JTB×日本博、訪日客を文化施設へ デジタル周遊券を発売

2025年7月29日(火) 配信

日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日向けデジタル周遊券を展開

 JTB(山北栄二郎社長)と日本芸術文化振興会日本博事務局は8月5日(火)、全国の日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日外国人向けのデジタル周遊券「Japan Cultural Passport」を売り出す。美術館や博物館、科学館など約30施設を横断的にめぐることができる。

 共同開発により、訪日外国人に対し、質の高い文化体験を提供できる文化施設を提案するとともに、文化施設の海外認知度向上並びに訪問先の分散化を目指す。

 同周遊券は7日間、14日間、21日間の3種類を用意し、それぞれ税込で3500円、6000円、8000円。専用Webサイト「Webket」から電子チケット形式で販売する。英語と日本語に対応。スマートフォンでQRコードを提示し、非接触で入場できる。

 販売期間は2026年2月8日(日)まで、21日間パスのみ26年1月25日(日)までとする。有効期限は26年2月15日(日)。

参画文化施設は次の通り(7月25日現在)。

【茨城県】茨城県立歴史館

【埼玉県】埼玉県立歴史と民俗の博物館▽さいたま市岩槻人形博物館

【東京都】国立科学博物館▽三井記念美術館▽東京国立博物館▽東京国立近代美術館▽日本科学未来館▽山種美術館

【静岡県】MOA美術館

【新潟県】まつだい「農舞台」フィールドミュージアム▽越後妻有里山現代美術館MonET

【石川県】金沢21世紀美術館▽鈴木大拙館▽石川県立美術館▽石川県九谷焼美術館▽加賀依緑園

【岐阜県】日下部民藝館

【奈良県】奈良国立博物館

【京都府】京都国立博物館▽八幡市立松花堂庭園・美術館▽東映太秦映画村

【大阪府】絹谷幸二 天空美術館

【兵庫県】姫路市立美術館

【島根県】島根県立石見美術館

【大分県】大分県立美術館

【長崎県】長崎県美術館

【熊本県】熊本市現代美術館

主要レジャー施設「チケット代」 約4割が値上げ(帝国データバンク調べ)

2025年7月29日(火) 配信

 帝国データバンクはこのほど、全国のテーマパークや水族館、動物園など「主要レジャー施設」192施設を対象に、価格調査を実施した。これによると、2025年に入場料などの「チケット料金」を値上げする施設は、37・4%と約4割となり、前年の19・8%に比べ2倍近く増加することがわかった。

 また、国内主要レジャー施設において25年内に設定された入場料・フリーパス料金の最高額は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「1デイ・スタジオ・パス(大人1人当たり)」の1万1900円だった。

 施設別に値上げした割合をみると、「テーマパーク(遊園地を含む)」は対象100施設のうち、51施設がフリーパスを含めたチケット代を値上げした。24年は23施設で、調査開始以来、初めて値上げ施設が全体の半数を超えた。

 レジャー施設全体の「一般券(入場券)」平均価格(大人1人)は1695円と、24年の1626円から69円上昇。遊園地・テーマパークで多く導入されている、入場券とアトラクション乗り放題がセットとなった「フリーパス」の平均価格は、過去最高額の4846円と、前年から249円上昇している。ハイシーズン料金や、土・日・祝日料金などダイナミックプライシング(変動料金制)の導入が進んでいることも、平均価格上昇への影響がみられる。

 施設ジャンル別に25年のチケット料金平均をみると、最も「一般券」平均が高いのは「水族館」の2158円で、前年平均から91円上昇。一方、最も低いのは「動物園」の1427円で46円の上昇となった。水族館やテーマパークなどと比べて価格の伸びは緩やかだ。帝国データバンクは「飼料代の高騰など物価高の影響で、動物園でも入場料を引き上げる動きが広がっているものの、運営事業者が市町村などの自治体・公営企業のケースが多く、値上げ幅が少額にとどまるケースが目立った」と分析している。

