KNT、「美食と美湯 飛騨高山」売り出す 「ONSEN・ガストロノミーステイ&ホッピング」に参画

2020年11月9日(月) 配信

パンフレット表紙

 近畿日本ツーリスト各社は11月6日(金)から、岐阜県・飛騨高山を歩きながら、「食」「自然」「文化・歴史」「ONSEN(温泉)」などの魅力を体感する旅行商品「美食と美湯 飛騨高山」を売り出した。飛騨地域の食と温泉、文化を満喫する。

 同商品は、岐阜県高山市で12月4日(金)から約2カ月間にわたり開催される「ONSEN・ガストロノミーステイ&ホッピングin飛騨高山」事業に参画。特典として、高山市などの飲食店や観光施設など約1500店舗で使える地域電子通貨「さるぼぼコイン3000円分」とイベント参加記念「杯(さかずき)」がもらえる。さらに、高山市内を運行する濃飛バス「1日フリー木っぷ」も付く。

 交通と宿泊がセットのプラン(首都圏・中部・関西発着)のほか、マイカー利用者向けの現地発着プランもある。設定期間は、2020年12月4日(金)~2021年1月31日(日)宿泊分まで。

goo「かっこいいと思う駅名ランキング」、1位は「竜王駅」

2020年11月9日(月)配信

かっこいいと思う駅名ランキング(調査日2020年7月30日)

 国内最大級のランキング情報サイト「gooランキング」は11月9日(月)、全国津々浦々に存在する駅をテーマに行ったアンケート調査をもとに、「かっこいいと思う駅名ランキング」を発表した。多くの人が字面や読み方がかっこいいと思う駅名として、1位は東日本旅客鉄道(JR東日本)の「竜王駅」(山梨県甲斐市)が輝いた。

 続いて、2位は津軽鉄道の「毘沙門駅」(青森県五所川原市)、3位は西日本旅客鉄道(JR西日本)の「九頭竜湖駅」(福井県大野市)が選ばれた。gooランキング上では4位以降の発表も行っている。

 集計方法は、gooランキング編集部がアンケートツール「Freeasy」のモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。調査は7月30日に行い、有効回答者数は500人(20~40代男女、複数回答)となった。

 「gooランキング」では、芸能からアニメ、ご当地、おもしろネタまで、世の中のあらゆるものをランキングで発表している。これまで公開したランキングは5万以上もあり、編集部が考えた独自のネタを調査し、日々新たな切り口のランキングを作成している。

那須塩原でON・ガスウォーキング 夜は特別な場所で交流会 1日を通し那須塩原の歴史と食、自然、文化など提供

2020年11月9日(月) 配信

疲れを忘れさせてくれる美しい紅葉

 栃木県那須塩原市で11月7日(土)、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 那須塩原2020・板室」が行われた。

 乙女の滝をスタートし、板室温泉街を抜け、木の俣園地に至る8㌔のコース。夜は、これまで各地で行われてきたウォーキングイベントとは違う新しいガストロノミー体験として、特別な会場でシンポジウムと交流会を実施。1日を通し那須塩原の歴史と食、自然、文化に触れられる、同市の魅力を存分に詰め込んだイベントで参加者をもてなした。

 出発してしばらく、史跡「板室本村の湯本道標」まで進んだところで、一度足を止める。ここでは、道標やお堂に安置されている仏像についてガイドの説明を聞く。今回のイベントでは、ポイントごとに地元の人がガイド役となり、街の歴史やビューポイントなどを解説してくれる。

ガイド役がまちの歴史などを解説

 その後、山道を抜けた先にある葡萄畑が、最初のガストロノミーポイント。チーズ工房那須の森とSo―boku2店舗の3種類のチーズ、那須塩原の秋の味覚を代表する「塩原高原大根」を使ったふろふき大根などが並ぶ。なかでも参加者を喜ばせたのは、目の前に広がる葡萄畑で育った葡萄を使用したワイン。このシチュエーションに魅了され、多くの参加者が長時間滞在していた。

目の前に広がる葡萄畑獲れた葡萄で造られたワインを楽しむ

 再び山道を進み続け、4㌔地点を少し過ぎると、板室温泉街に出る。ここには2つ目のガストロノミーポイントがあり、そば処やしおの鶏ごぼうそばやいわなの炭火焼きなどが出迎えてくれた。

 温泉街に建つ加登屋本館の外観を見学、板室温泉神社を参拝し、川沿いを進み続けること約2㌔。3つ目のガストロノミーポイントでは巻狩鍋や塩原の温泉水を使用して造った温泉梅酒などを用意。巻狩鍋とは、1193年源頼朝が那須野ヶ原で行った那須野巻狩から着想を得た地元の名物料理。獣の肉を使用することが条件で、この日は鴨と鹿、豚、猪の肉を使用した。

