テイスティングルームと醸造研究所「SHINKA」開業 永井酒造

2023年8月22日(火) 配信

SHINKA

 群馬県・川場村の永井酒造(永井則吉社長)に8月1日、少人数で特別な日本酒が楽しめる招待制のテイスティングルームがグランドオープンした。今までの概念にとらわれずに日本酒を味わってもらおうと施設を改修し、テイスティングルームと醸造研究所を備えた複合施設「SHINKA」を立ち上げた。

 施設名の「SHINKA」は真の価値を追求する「真価」、エボリューションの「進化」、お互いの関係性を深める「深化」の3つの意味を込めた。

 施設での特別体験は完全招待制で、今回は8月1日に発売する「2008熟成酒シリーズ」3種類のいずれかを購入した人を対象に1日1組限定の招待状が贈られ、施設内限定の日本酒が吞める。

 施設の設計は、空間を五感に訴える音・光・映像・香でデザインする五感クリエイターとして活躍する大髙啓二氏が携わり、永井酒造の水源地の森をイメージして造られた「森の階段」、テイスティングルームにはスパークリング日本酒の泡、日本酒の米、そして完成されたお酒の輝きと永井酒造の進化する未来を照明で表現した。

 部屋の中央には針葉樹の山林で見つけられた珍しい山桜で作った長さ約5㍍の特注のテーブルを配置した。

 さらにカウンターは 「尾瀬の巨人」と例えられていた樹齢500年を超える水楢の木を譲り受けて制作した。

 オリジナル家具は、釘などを使わずに木を組み合わせて物作りをする吉澤指物店に、持続可能な環境作りにつながる森林資源の有効活用と、地元の自然美を表現してもらった。またテイスティングルームの奥にはバルコニーを設け、川場村が守り続けている美しい田園風景が一望でき、自然の風を感じられるスペースとなっている。

軽井沢町が「旅先納税®」を開始 ギフティのデジタルプラットフォーム採用

2023年8月21日(月) 配信

スマホで簡単に「軽井沢さわやかギフト」が利用できる

 長野県・軽井沢町はこのほど、eギフト事業を展開するギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用し、8月8日(火)から「旅先納税®」を開始した。ふるさと納税の返礼品として電子商品券「軽井沢さわやかギフト」を発行するもので、長野県で「旅先納税®」を採用する自治体は初めて。なお、今回の採用はギフティとJTB長野支店連携のもと、行われた。

 「軽井沢さわやかギフト」は、軽井沢町内の旅行を楽しみながら地域経済に還元することができる返礼品。町内の飲食店・宿泊施設・レジャー施設をはじめとした加盟店60店舗での精算時に利用できる。

 寄附額に応じて、3000円から30万円まで全5券種の「軽井沢さわやかギフト」が返礼品として贈られる。受け取り・利用の際には、アプリなどのダウンロードは必要なく、加盟店での会計時に1円単位で利用可能。2次元コードの利用で加盟店の処理も簡単で、再利用などの不正利用も防げるという。

日旅、IBJと協業 婚活支援で地方の人口増加を目指す

2023年8月21日(月) 配信

左から石坂茂社長、小谷野悦光社長

 日本旅行(小谷野悦光社長)はこのほど、婚活業界のリーディングカンパニーであるIBJ(石坂茂社長、東京都新宿区)と提携し、婚活支援を柱として地方の人口減少問題の解決に向けて協業する。婚活パーティーの運営や、結婚相談サポートなど、日本旅行を通じた各地域の婚活支援における相互協力を行う。このなかで、メタバース婚活や、移住定住を目的とした婚活支援などに取り組む。

 メタバース婚活では、参加者がアバターを通して活動することで、見た目や条件だけではなく、話し方や性格などのフィーリングや内面を重視した婚活を可能にする。また、離れた場所の人とも出会うことができる。

 地方では、若い担い手が都市部へ転出してしまうケースが多い。このことから両者は、地域の魅力を発信し、都市部から地方部へ移住を考える独身者のエリアを跨ぐマッチングを行うことで、結婚による人口増加を目指す。

