浜松・浜名湖キャラバン隊「浜名湖花フェスタ」アピール 6月12日まで15施設で開催

2022年4月21日(木) 配信

夏目実季主任。「写真映えするスポットとして撮影も楽しんでほしい」とアピールした

 静岡県浜松・浜名湖キャラバン隊は4月20日(水)、本紙東京本社を訪れ、6月12日(日)まで、市内15施設で開催している浜名湖花フェスタ2022などをアピールした。

 来社したのは、浜松・浜名湖ツーリズムビューローの河野美奈子主任と夏目実季主任、静岡県観光協会東京観光営業所の目黒はるみ主査の3氏。

 同フェスタは、藤やネモフィラ、バラ、あじさいなど14種類の花を展示する。

 このうち、藤は紫や白、ピンクなど5色を用意。あしかがフラワーパークの藤の装飾を担当した塚本こなみ氏が、飾り付ける。見頃を迎える4月23日(土)からは、約170㍍の藤棚のライトアップも行う。

 同フェスタに併せて、観光客に市内を周遊してもらおうと、浜松・浜名湖ツーリズムビューローは浜名湖花めぐり集印帳を販売している。スタンプは会場など中心とした18カ所に設置。全26絵柄を用意。「綺麗な絵柄に仕上げた」(河野主任)と話す。

 また、6月30日(木)まで使えるおもてなし割引クーポンも配布している。同クーポンは、市内46施設で利用することができる。同施設のうち、3カ所を巡り、スタンプを集めた人には、抽選で舘山寺温泉のペア宿泊券やうな重ペアお食事券などをプレゼントする。

 夏目主任は「さまざまなカラーやカタチが異なる藤を用意しました。写真映えするスポットとして撮影も楽しんでほしい」と語った。

庭園支援制度に登録 訪日客に映像提供

 同ツーリズムビューローは地域の複数の庭園の連携により、魅力的な体験や交流を創出する取り組みを支援する国土交通省の制度「ガーデンツーリズム」に登録し、国内外の誘客に努めている。

 具体的には、市内の7施設を構成庭園とした共通入場券やパンフレットなどを作成した。さらに、コロナ収束後に構成庭園を訪れてもらうため、訪日外国人観光客には、3D映像で藤などの魅力をアピールしている。

観光品質認証協会、宿向けSDGs認証 試験的運用と提供開始

2022年4月21日(木)配信

An ESG Practice認証

 観光品質認証協会(北村剛史統括理事、東京都千代田区)はこのほど、宿泊施設向けSDGs認証(An ESG Practice認証)の試験的運用と認証提供を始めた。対象は、同協会が提供するホテル旅館向けの品質認証「サクラクオリティ」の参加施設。宿のSDGsに関する取り組み情報を観光市場に提供することで、国内外の観光市場回復を積極的に支援する狙い。

 サクラクオリティAn ESG Practice認証基準は、今年3月24日(木)に持続可能な観光の国際基準団体GSTCから、基準の承認を受けた。認証希望宿泊施設は、同協会設置のAn ESG Practice第三者委員会より当該基準に照合。「安全で安心、誠実(サクラクオリティ)」でかつ、「国際的に求められるSDGsの取り組みを実践する宿泊施設」として認証される。

 同基準は172項目で内訳は、環境関連項目が約68%、事業性関連項目が約22%、社会性関連項目が約10%で構成されている。感染症拡大防止対策に関する項目を含めた「必須項目」を60項目とし、そのほか、加点項目として「取り組むことが望まれる項目」や「高度な取り組みと評価される項目」を用意している。

 認証の表象には、希少な緑の桜であり「永遠の愛」を意味する「御衣黄(ギョイコウ)ザクラ」を採用。1御衣黄ザクラから5御衣黄ザクラまでの5段階で認証を行う。

第2のふるさとPJ本格始動 19地域でモデル実証へ(和田観光庁長官)

2022年4月21日(木) 配信

観光庁の和田浩一長官は4月20日(水)に会見を開いた

 観光庁の和田浩一長官は4月20日(水)に開いた会見で、2地域・他地域居住や移住の推進をはかる「第2のふるさとづくりプロジェクト」において、今年3月までに寄せられた約200件の中から19の地域を選定し、モデル実証を始めることを報告した。

