壱岐のフードロス解決に 和食に合うクラフトジンのクラファン開始 壱岐リトリート 海里村上

2021年3月30日(火) 配信

壱岐の蔵酒造×壱岐リトリート海里村上  コラボプロジェクト

 温故知新(松山知樹社長、東京都新宿区)が運営する壱岐リトリート 海里村上(大田誠一総支配人、長崎県壱岐市)は5月9日(日)まで、「和食に合うクラフトジン」を壱岐の蔵酒造と共同で作成する、クラウドファンディングを行う。目標金額は100万円。

 新型コロナウイルス禍での観光客激減に伴うフードロス問題を解決する目的で制作した。

 壱岐の伝統芸能である壱岐神楽にちなみ、「壱岐クラフトジン─神楽─」と命名。アスパラやイチゴ、木の芽、柚子、橙、はちみつ、モリンガ、ウニの殻、海里村上の温泉成分の結晶などをボタニカルに、普段は破棄されてしまう壱岐産の素材を選定した。

 支援の返礼品にはクラフトジン1本(700㍉㍑)が付くほか、壱岐の新鮮野菜ペアリングパック(7000円)、壱膳ペアリングパック(8000円)、ミラクルツリーモリンガパック(9000円)、勝本朝市ペアリングパック・壱岐産手作り干物セット(9000円)などが贈られる。いずれも税込み価格、送料込み。

「新」感染対策モニターツアー実施へ 旅行業界で「新しい旅のかたち」検証 JATAと会員会社

2021年3月30日(火) 配信

池畑孝治理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA、坂巻伸昭会長)は3月29日(月)、最新の知見を取り入れたウィズコロナ時代の「新しい旅のかたち」を検証するため、会員旅行会社主催の「『新』感染対策モニターツアー」を4月上~中旬に実施すると発表した。

 出発前のPCR検査や、健康チェックシートを活用した体調管理などの対策を講じたうえでツアーを実施し、主催旅行会社から提出される報告書やアンケートを基に効果検証や課題抽出を行う。結果は5月中旬を目途にレポートを公表し、今後の安心安全な旅行実施に向けた検討材料とするとともに、旅行会社とお客の双方を対象とした感染対策に反映していく。

 モニターツアーでは、①陽性判明時のお客による報告体制の確立②COCOAアプリの登録③ツアー実施前PCR検査(必須)④健康チェックシートを活用した体調管理(旅マエ1週間、旅ナカ、旅アト2週間)――の対策を講じる。また、旅行会社や宿泊施設、運輸機関、観光事業者は各々のガイドラインを順守し、お客は「新しい旅のエチケット」を守ることが前提となる。1泊2日以上の日程で実施し、目的地は任意とする。

 同日に東京・霞ヶ関の本部で開いた会見で、池畑孝治理事・事務局長は「より安心安全な旅行を、ウィズコロナ時代の『新しい旅のかたち』に反映をさせるとともに、お客様や地域に受け入れてもらえるよう、そして医療従事者に過度な負担をかけないように取り組んでいく」と力を込めた。

 また、PCR検査について、「今回はPCR検査を必須としているが、今後の国内旅行すべてにPCR検査が必要とは考えていない」との考えを示した。

 モニターツアーを主催する旅行会社は、クラブツーリズムやJTBメディアリテーリング、エイチ・アイ・エス(HIS)など12社で、各社1ツアー以上を実施し、参加人数の総数は120~200人を想定している。

 なお、旅行代金は各社が設定し、経費は主催各社の負担とする。参加費はお客負担で、国からの補助はない。

 クラブツーリズムは、今回のモニターツアーについて、1泊2日のバスツアーを3月25日(木)から販売している。既に定員の半分ほど予約が入っているといい、予約客の年齢層について、同社広報の横畠麻実氏は「他のツアーと変わらず、60~70代のお客様が申込みをされている」と明かした。

 モニターツアーの実施旅行会社は、次の通り。

 エイチ・アイ・エス(HIS)▽沖縄ツーリスト▽クラブツーリズム▽JTBメディアリテーリング▽JTBロイヤルロード銀座▽T-LIFEホールディングス/タビックスジャパン▽東武トップツアーズ▽日本旅行▽阪急交通社▽名鉄観光サービス▽読売旅行▽ワールド航空サービス

道の駅とまちあるき整備事業の公募開始 応募は7月30日(金)まで(観光庁)

