ヶ岳グランドホテル▽プラザホテル山麓荘▽花心亭しらはま▽都わすれ▽男鹿桜島リゾートHOTELきららか▽ホテル森の風田沢湖▽セイコーグランドホテル▽姫の湯ホテル▽海と入り陽の宿帝水

 【山形県】
 日本の宿古窯▽萬国屋▽蔵王国際ホテル▽天神の御湯あづま屋▽たちばなや▽八乙女▽月岡ホテル▽上杉の御湯御殿守▽ほほえみの宿滝の湯▽河鹿荘▽游水亭いさごや▽蔵王四季のホテル▽深山荘高見屋▽おおみや旅館▽亀や▽展望露天の湯有馬館▽葉山館▽仙峡の宿銀山荘▽いきかえりの宿瀧波▽ホテル王将▽高見屋別邸久遠▽龍の湯▽海辺のお宿一久▽桜桃の花湯坊いちらく▽愉海亭みやじま▽天童ホテル▽名月荘▽丸屋旅館▽天童荘▽竹屋ホテル▽華夕美日本海▽ホテル満光園▽ホテル ル・ベール蔵王▽湯杜匠味庵 山川▽高見屋 最上川別邸 紅▽花明りの宿月の池

 【福島県】
 ホテル華の湯▽匠のこころ吉川屋▽八幡屋▽丸峰観光ホテル▽大川荘▽庄助の宿瀧の湯▽風望天流太子の湯山水荘▽スパリゾートハワイアンズ▽四季彩一力▽旅館玉子湯▽陽日の郷あづま館▽金蘭荘花山▽櫟平ホテル▽裏磐梯高原ホテル▽芦ノ牧グランドホテル▽鏡が池碧山亭▽いづみや▽離れの宿よもぎ埜▽雨情の宿新つた▽御宿東鳳▽くつろぎ宿新滝・千代滝▽祭屋湯左衛門▽原瀧・今昔亭▽ホテルグランデコ▽熱塩温泉山形屋▽芦ノ牧プリンスホテル

 【茨城県】
 五浦観光ホテル別館大観荘▽袋田温泉思い出浪漫館▽筑波山江戸屋▽大洗ホテル

 【栃木県】
 あさや▽花の宿松や▽鬼怒川グランドホテル夢の季▽きぬ川ホテル三日月▽鬼怒川温泉ホテル▽日光千姫物語▽ホテルエピナール那須▽ホテルニュー塩原▽小槌の宿鶴亀大吉▽湯ったりの宿松楓楼松屋▽彩り湯かしき花と華▽鬼怒川温泉山楽▽若竹の庄▽鬼怒川観光ホテル

 【群馬県】
 草津白根観光ホテル櫻井▽四万やまぐち館▽源泉湯の宿松乃井▽舌切雀のお宿磯部ガーデン▽福一▽ホテル木暮▽旅館たにがわ▽万座温泉日進舘▽猿ヶ京ホテル▽別邸仙寿庵▽望雲▽香雲館▽ホテル一井▽法師温泉長寿館▽温泉三昧の宿四万たむら▽ホテル天坊▽草津ナウリゾートホテル▽奈良屋▽辰巳館▽草津ホテル▽柏屋旅館▽古久家▽かやぶきの郷薬師温泉旅籠▽かやぶきの源泉湯宿悠湯里庵▽季の庭▽岸権旅館▽汪泉閣▽ホテル高松▽ホテル軽井沢1130▽ホテルグリーンプラザ軽井沢▽ホテル聚楽▽お宿玉樹▽やまびこ荘▽仙郷▽千明仁泉亭▽ホテルきむら

 【埼玉県】
 湯の宿和どう▽ナチュラルファームシティ農園ホテル

 【千葉県】
 満ちてくる心の宿吉夢▽鴨川館▽鴨川ホテル三日月▽鴨川ヒルズリゾートホテル▽勝浦ホテル三日月▽鴨川グランドホテル▽蓬莱屋▽ANAクラウンプラザホテル成田▽海の湯宿花しぶき▽グランドホテル太陽▽千里の風▽ぎょうけい館▽宿中屋▽絶景の宿犬吠埼ホテル▽龍宮城スパホテル三日月▽滝見苑▽鴨川シーワールドホテル▽犬吠埼観光ホテル

