【第50回旅館100選】山形県・蔵王温泉 「蔵王源泉 おおみや旅館」

2025年9月12日(金) 配信

「玉子風呂」

畳のぬくもりと大正ロマン香る、情緒あふれる木造りの宿

 情緒豊かな温泉街にたたずむ「蔵王源泉 おおみや旅館」は、全館畳敷きで和のぬくもりがあふれる宿だ。館内は、素足で歩く心地良さとノスタルジックな雰囲気に満ちている。

「ロビー」
和モダンツイン「302-号室」

 自慢のお風呂は、楕円形の名物「玉子風呂」、泡風呂、源泉風呂。どれも木造りの湯船で、足触りの柔らかな湯浴みを満喫できる。さらに「おおみや旅館」は、蔵王温泉随一の大湯元として知られており、石垣からは1分間に720ℓもの源泉が湧き出る。この硫黄の香り漂う乳白色の温泉は、肌を白く滑らかにする効果があることから、美人の湯としても人気が高い。

薄暮の全景
「おくつろぎラウンジ」読書コーナー

 地産美味にこだわった「蔵王山懐膳」は、地元の山の幸や山形牛など、選び抜かれた旬の素材をふんだんに使用した極上の味。オリジナルの地酒と共に山形ならではの郷土料理を楽しみたい。

「蔵王山懐膳」

「全館畳敷き」

 館内すべてが畳敷きのやすらぎ空間。玄関を一歩入れば素足でくつろげる非日常空間を演出。畳の香りと肌触りが和の温もりを伝え、心と身体を静かに整える。和のやすらぎを全身で感じる特別なひとときを。

 

交通:《車》山形自動車道 山形蔵王ICから西蔵王高原ラインを経由し蔵王温泉方面へ約30分、P30台(無料)
   《電車》JR山形新幹線 山形駅から蔵王温泉行バスで約40分、終点蔵王温泉バスターミナル下車※バスターミナルより送迎有
チェックin14:00 out10:00
食事:《夕・朝食》レストラン
部屋:全32室
風呂:男女別源泉風呂各1、男女別源泉露天風呂各1(露天風呂は冬期閉鎖)
泉質:硫黄泉
料金:1万5,550円~5万2,950円

〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉46
☎023(694)2112 FAX023(694)2115
https://www.oomiyaryokan.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

TEJ2025、出展は1200小間以上に 「来場者10万人達成を」(JATAツーリズムEXPOジャパン推進室)

2025年9月11日(木) 配信

早坂学室長(左)と猪飼敬副室長

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は9月25日(木)~28日(日)まで、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」(TEJ2025)を開く。テーマは「旅は“知”の再発見」、キャッチフレーズは「見たことないものを見に行こう。

 JATAのツーリズムEXPOジャパン推進室は9月11日(木)に開いた定例会見で、注目出展ブースの情報などを紹介した。早坂学室長は「出展小間数は1100小間目標のところ、1200を超えた。とくに海外が想定の380を超え、410ほどまで伸ばしている」と報告。「何としても来場目標者数の10万人を達成したい」と意気込んだ。

 注目の出展ブースは中部国際空港(セントレア)から直行便で行ける国・地域。現地ならではのコンテンツをプチ体験できる企画や、週末を中心に著名人をゲストに迎えたトークショーなどを各ブースが展開する。

 なかでもTEJ2025で最大ブースを構える韓国観光公社の「韓国館」は60小間を使い、韓国観光関連33団体がさまざまな出展を行う。毎年、女性に人気のビューティートレンドを体験できるものや、ブースを巡ってスタンプを獲得するとオリジナル巨大ガチャが回せるデジタルスタンプラリーを実施する。28日(日)には、タレントの千秋さんによるトークショーも開く。

 国内は、東京都・東京観光財団による「シン・江戸さんぽ」をコンセプトにしたブースに注目。まだ知られていない東京観光の魅力をPRする。ブース内のステージは、27日(土)にお笑い芸人・みやぞんさんによる「江戸・現代の銭湯トーク」、28日(日)には「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんによる「江戸・現代グルメトーク」などを予定する。