2021年3月30日(火) 配信

観光庁は7月30日まで、「まちあるき」「道の駅」など観光振興事業の公募を行う

 観光庁は7月30日(金)まで、観光振興事業の一環として、訪日外国人を含む旅行者のために、観光地の旅行環境を整備する事業を募集する。応募は、観光地の「まちあるき」の満足度向上整備支援と、「道の駅」インバウンド対応拠点化整備の2区分で受け付ける。

 2021年度観光庁関係予算で10億3700万円を充当し、補助率は「まちあるき」「道の駅」ともに2分の1以内。

 「まちあるき」事業では、駅などから個々の観光スポットに至るまでの散策エリアにおける「まちあるき」の満足度向上をはかる。観光庁が指定した21年度指定市区町村(訪日外国人旅行者の来訪がとくに多い、またはその見込みがある観光地)が対象。

 応募締切は7月30日(金)午後5時。

 「道の駅」事業では、「まちあるき」事業同様に、訪日外国人旅行者が多い道の駅などを対象に募集する。

 なお、多言語対応とキャッシュレス決済環境をすでに整備しているか、実施項目に含まれていることが条件となる。

 応募は4月30日(金)、6月11日(金)、7月30日(金)の計3回行う。

中部国際空港の本格フレンチ閉店、5月9日まで特別コース提供

2021年3月30日(火)配信

滑走路を間近に望む絶好のロケーションのアリスダイニング

 中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)第1ターミナル内にある本格フレンチレストラン「アリスダイニング」が、5月9日(日)をもって営業を終了する。16年間の感謝を込め、4月1日(木)から閉店までの約1カ月間、同店のプロデューサー・石鍋裕氏直伝の特別フレンチを提供する「QUEEN ALICE“THE FINAL”」を実施する。

 期間中、特別コースの「シェフおまかせコース」を提供する。ランチがウェルカムドリンク、前菜、温前菜、魚料理、肉料理、デザートの全6品。ディナーではここれにスープ、お口直しを追加した全8品となる。

写真はイメージ

 料金は、ランチが5000円(税・サ料込)、ディナーが1万円(同)。

 営業時間は、ランチが午前11:00~午後2:30(最終受入時間午後1:30)、ディナーは午後5:00~9:00(同7:00)まで。定休日は祝日を除く水曜日。予約方法は、電話もしくは一休.comウェブサイト内の同店ページから。いずれも来店希望日の3日前午後4:00までの要予約。

 なお、セントレア公式LINEでは、ランチコース料金が500円割引、ディナーコース料金が1000円割引となる、限定クーポンを配布している。1グループ4人まで、ほか優待・割引との併用は不可とする。

一島一旅館を貸し切り 「熊野別邸 中の島 夢のオールインクルーシブ100万円(税込) 独占貸切りプラン」発売

2021年3月30日(火)配信

「中ノ島」全島

 和歌山県南紀勝浦温泉の「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」はこのほど、一島一旅館を貸し切る「熊野別邸 中の島 夢のオールインクルーシブ100万円(税込)独占貸切りプラン/潮騒の音を聴く温泉に浸る極上の2day’s」を売り出す。

 島、旅館、温泉のすべてを独占で貸切利用できる夢のオールインクルーシブプランだ。当日、迎えるのは予約者御一行のみ。宿泊、料理、飲物をすべて含んだプランで、宿自慢の源泉かけ流し温泉を24時間プライベート貸切りで利用できる。

 カップルや家族、親しい友人同士のプライベートで利用できるプランは、“3密”を気にぜす安心して旅館ステイを楽しむことができる。宿は勝浦湾に浮かぶ島そのものが敷地となる「熊野別邸 中の島」。専用客船の出迎えに始まり、チェックイン後は、湯面と外の景色がつながって見えるように設計されたインフィニティ温泉「紀州潮聞之湯」を独占利用。天然温泉100%の豊富な湯量を誇る源泉かけ流しの湯は、肌がすべすべになると人気だ。

 利用可能日は2021年12月27日(月)までの、宿の休館日(毎週月、火曜日)の2日間。特に夕食、朝食は好みの食材を中心に料理長が目の前で一皿、一皿を丁寧に仕上げる。誰にも邪魔されない宿まるごと貸切りの贅沢空間は、「日常を忘れ、友人や大切な人と過ごすのに最適」(同館)とPRしている。

JPリゾート伊豆高原が4月1日に開業 かんぽの宿伊豆高原を全面改装

2021年3月30日(火) 配信

海が一望できる水盤テラス

 かんぽの宿を運営する日本郵政は4月1日(木)、静岡県伊東市のかんぽの宿伊豆高原を「JPリゾート伊豆高原」としてリニューアルオープンする。1年掛けて全面改装を行い、高級路線の新ブランドの宿として生まれ変わる。地域との共生をはかることに注力し、「きっと、その土地が好きになる」をテーマに掲げた。