京都府内の小学生対象にニデックスクール、8月19日開催 夏特別編で鈴木福さんがゲスト登場

2025年7月29日(火) 配信

ニデック京都タワー

 京阪ホテルズ&リゾーツが運営する、ニデック京都タワーは8月19日(火)、ニデック(岸田光哉、京都府京都市)と共催で、モノづくり体験教室「ニデックスクール サマースペシャル」を開く。京都府内に住む小学生が対象で、今回は俳優の鈴木福さんをスペシャルゲストに迎え、特別編として実施する。

 ニデックスクールはニデックの社員が講師となり、身の回りの製品に入っているモーターを実際に見て、触って学べるオリジナルのモノづくり体験教室で、不定期開催している。2024年4月のネーミングライツ締結をきっかけに開始した共同開催事業で、今後も地域の住民が楽しめる企画を予定するという。

 今回の開催概要は8月19日の午後1時~2:30まで、会場はTKPガーデンシティ京都タワーホテル4階。人数は30人で、応募多数の場合抽選となる。応募条件は京都府内に住む小学生。応募期限は8月4日(月)午後5:30まで。応募は公式サイトから。

楽天ステイ、箱根に宿泊施設オープン 温浴特化や犬宿泊可能な客室提供

2025年7月29日(火) 配信

Rakuten STAY VILLA 箱根桃源台(左)とRakuten STAY 箱根すすき草原の外観

 楽天グループの宿泊施設ブランド「Rakuten STAY」を運営する楽天ステイ(蔦井克彦社長、東京都港区)は7月17日(木)、神奈川県・箱根町にRakuten STAY VILLA 箱根桃源台とRakuten STAY 箱根すすき草原をオープンした。

 Rakuten STAY VILLA 箱根桃源台は、芦ノ湖北側の桃源台港と桃源台駅から徒歩約10分の立地にある2棟全10室のヴィラ型宿泊施設。AとBの2つのタイプに分かれ、全室がテラスを含めて100平方メートル以上となる2階建てのメゾネットとなっている。

 Aタイプの7室には地下フロアを設け、サウナや水風呂、外気浴デッキ、内気浴スペース、天然温泉など温浴に特化した設備を設けた。全面窓を採用したため、開放感を味わいながら天然温泉とサウナを堪能することができる。このうち2室には、富士山溶岩を使用したサウナを導入した。

 Bタイプの3室にはリビングからつながるテラスにサウナや人工芝の庭、屋外プロジェクターを設置。うち1室はドッグフレンドリールームとなっており、2頭までの犬を一緒に宿泊できる。

 Rakuten STAY 箱根すすき草原は、3棟全20室からなる2階建ての宿泊施設。すすき草原まで徒歩約3分の場所にある。約70平方メートルの室内には、家族やグループで楽しんでもらおうと、天然温泉かけ流し風呂やプロジェクター、小上がり、天体望遠鏡をそなえている。

 2室は乳幼児連れのファミリー向けとなっており、ショッピングモール「楽天市場」で複数の店舗が販売しているベビーサークルやプレイマット、すべり台などの商品を体験することができる。宿泊者は、室内に展示する各商品の2次元コードをスマートフォンで読み取ることで、その場で気に入った商品を楽天市場から注文することも可能となっている。

 

舞浜・イクスピアリにいちご飴専門店オープン 「 Strawberry Fetish 」

2025年7月29日(火) 配信

店舗イメージ

 わたあめ専門店などを展開する、GOOD IDEA COMPANY(竹森俊彦社長、奈良県・広陵町)は8月9日(土)に、千葉県・舞浜のイクスピアリに同社ブランドのいちご飴専門店「 Strawberry Fetish 」をオープンする。他の常設店舗とは異なり、今回はキッチンカーでの出店となる。