 【東京都】
 水月ホテル鴎外荘▽帝国ホテル▽ザ・リッツカールトン東京▽浅草ビューホテル

 【神奈川県】
 海石榴▽箱根吟遊▽強羅花壇▽ホテル河鹿荘▽強羅花扇▽箱根高原ホテル▽箱根ホテル小涌園▽鶴井の宿紫雲荘▽箱根水明荘▽富士屋ホテル▽天成園▽和心亭豊月▽料亭旅館いちい亭

 【山梨県】
 銘石の宿かげつ▽ホテル鐘山苑▽ホテルふじ▽若草の宿丸栄▽全館源泉かけ流しの宿慶雲館▽湖山亭うぶや▽秀峰閣湖月▽下部ホテル▽華やぎの章慶山▽富士野屋夕亭▽湖南荘▽石和名湯館糸柳▽風のテラスKUKUNA▽富士レークホテル▽ホテル八田▽常盤ホテル▽坐忘▽ホテル新光▽ホテル石風▽京水荘

 【長野県】
 ホテル翔峰▽明神館▽旅館花屋▽上林ホテル仙壽閣▽藤井荘▽あぶらや燈千▽ホテル白樺荘▽立山プリンスホテル▽緑翠亭景水▽ホテルやまぶき▽一茶のこみち美湯の宿▽ぬのはん▽白樺リゾート池の平ホテル▽RAKO華乃井ホテル▽白船グランドホテル▽双泉の宿朱白▽ユルイの宿恵山▽昼神グランドホテル天心▽旅の宿滝の湯▽七草の湯▽浪漫の館月下美人▽上高地ルミエスタホテル▽山野草の宿二人静▽ホテル清風園▽野沢グランドホテル▽ホテル阿智川▽石苔亭いしだ▽ホテル椿野▽ホテル紅や▽ホテル木曽路▽鷺の湯▽菊之湯▽安曇野穂高ビューホテル▽歴史の宿金具屋▽よろづや▽ラ・ネージュ東館▽横谷温泉旅館▽笹屋ホテル▽帝産ロッジ▽リゾートイン菅平スイスホテル▽天空の城三宜亭本館▽常盤館▽ホテル玉の湯▽星のや軽井沢▽浜の湯▽玉屋旅館▽軽井沢万平ホテル▽たてしな藍▽スカイランドきよみず▽渓谷美の宿風景館▽泡の湯

 【新潟県】
 白玉の湯泉慶・華鳳▽ホテル清風苑▽水が織りなす越後の宿双葉▽夕映えの宿汐美荘▽風雅の宿長生館▽四季を彩る湯沢グランドホテル▽ゆもとや▽四季の宿みのや▽ホテル小柳▽ホテル摩周▽赤倉ホテル▽岬ひとひら▽大観荘せなみの湯▽ホテル國富アネックス▽よもぎひら温泉和泉屋▽国際佐渡観光ホテル八幡館▽ロイヤルホテル小林▽ホテル秀山七つの扉▽汐彩の湯みかく▽ひなの宿ちとせ▽湯沢ニューオータニ▽越路荘▽寺泊岬温泉ホテル飛鳥▽越後のお宿わか竹▽高志の宿高島屋▽鷹の巣館▽ホテル大佐渡▽ほてる大橋館の湯▽ホテルみかわ▽嵐渓荘▽ホテル瀬波観光▽湖畔の宿吉田屋▽伝統と風格の宿ホテル万長▽龍言▽著莪の里ゆめや▽赤倉観光ホテル▽ひなの宿千歳▽ホテルニューあけぼの▽ほてる木の芽坂▽グリーンプラザ上越▽源泉湯の宿かいり▽ホテル吾妻▽SADO二ツ亀ビューホテル▽かぶせの湯相川やまき