 3つ目のガストロノミーポイントを出て約30分、ゴールの木の俣園地にたどり着く。最後のガストロノミーポイントでは、道の駅「明治の森・青木」で収穫したさつまいもを使用した焼き菓子や、板室の山奥で焙煎するコーヒーなどで参加者が疲れを癒した。

開拓の歴史意識 旧青木亭前で交流会

 夜は特別にライトアップされた「旧青木家那須別邸」前の広場でシンポジウムと交流会が開かれた。

 旧青木家別邸は、明治時代に外務大臣などを務めた青木周蔵が建てた別邸で、那須野が原の開拓の歴史を意識してもらいたいと、同地が会場に選ばれた。市役所の職員が執事、メイドの格好で参加者をもてなし、特別なひとときを演出した。

市役所の職員が執事、メイドの格好で参加者をもてなし

 晩餐のメニューは、那須の野菜や肉などをふんだんに使用したコース料理。なかでも、チーズ工房那須の森のチーズを使用したチーズフォンデュは、多くの参加者が歓声を上げた。

チーズフォンデュ

 シンポジウムは、生産者と宿の代表者によるパネルディスカッションと、渡辺美知太郎那須塩原市長らによるトークショーを通じ、市の魅力と未来について語り合った。

旧青木家別邸をバックにパネルディスカッション

 渡辺市長は、「那須地域は豊かな自然と温泉のイメージは定着しているが、食の面ではPRがまだ十分ではないと感じている。温泉と食の両方を兼ね備えている観光地は貴重なので、3つをうまく組み合わせた発信を強化したい」と語った。

道後温泉にお茶屋 華ひめ楼開業 

2020年11月9日(月) 配信

芸妓さん

 愛媛県松山市に11月6日(金)、日本の伝統芸能、お座敷文化を体験できるお茶屋 華ひめ楼(田中美帆代表)が開業した。

 道後温泉本館の隣接地にある古民家を改修。道後のにぎわいを創出し、地域の魅力向上から経済の活性化を目指す。 

 道後では明治の時代から日本の伝統的な芸能文化である芸妓を、旅館の宴会に呼んでお座敷遊びでお客様をもてなす風習があり、最盛期には1千人を超す芸妓が活躍していた。しかし近年、団体から個人に旅行形態が変化。道後温泉の旅館にあった団体用の宴会場が数を減らし、芸者を呼ぶお座敷が少なくなった。さらに今年、新型コロナウイルス感染症の流行と拡大により、3月以降お座敷がなくなった。

 お茶屋 華ひめ楼は、旅館でのお座敷に代わり、各方面からの支援のもと、道後で継承されてきた芸妓文化を守り、後継者を育成、次代へ引き継いでいく役割を担う。

「ミシュランガイド北陸」21年春発行 北陸3県の魅力を紹介

2020年11月9日(月) 配信

「ミシュランガイド北陸2021特別版」(C)MICHELIN

 日本ミシュランタイヤ(ポール・ペリニオ社長、東京都新宿区)は2021年春に、富山・石川・福井3県全域で厳選した飲食店やレストラン、宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド北陸2021特別版」を発行する。北陸地方で初となった16年特別版から5年目となる来春に、3県のセレクションを1冊にまとめて紹介する。

 「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」では、立山連峰などの山の幸と、富山湾で獲れる海の幸が楽しめる美食の宝庫として富山県を紹介。石川県では、白山国立公園や加賀平野、能登半島などの大自然で育まれた名産品を提供する店を数多く掲載した。福井県は朝廷に海産物や塩を献上する「御食国」のひとつだったエピソードが語られた。

 19年秋ごろから「本格的に富山県と石川県全域を再調査し、福井県の調査も進めている」(同社)として、北陸の魅力発信に努めている。

 同社のペリニオ社長は「今年は飲食、観光業界にとって大変な年だった」と振り返り、「最善の注意を払いながら調査を進める。来春もおすすめの施設を紹介することで、皆様の食・旅の楽しみを提供していきたい」と意気込む。

 ミシュランガイドはガイドブックとして100年以上の歴史を持ち、現在は世界31カ国で展開している。日本では07年にアジア初となる「ミシュランガイド東京2008」を発行した。

「ミシュランガイド北陸2021特別版」公式写真(福井県・東尋坊)(C)MICHELIN

「ティーチミー・ビズ」活用で視覚に訴えた手順書を スタディスト

2020年11月9日(月) 配信

「ティーチミービズ」左が画像編集中の画面、右が完成した仕様書

 スタディスト(鈴木悟史社長、東京都千代田区)が提供する「ティーチミー・ビズ」は、クラウド型のビジュアルSOP(標準作業手順書)マネジメントプラットフォームだ。リアルタイムの更新や共有に特化したサービスで、視覚に訴える分かりやすいマニュアルを簡単に作成できる。