 同事業では、宿や街中での滞在環境、移動の足の整備、マーケティングなど地域づくりに必要な取り組みを支援する。

 このほか、モデル実証の対象であるかどうかに関わらず、地域・企業・団体などが参画するコンソーシアムなどの「情報交換の場」の立ち上げを、関係省庁と連携して検討している。

 和田長官は、「新たな国内交流市場の開拓や、旅行者による訪問・消費の増加をはかり、地域の所得向上などを通じて、観光を核とした新たな経済の好循環を地方から創出していきたい」と意気込みを語った。

 また、「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」と「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の第1次公募が4月中に締め切られた。

 高付加価値化事業では274地域、看板商品創出事業では1667件の応募があったと報告した。

 和田長官は、「1次公募の締切までに準備が間に合わなかった地域も含め、第2次公募ではどちらの事業でも多数の地域からの応募を期待する」と話した。

 採択予定件数は、高付加価値化事業が100件、看板商品創出事業が800~1000件程度としていたが、「寄せられた事業の内容と予算の規模感を精査し、柔軟に対応しつつ選定する」(観光庁)。

 いずれの事業も、6月中を目途に第2次公募を実施する予定だ。

 

県民割支援 5月31日(火)まで延長

 政府は同日、県民割支援(地域観光事業支援)を5月9(月)~31日(火)宿泊分まで延長することを決めた。4月29日(金)チェックアウト分までとしていた同支援を、6月1日(水)チェックアウト分まで延長する。なお、4月30日(土)~5月8日(日)のゴールデンウイーク期間は含まれない。

 4月20日(水)時点で県民割を実施しているのは、東京都、大阪府、愛知県を除く44道府県。

日大矢嶋ゼミナール、産学連携の宿泊プラン販売 学生が企画やPR行う

2022年4月21日(木) 配信

矢嶋ゼミの学生たち。2つのプランを造成した

 日本大学国際関係学部の矢嶋ゼミナールと富士山三島東急ホテル(久保田直樹総支配人、静岡県三島市)、伊豆箱根鉄道(伍堂文康社長、同)はこのほど、三島市の産と学が連携して企画した宿泊プランを売り出した。

 矢嶋敏朗准教授のゼミ生はプランの企画やホテルへのプレゼンテーション、パンフレットの写真撮影のほか、ポスターの作成やラジオでの告知などのPRも行った。

 今回販売する2つのプランは、コロナ禍で外出しにくい時勢のため、三島市近隣の住民をターゲットに設定している。

 このうち、「畳のお部屋で楽しむ和風アフタヌーンティー プラン」は、主に主婦層をメインターゲットとした。ホテル随一の眺望と内装の豪華さを誇る和を基調とした客室「ファミリーコーナー畳ルーム」で、同県産の掛川茶や本山茶、川根茶などを提供する。料金は2人1室利用で、1人1万2500円(税・サ込み)。

 親子で楽しむ鉄道プランは、コロナ禍で自由に思い出を作ることができないなか、安全な客室で多くの子供に思い出を残してもらおうと企画した。客室からは、東海道新幹線や伊豆箱根鉄道、貨物列車、保線車などを眺めることができる。さらに、三島周辺の鉄道写真や、伊豆箱根鉄道の塗り絵などを置いている。

 宿泊客は、三島駅の駅員と記念撮影を行うこともできる。朝食は、駅弁風の弁当を用意。矢嶋ゼミ生が同ホテルのシェフと内容を決めた。

 価格は、デラックスコーナー和洋ツインの客室を日曜日から木曜日に、4人1室で利用した場合大人1人1万5000円、子供6000円。いずれも税金とサービス料込み。

ジェットスター、新型機の運航など 10周年の事業戦略を発表

2022年4月20日(水)配信

(左2人目から)ジェットスター・ジャパンの片岡優社長、田中正和執行役員構造改革室長、阿部元久CCO代行兼コマーシャル本部長

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は4月14日(木)、東京都内で報道関係者向けの事業戦略発表会を開いた。現状を航空需要の回復期と捉え、新しいブランドキャンペーン「飛べ飛べエビバディ!」を開始。需要回復と拡大に向けた施策として、①新機材の導入②成田空港の機能拡充③日本航空(JAL)との連携――の3本柱に注力すると明かした。