 【静岡県】
 稲取銀水荘▽堂ヶ島ニュー銀水▽いなとり荘▽季一遊▽ホテル九重▽ABBA RESORTS坐漁荘▽ホテルカターラRESORT&SPA▽柳生の庄▽観音温泉▽稲取東海ホテル湯苑▽桂川▽ホテル伊豆急▽ホテルサンハトヤ▽堂ヶ島温泉ホテル▽ホテルアンビア松風閣▽ホテルウェルシーズン浜名湖▽里山の別邸下田セントラルホテル▽ラビスタ伊豆山▽嵯峨沢館▽西伊豆クリスタルビューホテル▽熱川プリンスホテル▽瑞の里○久旅館▽星野リゾート界 遠州▽赤沢温泉ホテル▽楽山やすだ▽舘山寺サゴーロイヤルホテル▽焼津グランドホテル▽杜の湯きらの里▽ホテルミクラス▽海辺のかくれ湯清流▽花のおもてなし南楽▽熱海後楽園ホテル▽山水館欣龍▽あさば▽ホテル暖香園▽古屋旅館▽熱海大観荘▽新かどや▽三養荘▽川奈ホテル▽食べるお宿浜の湯▽やまだ荘▽ホテルニューさがみや▽松濤館▽うみのホテル中田屋▽たたみの宿湯の花亭▽ホテルアクーユ三四郎▽望水▽靑山やまと▽創作料理の湯宿あづまや▽落合楼村上

 【愛知県】
 旬景浪漫銀波荘▽ホテル東海園▽ホテル竹島▽源氏香▽伊良湖シーパーク&スパ▽風の谷の庵▽はづ別館▽平野屋▽粛 海風▽ホテル明山荘▽ホテル三河海陽閣▽竜宮ホテル

 【三重県】
 戸田家▽風待ちの湯福寿荘▽ホテル花水木▽サン浦島悠季の里▽鳥羽シーサイドホテル▽賢島宝生苑▽浜の雅亭一井▽ばさら邸▽日の出旅館▽海幸の宿なかよし▽鳥羽国際ホテル▽鯨望荘▽芭新翆▽湯元榊原館▽御宿ジ・アース▽志摩観光ホテル▽鳥羽グランドホテル▽石鏡第一ホテル神倶良

 【岐阜県】
 水明館▽本陣平野屋花兆庵▽岐阜グランドホテル▽穂高荘山月▽ひだホテルプラザ▽ホテルくさかべアルメリア▽十八楼宝生閣▽高山グリーンホテル天領閣▽吉泉館竹翠亭▽奥飛騨ガーデンホテル焼岳▽八ツ三館▽ホテルパーク▽飛騨亭花扇▽水鳳園▽穂高荘やまがの湯▽紅葉館わん泊亭▽旅館むら山▽穂高荘山の庵▽望川館▽穂高荘山のホテル

 【富山県】
 延楽▽金太郎温泉▽宇奈月国際ホテル▽ホテル立山▽延対寺荘▽宇奈月グランドホテル▽つるぎ恋月▽ゆめつづり▽砺波ロイヤルホテル▽磯はなび▽ホテル森の風立山▽弥陀ヶ原ホテル▽宇奈月国際ホテル

 【石川県】
 加賀屋▽瑠璃光▽ゆのくに天祥▽日本の宿のと楽▽法師▽海游能登の庄▽辻のや花乃庄▽花紫▽お花見久兵衛▽ホテル高州園▽茶寮の宿あえの風▽花つばき▽たちばな四季亭▽みどりの宿萬松閣▽ゆ湯の宿白山菖蒲亭▽佳水郷▽まつさき▽宿守屋寿苑▽ゆけむりの宿美湾荘▽厨八十八▽雄山閣▽日本の宿山留花▽旅亭懐石のとや▽翠明▽天空の宿 大観荘▽和田屋▽かよう亭▽白鷺湯たわらや▽湖畔の宿森本▽多田屋

 【福井県】
 まつや千千▽清風荘▽グランディア芳泉▽美松▽つるや▽ホテルせくみや

 【滋賀県】
 びわ湖花街道▽里湯昔話雄山荘▽湯元舘▽琵琶湖グランドホテル京近江▽びわこ緑水亭▽暖灯館きくのや

 【京都府】
 松園荘保津川亭▽おもてなしの宿渓山閣▽ドーミーインPREMIUM京都駅前▽油屋▽文珠荘▽天橋立ホテル▽海花亭花御前▽晴鴨楼

 【大阪府】
 不死王閣

 【兵庫県】
 ホテルニューアワジ▽ホテル金波楼▽佳泉郷井づつや▽淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ▽西村屋ホテル招月庭▽有馬グランドホテル▽朝野家▽月光園游月山荘▽西村屋本館▽神戸メリケンパークオリエンタルホテル▽夢乃井▽中の坊瑞苑▽神戸北のホテル

