エースJTB18年度の商品概要発表、新ブランドでニーズに対応

2018年2月7日(水) 配信 

17年販売見込みを発表する大谷社長

 

JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)は1月17日に、エースJTBの2018年度の商品説明や概要を発表した。目玉は新ブランドの〝ダイナミックJTB〟。旅行形態変化が著しいなか、顧客ニーズに対応していく。エースJTBの販売目標は年間3100億円(前年比3・1%増)に据えた。

 18年上期の注目方面は「日本の旬 瀬戸内、山陰」の広島、岡山、鳥取、島根、山口の5県。例えば瀬戸大橋30周年を記念して、橋のてっぺんに登る登頂ツアーを実施する。下期は北関東3県の栃木、群馬、茨城で展開していく。

 JTBの強みであるテーマパークも力を入れていく。独自のサービスとして、開園前や、閉園後に入場できるプランを用意。レゴランド®・ジャパン・ホテルの4月28日の開業に先駆け、4月1日からの宿泊もできるようにした。

 新ブランドのダイナミックJTBは、既存の価格変動型プランを拡充した。これまでは造成担当者が間際対策として廉価商品の提供が軸だった。今後は登録施設らが需給バランスを考慮し、価格変更できる。自動的にツアープラン全体の価格が変わるようにした。

 最新価格を追求するために、紙のパンフレットは作らない。オンラインの普及に合わせ、Web中心で販売していく考え。エースJTBは店舗販売が主流だったが、取りこぼしてきたWebからの集客を狙う。ただコールセンターや店舗販売も行い、コンサルティング面などの強みは残しておく。

 さらに宿泊施設側のプランを導入することで、4月末の販売分からは4~5倍ほどのプラン数となる。高付加価値商品も展開し、多様化するニーズに応えていく方向だ。

 なお、エースJTBの17年年間販売額見込みは3010億円(同0・1%増)。自然災害などが多発したが、新たな寝台・観光列車の登場や新商品開発で微増の見通し。

深川ワイナリーとコラボ、グランドニッコー東京 台場

2018年2月7日(水) 配信

グランドニッコー東京 台場と深川ワイナリーがコラボレーション。プライベートワイン「山形我孫子シャルドネ2017」が誕生した

グランドニッコー東京 台場(東京都港区)が、プライベートワイン「山形我孫子シャルドネ2017」の提供を始めた。深川ワイナリーとのコラボレーション企画で、レストラン「The Grill on 30th」のグリル料理とともに楽しんでほしいという。

 深川ワイナリー(中本徹代表)のワイン年間生産数は2万本ほど。丁寧な仕事を重んじるため、少数生産しかできない。東京都江東区にある醸造所では発酵から瓶詰めまで、一貫したワイン造りを行う。ワインバルを併設しており、時期によっては食事ついでに醸造工程の見学も可能だ。

 「山形我孫子シャルドネ2017」造りには、グランドニッコー東京 台場のスタッフも有志で参加した。ホテルのソムリエを中心にスタッフ一同が、発酵から瓶詰め、ラベル貼りまでの作業に取り組んだ。3月には、「山形我孫子シャルドネ2017〈樽熟成〉」の提供も開始する。材質の異なる2種類の樽で熟成された味わいは絶品とのこと。

 志摩地中海村に新エリア登場 3月16日(金)に新装オープン

2018年2月7日(水) 配信 

メインイメージ

三重県志摩市の宿泊施設「志摩地中海村」(大西晶社長)は2018年3月16日(金)、「ミコノルカゾーン」と「アルハンブラゾーン」の2つのエリアを新設し、リニューアルオープンする。

 志摩地中海村は、まるで地中海にいるかのようなフォトジェニックで非日常感あふれる地中海ステイが楽しめると、女性や若者を中心に人気となっている。このたびのリニューアルで、ミコノス島やメノルカ島のにぎやかな街並みをイメージした「ミコノルカゾーン」、アルハンブラ宮殿のハマムをイメージした「アルハンブラゾーン」が新たに誕生する。

ミコノルカゾーン

 にぎやかな街並みをイメージしたミコノルカゾーンには、街のにぎわいを感じながらカジュアルステイを楽しめるワンルームタイプの客室「スーペリアツイン・ダブル」、バルコニーから絶景が楽しめる「デラックスツイン」の客室を新設した。

