JTB、価格変動型商品にJR利用商品を追加 選択の幅広がる

2020年10月6日(火) 配信

新たにJR利用商品が加わった

 JTB(山北栄二郎社長)は10月から、価格変動型の旅行商品「JTBダイナミックパッケージMy STYLE」でJR利用商品の販売を始めた。従来の往復航空券と宿泊がセットになったプランに加え、往復JR券と宿泊の組み合わせも可能となり、利用者の選択の幅が広がった。オンライン予約後、JR券は駅の指定席券売機で発券できる。

 新たに追加となったのは、JRの全エリア商品。乗車日のほぼ1カ月前から希望の列車や時間、料金など条件に合わせて選択できるほか、座席はシートマップから指定できる。

 また、オンラインの条件検索機能もバージョンアップした。部屋に関する項目のほか、食事、風呂、立地、サービスなど、多様な“こだわり”から宿泊施設の検索が可能となった。

 JR利用の場合、予約は乗車日1カ月前から出発前日までオンラインまたは店舗で受け付ける。旅行日数は1泊2日から13泊14日間まで。選択可能な宿泊施設数はオンライン限定販売施設を含め、約6900軒にのぼる。

ブッキング・ドットコム、夏の国内旅行傾向 コロナ禍で近場が人気に

2020年10月6日(火)配信

写真はイメージ

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京都港区)は10月5日(月)、日本在住者の予約データを分析し、2020年夏の旅行動向を発表した。新型コロナウイルス感染症で海外旅行が難しくなってしまった一方で、近場の国内旅行の需要が高まったことを明らかにした。

 調査は、20年6~8月に同社の宿泊予約サイトで旅行した日本在住者を対象に実施した。予約をした地点から宿泊施設までを直線距離に換算した場合、今年は平均543キロ。19年同時期は、1回の旅行で平均1575キロも移動したことから旅行時の移動距離が短くなったことがわかった。

 また、日本旅行者が移動した総距離のうち、20年は89%が日本国内での移動だった。一方、19年の国内の移動割合は23%で、ほとんどが海外旅行に費やしたものだということがわかった。20年は国内移動の距離が前年に比べ約66%増加し、日本旅行者が国内旅行を少しずつながらも楽しんでいることが伺える。

国内の総移動距離が前年に比べ約66%増に

 20年6~8月までと19年同時期を比較し、最も予約数の多かった日本の目的地も比較した。国内でとくに人気が高かったのは、静岡県下田市、北海道富良野市、静岡県伊東市、東京都立川市、そして神奈川県鎌倉市。今夏は日本旅行者の傾向として、静かな海辺や美しい自然の景観といった日本の昔ながらの自然や温泉などに注目が高まった。同社はこのような地域へ旅行することで、日本の魅力を再発見したものと考えている。

 さまざまな地方への旅行人気が高まり、日本の良さが再確認された一方で、日本旅行者で最も予約数が多かった都市としては、東京、大阪、京都、福岡、名古屋が上位に選ばれたと伝えた。長年にわたり多くの人から高い評価をもらっている都市部の定番スポットも、依然として高い人気を保っているとされる。

 宿泊施設のタイプ別でみると、前年よりも別荘やヴィラなどの民泊施設や、旅館が選ばれる傾向が見受けられる。ソーシャルディスタンスを保ちながら、自分のペースでゆっくりと滞在を楽しめる点が評価された。なお、19年終盤の同社調査によると、「民泊を利用したい」と回答した人は16%で、76%が従来型のホテルに泊まりたいと回答。このことからも、新型コロナの影響で旅行者の考え方が大きく変化したことが分かる。

「秋のすすきイベント」で黄金の海原を散策 稲取細野高原

2020年10月6日(火) 配信

「稲取細野高原」の黄金色に輝く秋のすすき

 静岡県の東伊豆町観光協会は10月14日(水)~11月6日(金)、稲取細野高原で「秋のすすきイベント」を開催する。「黄金の海原」と表現されるすすき野原を、ウォーキングやさまざまなアクティビティで楽しめる。