ジョルダン、富士山望める鉄道 岳南電車をスマホで乗り放題

2023年8月21日(月) 配信

リーフレット

 ジョルダン(佐藤俊和社長、東京都新宿区)は8月21日(月)、岳南電車(橘田昭社長、静岡県富士市)が販売する「全線1日フリー乗車券」をモバイルチケットで売り出した。ジョルダンが運営するアプリ「乗換案内」から、スマートフォンで購入できる。

 「全線1日フリー乗車券」は、富士市の吉原駅~岳南江尾駅の全長9.2kmを結び、岳南電車が1日間乗り放題となる乗車券。岳南電車は、すべての駅から富士山が望める鉄道として知られ、鉄道本体が「日本夜景遺産」に認定されている。

 同サービスの提供により、「全線1日フリー乗車券」をキャッシュレスで購入できるため、窓口の営業時間や並ぶ時間にとらわれず、スマートフォン1つで、移動がより便利になる。

 価格は税込で大人720円、子供310円。

フリー乗車券でお得に周遊 長電らが特別キャンペーン

2023年8月21日(月) 配信

 長野電鉄と竜王マウンテンリゾート SORA terrace(北志賀竜王)、志賀高原ゴールデンライン(志賀高原リゾート開発)、満天ビューテラス(S&T観光開発)が連携し、8月1日から長野電鉄沿線の大自然や観光施設をお得に利用できる「長電フリー乗車券特別キャンペーン」を開始した。

 長野電鉄は長野駅―湯田中駅をつなぐ長野県北部を走る鉄道。沿線には善光寺や小布施町、湯田中温泉などさまざまな観光地が広がり、国内外から多くの客に利用されている。

 今回の特別CPでは、長野電鉄が乗り放題になる「長電フリー乗車券」を利用した客が、お得に対象観光施設を周遊することができる。

 対象観光施設は、長野電鉄湯田中駅から路線バスやシャトルバスで行くことができる3施設で、冬はスキー場としてウインタースポーツを楽しむことができ、夏はゴンドラやロープウェイを活用した観光施設として、雲海などの絶景や山頂で楽しむレストランなどを体験できる山岳リゾートとなっている。

 このうち、SORA terraceは、条件が合えば雲海やサンセットを眺めることができ、非日常空間を体験できる。雲海は早朝に発生するイメージがあるが、夕方に雲海が発生する確率が最も高く、目の前の北アルプスに沈むオレンジ色に色づく夕日に照らされた雲海が見られるスポットとなる。

 「志賀高原ゴールデンライン」では、北アルプスの雄大な絶景と季節の高山植物が楽しめる。蓮池エリアにある山の駅の標高約1500㍍からスタートし、東館山山頂2000㍍までを3本のゴンドラで乗り継ぐ志賀高原ゴールデンラインは、それぞれから見える風景の違いや高山植物の植生の違いなどを楽しむことができる。東館山山頂、志賀高原ゴールデンライン終点の「志賀高原ガーデンテラスエリア」には、北アルプスや北信五岳を一望できる「展望台テラス」と国内最大級の「高山植物園」があり、標高2000㍍の山頂からの景色は圧巻だ。

 「2307満天ビューテラス」は、標高2307㍍の横手山スカイレーターとリフトで上がることのできる日本で一番高い場所にある天空テラス。テラスからは富士山から浅間、木曽駒、北アルプスの名峰群(乗鞍―穂高、白馬)、妙高、日本海までの大パノラマが一望できる。

 プラン適用期間は、竜王マウンテンリゾートが8月1日―11月5日(期間内運休9月4―8日)、志賀高原ゴールデンライン8月1日―11月5日(リゾートゴンドラ、ブナ平ゴンドラは9月4―8日整備運休。東館山ゴンドラはその間も営業する)、満天ビューテラス8月1日―10月31日。

 料金は竜王マウンテンリゾートのロープウェイ往復乗車券が大人(中学生以上)2000円(通常2300―2600円)、小学生800円(通常1200―1300円)。志賀高原ゴールデンラインの往復1dayパスが大人(中学生以上)2700円(通常3000円)、小学生以下1600円(通常1800円)、満天ビューテラスの横手山頂往復券が大人1800円(通常2000円)小学生1500円(通常1700円)。のぞき口(スカイレーターおよび第3スカイリフト)、渋峠口(渋峠ロマンスリフト)とも同一料金。