ミコノルカゾーン
ミコノルカ客室1
ミコノルカ客室2

 また、カジュアルレストラン「タベルナアスール」も新設し、創作料理でおもてなしをする。バンケットルームを備えているため、ウエディングパーティーや小会議など多目的な利用が可能。

カジュアルレストラン「タベルナアスール」

アルハンブラゾーン

 アルハンブラ宮殿のハマムをイメージしたアルハンブラゾーンには、高台に位置する絶景のラグジュアリーな客室「ラグジュアリースイート」、「ラグジュアリースイート ビューバス付」を新設した。ビューバス付の部屋は、ベランダに露天風呂がついており、冬場には暖炉も楽しめる2部屋限定の特別ルームとなっている。

アルハンブラゾーン
アルハンブラ客室1
アルハンブラ客室2

 宿泊者限定で入浴できる天然温泉「スパ・アルハンブラ」も新設し、地下1,430㍍から湧き出る天然温泉と、アラビックスタイルの特徴あるデザインの内湯と外湯を楽しむことができる。

スパ・アルハンブラ(内湯)
スパ・アルハンブラ(外湯)

施設情報

施設名:志摩地中海村

リニューアルオープン日:2018年3月16日(金)

所在地:〒517-0403 三重県志摩市浜島町迫子2619番地1

tel0599-52-1226(ホテル代表)

宿泊予約専用tel0599-52-1336

客室数:53室

公式Instagram@shima_chichuukaimura_official

公式Webページ:

            

シンガポール政観、写真展に協賛

2018年2月7日(水) 配信

レスリー・キー氏

シンガポール政府観光局は、  2月 8日(木)から から 13日(火)まで、ファッションブラド 「ヨウジヤマモト(  YOHJI YAMAMOTO)」青山本店(東京都港区)で開かれる、シンガポール 出身の写真家レスリー・キー氏の写真展「 Singapura」(シンガプーラ)に協賛する。

 本写真展では、レスリー・キー氏がシンガポールを象徴するさまざまなロケーションで「ヨウジヤマモト(オム)」の2018年春夏コレクションを撮影したフォトワークを展示する。昨年シンガポール観光大使に就任した俳優の斎藤工氏の写真などを通して、シンガポールの魅力が表現されている。

レスリー・キー氏の経歴

 シンガポール生まれ。東京ビジュアツ専門学校を卒業後、フォトグラファーとしてファッション広告の撮影、映像監督などを中心に世界各国で活動。東日本大震災
チャリティー写真集 「LOVE & HOPE」( 2012年)が40回 APA経済産業大臣賞。彼が手掛ける写真とアートマガジンのシリーズ「 SUPER」は、世界の企業や LADY GAGA、YOHJI YAMAMOTOをはじめとするファッションデザイナーらと積極的にコラボレーションを仕掛ける。 2015年 9月に発表した初監督ショートムービー「 THE INDEPENDENTS 」が 2015ASVOFFのコンペディショ作品にノミネートされ、  BEAUTYPRIZE AWARDを受賞。日本の LGBTのポートレートを撮影するプロジェクト「 OUT IN JAPAN」、第 19回文化庁メディア芸術祭エンタテイト部門審査委員推薦作品に選出。また、国連が掲げる「持続可能な開発目標( SDGs)」のテーマソングとなる早見優さんの「恋のブギウギトレイン」の PVを製作。  国連広報センターと SDGsの啓発活動も精力的に行う。  2016年より、NHKと共に日本中の人々が夢や目標を共有し、 よりよい未来を目指す2020年のオリンピック・ パラリンピックの応援をテーマに「→ 2020 レスリー・キがつなぐポートレート・メッセージ」を本格的にスタート。オフィシャル写真として1500人以上のポートレート撮影とプロモーション映像を監督している。

「Enjoy my Japan」 楽しい国 日本を世界に発信

2018年2月6日(火)配信 

Enjoy my Japanのロゴ ©日本政府観光局(JNTO)