 国内外で成長分野として今注目を集めているのは、話題のコンテンツと地域の観光を組み合わせた「コンテンツツーリズム」。デジタルを中心とした「“イマーシブ” なコンテンツ体験」を企画・開発・プロデュースする企業、モッチハックが出展するブースでは、ホテルで体験するイマーシブサウンドアトラクションの「変な部屋」が体験できる。

 また、企業ブースでは「エアロトヨタ」や「川崎重工業」などヘリコプター関連のブースが充実。2次交通や新たな観光の足として提案する。

ステージイベント

 会場はAステージ、Bステージ、プロモーションエリア、特別ステージの4つのステージを設け、各出展者や特別ゲストによる多彩なイベントを開催する。

 注目はJATA海外旅行アンバサダーの岩田剛典さんによる、スペシャルトークイベント。27日(土)の午後1~2時まで、Aステージで行う。観覧には整理券が必要。詳細は公式ホームページの案内を要確認。

 28日(日)の午後2:30~3:20は同じくAステージでTEJ2025のスペシャルサポーターを務める、瀬戸朝香さんによるトークショーが開かれる。愛知県瀬戸市出身の瀬戸さんが地元や旅への想いを語る。

 TEJ2025は25~26日が業界日となり、一般日は27~28日の2日間。一般日の入場料は当日が1300円、前売が1000円。保護者同伴の小学生以下は無料、事前登録で学生も無料となる。

日本旅館協会、「観光と金融全国懇談会㏌金沢」開く 復興モデル構築へ宣言採択 輪島視察も

2025年9月11日(木) 配信

宣言の採択後のフォトセッション。(左から)大西特別顧問、桑野会長、村田長官、山下長官、伊藤長官、佐藤副会長、相原委員長

 日本旅館協会(桑野和泉会長)は9月4日(木)、金沢市アートホール(石川県金沢市)で「宿泊業界における観光と金融に関する全国懇談会in金沢」を開いた。会員をはじめ、観光庁や金融庁、中小企業庁、金融機関など約300人が参加。宿泊業が能登地方の復興に向け、地域経済再生の役割を担うため、「行政と金融機関、地域社会と連携した持続可能な復興モデルの構築に努める」など4項目で構成する「能登地方の復興と地方再生に向けた行動宣言」を採択した。

 桑野会長は冒頭、2023年から金融問題をはじめ業界が抱える課題を考えるため、全国懇談会を継続的に開催してきた趣旨を述べた。

桑野和泉会長

 そのうえで、「能登半島地震で日本有数の代表的温泉地である和倉温泉や輪島温泉などは豪雨被害も重なり、1年半以上経過した現在でも一般客を受け入れている宿泊施設は少ない」と現状に触れ、「各省庁や金融機関を交えた幅広い議論を行い、北陸地域における早期の復旧・復興に貢献していく」と意志を表明した。

 来賓の馳浩石川県知事は「和倉温泉では護岸の修復から旅館を復活させることが決まった。従業員の雇用維持に向けて政府には雇用調整助成金の延長も要請し、温泉街の復活が復興の象徴となるよう取り組んでいる」と報告し、継続的な連携を求めた。菅義偉元首相はビデオメッセージを寄せた。

馳浩石川県知事

 基調講演では、伊藤豊金融庁長官、山下隆一中小企業庁長官、村田茂樹観光庁長官、多田健太郎和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会代表が登壇した。

 金融庁の伊藤長官は「25年度の金融行政方針で、金融機関が地域経済へ十分に貢献するため、『地域金融力強化プラン』の策定を最優先事項としている」と説明。具体的には「地域金融機関は東日本大震災や熊本地震などの災害時に、顧客企業へ支援した多くの経験を積んでいる。金融庁はこうした事例を取りまとめ、公表することで、全国の金融機関が他地域での取り組みを学び、実践することを促していく」と語った。

伊藤豊長官

 中小企業庁の山下長官は、バブル崩壊後に続いたデフレ脱却をはかるため、「国内投資を増やしながら、成長経済への移行に向けて取り組んでいる」とし、「価値ある商品・サービスには、相応の対価が求められる。デフレ思考から転換してほしい」と呼び掛けた。地域の中核を担う企業の成長を後押し、地域経済全体への波及をはかる施策も紹介し、「能登については最後まで寄添っていく」と力を込めた。

