JTB、6月1日から店舗営業を順次再開 当面は来店予約済みのお客のみ対応

2020年5月28日(木) 配信

JTBロゴマーク

 JTBは5月28日(木)、緊急事態宣言発出後から一時休止していた店舗の営業を、6月1日(月)から順次再開すると発表した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、当面は事前に来店予約をしたお客のみの対応となる。

 各店舗では、スタッフのマスク着用や消毒設備の設置など、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)が発表した「旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン」に沿った感染防止対策を行う。

 事前の来店予約は、各店舗のホームページで6月1日から受け付ける。また、店舗によって営業時間短縮や臨時休業日の設定をしている場合もあるため、来店前の確認を推奨している。

 各店舗の状況は、こちらから確認できる。

トンネルを通るだけで全身を除菌 「クリーンゲート」開発

2020年5月28日(木) 配信 

神奈川県・真鶴町民センターに設置の様子

 Balance(中島敏代表、神奈川県足柄下郡)はこのほど、不特定多数の利用が想定される施設向けに、人感センサー搭載自動ウイルス除菌トンネルシステム「クリーンゲート」を開発した。トンネルの中を通るとセンサーが反応し、次亜塩素酸水を噴霧。全身を全自動で除菌することができる。

 第1号クリーンゲートは神奈川県・真鶴町に寄贈。中小企業支援対策給付金の受付が始まることを受け、5月13日(水)から真鶴町民センターに設置している。

 同社は、新型コロナウイルス感染が拡大するなかで、「不特定多数が出入りする施設の安全対策へのニーズが高まっている」と分析し、研究とテストを重ねる。

 人々がウイルスに対して今まで以上に敏感になっている今だからこそ、「ウイルスに平穏な日々を奪われた人々の不安を少しでも軽減し、多くの施設に導入していただきたい」との思いから開発に着手した。

「湯の花」に女将の願い込める コロナ終息祈願のアマビエ動画が公開

2020年5月28日(木) 配信

ロゴイメージ

 大分県企画振興部広報広聴課は5月28日(木)、新型コロナウイルス感染症終息を願い、自宅のおフロを楽しむキャンペーン「まだまだ うちフロ」を開始した。動画の公開とともに、大分県内の女将たちによる手書きメッセージが付いた「湯の花」をプレゼントする。

 このほど発表したのは、温泉でシンクロナイズドスイミングをするPR動画「シンフロ」(2015年に同県から発表)を、妖怪「アマビエ」が踊る動画。

 アマビエは「疫病が流行ったとき、自分の姿を絵に描いて人々に見せるように」といった伝説があり、新型コロナ感染拡大を受けてSNS(交流サイト)などで話題になっている。

【おんせん県おおいた】うちフロ(フルバージョン)から
天然の入浴剤「湯の花」、女将のメッセージ付き

 また、「うちフロ」を楽しんでもらうために、天然入浴剤「湯の花」(7個入り)を1000人にプレゼントする。湯の花は同県の明礬温泉の温泉蒸気を結晶させて作られており、体の熱の放散を抑え湯冷めを防ぐ効果がある。

 パッケージには、同県の旅館・ホテルの女将や従業員の、コロナ終息や再開を願うメッセージが書かれる。

 ツイッターで「うちフロ(@uchifuro)」をフォローし、動画ツイートをリツイートすることでプレゼントの応募ができる。

 同県は、緊急事態宣言が解除されても、「県境を越える観光についてはまだ我慢の時期」としたうえで、「アマビエの動画をお守り代わりにご覧になっていただきながら自宅のお風呂を楽しんで、体を温めて免疫力を高めてほしい」と願いを込める。

サービスを超える極意 理想の「おもてなし」を提案する

2020年5月28日(木) 配信

「サービスを超える極意 『旅館ホテル』のおもてなし」

 星雲社はこのほど、おもてなしの作法についてわかりやすく解説する「サービスを超える極意 『旅館ホテル』のおもてなし」を6月5日(金)から全国の書店で発売する。日本の旅館ホテルが抱える問題点を洗い出し、理想の「おもてなし」を提案する。

 旅館スタッフの中でも、おもてなしに直接かかわる女将、フロント係、仲居をターゲットに、各分野の専門家の経験に基づいた知識と、最前線のテクニックを紹介する。

 本書の作成にあたり、すべて「お客様」の目線でサービスを見直し、現場で求めていること、それに応える女将やスタッフたちの動きを調査した。

掲載内容

 旅館やホテルのノウハウを紹介するだけではなく、「働き方改革」を念頭に、従業員の役割から旅館ホテルのこれからの役割まで網羅する。

 研修・教育の面では、外国人スタッフに対する、女将や先輩スタッフの心構えは「学び、伝える」であり、「見て学べ」は終わったと言い切る。日本文化に馴染みのないスタッフに教育をする前に、まず彼らの多様なバッググラウンドを理解することの大切さを説く。