奥山和也支配人(左)と宮城和人総支配人

 3月25日(木)に開いた会見で、宮城和人総支配人は「地域に開かれた施設として、地域の魅力の発信地になりたい」と述べた。具体的な取り組みとして、ホテルのロビーで月曜日を除く毎夜、ジオガイドなどを招いて地域を学ぶ、トークイベントの開催や、プライベートツアーの実施などを挙げた。

 また、改装の企画段階から手掛けていた奥山和也支配人は、スイートの新設やプレミアムラウンジ、温泉半露天風呂の客室設置など、施設のこだわりを紹介。「従来のかんぽの宿の保養所のイメージは払拭できたと思う」と自信をのぞかせた。

 あいさつに立った伊東市の小野達也市長は同施設が建つ伊豆高原エリアについて、「本市を代表する観光スポットなどが多い。さまざまな体験ができるため、『滞在型リフレッシュリゾート』を目指して政策を展開している」とし、積極的な支援を行っていることを報告。「同施設も周辺との連携をはかり、発展に協力してほしい。アフターコロナの起爆剤になると期待している」と力を込めた。

 JPリゾート伊豆高原は客室総数55室で、全室オーシャンビュー。プレミアムスイートルームは4室、プレミアムルームは18室、スタンダードルームが33室。展望レストランやインフィニティ露天風呂などが売り。料金は1人1泊2食付きで22200円から。

NAA、緊急宣言で大幅減 貨物便は約100%増と最高

2021年3月30日(火) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が3月25日(金)に発表した2021年2月の総発着回数は、前年同月比61%減の7625回と大幅に減少した。総旅客数は同95%減の15万1934人と過去最低だった。日本国内の新型コロナウイルスの再拡大による緊急事態宣言の発令などが主な要因。

 国際線旅客便の発着回数は同76%減の3106回。旅客数は同96%減の8万566人。

 一方、国際線貨物便の発着回数は同108%増の3611回で、貨物量は同24%増の18万7105㌧と過去最高だった。とくにプラスチック製品や自動車部品などが好調となった。

 旅客便の減便で運べる貨物量が減り、貨物臨時便が多数運航された。このほか、コロナ禍での通販需要の拡大で海上貨物コンテナが不足していることも影響した。

 同日に発表された3月1~20日までの国内線発着回数は前年同期比72・6%減の795回だった。

田村社長は「緊急事態宣言の解除を見越して、早めに便数を回復させた」と説明した。

書類の提示1回に 接触減で感染防止も

 NAAは4月13日(火)から、パスポートと搭乗券などの提示が1回で済むFace Expressの実証実験をスタートする。

 同システムは航空機への搭乗者が所定の手続きで顔写真を登録すると、チェックインや保安検査、搭乗ゲートなどで提示することなく通過できる。

 参加航空会社は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)。今後、順次拡大する予定だ。

 実証実験では21年7月の本格運用に向けて、運用手順や細かな調整を進める。

 田村社長は「コロナ禍では、接触削減による感染防止対策にもなる」と効果をアピールした。

第18回「日本ハウス・ホテル&リゾートグループ料理コンテスト」開く 中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)が最優秀賞に

2021年3月29日(月) 配信

(左から)武藤達哉氏、菊池夕奈氏、川崎哲一氏、阿部由紀子氏、中島貴弘氏、石川二郎氏

 日本ハウス・ホテル&リゾート(武藤清和社長)は3月25日(木)、ホテル東日本宇都宮(栃木県宇都宮市)で、第18回「日本ハウス・ホテル&リゾートグループ料理コンテスト」を開いた。

 グループの料理人の技術と創造性向上のために毎年開催しており、18回目を迎えた。今回のテーマは、新型コロナウイルスの影響で「テイクアウト料理」に注目。グループ各社から67人がエントリーした。

 本選では、勝ち抜いた6人によるテイクアウト料理を審査した。この結果、中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)の中国料理にアレンジを加えた「春のヌーベルシノワBOX」が最優秀賞に輝いた。春野菜と紋甲烏賊、北海道産のアイナメを青山椒で炒め、蓋を開けた時に春を感じさせる点などが高評価を得た。