 各社で支給するスマートフォンに同サービスのアプリを入れると、作業の合間にも確認できる。

 マニュアルの作成権限や閲覧権限を細かく設定することが可能。

 新たなマニュアルが作成されたときには、プッシュ通知でタスクとして配信もできる。閲覧、完了状況を本社で把握することで作業指示の徹底や実行管理に役立つ。

 指導コストを削減できるだけではなく、マニュアルの作成時間が従来の5分の1に省略できる。

 現在は小売、飲食、製造、金融、宿泊業界など幅広い業界の約2000社が同サービスを導入している。とくに多拠点展開や、従業員を多く抱える企業が利用する。

 神奈川県・箱根温泉の「一の湯」は、劣化した箇所の写真を撮って共有、対応状況をコメント機能で報告するなど、月ごとの設備点検レポートにも役立てている。

 北海道石狩市役所は業務の手順書作成と、共有を通じた生産性向上のために導入した。職員向けの手順書のほか、申請書作成など市民向けのマニュアルに活用している。

 広報室長の朝倉慶子氏は「アプリ上で動画や画像を仕様書で共有することで、全体のスキルアップにつながる」とPRし、「新型コロナウイルス禍の影響で集合研修ができないなかで、ぜひ役立てていただけたら」と期待している。

 スターター料金は1社当たり月額5万円(税抜)から。

 ベーシックコースは初期費用50万円(税抜)で同サービスの機能をすべて利用でき、初期設定や操作レクチャーなどの導入サポートが付く。

新機能「トレーニング」など、ユーザー目線で使いやすい機能を追加している

HIS、旅行中に発症したコロナの治療費など補償 安心して海外旅行へ

2020年11月9日(月) 配信

保険のイメージ。ハワイとグアムの商品に付けた

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)は11月1日(日)、旅行中の新型コロナウイルスなどの感染症のほか、急な病気や怪我の治療・救援費用を補償する保険「HISあんしんサポート」付きのハワイとグアムツアーを売り出した。海外旅行の再開に向けて、安心して旅行に出掛けてもらうのが狙い。

  具体的な保険内容として治療・救援費用などを最大1000万円補償する。対象商品はハワイCiaoとグアムCiaoのパンフレットに掲載している。

 両ツアーは、旅行前に想定外に発生した申込者や家族、同行者の病気やケガ、急な出張などによるキャンセル料を補償する「HISキャンセルサポート」も組み込んでいる。

 ハワイ州は現在、日本からの入国時に指定の陰性証明書の提示で、14日間の自己隔離を免除するなど、海外旅行再開に向けて入国制限の緩和している。

 なお、日本の外務省の感染症危険情報のレベル引き下げ、帰国後の隔離条件の解除などによりツアーの催行を判断するという。

オンライン海外旅行し放題、「きまぐれ世界旅ウィーク」開始

2020年11月9日(月)配信

「きまぐれ世界旅ウィーク」をテーマに、オンライン海外旅行を1週間毎日開催

 ロコタビ(椎谷豊代表、東京都千代田区)は11月9日(月)から、グローバルスキルシェアサービス「LOCOTABI(ロコタビ)」の定額制サービス「世界ホーダイ」で、「きまぐれ世界旅ウィーク」を始めた。オンライン海外旅行を毎日体験できる「世界ホーダイ」にて15日(日)までの1週間、ドイツやニュージーランド、アメリカなど世界各地へのオンライン海外旅行を提供する。

 9日(月)はドイツの「ロマンチック街道を巡る旅 ノイシュヴァンシュタイン城と近郊」、10日(火)にドイツの「大聖堂と皇帝の街・フランク王国建国歴史探訪」を実施する。11日(水)は行き先不明のミステリーツアーを行い、12日(木)にニュージーランドの「クライストチャーチぶらり散歩旅」、13日(金)はアメリカの「南カリフォルニアの海でアシカとバーチャル・シュノーケリング」。14日(土)にサイパンの「妄想スキューバダイビングツアー(サイパンビーチ編)」、15日(日)はニュージーランドの「北島名所ご案内&オークランド・ライブ中継」を行う。

 なお、ウィーク名称「きまぐれ世界旅ウィーク」は、以前に発表があった「フレッシュ・サービスロコ大会ウィーク」から名称を変更したもの。

 11月は週替わりで「世界のグルメウィーク」(11月16~22日)や「海外移住者に聞く海外ライフウィーク」(同23~29日)、「有名観光地に隠れた名所ウィーク」(11月30日~12月6日)を実施する。内容の詳細は近日公開の見込み。