 また、新型コロナウイルスが世界規模で感染拡大したことを受け、旅館ホテルは今後、地震、台風、感染症対策などの避難場所として期待されると強調する。

 そのほか、体の不自由な利用客への対応、和室の作法、日本の酒・茶の基礎知識、日本料理の基本とマナー、アレルギーと宗教上の食べ物、地震・火災・食中毒などのリスクヘッジ――を9章立てで紹介。

 今年4月に同社が刊行した「旅館ホテル・観光の教科書」と合わせて読めば、現場のテキストとして「基本」を学ぶことができる。

 企画・取材に携わった山口晴之氏(キクロス出版)は、本書の発売にあたり、「観光業界は新型コロナの影響で甚大な被害を受けた。しかし、ゼロベースの今だからこそ、改めておもてなしのスタンダードを学んでいただき、今現在の需要に合わせたおもてなし・サービスの全国一律化を進めてほしい」と期待を込める。

 A5判、本文192㌻、本体2800円(税別)。

 問い合わせ=星雲社 tel03(3868)3275。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~鹿児島県・大隅、霧島、鹿児島

2020年5月28日(木)配信

~鹿児島の発酵文化で内から健康に~

 鹿児島の日常は、100以上ある焼酎蔵や世界でも珍しい壺畑で育てる黒酢など、豊かな発酵食品にあふれています。職人たちの絶え間ない観察を試行錯誤により、大切に育てられた微生物たちの恩恵を、五感で感じられる旅です。

【大隅・霧島・鹿児島】鹿児島の発酵文化と食をめぐる旅

Vpon JAPAN、ジェイアール東日本企画と業務提携 インバウンドデータ分析サービスを提供

2020年5月27日(水) 配信

両社のロゴマーク

 Vpon JAPAN(Vpon、篠原好孝社長)とジェイアール東日本企画(jeki、原口宰社長)は5月26日(木)、各地域の観光地や企業が効果的にインバウンド対策を行えるよう、インバウンドデータ分析サービス提供に関する業務提携を始めた。両社の強みを活かしたデジタルマーケティング施策支援をすることで、日本のインバウンドデジタルマーケティングと地域振興の加速化をはかる。

提供サービスのイメージ図

 提供するサービスは、「分析レポート」と「パッケージプラン」の2種類がある。分析レポート(中国、香港、台湾に対応)は、主に滞在時期や日数などの“滞在”に関する項目と、来訪前・後・直後のエリアの“移動”、性別、モバイル利用状況など“インサイト”の3つの視点から分析する。

 パッケージプランは、分析レポートの3種類と、広告クリエイティブ制作(ランディングページ、バナー)、広告配信、効果検証のパッケージ(香港、台湾に対応)。データから訪日旅行者の行動を把握し、誘客プロモーションのための広告配信の実施を促進していく。

 インバウンドデータに特化したVponと、各地に支店・営業所を持つjekiは、訪日外国人の旅ナカにおける行動把握の総合的に可視化することで、ターゲットに適した訴求内容の提供や、効率的な施策に活かすことができるとみる。

 さらに、データ分析を基にしたプロモーション施策から効果検証までの一気通貫型のソリューションも提供可能で、中長期的なインバウント対策としての活用を見込む。

ANTA、21年の国内活性化フォーラムは山梨で実施 信玄公生誕500周年などPR

2020年5月27日(水) 配信

岩本議長(左)と村山議長(右から2番目)

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は2021年2月9日(火)に、山梨県甲府市のYCC県民文化ホールで「第16回国内観光活性化フォーラムinやまなし」を開く。同県での開催は初めて。

 同フォーラムの開催地は今年2月の第15回国内活性化フォーラム時点において、未定だった。会員からは「国内活性化フォーラムの開催は重要で、小規模でも実施するべき」との声が上がった。これを受けて再度、開催地の立候補を各支部に募集したところ、山梨県旅行業協会が立候補した。

 21年に武田信玄公生誕500周年を迎える山梨県は日本有数のフルーツ王国であり、世界遺産の富士山をはじめ、歴史と文化、自然、グルメなど観光資源に恵まれている。ANTAの約5500会員だけでなく、幅広くアピールし、需要の増加につなげたい考えだ。