山下隆一長官

 観光庁の村田長官は、能登半島地域における宿泊施設の定員数が発災前の35%に留まっている状況を報告。和倉温泉では、20軒の宿泊施設のうち13軒が休業している。地震で崩れた約2・8㌔の護岸について、七尾市が民有護岸を公有化。国が施工し26年度中の早期完了を目指す。今後「観光復興に向け、能登地域を対象とした手厚い『復興応援割』の検討など、あらゆる措置を講じる。官民で連携して取り組みたい」と出席者に協力を呼び掛けた。

村田茂樹長官

 和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会の多田代表は宿泊施設や商店、住民などを交えた議論を経て、3月に「能登の里山里海を“めぐるちから”に。和倉温泉」をコンセプトとした和倉温泉創造的復興プランを発表。「ほぼすべての旅館の営業再開は28年を予定している。温泉街では1千年に一度の危機をチャンスに変える気持ちが高まり、震災前より連携が深まった。総力を結集して復興に臨んでいく」(多田代表)と語った。

多田健太郎代表

 分科会は「能登半島地震からの復旧・復興に向けた金融支援のあり方」、「新たな観光立国推進基本計画策定と今後の観光施策」、「今後の観光まちづくりのあり方と地方創生」の3テーマに分かれ、実施された。

輪島地域を視察 観光庁なども参加

 能登地方の早期復旧・復興に向け、日本旅館協会は翌9月5日(金)、被災した石川県輪島市の旅館「海游 能登の庄」と輪島朝市通りを視察。会員や同協会顧問の長谷川岳参議院議員に加え、村田長官や金融機関の役員など約40人が参加した。

大向社長(左から3番目)が被災状況を話した

 海游 能登の庄では地震で建物が最大10㌢傾いたことなどを考慮し、工事関係者やボランティアのみを受け入れ、一般の宿泊を断っている。大向洋紀社長は「資材価格が見積もり作業中にも、継続的に上昇しており、工事業者から見積書をもらうことができない」と再建計画を立てられない窮状を訴え、早期の営業再開に向けた支援を求めた。

 輪島朝市通りでは、輪島温泉八汐の谷口浩之常務が瓦礫の撤去で、一部の敷地は更地となったことを説明した。

輪島朝市通りを視察する会員らとパネルで説明する谷口常務(中央)

 被災企業の復旧を支援する「なりわい補助金」は、「地震前の状態へ戻すことが目的。被災施設が使用していた資材の詳細が不明なため、復興が進みにくい」。さらに輪島地域で受入可能な宿泊客は震災前の2割程度であるため、町全体の復興に向けた機運が高まらない。「宿泊業として大変もどかしい。地域における旅館・ホテルの重要さを知った」と話した。

「ホテルルートイン下妻」が開業 茨城県内で13店舗目

2025年9月11日(木) 配信

ホテルルートイン下妻

 ルートインジャパンは9月10日(水)、茨城県下妻市に「ホテルルートイン下妻」(茨城県下妻市平沼117-3)を開業した。茨城県内では13店舗目。

 新ホテルは関東鉄道常総線・下妻駅から車で約4分、首都圏中央連絡自動車道常総ICから車で約20分に位置し、付近には9つの工業団地があることから、ビジネス拠点としての需要が期待できる。また、関東最古の八幡宮として知られる「大宝八幡宮」は車で約4分、車で20分圏内には筑波サーキットもあり、観光にも便利という。

 客室数は197室、総収容人数は277人。人工温泉の大浴場「旅人の湯」を備える。

 オープンを記念し、宿泊代が1000円割引になるクーポンを公式アプリで配信している。利用は12月31日(水)まで。タオルハンカチプレゼントクーポンは先着500人で、なくなり次第終了となる。

東旅協・城東地区商談会開く 104人が参加し親睦深める

2025年9月11日(木) 配信

104人が参加した

 東京都旅行業協会・城東地区会(地区長=北川マリ子・ヴァリューツーリスト社長)は8月27日(水)、商談会と懇親会を東天紅上野店(東京都台東区)で開き、会員と受入施設など104人が参加した。