 【奈良県】
 さこや▽ホテル昂

 【和歌山県】
 かつうら御苑▽ホテル中の島▽ホテル浦島▽白良荘グランドホテル▽紀州・白浜温泉むさし▽花いろどりの宿花游▽浜千鳥の湯海舟▽休暇村南紀勝浦▽ホテルやまゆり

 【鳥取県】
 皆生つるや▽華水亭▽依山楼岩崎▽皆生グランドホテル天水▽三朝薬師の湯万翆楼▽花屋別館▽湯喜望白扇▽旅館大橋▽望湖楼▽斉木別館▽白扇

 【島根県】
 玉造グランドホテル長生閣▽曲水の庭ホテル玉泉▽佳翠苑皆美▽白石家▽湯之助の宿長楽園▽旅館樋口▽星野リゾート界出雲

 【岡山県】
 湯郷グランドホテル▽鷲羽ハイランドホテル▽八景▽清次郎の湯ゆのごう館▽ゆのごう美春閣▽ホテル山桃花▽ホテル備前屋甲子

 【広島県】
 ホテル鴎風亭▽景勝館漣亭▽みやじまの宿岩惣▽オリエンタルホテル広島▽ホテルみや離宮▽汀邸遠音近音▽宮島グランドホテル有もと

 【山口県】
 大谷山荘▽萩観光ホテル▽西の雅常盤▽錦帯橋温泉ホテルかんこう▽松田屋ホテル▽ホテル西長門リゾート▽北門屋敷

 【香川県】
 湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭▽琴平グランドホテル桜の抄▽ことひら温泉琴参閣▽喜代美山荘花樹海▽小豆島国際ホテル▽味わうもろみの島宿真里▽庵治観光ホテル海のやどり

 【徳島県】
 和の宿ホテル祖谷温泉▽ホテルかずら橋▽ホテル祖谷温泉

 【愛媛県】
 大和屋本店▽道後プリンスホテル▽宝荘ホテル▽ホテル椿館▽ふなや▽大和屋別荘▽カドヤ別荘▽道後館

 【高知県】
 土佐御苑▽城西館▽三翠園▽足摺国際ホテル▽土佐ロイヤルホテル

 【福岡県】
 六峰舘

 【佐賀県】
 和多屋別荘▽萬象閣敷島▽大正浪漫の宿京都屋▽大正屋▽和楽園▽ホテル龍登園▽椎葉山荘▽なかます

 【長崎県】
 東園▽ゆやど雲仙新湯▽雲仙宮崎旅館▽雲仙福田屋▽ホテル東洋館▽平戸千里ヶ浜温泉蘭風▽九州ホテル▽ホテルマルゲリータ▽弓張の丘ホテル▽旅亭半水蘆▽えび屋▽ホテルパサージュ琴海

 【熊本県】
 清流山水花あゆの里▽杖立観光ホテルひぜんや▽湯峡の響き優彩▽阿蘇の司ビラパークホテル&スパリゾート▽阿蘇プラザホテル▽山鹿温泉清流荘▽黒川荘

 【大分県】
 九重悠々亭▽杉乃井ホテル▽ホテル白菊▽由布院玉の湯▽花菱ホテル▽ことぶき花の庄▽庄屋の館▽べっぷ昭和園▽潮騒の宿晴海

 【宮崎県】
 酒泉の杜綾陽亭▽シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート▽宮崎観光ホテル

 【鹿児島県】
 いぶすき秀水園▽指宿白水館▽指宿海上ホテル▽霧島国際ホテル▽指宿フェニックスホテル▽霧島いわさきホテル▽城山観光ホテル▽霧島ホテル▽指宿シーサイドホテル▽摘み草の宿こまつ▽霧島山上ホテル▽吟松