Enjoy my Japan――。観光庁と日本政府観光局(JNTO)は2月6日から、新たな「楽しい国 日本」の魅力を全世界に発信するグローバルキャンペーン「Enjoy my Japan」を展開する。

 キャンペーンメッセージの「Enjoy my Japan」には2つの意味が込められている。「外国人旅行者自身が、自分にぴったりの日本の魅力を発見し、お気に入りの『My Japan』を満喫する」。もう一つは、「私の大好きな日本(My Japan)を楽しんでください」という、日本側の親しみを込めた“歓迎”の気持ちが含まれている。コンセプトムービーは、外国人を監督に起用。モデルも外国人と、“外国人目線”を重視した。

 メインターゲットは、欧米豪だ。海外旅行には頻繁に行くが、日本を旅行先として認知・意識していない層に、「長期滞在でも、家族でバケーションに訪れても日本が魅力満載の旅行目的地」であることを強く発信する。富士山や桜、寺社仏閣など典型的な日本のPRにとどまらず、豊かな自然やアウトドアアクティビティ、日本食に限らない食の魅力など7つのパッション(興味関心)をアピールしていく。

田村明比古観光庁長官

 観光庁の田村明比古長官は、「2017年に日本を訪れた外国人旅行者は2869万人。このうち中国と韓国からの旅行者が約50%を占め、近隣のアジア諸国からが全体の85%を占める」と報告。一方、「欧州、北米、豪州からの旅行者は17年に初めて300万人を超えたが、まだまだ満足できるものではない。欧米豪市場から日本が選ばれる割合はタイや中国などと比べても少ない」と強調した。このうえで、「所得水準が高く、旅慣れて目の肥えた成熟した観光市場である欧州、北米、豪州から選ばれる、質の高い観光先進国を目指していきたい」と語った。長期滞在する旅行者を呼び込み、2020年の訪日外国人旅行者4000万人、訪日外国人の消費額8兆円(17年は4・4兆円)に近づけていく姿勢を示した。

(左から)マイク・ハリス氏、デービッド・アトキンソン氏、JNTO理事長の松山良一氏、観光庁長官の田村明比古氏、ナタリー・エモンズ氏、デーブ・スペクター氏

 2月6日に東京・銀座の銀座シックスで行われた新CP発表会では、トークショーも行われた。JNTO特別顧問のデービッド・アトキンソン氏、キャニオンズ社長のマイク・ハリス氏、女優・歌手のナタリー・エモンズ氏、放送プロデューサー・タレントのデーブ・スペクター氏が登壇し、「外国人から見た日本の多様な観光魅力」について語り合った。

3者の視点で民泊の安全性を紹介 パソナセミナー開く

2018年2月6日(火) 配信

会場には多くの参加者が集まり、民泊に関し見識を深めた

パソナは2018年2月5日(月)、民泊ホスト、民泊プラットホーム運営会社、民泊を推進してる自治体、3者の目線から民泊を学ぶイベントをパソナトラベルハブミックス(東京都千代田区)で開いた。同日提供を開始した「シェアリングワークカレッジ」のオープニングイベントで、民泊の安全性や活用事例を紹介した。

 淡路島で民泊施設を運営する中川暎子さんは、3年間で200組を受け入れた経験から、民泊は難しいことではないと強調した。懸念されるごみ出しなどのトラブルに関しては、事前にゲストと綿密に打ち合わせを行うことで、トラブルは回避できると説明した。

 Airbnb Japanの山本美香公共政策本部長は、「民泊の運営では、信頼構築がカギ」と断言。同社ではゲストとホストがお互いを評価、公開することで、事前に人となりを確認できるようにしている。そのほかにも、24時間27言語対応のカスタマーサポートやトラブル解決センター、近隣住民の相談窓口などサポート体制を充実させ、信頼に基づくホームシェアリングができる体制を整備している。

 徳島県政策創造部地方創生局地方創生推進課発信戦略担当の加藤貴弘係長が登壇し、取り組みを紹介。県は民泊推進会議を設置。空き家問題や人口減少などの課題に対し、イベント民泊などさまざまな民泊を活用して地域創生をはかっていく。既存の宿泊施設をフル活用することを前提に、足りない部分を民泊でカバーすることで、相乗効果を生み出すことも狙い。6月に予定される住宅宿泊事業法の施行での、品質の維持が前提であるが、民泊参入の敷居が低くなり、より多くの人に民泊参入の機会が提供できると考えている。