 当日は、地区会員と受け入れ施設が出席して、名刺交換会や情報交換会が行われた。北川地区長は冒頭、「受け入れの皆様と親睦を深めていただきたい」と語った。

 第2部では、東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長(月下美人社長)が受入施設を代表してあいさつ。山内和廣城東会会長の乾杯で、福引などの懇親会で親睦を深めた。

東武トップツアーズ、室蘭本線キハ40 特別貸切列車ツアーを実施(11月2日)

2025年9月11日(木)配信

引退間近のキハ 40を「準急夕張号」として特別運行

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は11月2日(日)、「さようならSL50年記念・室蘭本線キハ40特別貸切列車ツアー」を実施する。日本で最後に定期旅客運行としてSLが走った、室蘭本線での「さようならSL」から50年を迎える節目の年にあわせ、特別企画として催行する日帰り添乗員同行ツアーを販売している。

 同ツアーでは、引退間近のキハ40を「準急夕張号」として特別貸切で運行し、日本遺産「炭鉄港」に認定された鉄道遺構や炭鉱文化を巡るメモリアル企画。あびらD51ステーションでのD51・キハ183の非公開エリア特別潜入体験のほか、夕張鉄道の廃線跡探訪、夕張市石炭博物館館長による解説ツアーなど、鉄道ファン必見の体験を多数用意している。

 さらに、特別ヘッドマーク缶バッジやA型硬券乗車証明書の進呈、沿線特産品や限定鉄道グッズの車内販売など、記念ツアーならではの特典も盛り込んだ。当日は安平町長・夕張市長の特別ゲスト乗車も予定し、沿線自治体と連携して地域の歴史と鉄道文化の魅力を伝える。

 旅行代金は税込で2万7500円。集合・解散場所はJR苫小牧駅改札前で、昼食に「さよならSL特別弁当」付き。募集人員は40人(最少催行30人)。

 申し込みは専用フォーム(https://forms.gle/GpJyNythnXWajETh6 )から。

袁文英氏死去を受け、村田観光庁長官が弔意表明「香港からの訪日観光振興に貢献」

2025年9月11日(木) 配信

 香港旅行大手のEGL Tours Company Limited創業者・袁文英(ユン・マンイン)代表が8月31日に死去(享年73歳)したことを受け、観光庁の村田茂樹長官は9月2日、弔意を表明した。

 袁氏は香港からの訪日客拡大に尽力するとともに、震災後は世界のトップを切って日本ツアーを再開するなど、観光振興・復興支援に寄与し、第3回観光庁長官表彰を受賞している。

 村田長官は、袁氏に対し「香港からの訪日観光客数の飛躍的な増加に大きく貢献された」と謝意を表した。

以下全文。

 

8月31日、故 袁文英 様が逝去されたとの報に接し、深い悲しみに耐えません。
故 袁様は、30年以上に亘り、香港の観光・旅行業界を牽引され、香港からの訪日旅行の分野において先駆的な役割を果たされました。特に、訪日ツアー商品の多様化を進められるとともに、地方空港へのチャーター便誘致にも尽力され、香港からの訪日観光客数の飛躍的な増加に大きく貢献されました。
また、2011年の東日本大震災の直後には、世界の旅行会社の中でもいち早く日本ツアーを再開され、被災地の復興支援と観光促進の両面において、極めて重要な役割を果たしていただきました。
観光庁として、袁様の長年にわたるご尽力に対し、心より感謝申し上げるとともに、訪日観光振興へのご貢献に深く敬意を表します。
謹んで御遺族の皆様に哀悼の意を表し、故 袁様のご冥福を心よりお祈りいたします。

We are deeply saddened to learn of the passing of the late Mr. Yuen Man Ying on August 31.
The late Mr. Yuen led the tourism and travel industry in Hong Kong for over 30 years and played a pioneering role in the field of travel from Hong Kong to Japan. In particular, he promoted the diversification of tour products to Japan and made great efforts to attract charter flights to regional airports, thereby making a significant contribution to the dramatic increase in the number of visitors to Japan from Hong Kong.
Furthermore, immediately after the Great East Japan Earthquake in 2011, he was among the first in the global travel industry to resume tours to Japan, playing an extremely important role in both supporting the recovery of the affected areas and promoting tourism.
The Japan Tourism Agency expresses its heartfelt appreciation for Mr. Yuen’s many years of dedicated efforts and conveys its deep respect for his contributions to the promotion of travel to Japan.
We would like to express our sincere condolences to the bereaved family and pray from the bottom of our hearts for the peaceful repose of the late Mr. Yuen.