 また、「世界ホーダイ」はウェブ会議システムのZoomを利用する。実施時間はツアーごとに異なるため要確認。参加費は月額1,980円で、現在先着100人まで初月無料キャンペーンを実施している。

北関東初! 2階建てオープンバスで塩原温泉紅葉巡り 栃木県・那須塩原市

2020年11月9日(月) 配信

オープニングセレモニーのようす(左から3人目が渡辺美知太郎市長、4人目がジェイアールバス関東の中村泰之社長)

 JRバス関東主催の2階建てオープンバス「めいぷるスカイ号」は10月31日(土)から、栃木県・塩原温泉郷内の「紅葉巡りツアー」で運行を開始した。運行実施はジェイアールバス関東西那須野支店。北関東では初めての導入となる。

 もみじ谷大吊橋などの紅葉の見どころや大正浪漫街道・バレーラインなど、その日一番の紅葉が見頃のところを中心に、約2時間30分かけて巡る。2階建てのバスからは抜群の見晴らしと、いつもの景色とは違う迫力ある紅葉が堪能できる。

 運行期間は10月31日(土)~11月23日(月)の24日間。塩原温泉バスターミナル発着で、午前10時発と午後2時発の1日2便を運行する。

 乗車は事前予約制。料金は1人1800円(座席指定、ガイド付き)で、定員40人(最小催行人数2人)。利用前日の午後5時までに塩原温泉観光協会、または塩原温泉各協賛宿泊施設に申し込む。

 新型コロナウイルス感染拡大防止で、利用者は乗車時の検温や手指の消毒、マスクの着用が必要。バスは手すりや共有部分の定期的な消毒を行う。2階建てフルオープンバスで屋根が無いため換気も万全だ。安心してツアーを楽しめる。

 塩原温泉バスターミナルでは10月30日(金)にオープニングセレモニーが行われ、那須塩原市の渡辺美知太郎市長ら関係者が参加し、試乗した。

 

「街のデッサン(235)」DX時代の商業観光 地域の生活技術資本こそが文化観光の基盤

2020年11月8日(日) 配信

野草のごとくういろう本舗

 私の学問の師匠は「ベンチャービジネス」という概念を構築した中村秀一郎先生。先生のお陰で大学教授に推挙された折、研究者には静寂が必要だと箱根仙石原にベンチャーの1人が建てたリゾートビラの一室を購入するよう勧められた。銀行借り入れが必要であれば僕が保証するよとまで言われて、素直に応じた。

 夏は涼しく、冬は温泉で温まって研究に余念なく過ごした。そこで本を何冊か書いたが、楽しみは仕事に飽くと箱根の山を下って小田原まで出て古本屋巡りをすることだった。城下町の風情と、海山から揚がってくる農魚産品を活用して徳川幕府の台所機能を担った街だったから、逍遥後の食事処を選ぶのが難儀だった。後に、私の書斎は鎌倉に移るが、小田原の街を遊歩していた時代は、萩原朔太郎の小説「猫街」のファンタジーあふれた物語の舞台をそのまま体験できた。

 この9月末に、観光学の泰斗である丁野朗先生のお誘いで小田原視察の機会を得た。丁野先生は埼玉県越谷市で「未來創造塾」を率いていて、その塾生20人ほどの見学会である。

 未来創造塾は、いわば市民有志が中心になって民間シンク&ドゥタンク的な機能を目指すもので、秋の終わりには越谷の産業技術を集約し、市民や観光客に対して「技博(わざはく)」を目論んでいる。こういった地域産業文化で観光イベントに仕上げた先達には、新潟の燕三条の金属加工の工場技術を見せる「工場の祭典」があるが、小田原市は江戸の生命線となった生活基盤産業としての「生業(なりわい)企業」が中心で、越谷市にはより参考になろう。私にとっても「猫街」体験以来の小田原だ。

 小田原駅に着くと激しい雨が嘘のように止み、観光協会の外郎(ういろう)副会長や小田原文化を知り尽くした平井ガイド、観光課職員に案内されて出発。駅前の迷路の商店街を抜けると、かつての中心繁華街だった銀座通りなどに点在する「街角博物館」に指定されている商屋を巡る。それらは圧巻だった。紙問屋、漆器屋、何軒もの名物の蒲鉾屋、薬問屋、梅干し専門店、そしてういろう本舗と多くが江戸の伝統を継ぐ商人たちの店々。もしAmazonなどのEC業界が市場を席捲して彼らの店々が崩壊したら、都市観光はどうなるだろうか。事実、地方都市の商店街の多くは瓦解している。しかし風格ある小田原の商業群は力であふれている。この地場商業と都市商人たちの躍動感に、私は本当に感動し「生業ベンチャー商人」モデルこそ、持続する都市観光の主役だと確信した。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。