 稲取細野高原は、伊豆を代表する大型火山の天城山が河川の浸食で崩壊したのちにできた。標高は400~800㍍。秋には一面のすすき野原が望めることで有名だ。

 高原には散策路が設けられ、静岡県の文化財に指定されている4カ所の湿原や、高原を一望できる三筋山の山頂、海を見下ろせるブランコなどを楽しめる。

 期間中、園内5カ所に設置しているスタンプ台でスタンプを集め記念品を貰う「すすきウォーキングスタンプラリー」を実施する。

 高原の広場内で遊べるソリやバドミントン、ボール、フリスビーなどを無料で貸し出す。

 「動物ふれあい体験」としてヤギのエサやり(1回100円)や、フクロウの手乗り(1回500円)などを体験できる。

「秋のすすきイベント」概要

期間:午前10時~午後4時(最終受付午後3時)

場所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取細野高原

入山料金:大人(中学生以上)300円、子供 無料

アクセス:国道135号線稲取細野高原入口看板より約15分
     イベント期間中の土休日には、伊豆急行線「伊豆稲取駅」から
     稲取細野高原行の路線バス(片道30分/有料)あり

※イベント広場から三筋山絶景場所までの無料シャトルバス運行は無し。高原内は「徒歩」での散策となるため注意。

今秋の旅行動向 静岡など温泉地が人気 Relaxトラベルラボ

2020年10月6日(火) 配信

イメージ

 ロコパートナーズ(村上文彦社長、東京都港区)が運営する「Relaxトラベルラボ」は10月2日(金)、「2020年秋の旅行動向調査」を発表した。調査結果では、都道府県ランキングで静岡県が1位になり、続いて2位が神奈川県、3位は京都府となった。ゆったり過ごせる温泉地や観光スポットが集まるエリアに人気が集まっている。

 人気上昇都道府県ランキングには、この3地域のほかに長野県や山梨県がランクインした。都市からの交通アクセスが良い観光地や、山や海など自然を望める開放感のあるエリアに旅行者の関心が高まっている。

 人気の宿タイプでは、1位「旅館」、2位「コンセプトホテル」、3位「リゾートホテル」と、館内で寛げる宿タイプが選ばれた。

 10月1日(木)~11月30日(月)までの売上をもとにした人気宿ランキングでは、1位「ハレクラニ沖縄」(沖縄県)、2位「箱根・芦ノ湖はなをり」(神奈川県)、3位「ふたり とわに 縁」(静岡県)となり、オーシャンビューや自然の中で温泉を堪能できるような開放感のある宿泊施設が注目を集めている。

 新型コロナウイルスの影響があるなかで、Go Toトラベルキャンペーンに東京発着が追加されたことをきっかけに、「旅行業界は需要の回復が期待される」(同社)。

 調査は、10月1日(木)~11月30日(月)の期間で宿泊予約をしている国内のRelaxカスタマーを対象に行い、9月28日(月)に集計したもの。

KNT首都圏、ファンケルの商品体験付き宿泊プラン売り出す

2020年10月6日(火) 配信

ファンケルの商品を客室にセットする

 近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏、大原浩社長)は10月1日(木)から、化粧品などを製造・販売するファンケル(島田和幸社長)の商品体験付き宿泊プランを、インターネットで売り出した。

 宿泊施設で健康食品や無添加化粧品の使用体験ができるほか、旅行後に商品が自宅に届くサービスが付く。旅を通して、健康的な生活を送るきっかけ作りを提供する。

 客室には、3種類のサプリメントのほか、女性には保湿マスクと化粧水、乳液を用意する。旅行後はサプリメント3種類(うち2種類は宿泊施設と別の商品)が自宅に届く。

 宿泊施設は伊豆・箱根エリアの10施設から選ぶことができる。期間は2021年1月31日(日)まで。

タクシーで自宅からリゾート直行プラン発売 Go To東京発着追加でエリア拡大 共立リゾート

2020年10月6日(火) 配信

Go Toトラベル適用プラン 東京発の「直幸往復便」

 共立メンテナンス(上田卓味社長、東京都千代田区)が運営する「共立リゾート」は10月1日(木)から、各タクシー会社とタイアップしたタクシー往復送迎付き宿泊プランを発売した。Go Toトラベル対象プランとして、東京・千葉・埼玉・神奈川にエリアを拡大して売り出した。