 【沖縄県】
 カヌチャベイ&リゾート▽ホテル日航アリビラ▽沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ▽ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート▽ルネッサンスリゾートオキナワ▽リザンシーパークホテル谷茶ベイ▽ザ・ブセナテラス▽ラグナガーデンホテル▽ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー▽はいむるぶし▽宮古島東急リゾート▽サイプレスリゾート久米島▽星野リゾートリゾナーレ小浜島▽ネストホテル那覇▽サザンビーチホテル&リゾート沖縄▽JALプライベートリゾートオクマ▽百名伽藍▽沖縄残波岬ロイヤルホテル

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「インバウンド3.0」へ、全産業が訪日に関わる将来(観光立国フォーラム)

パネルディスカッションのようす
パネルディスカッションのようす

 ドン・キホーテグループの訪日事業部門「ジャパンインバウンドソリューションズ」(中村好明社長)は10月7日、東京都内で「観光立国フォーラム」を開いた。「観光立国革命!~インバウンド3.0の衝撃!~」をテーマに据え、すべての産業が訪日客と関わる観光の将来について語った。

 中村氏は、小泉内閣が観光立国のコンセプトを打ち出した2000年代を「インバウンド1.0」の開始とし、当時を「狭義の観光の時代」と位置付けた。運輸・宿泊・旅行会社など、観光振興が狭い範囲で注目されてきたことに起因する。

 「広義の観光」化したのは免税制度改正の昨年10月からで、この変化を「インバウンド2.0」とした。「2.0」は「爆買い」で代表されるショッピングツーリズムのように、観光が商業者など広い業種に影響を与えるようになり、同時に都市中心の観光が地方にシフトした時代を指す。

 中村氏は観光の今後あるべき姿を「インバウンド3.0」とし、「日本のすべての産業がインバウンドに関わる時代」と定義した。「観光による不動産投資が進めばさまざまな業種が潤う。行政も全部署が関わるようになり、全地域がインバウンドの対象になる。最終的にプロのおもてなしだけでなく、全国民のおもてなしも必要になる」と持論を展開した。

 観光庁の大石英一郎観光戦略課長は基調講演で「新3本の矢では『成長』に注目する。その成長戦略の大きな要が観光政策だ」と述べた。大石氏は過去に鉄道事業課で地域鉄道、海事局内航課で離島航路やフェリーなどを担当。「どの部署でも観光に関わる仕事がある。とくに公共交通分野は人口減少のなか、交通を維持するために交流人口を考えていかなければならない」とし、観光政策の重要性を強調した。

「日本版DMO」「本質的な交流」――、インバウンドが日本を変えるために必要なもの。

 フォーラム後半は「インバウンドが日本を変えていくために必要なものは何か?」をテーマに、観光の最前線に立つ人物らがパネルディスカッションを行った。

 地域連携事業を進める感動創造研究所プロジェクトマネージャーの岡本淳芳氏は、地域の訪日誘客について「各地域が持つ物語は小さなものが多く、インバウンドの心を揺さぶるほどの物語を作るには地域連携は必須。資源を開拓し、磨き上げて商品を作りつなげていき、さらに宿泊やショッピングにもつなげ、『集中と選択』の投資を戦略的に進めなくてはならない」と語った。

 一方で現状の地域連携は「横並びの状態で、共同でプロモーションするにとどまっている」と述べた。これを打破するには日本版DMOが必要で、「戦略的に鳥の目で広域を見ながら、かつ虫の目で地域の価値を汲み上げていく受け皿が求められる」と強調した。

 ゲストハウス運営や開業支援コンサルティングを行う宿場JAPAN社長の渡邊崇志氏は、「(交流が無ければ)高級ブランドが目的の買い物客は、ほかにお店ができると流れてしまい、金銭に余裕が無くなれば来なくなる」と、訪日対応に本質的な交流の質が高められているかを会場に問いかけた。渡邊氏が館長を務めるゲストハウス品川宿は「利用客との交流の質を高めた結果、ファンが増え、店や人を尋ねてくるほど交流が深まり、街に対しての感謝のメッセージを送ってくれる人もいる。今は広告なしで人が集まるようになった」と語った。