 ANTAは3月4日(水)の常任理事会で、開催地を山梨県に決めた。3月12日(木)には、東京都内で引継式を実施。第15回国内活性化フォーラムを開催した九州地方支部長連絡会の岩本公明議長は、次回開催地となる京浜地方支部長連絡会の村山吉三郎議長に大会旗を手渡した。

温泉気分をスマホで楽しむ 黒川温泉・おふろセットを販売

2020年5月27日(水) 配信

からだはおうち こころは温泉 名湯『スマホ湯』

 黒川温泉観光旅館協同組合(熊本県・南小国町)はこのほど、南小国町役場が制作したWebサイト「からだはおうち こころは温泉 名湯『スマホ湯』」の公開と合わせ、5月25日(月)から「黒川温泉・おふろセット」をオンラインで販売している。

 同サイトではスマートフォンなどで、熊本県・南小国町にある33軒の旅館や宿が所有する温泉を、360度動画と環境音で楽しむことができる。

 「本日のおすすめ温泉に入る」をクリックすると、33の温泉宿の中からランダムに3つ表示される。Webページを更新するごとに表示される温泉が変わる。露天風呂、内湯、滝の見える温泉や岩湯など、それぞれ趣の異なる温泉の入湯気分を、家にいながら楽しめるのが最大の特徴だ。

 スマホ湯をより一層楽しむために、オンラインで売り出した「黒川温泉・おふろセット」は、黒川温泉入浴剤、よもぎ石けん、オリジナルタオル(2種類)、木桶、風呂敷――などがあり、リフレッシュに役立つ。

黒川温泉・おふろセット イメージ

 同組合は「ご自宅でも温泉気分を味わってほしい」という思いから今回の販売に至る。

 「ご自宅で温泉の雰囲気を味わうことができるので、ぜひ芯から体を温め、しっかりと汗を流してほしい。おうちのバスタイムが今よりも少しだけ豊かになれば」とPRした。

本場さぬきを自分で 「オンラインうどん教室」開校

2020年5月27日(水) 配信

イメージ

 中野うどん学校琴平校(中野屋、羽藤裕子代表、香川県・琴平町)は5月20日(水)から、外出自粛中の家庭や遠方のお客に向け、オンライン讃岐うどん教室のWebサービスを始めた。パソコンやタブレットからZOOMにアクセスし、讃岐うどんの作り方を学ぶことができる。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルが相次ぎ、お客が在宅のままプロの職人の技をサービス提供できないかと考えたのがきっかけ。

 小麦粉から作り、熟成、切りまでを行って完成させる、100%自作うどんを食べることができる。作ったうどんは釜揚げ、かけ、ぶっかけ、釜玉など、自分の好みで味わえる。

 「中野うどん学校 クービック」で検索し、スケジュールを選択して予約フォームを入力する。

 料金は2500円。5月30日(土)のリリース日は、限定開校記念特別価格で1000円となる。

一の湯 衛生管理基準作成し6月1日一部店舗の営業を再開

2020年5月27日(水) 配信

一の湯本館

 神奈川県・箱根で温泉旅館を展開する一の湯は6月1日(月)、一部店舗の営業を再開する。再開にあたった同社は、衛生管理基準「箱根一の湯衛生クリンリネスポリシー」を作成した。

 営業を再開する施設は、塔ノ沢 一の湯本館(露天・展望風呂付客室のみ営業)など4施設で、休業を継続する店舗に関しては新型コロナウイルスの感染状況を見て判断する。

 衛生基準は、「宿泊客の安心な滞在」、「従業員が安心して働ける環境」、「衛星状態の保ち方」を軸に6つの項目を設定している。

 館内にはアルコール消毒液を設置し、ドアノブ、リモコンなど手をよく触れる場所はアルコール消毒、紫外線ライト照射での殺菌を実施する。3密対策としては、ロビー、レストランなどの換気を徹底し、適切な距離を保てるようレイアウト。食事はバイキング形式ではなくセットメニューで提供し、混雑回避の為に食事の時間は夕朝食共に2部入替制とする。

 また宿泊客に対して、来館時の体温確認、体調チェックや 飲食時以外でのマスクの着用などをお願いする。

□営業再開店舗

・塔ノ沢 一の湯本館(露天・展望風呂付客室のみ営業)
・塔ノ沢 一の湯新館(露天風呂付客室のみ営業)
・仙石原 品の木一の湯【本棟/別邸】(露天風呂付客室のみ営業)
・仙石原 ススキの原一の湯【本館/別館】