 利用者の自宅前から宿泊先までタクシーで送迎することにより、他者との密接リスクを避けた安全な移動ができることが特徴。換気や消毒を徹底し、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組む。

 ドリンクやおしぼりが無料で振る舞われるなど、移動中も快適に過ごせるサービスを提供する。

 同社は、実際に9月11日(金)までに販売していた同プランを利用した人にアンケートを実施したところ、選んだ理由に「コロナ禍でも安全な旅行ができそう」(24%)、「移動が楽そう」(18%)、「公共交通機関の利用が不安だった」(14%)が上位を占めた。

 また、利用者層は40~70代が7割を超えたが、「リッチな気分になれる」などの理由で20代女性の利用も多く見られた。

 同社は利用者の反応を受け、「コロナ禍でも旅行を楽しみたいお客様のご要望にお応えし、これからも『新しい旅のカタチ』を提供していきたい」とした。

プラン概要

観光庁、消費増へ富裕層の訪日客誘致 観光戦略検討委員会開く

2020年10月6日(火) 配信

委員会では訪日旅行で求められる富裕層のニーズや日本の魅力の生かし方などを聞いた

 観光庁は10月5日(月)、上質なインバウンド観光サービス創出に向けた観光戦略検討委員会の第1回目を開いた。出席した委員からは、訪日旅行で求められる上質な観光体験の内容や日本の魅力の生かした方、課題などを聞いた。菅内閣から観光振興による地域活性化を行う指示を受け、富裕層を誘致し、観光消費額の拡大をはかる。

 冒頭のあいさつで、観光庁国際観光部長の金子知裕氏は、「上質な観光体験は旅行者のニーズを踏まえた受入体制の磨き上げが必要だ」と開催の趣旨を説明した。

金子知裕国際観光部長

 今後は2020年度内に4回、同委員会を開く。最終回では、議論を踏まえた今後の取り組みをまとめる。

 出席した委員は次の各氏。

 レ・クレドールインターナショナル 名誉会員 /明海大学教授阿部佳▽A.T. カーニー日本法人会長/CIC Japan会長梅澤高明▽クリル・プリヴェ Founder&CEO髙野雅臣▽curioswitchCEO近衞忠大▽日本観光振興協会副理事長鈴木昭久▽不動産協会 リゾート事業委員会委員長田中辰明▽マリオット・インターナショナル ラグジュアリー部門日本統括副社長兼ザ・リッ・カールトン東京総支配人田中雄司▽小西美術工藝社社長デービッド・アトキンソン▽日本政策投資銀行常務執行役員松嶋一重▽東京女子大学教授矢ヶ崎紀子▽Urban Cabin Instituteラグジュアリー・ブランディング・プロデューサー山田理絵▽東京都市大学環境学部特別教授涌井史郎▽パレスホテル専務取締役/パレスホテル東京総支配人渡部勝

 

現美新幹線ラストランを貸切ツアーで堪能 JR上野駅~JR仙台駅間で 阪急交通社

2020年10月5日(月) 配信

今年12月に定期運行を終了する現美新幹線

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)はこのほど、今年12月に定期運行を終える「現美新幹線」を旅程に組み入れたツアーを売り出した。同新幹線が通常運行しないJR上野駅~JR仙台駅間と、JR新潟駅~JR上野駅の区間を、2日間2往復に渡って貸切運行を行う。

 現美新幹線は2016年4月に運行を開始し、「移動する現代アートの美術館」をコンセプトに、アーティストが車両をプロデュースした観光列車。JR新潟駅とJR越後湯沢駅を定期運行している。