新デザインの新型機、環境への負荷を軽減

 1つ目の新機材は、就航10周年を迎える7月3日(日)に先立ち、同月1日(金)から初号機の運航を開始するエアバス社製A321neo(LR)の導入。現行のA321ceoと比較して燃費効率が約15%向上するほか、CO2排出量が20%削減し、新しいエンジンの搭載で静粛性にも貢献する。さらに、新たな塗装システムで塗装が長持ちすると同時に、塗料重量を最大30%削減するなど、環境への負荷の軽減をはかる。

 外観デザインも一新した。ジェットスターのコーポレートカラーであるオレンジ色を、尾翼と機体下部に塗装。主翼端のシャークレットにジェットスターロゴを入れた。

 国内の定期便で運航する予定で、成田~新千歳・福岡線で1日最大6便を運航する。

成田第3ターミナル、機能強化と路線網拡充

 2つ目の成田空港は、4月21日(木)から運用開始の成田国際空港第3ターミナルの拡張に合わせた機能性の強化と路線網の拡充により、利用客の利便性を向上させた。第2ターミナルからの移動距離が従来の約500メートルから約300メートルに短縮し、フロア面積が約1.5倍の11万平方メートルに拡大した。さらに、自動チェックイン機は16台から36台、自動手荷物預け機も8台から24台を増設した。

 チェックインカウンターは、利用客の動線周りのスペースに自動チェックイン機や自動手荷物預け機を設置。これで利用客の待ち時間が短縮されるほか、ソーシャルディスタンスも確保でき、より円滑かつ快適な搭乗手続きが可能となった。

 このほか、搭乗手続きの非接触化やセルフサービス化、モバイルを活用したCX(カスタマーエクスペリエンス)をさらに推進する方針。現在、旅行の計画・準備から旅行先の決定まで楽しい体験を提供する次世代アプリを開発中で、今夏リリース予定と述べた。

JALのマイレージ、5月から提携を拡大

 3つ目のJALとの連携については、5月以降にマイレージ提携を順次拡大。両社がこれまで提供してきたJALのマイルを活用した提携サービスに、マイルが利用しやすく、たまりやすくなるサービスが加わる。

 1つは、お得に航空券を予約・購入できる「クラブジェットスター」の年会費を、5月9日からJALのマイルで支払えるようになる。これを記念して、同日からお得に入会・更新ができるキャンペーンも実施する。

 同日には、JALのマイルをジェットスターのフライトバウチャーへ交換できるようにもなる。また、6月1日(水)搭乗分から、ジェットスター・ジャパン利用時のJALのマイル積算率が25%から30%に上昇。ジェットスター・ジャパン国内線特典航空券の引き換えに必要なJALマイル数が、これまでより500マイル少なくなる。

 片岡社長は「旅行需要と飛行機の利用客が回復してきていると実感している。昨年夏以降、需要が回復基調になり、年末年始、春休みも好調な状況に戻っている。ゴールデンウイークは計画通り運航予定。航空需要が戻ってくるのではないか」との見通しを示した。

8カ所のシェラトンの料理が堪能、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでフェア開催

2022年4月19日(火)  配信 

淡路鶏の柔らか蒸し、灘の酒粕と六甲味噌の香り(神戸ベイシェラトン-ホテル&タワーズ)

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市)は5月31日(火)まで、「オールシェラトンフェア」を展開している。

 同ホテル含む8カ所のシェラトンの料理が堪能できる企画。各ホテルが厳選した3品、計24の料理とスイーツを日替わりで提供する。担当者は「コロナ渦で遠くへ出掛けることが難しいなか、各地の食材を通じて旅行気分を味わっていただければ」とPRする。