 優秀賞には、石川二郎氏(ホテル東日本宇都宮)の「贅沢肉づくし弁当」、特別賞に武藤達哉氏(ホテル森の風鶯宿)の「御花見弁当2021」が受賞した。

 アイデア賞には、菊池夕奈氏(ホテル四季の館那須)の「春のピクニック弁当」、川崎哲一氏「春の大地と海の恵み」、阿部由紀子氏の「ステーキとラップサンドBOX」が受賞した。

 武藤社長は「本選に勝ち抜いた6人だけでなく、挑戦した67人が料理人として和洋中の垣根を超えてチャレンジしてほしい。コロナを超えてⅤ字回復するまで一人ひとり進化してほしい」エールを贈った。

バスNAVITIME、「バス停チェックイン」機能始める

2021年3月29日(月)配信

訪れたバス停を記録・振り返ることで、バス移動をより楽しく

 ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)は3月29日(月)、バス専用ナビゲーションアプリ「バスNAVITIME」で、「バス停チェックイン」機能を始めた。全国のバス停に対応し、訪れたバス停を記録・振り返ることでバスの利用促進をサポートする。

 同機能は、地図の選択メニューから「チェックイン」に切り替え、GPSをオンにした状態で現在地周辺のバス停にチェックインすると、そのバス停を記録できる。すべての路線バス・コミュニティバスを網羅する同社のバスデータを活用するため、日本全国のバス停にチェックインが可能。訪れたバス停や、そのバス停にチェックインした回数を地図上で確認でき、チェックインした回数に応じたバッジを獲得することもできる。

「バス停チェックイン」機能のイメージ

 通勤・通学や外出時のバス移動で同機能を利用してもらい、バッジの獲得を目指したり、これまでに訪れたバス停の振り返りを楽しめたりする。とくにバス移動が好きな人や、バス停を記録して達成感を感じたい人におすすめとしている。

 なお、「バスNAVITIME」は、4月上旬からバスの1日乗車券などのデジタルチケット販売を開始する予定だ。今後はバス事業者と連携し、チェックインしたバス停の回数などに応じたプレゼントキャンペーンの実施を予定している。

開業前の「ロマンスカーミュージアム」公開 「走る喫茶室」当時のメニュー味わえるカフェも

2021年3月29日(月)配信

ロマンスカーギャラリー

 小田急電鉄はこのほど、4月19日(月)に開業する開業前の「ロマンスカーミュージアム」(神奈川県海老名市)をマスコミに公開した。1階「ロマンスカーギャラリー」には、特急ロマンスカー・SE(3000形)、NSE(3100形)、LSE(7000形)、HiSE(10000形)、RSE(20000形)を展示。一部の車両は乗車し、車内も楽しめる。

 高橋孝夫館長は、「近くで見るだけではなく、車内に入って旅の気分も味わってほしい」とPR。「ここを起点に小田急線沿線に旅に出ていただいたり、他の鉄道ミュージアムに出かけたり、ほかにはない企画も立案していきたい」と語った。

 2階ジオラマパークには、新宿から箱根までの沿線を模した巨大ジオラマを展開。映像と照明、ジオラマの建物の光が連動し刻々と移り変わる沿線の街並みのなかを列車が走るほか、映像と音響、照明で演出するジオラマショーも展開する。

ジオラマ(箱根湯本駅)

 同じく2階「ロマンスカーアカデミアⅡ」には、手の動きに合わせ路線が引かれ、学校や店などが駅を中心にできていくインタラクティブアート「電車とつくるまち」や、ロマンスカー・LSEの運転台を再利用したシミュレーターなど子供が楽しめるコンテンツを集積。シミュレーターは実際の運転席から撮影した映像を使用し。運転操作機器をそのまま活用することで、本格的な運転士体験が可能だ。難易度は3種類で、当日抽選制。

 入館者以外も利用できるミュージアムカフェ「ロマンスカーミュージアムクラブハウス」では、海老名駅に停車するロマンスカーや小田急の車両を眺めながら沿線食材を取り入れたスイーツなどを味わえ、タイミングによっては洗車される車両を見ることもできる。

クールケーキと日東紅茶のセット

 またカフェでは、かつて、ロマンスカーで提供され親しまれていたシートサービス「走る喫茶室」当時のメニュー「クールケーキと日東紅茶のセット」を再現して提供する。高橋館長は「私はかつてロマンスカーの運転手を務めていましたが、ロマンスカーと言えば走る喫茶室という方も多く、これを楽しみに旅行に出かけられた人も多かったです。ロマンスカーでの車内販売は3月で終了してしまいましたが、カフェで懐かしい時間をお過ごしいただければ」と思いを語った。