 パソナは現在、「シェアリングワーク」を通じ地域活性化と地方での就労機会の拡大を目指している。シェアリングワークとは、個人が保有する知識やスキル、資産をシェアすることによってサービスを提供する新しい働き方。今後同社では自治体向けに「シェアリングワークカレッジ」を提供。地域でシェアリングサービスを提供する個人、中間支援・コーディネート組織、自治体の 3 者に対して、それぞ れ住宅宿泊事業法などの関連法制度や各種手続きの方法、サービスプラットフォームの活用、また顧客 満足度向上に向けた知識などを学ぶ研修を実施する。現時点では、徳島県と岩手県、東京都、千葉県での開催が決定しており、今後、全国でも実施する。

複々線化後の短縮時間を確認 小田急電鉄×ナビタイム

2018年2月6日(火) 配信

ナビタイムジャパンで、小田急電鉄の新ダイヤに対応した乗換検索ができる(クリックで拡大)

ナビタイムジャパンは2018年2月5日(月)より、特設サイトを設け、小田急電鉄の新ダイヤに対応した乗換検索のサービスを提供を開始した。改正となる3月17日(土)以降の日時を指定すれば、新ダイヤに対応した時刻表や乗換検索が可能だ。

 代々木上原駅~登戸駅間で行われる複々線化事業は、小田急電鉄(星野晃司社長)にとって念願だった試み。新ダイヤで通勤時間がどう変わるのかを、利用者にいち早く伝えようと乗換検索大手のナビタイムジャパン社と連携し、特設サイトを立ち上げた。

 提供期間は3月31日(土)まで。小田急線と箱根登山線を対象に、4月16日(月)までの乗換検索結果を知ることができる。なお一部検索結果では、ダイヤ改正による短縮時間を知ることも可能だ。

小田急線乗換・時刻表検索 - NAVITIME
https://www.navitime.co.jp/odakyu/search
3月17日のダイヤ改正以降の時刻表、乗換案内(小田急線内のみ)を検索できます。 - NAVITIME

大阪ミナミの大丸心斎橋に、インバウンド向けエンタメチケット販売ブースが誕生

2018年2月6日(火) 配信 

サービスロゴ

 

公演チケットサイト「Confetti(カンフェティ)」を運営するロングランプランニング(榑松大剛代表、東京都新宿区)は2018年2月6日(火)に、大丸心斎橋店南館2階にある「関西ツーリストインフォメーションセンター大丸心斎橋(※1)」で、外国人観光客向けのチケット販売ブース「Tickets Today」を開設した。

 17年に大阪府を訪れた外国人観光客は前年同期比18・0%増の1111万人で、伸び率は東京を4・0%上回った(※2)。心斎橋や道頓堀、なんばなどミナミの町並みは人気で、外国人観光客でにぎわう。

 大丸心斎橋店は、道頓堀から南北に約580㍍つづく心斎橋筋商店街を代表する老舗百貨店。スペシャルクーポンの配布や、円への両替、免税カウンターなど外国人の買い物客に向けて充実したサービスを提供している。

 関西ツーリストインフォメーションセンター大丸心斎橋は、15年12月に大丸心斎橋店南館2階に開設して以来、多くの外国人観光客の日本滞在を支援してきた。「今回、Tickets Todayが加わることで、コト消費のコンテンツ提供をさらに充実することになります」(同社)。

Tickets Todayについて

 Tickets Todayは、訪日外国人を対象に「今日・明日・すぐに行ける」エンターテインメントのチケットを販売するブースとして、2015年7月にオープン。

 歌舞伎や能といった伝統芸能をはじめ、クラシックコンサートやダンスなど言語による制約が少ない公演、近年アジアにも市場拡大している「2.5次元」ミュージカルのチケットなどを取り扱う。KTIC大丸心斎橋店を含め、東京都内7カ所、関西エリア2カ所、計9店舗を展開している。