 同社は「現美新幹線に初めて乗車する人、これまで乗車したことのある人も、新たな区間として希少価値の高い列車の旅を楽しんでもらいたい」と期待を込めた。

 販売しているツアーは以下の通り。

ツアー概要

商品名:〈上野発〉秋保・瀬波2つの名湯・名旅館をめぐる晩秋のおもいで3日間

出発日:11月12日(木)

旅行代金:12万5千円(1室2~4人/大人1人)※Go Toトラベル利用時9万7千円

宿泊ホテル:1泊目 ホテルニュー水戸屋 / 2泊目 大観荘せなみの湯

 

商品名:〈仙台・福島発〉草津温泉と下部温泉でゆったり寛ぐ大人旅3日間

出発日:11月13日(金)、12月9日(水)

旅行代金:11月13日(金)8万5千円 ※Go Toトラベル利用時5万7千円
     12月9日(水)8万円 ※Go Toトラベル利用時5万2千円
    (1室2~3人/1人)

宿泊ホテル:1泊目 ホテル一井 / 2泊目 下部ホテル

 

商品名:〈新潟発〉銀山温泉散策と出羽三山神社・天童・作並温泉2日間

出発日:11月12日(木)、12月8日(火)

旅行代金:5万円(1室4人/1人) ※Go Toトラベル利用時3万6千円

宿泊ホテル:La 楽リゾートホテルグリーングリーン

11月12日 「飲む、食べる、 買う、体験する」ことでつながる体験型フードパークKADODE OOIGAWA(かどでおおいがわ)が開業

2020年10月5日(月) 配信

施設内イメージ
©︎KADODE OOIGAWA・島田市・トコナツ歩兵団2020

 静岡県島田市に11月12日(木)、大井川流域の緑茶・農業・観光を「飲む、食べる、 買う、体験する」ことでつながる体験型フードパークKADODE OOIGAWA(かどでおおいがわ)が開業する。

 施設内には、農産物直売所やカフェ、キッズパーク、レストランなどを配置。大井川流域の緑茶と農産物のレストランでは、タイミングが合えば真横を通るSLを眺めながら食事が楽しめる。

 大井川農業協同組合、島田市、大井川鐵道、中日本高速道路の4者連携事業として進め、交通の結節点である新東名島田金谷IC周辺の新たなランドマークとして、大井川流域の緑茶と農産物、観光の魅力を発見・発信・創造する「緑茶と農産物の体験型フードパーク」を目指す。

 プロデュースは、エンターテインメントの視点から、まちづくりや商業施設の企画などを手がける「トコナツ歩兵団」(渡部祐介団長=マイロックチョコレーツ代表取締役)と、KADODE OOIGAWA。

 同日、敷地内には観光案内所や物産販売所、サイクルピットで構成するTOURIST INFORMATION「おおいなび」、隣接地には大井川鐵道35年ぶりの新駅「門出駅」も開業する。

「ハピテク」、検索機能を刷新 現在地からテイクアウトができる店舗をカンタン検索

2020年10月5日(月)配信

 プレシャスパートナーズ(髙﨑誠司社長、東京都新宿区)が運営する「ハピテク」はこのほど、検索機能の強化を主としたリニューアルを行った。自宅やオフィスなど、現在地の近くからテイクアウトができる店舗をカンタンに検索ができるようになった。

 ハピテクは「いつもお店で食べていた味を、家でも楽しもう」をコンセプトにテイクアウトができる飲食店を探せるWebサービスだ。今回のリニューアルでは現在地からの検索に加え、今テイクアウト営業中の店舗が一目でわかる「テイクアウト営業中」フラグの表示機能を追加。「現在地×現在時間」で、店舗検索が可能となった。

 店舗からのメッセージ掲載も始めた。「マスク着用することが当たり前となり、接客するスタッフの方の笑顔が見られなくなりました。料理の先にある スタッフさんの笑顔を発信し、お店のファンづくりを支援したい」(同社)という。