 なお、長電フリー乗車券1枚につき1人が対象。優待割引チケットを購入の際は、利用本人と同じ年齢区分の長電フリー乗車券が適用となる。

マウイ島山火事へ救援金受付を開始 ハワイ州観光局日本支局

2023年8月21日(月) 配信

救援金の受付サイト開設

 ハワイ州観光局日本支局(ミツエ・ヴァーレイ局長、東京都千代田区)は8月17日(木)に、「マウイ島西部 山火事救援金」受付サイトを開設した。マウイ島西部の山火事災害に対する心配の声や支援方法について多くの問い合わせを受けていることから、被災者の人々や地域の1日も早い復旧、復興を支援するために、日本円での救援金受付を開始した。

 寄せられた救援金は、ハワイ州やマウイ郡が推奨するハワイコミュニティ財団が設立した「マウイストロング基金」に全額送金される。マウイストロング基金は、山火事で壊滅的な被害を受けたマウイ島西部の救済と復興活動に重点を置き、避難所、食料支援、経済的支援などコミュニティがその時に必要とする支援を迅速に行う非営利団体に対し、活動資金を分配する役割を担っているという。ハワイコミュニティ財団は、寄せられた救援金の手数料を徴収せず、全額を地域社会のために使用する。

 なお、 ハワイ州観光局によると、現時点でマウイ島西部以外のマウイ島やオアフ島、ハワイ島、カウアイ島、ラナイ島などほかのハワイ諸島への旅行に影響はないという。

マウイ島西部 山火事救援金

受付期間: 2023年8月17日(木)〜
受付金額: 1000円〜
受付対象: 個人、法人
決済方法: クレジットカード
受付サイト:https://congrant.com/project/htj2023/8132

 

 

「北斗の拳」ツアー販売へ ジャルパックが北斗市と連携

2023年8月21日(月) 配信

「北斗の拳」は40周年

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、北海道北斗市と連携して「北斗の市・北斗の拳」ツアーを売り出した。地方自治体と連携し、漫画やアニメを切り口にした地域活性化、人流創出をはかるための漫画・アニメツーリズム商品の第2弾。

 「北斗の拳」は今年、連載から40周年を迎える。北斗市は8月26日(土)から10月31日(火)まで、40周年とコラボしたさまざまなイベントを実施する。スマートフォンアプリを利用したスタンプラリーやキャラクターのAR出現、市内飲食店と連携したキャラクターカードなどを企画。今回のツアーでもこれらが楽しめるほか、クリアファイルなど限定グッズが特典としてつく。

 ツアーの設定期間はイベントと同期間。発売は10月30日(月)まで。販売形態はJALダイナミックパッケージとなる。

信州千曲観光局、列車内がスナックに「NEOネオン号」実施

2023年8月21日(月) 配信

記念撮影用のヘッドマークも用意(イメージデザイン)

 信州千曲観光局(長野県千曲市)は9月9日(土)、しなの鉄道と協働で列車を貸し切ったイベント、スナックTRAIN「NEOネオン号」を実施する。長野県・戸倉上山田温泉にあるスナックのママが乗車し、電車内で飲食や名物スイーツ「Night☆サンデー」を体験でき、戸倉駅到着後は当日限りの「ハッピーアワー」で特別解放している温泉街のスナックを楽しめる。

列車内でスナック気分を演出し、オリジナルグッズも用意する

 2022年9月から開始した「NEOネオン」は、信州千曲観光局によるスナックの魅力を再定義するプロジェクト。同イベントでは、しなの鉄道の車両を貸し切り、車内でスナック気分を味わいながら目的地である戸倉上山田温泉に向かう。出発地の軽井沢駅から、戸倉上山田温泉の最寄り駅である戸倉駅まで約1時間の運行。戸倉駅到着後は送迎バスで温泉街へ向かい、スナックや射的を体験できる。戸倉上山田温泉にあるスナック各店舗の違いや特徴を楽しんでもらい、スナックへ気軽に訪れるきっかけとなるイベントを目指している。