 同ブランドはいちご飴専門店として、お祭りのいちご飴をアップデート。現在は多数のいちご飴店が存在するが、同社によると2019年に日本で初めて専門店としてオープンしたのが、同ブランドという。パリッとした食感を楽しめる薄い飴のコーティングや、いちごの鮮度・ジューシーさを保つ制作工程、他フルーツとの組み合わせ商品などの工夫で新感覚のいちご飴を提供している。

 現在は全国に20店舗を展開し、多くの観光地やテーマパーク、アミューズメント施設などで販売。子供から外国人観光客まで話題を集めている。

 イクスピアリ店では定番の「いちご飴」(600円)やマシュマロと組み合わせた「いちごマシュマロ」(600円)、ぶどうと組み合わせた「いちごぶどう飴グリーン」(650円)、「ぶどう飴グリーン」(450円)のほか、ストロベリーフローズン(650円)を販売する。

NAA、無人ロボットで土産販売 商品追加し2回目の実験へ

2025年7月28日(月) 配信

前回の実証実験のようす

 成田国際空港(NAA、藤井直樹社長)は7月29日(火)~8月11日(月)、パナソニック ホールディングス(楠見雄規社長、大阪府大阪市)とマッシュアップ(亀岡勇人社長、東京都墨田区)と共同で、第1ターミナル保安検査後(国際線)エリアにおいて、移動型無人販売ロボット「PIMTO(ピムト)」 を用いた土産販売の実証実験を行う。

 初回となった前回の実証実験は3月に実施。無線コントローラーでの移動を基本として、人流が多くなる場所へ移動し、11カ国語で誘引メッセージを表示して利用客の利便性や販売量の向上をはかった。今回はより多くの利用者に楽しんでもらうため、移動範囲を拡大。増加が見込まれる訪日客への新サービスとして、キャラクター商品やスイーツ、韓国コスメなどの商品を追加し、日替わりで販売する。

 営業場所は、第1ターミナル北ウイングの第1サテライトと第2サテライト。時間は午前10~午後6時。

開業記念で一部公開、「るるぶジャングリア沖縄」 8月5日発売

2025年7月28日(月) 配信

「るるぶジャングリア沖縄」の表紙

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は8月5日(火)、「るるぶジャングリア沖縄」を売り出す。今年7月25日(金)に開業した沖縄県の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」を総力取材した一冊で、同日にパーク開業を記念して一部を特別公開した。

「ダイナソーサファリ」を見開きで紹介(イメージ)

 注目のアトラクションである、標高約200メートルの高さからやんばるの森を望む遊覧体験「ホライゾン バルーン」や、装甲車でジャングルの中でT―REXから逃げる「ダイナソー サファリ」などを紹介。チケットの種類や利用条件といった旅行前に役立つ情報も盛り込んでいる。

遊覧体験「ホライゾンバルーン」も紹介(イメージ)

 パークには「パノラマ ダイニング」と「ワイルド バンケット」の2つのレストランと、フードカートが点在。同社編集部が取材した各レストランのおすすめメニューを紹介する。

 また、恐竜やパークのさまざまな場面をモチーフにした約500点のグッズの中から、「身につけグッズ」「バラマキお菓子」など、テーマごとに商品を取り上げる。

 特別付録に、ジャングリア沖縄のパークMAPとアトラクション早見表付き。裏面には、アトラクションごとに変わるプレミアムパスの有無や、年齢制限などがわかる一覧表を掲載する。

 定価は税込1375円。B5変型判、本誌96ページ(オールカラー)、大判付録1丁。全国の書店、ネット書店で販売する。

戸倉上山田温泉・持続可能な観光地域づくりを 千曲市を舞台にしたオリジナルアニメも公開

2025年7月28日(月) 配信

戸倉上山田温泉からキャラバン隊が来社

 長野県千曲市から戸倉上山田温泉の観光キャラバン隊が7月8日(火)に本紙を訪れ、「持続可能な観光地域づくり」を目指す戸倉上山田温泉の取り組みや、千曲市を舞台にした新作テレビアニメを紹介した。