謹聞 故 袁文英先生於8月31日逝世,深感哀痛,無以自抑。
故 袁先生在香港觀光與旅遊業界辛勤耕耘逾三十年,長期引領行業發展,並在香港赴日旅遊領域擔任先驅角色。尤其在推動赴日旅遊產品多樣化的同時,亦致力促進包機航班進駐地方機場,對香港赴日觀光客人數的飛躍性增長作出了重大貢獻。
此外,於2011年東日本大震災不久,袁先生更是率先於全球旅遊業界恢復日本旅遊行程,在支援災區復興與促進觀光兩方面發揮了極為重要的作用。
觀光廳對袁先生多年來的辛勤付出表示由衷感謝,並對其在推動赴日觀光發展上的卓越貢獻致以深切敬意。
謹向袁先生的家屬表達哀悼之意,並衷心祈願袁先生安息。

令和7年9月2日
観光庁長官 村田 茂樹

 

 

日本バス協会、外国人採用や予算拡充など 自民党バス議連総会で支援要請

2025年9月11日(木)配信

総会でバス運転者不足の実情を説明する清水会長

 日本バス協会の清水一郎会長は9月10日(水)、東京・永田町の自民党本部で開かれた「自民党バス議員連盟総会」に出席し、外国人バス運転者の受け入れに向けた日本語能力要件の早期変更や、2026年度の政府予算編成と税制改正を要望した。

 外国人バス運転者の日本語能力要件に関して、日本語能力試験「N3」から「N4」レベルへの引き下げを関係省庁に要望し、現在、国の有識者会議で検討が進められている。早期に引き下げを行ったうえで、乗客とのコミュニケーションを補助する「日本語サポーター(仮称)」の同乗を条件に加える構えだ。

 清水会長は「N3合格者が乗務する場合や、離島・半島で乗務する場合には同乗を不要としたい。将来的には、翻訳機器や無線機器などの技術進展などに応じて、不要とする見直しをお願いしたい」考えを明かした。

 一方で、現行制度のもとで外国人運転者の受け入れを進めているが、入管手続きに4カ月もかかると指摘し、可及的速やかな処理を求めた。

 2026年度政府予算編成については、清水会長が運転者不足への「切り札」として期待している「自動運転バス」に対する支援拡充を強く要求した。国家プロジェクトと捉え、自動運転レベル4の本格運行に向け来年度は現在100億円の予算を大幅に拡充し、車内保安員の不要な自動運転バスの実現を目指す。このほか、EVバスなど関連予算の確保・拡充、完全キャッシュバス推進のための支援を要請した。

 26年度の税制改正要望では、EVバス普及のための免税・減税措置の拡充、ガソリン税の暫定税率廃止に合わせた軽油価格の引き下げ、バス事業に係る特例措置の継続について要望を出した。

 自民党バス議員連盟の逢沢一郎会長は、バスの運転士確保と路線維持が深刻な状況と強調したうえで、「バス事業が持続可能な状況、環境を整えていくことが最も肝心なこと。議連としてもしっかり取り組んでいく」と意気込みを語った。

【第50回旅館100選】山形県・蔵王温泉 「離れ湯百八歩 蔵王四季のホテル」

2025年9月11日(木) 配信

「離れ湯百八歩」露天風呂

四季のうつろいを肌で感じる静かな一軒宿

 「離れ湯百八歩 蔵王四季のホテル」は、蔵王の豊かな大自然に包まれた、ヨーロピアンスタイルのお洒落なホテルだ。四季折々の山野草や白樺を眺めながら湖を一周する散策コースや、雄大な樹氷見学、かんじきトレッキングなど、さまざまなアクティビティが楽しめる。