 集合場所は軽井沢駅旧駅舎口で午後2:30集合。ツアーは概ね4:30に終了し、温泉街送迎後の5:00からハッピーアワーとして、参画店舗が通常営業よりも早めに開店して参加者を出迎える。

 参加料は大人3500円、大学生3000円で20歳以上が条件。ドリンク、Night☆サンデー、射的、ツアー乗車料金込み。申込期限は9月7日(木)、定員40人。

 申込方法はhttps://www.knt.co.jp/ec/2023/neoneon/

福井県 人材育成で連携 官学4者で稼ぐ観光推進

2023年8月21日(月) 配信

(左から)山田賢一市長、田代俊孝学長、杉本達治知事、山田義彦会長

 北陸新幹線福井・敦賀開業を来年春に控えるなか、仁愛大学(福井県越前市)と福井県、越前市、福井県観光連盟の4者はこのほど、新たに「観光にかかる地域の専門人材育成に関する協定」を締結した。新幹線開業による観光需要の高まりを見据え、4者が連携して観光に関する専門知識や理論を有する地域の観光専門人材の育成を行うことで、稼ぐ観光地域づくりを推進し、地域観光産業の活性化をはかる。

 8月8日には、福井県庁で仁愛大学の田代俊孝学長と福井県の杉本達治知事、越前市の山田賢一市長、福井県観光連盟の山田義彦会長など関係者が出席して、締結式が行われた。

 締結では①仁愛大学で今年度に開く観光公開講座において、福井県観光連盟から観光分野に関する造詣が深い人材を講師として派遣②同大学で来年度に設置する観光学特設コースに対する企画・財政などの支援③社会人対象の観光地域づくり講座の開催④学生の就職支援や入学者の確保支援――などに連携して取り組み、福井県の観光を担う人材の育成や地域観光産業の活性化を目指す。

和歌山県 新キャッチを作成 「聖地リゾート! 和歌山」

2023年8月21日(月) 配信

聖地リゾート和歌山のロゴ

 和歌山県はこのほど、同県の魅力を最大限に伝えようと、新たなキャッチフレーズとロゴを作成した。2024年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録20周年、25年には大阪・関西万博開催と、同県の観光振興にとって追い風となるビッグイベントが続くことから、新しいキャッチフレーズとロゴを活用し、県内市町村や関係団体と一緒になって、和歌山県の新しい観光ブランディングに取り組む。

 新キャッチフレーズは「聖地リゾート! 和歌山」。和歌山県は、高野山・熊野に代表される「Spirituality(精神性)」、SDGsにもつながる同県の自然の豊かさに象徴される「Sustainability(持続可能性)」、そして豊かな自然から生み出される上質な「Serenity(静謐さや静けさ)」と、今後の観光地に大切な3つの「S」がそろう地。さらに、古くから神々の棲む聖地だけでなく、豊かな自然に育まれた歴史・文化、温泉、食、アミューズメントなどさまざまな聖地を生み出し、訪れた人々の心や体を癒やしてくれるリゾート地として親しまれてきた。キャッチフレーズには、日本人の聖地であり、リゾート地でもある旅のふるさと「和歌山」の素晴らしさを凝縮させた。

 ロゴマークは、訪れる人にとって、ほかの地域にはない明確な魅力と驚きを表現するため、「知らないオドロキが色々色々」をコンセプトに、エクスクラメーションマーク(!)を付け加えたデザインに仕上げた。

 エクスクラメーションマークの数や色は、和歌山県のさまざまな魅力を表現しており、その時々のメディアや表現によって、数や色を自由に変えていくという。さらに、色は日本の伝統色を用いるなど、細部までこだわる。

 ロゴマークは、和歌山県公式観光サイトで公開し、広く活用してもらうことで普及をはかるほか、今後は、ポスターや宣伝グッズ、各種SNSによる情報発信などで活用し、和歌山県の魅力を発信していく。