 来社したのは戸倉上山田温泉旅館組合連合会の高野和也会長(ホテル亀屋本店社長)、同じくタイラー・リンチ副会長(亀清旅館宿主)、信州千曲観光局の腰野綾子フィナンシャルマネージャーの3人。

 戸倉上山田温泉は、昭和レトロな街並みに旅館や飲食店、共同浴場などが100軒以上軒を連ねる。スナック文化を次世代へ継承し、地域の新たな魅力として再定義・定着させるため、2022年度に「NEOネオン」プロジェクトを発足。若年層やインバウンドなど新たな顧客層を誘客するため、料金などを明確にしたホームページの立ち上げやスナックツアーなどを実施し、持続可能な観光資源としてプロジェクトを活用している。

 これらの取り組みが評価され、2024年にはサステナブル・ツーリズムの優良事例を世界中から選出する「グリーンデスティネーションズ・トップ100」に選出され、また日本基準のサステナブル評価「JSTS-D(日本版持続可能な観光ガイドライン)」認証も取得した。

 また旬な話題として、7月8日放送開始の千曲市を舞台にしたテレビアニメ「Turkey!」を紹介。戦国時代にタイムスリップした長野県一刻館高校ボウリング部の女子高生5人を描くオリジナルアニメ。作中には姨捨の棚田や足湯など千曲市の観光名所の数々が登場するため、アニメファンを誘致する聖地巡礼にも力を入れていく。

 このほか、姨捨の棚田では公衆トイレや駐車場を備えた展望広場(ビューポイント)の整備計画が進行中。さらに千曲市には無かった「道の駅」の新設、千曲川河川敷スペースの利活用など、観光客受け入れ態勢の強化が進められている。

ダイブ、リゾートバイトのインフルエンサー募集中 宿の人手不足受け働く魅力発信

2025年7月28日(月) 配信 

募集のイメージ

 宿泊施設へ人材派遣・紹介事業を展開するダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)はこのほど、SNSを通じてリゾートバイトのリアルな魅力を発信する「ダイブ公認・リゾートバイト・インフルエンサー」の第1期メンバーの募集を始めた。

 宿泊施設で人手不足の状態が続き、働き方の多様化が進むなか、リゾートバイトのような柔軟な働き方に注目が集まっているという。こうした背景を受けて、同社は、リゾートバイト経験者による等身大の発信を通じて、魅力や実態を紹介する「公認リゾートバイト・インフルエンサー制度」をスタートする。

 対象は同社でのリゾートバイト経験者、または就業中の人。投稿先はインスタグラムまたはティックトック。報酬については、初月が画像5枚以上の1回の投稿につき3000円。翌月からは1000円となる。15秒を超える動画は、初月が5000円、翌月以降は3000円となる。

東武トップツアーズ、韓国の火祭り「咸安落火ノリ」 釜山3日間ツアー発売

2025年7月28日(月) 配信

落火ノリ(©韓国観光公社フォトギャラリー)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、韓国・咸安(ハマン)で実施する伝統の火祭り「落火(ナックァ)ノリ」を観賞できる釜山観光付き3日間のツアーを売り出した。成田空港発の10月15日(水)から2泊3日で、今年のツアーは日韓国交正常化60周年を記念し、日本人観光客限定の「JAPAN DAY」として規模を拡大して実施する。

 「落火ノリ」は、木炭粉を紙や布を縄状に編んだ「落火棒」を紙にぶら下げて点火し、火の粉が舞い落ちる幻想的な風景を生み出す伝統的な火祭り。慶尚南道の無形文化財に指定されている。今年は10月16日(木)午後7~9時ごろに開催し、日本人観光客1000人の来場を迎えられる。

 会場は咸安郡の無尽亭(ムジンジョン)で、釜山から高速道路で1時間半~2時間弱の距離に位置する。

 そのほかにも、韓国絶景30選の海雲台ブルーラインパークの海辺列車や、甘川文化村などを巡る釜山の観光付き。

 旅行代金は、1室2人利用で1人当たり7万500~13万4500円。