(※1) 株式会社JTB西日本が運営

(※2) 大阪観光局 2018年1月17日発信 プレスリリース「2017年年間外客数」

泊まれる美術館が川崎にオープン

2018年2月6日(火) 配信

日進月歩の部屋内

簡易宿所をアートでリノベーションした宿「日進月歩」がこのほど、神奈川県川崎市・日進町にオープンした。 不動産業などを担うNENGO(的場敏行社長)と子会社の相楽ホームが手掛けた。

 同宿はJR「川崎」駅東口から徒歩12分、京急・JR「八丁畷」駅から徒歩5分、成田空港から約1時間半、羽田空港から約30分というアクセスの良さを生かし、訪日外国人や若者をターゲットに想定する。1泊3500円からで、OTA(オンライン旅行会社)などで予約を受け付けている。

 宿の周辺には1960年代から残る簡易宿所街や工場跡地に建てられた団地群、歓楽街、飲み屋街、競馬場やパチンコ店などが点在している。NENGOではこれら一見マイナスに捉えられがちな要素も「らしさ」として定義。これらの「らしさ」をアーティスが読み込み、異なるコンセプトを持つアートを共用部や部屋ごとに制作した。

 今後は、周辺施設との連携や外国人客や若者向けにツアーやイベントなどを企画することで、この場所ならではの体験を発信していく予定。

アートの紹介

101号室<吉岡メイ>富士山と日の出、日進町のマップを融合。

 

103号室<木村静香>夜の川崎を「愛のまち」と表現しデザイン。

 

206号室<オキジュンコ>川崎の酒や賭博の側面を花札でデザイン。

 

207号室<Paint Creator minami>月日の流れの中で成長していくようす。

 

209号室<小林まぐろ>商工業の神様であるお稲荷様をデザイン。

 

東北の訪日外客を増やせ 復興庁事業報告会開く

 2018年2月6日(火)配信

東北復興へ 一丸となって課題解決はかる

復興庁は2月5日(月)、東京都内で「新しい東北」交流拡大モデル事業報告会を開き、同事業に選定された11事業者が1年間の成果を報告。来場した100人の在日外国人の投票で決める「魅力的な東北周遊のモデルコースコンテスト」では、ダイヤモンド・ビッグ社が1位に輝いた。認定11事業は1月31日現在、合計送客人数6389人、宿泊者数1万6059人泊の実績を上げている。

 今回の事業報告では、それぞれがムスリム対応や富裕層向けツアーの不足、生かし切れていない東北ならではの資源の有効活用などの課題解決を目指した。有識者としてジャーマン・インターナショナル代表取締役のルース・マリー・ジャーマン氏と、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の篠原靖准教授、東洋大学国際地域学部国際観光学科の矢ヶ崎紀子准教授が参加、各事業者の報告に対して講評を行った。篠原氏は「昨年よりも課題整理が明確になった」と評価する一方、「これからは客層の部分を東北全体で明確に設定することが大切。テーマを深く追求し、今の東北でしかできないこと、訪れなければできないことはなにか。来年に向け個性をより出さなければならない」と総括した。

 第2部では、10事業者が来場した100人の在日外国人に東北旅行のモデルコースをプレゼンテーション。壇上で鏡開きや居合の披露を行うなどし、来場者を楽しませた。ダイヤモンド・ビッグ社「FINDING THE HEART OF SMALL TOWNS 本物のヒト、モノに出会う旅」が1位に選ばれた。同ツアーではヒトとモノの心を伝えるをコンセプトに、鳴子のこけしづくりなどを学ぶツアーを造成した。

来場者が鏡開きに挑戦
受賞3社が壇上へ

 吉野正芳復興大臣は「素晴らしい自然、文化、美食がある。被災地に訪問していただくことが、風評被害の払しょくにつながる。」と外国人に東北を訪れてもらう意義を語った。

吉野正芳大臣が東北素晴らしさをPR

モデルコースコンテスト受賞者

1位:

FINDING THE HEART OF SMALL TOWNS 本物のヒト、モノに出会う旅(ダイヤモンド・ビッグ社)

2位:

A Jurney to enjoy history and tradition(福島民報社<東北7新聞社協議会>)

審査員特別賞:

東北から学ぶ 東北人から学ぶLearn from Tohoku & people in Tohoku(パソナ)