「離れ湯百八歩-蔵王四季のホテル」全景
暖炉のあるロビー

 宿から108歩のところには掛け流しの天然温泉棟「離れ湯百八歩」があり、総木造りの内湯や蔵王連峰の絶景を望める露天風呂が揃っている。乳白色のいおう泉を心ゆくまで堪能したい。さらに、館内の大浴場「白樺の湯」は肌にやさしい弱アルカリミネラル泉で、2つの露天風呂ではそれぞれ違った雰囲気を楽しめる。

「離れ湯百八歩」内湯

 2種類の温泉でゆっくりと休んだあとは、地産美味を大切にした贅沢な山の幸を存分に堪能。多彩なプランから好みに合わせて選ぶことができる。

「蔵王山懐膳」

ジュニアスイート、リニューアルオープン

 2022年12月、新たにジュニアスイート4室が誕生した。62㎡の広々とした客室には、琉球畳のリビングとフローリングベッドルーム、石張りの高級ビューバスを備える。さらにマッサージチェアと大型テレビを完備し、贅沢なプライベート空間で思い思いの時間を過ごしたい。

 

交通:《車》山形自動車道 山形蔵王ICから西蔵王高原ラインを経由し      蔵王温泉方面へ約30分、P50台(無料)
   《電車》JR山形新幹線 山形駅から蔵王温泉行バスで約40分、終点蔵王温泉バスターミナル下車※バスターミナルより送迎有(要予約)
チェックin14:00 out10:00
食事:《夕・朝食》レストラン
部屋:全41室
風呂:露天風呂2、内風呂2、足湯、サウナ
泉質:いおう泉・弱アルカリミネラル泉
料金:2万1,050円〜6万9,450円

〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉1272
☎023(693)1211 FAX023(693)1213
https://www.zao-shikinohotel.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【第50回旅館100選】山形県・蔵王温泉 「八右衛門の湯 蔵王国際ホテル」

2025年9月10日(水) 配信

「八右衛門の湯」露天風呂

蔵王の大自然が放つゆとりと優雅の世界へ

 蔵王の大自然のなかで安らぎを感じられる「八右衛門の湯 蔵王国際ホテル」。館内の随所から雄大な自然を目にすることができる。客室は、2023年にラグジュアリースイート、デラックススイートが新たに誕生。ラグジュアリースイートは、75㎡の空間にダイニングテーブルやデイベッドを設置したホテル最高級のグレード。和洋室を改装したデラックススイートも好評だ。

ラグジュアリースイート
デラックススイート

 総木造りの温泉棟「八右衛門の湯」は、贅沢な掛け流しの天然温泉で、足湯、内湯、岩造りの露天風呂を楽しめる。山小屋風の3つの貸切風呂「山・森・里の恵み湯」も人気で、いずれも心身共にリラックスできる。

料理一例

 料理は、「地産美味」をコンセプトに山の幸を取り揃えている。評判の山形牛は、コクがあって非常にジューシー。山形の旬を彩る心のこもった料理を、心ゆくまで堪能したい。

食事処「紅の花」6名席

レストラン「山の詩」リニューアルオープン

 2024年8月にリニューアルしたレストラン「山の詩」は、四季折々の美しい蔵王の自然と、地元山形の旬の味覚を五感でお楽しみいただける空間へと生まれ変わり、より一層の『くつろぎ』と『美味しさ』をご提供いたします。

 

交通:《車》山形自動車道 山形蔵王ICから西蔵王高原ラインを経由し蔵王温泉方面へ約30分、P90台(無料)
   《電車》JR 山形新幹線 山形駅から蔵王温泉行バスで約40 分、終点蔵王温泉バスターミナル下車 ※バスターミナルより送迎有(到着後電話要) 
チェックin14:00 out10:00
食事:《夕・朝食》レストラン
部屋:全51室
風呂:男女別大浴場各1、男女別露天風呂各1、貸切風呂
泉質:硫黄泉
料金:2万2,150円〜7万7,150円

〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉933
☎023(694)2111 FAX023(694)2113
https://www.zao-kokusaihotel.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。