 浦安市・舞浜に居ながら全国を旅行した気分になれる宿泊プランも用意した。

 土産品としてシェラトン特性のマグカップと、ご当地キットカット、サイダーが付くプランで、自宅でも旅行気分に浸れる仕掛けになっている。

両国駅、“幻の3番線ホーム”で熱燗の魅力を発信

2022年4月19日(火) 配信

熱燗を選ぶ参加者

 全国燗酒コンテスト実行委員会(狩野卓也代表=酒文化研究所社長)は4月14日(木)~17日(日)、熱燗の魅力を発信するイベント「まだまだお花見 おでんで熱燗ステーション」を開いた。

 会場は、普段立ち入ることができないJR両国駅“幻の3 番線ホーム”。赤ちょうちんが吊るされた会場で参加者は、行き交う電車を眺めながら、熱燗とおでんを楽しんだ。

 会場には、同委員会が実施した「全国燗酒コンテスト2021」で入選した酒が並んだ。酒蔵の社員がスタッフを務め、酒ごとの特徴やおすすめポイントをわかりやすく参加者に説明した。

 参加者からは「ここには新しい日本酒との出会いもある。コロナ渦でこういったイベントを開いてくれるのはありがたいので継続してほしい」との声も聞かれた。

 主催者は「外れのない燗酒を提供することによって、燗酒を呑んだことのない人に美味しいと思ってもらうことが狙い」と語り、「冬になったら『熱燗が呑みたい』と思う人が増えなければ、日本酒の市場を大きくできない」と思いを語った。

観光まちづくりへ、國學院と高山市が包括連携協定を結ぶ

2022年4月19日(火)配信

針本正行学長(左)と國島芳明市長(高山市役所提供)

  國學院大學(針本正行学長、東京都渋谷区)は4月18日(月)、岐阜県高山市(國島芳明市長)と包括連携協定を締結した。

 大學が保有する知的財産、人材、技能などと、市の観光まちづくりに関する知識や経験などを生かし、観光まちづくりの分野で連携、協力する。

 地域の活性化や地域社会や地域の歴史・文化の振興、発展に関することなどで連携する両者は、2021年度から「持続可能な『観光まちづくり』に関する調査研究―岐阜県高山市(主に丹生川地域)を例にして」を共同で進めている。

 針本学長は、日本全国の地域と連携を深め、地域に軸足を置き、魅力ある地域づくり、観光まちづくりのエキスパートを育てるという今年開設した観光まちづくり学部の役割に触れ、「その先駆けとなる最初の包括的連携協定を、歴史と伝統のある高山市と締結できたのは、本学にとって大変意義あること」とコメント。

 一方、國島市長は「これからの社会の中では観光とまちづくりは、関係人口を作っていく上でも、切っては切れないものだと思います。これまでの取り組みを踏まえ、「観光まちづくり」をきっかけとして、将来的には多様な分野で連携関係を構築していきたい」と思いを語った。

メズム東京、オートグラフ コレクション 無料宿泊券付きの開業2周年記念特別プラン販売

2022年4月19日(火)配信 

ホテルイメージ

 メズム東京、オートグラフ コレクション (生沼久総支配人、東京都港区)は5月 31日(火)まで、 無料宿泊券付きの開業2周年記念特別プランを販売している。

 100室限定のプランで、プライベートサロン「クラブメズム」の利用も可能。さらに、レストラン「シェフズ・シアター」でこだわりの食材を使用した朝食「メズム・ブレックファスト」も堪能できる。

 また、開業記念日当日(4月27日)に滞在する先着50人に、同ホテルのオリジナルアメニティでコラボレーションしているBULK HOMME、猿田彦珈琲、NEHAN TOKYO、舞子の茶本舗の人気商品を詰め合わせたスペシャルギフトをプレゼントする。4月27日(水)に滞在(チェックイン、または連泊)するすべての人が対象。

22年度通常総会開く 知恵出し合い、共存共栄へ(全旅連女性経営者の会)

2022年4月19日(火) 配信

全旅連女性経営者の会・小林佳子会長

 全旅連女性経営者の会(JKK、会長=小林佳子・御宿 はなわらび女将、87会員)は4月14日(木)、2022年度総会を開いた。今年度は、「知恵を出し合うJKK」をスローガンに掲げ、感染症対策や誘客、新サービス、人材育成、環境保全などを学ぶ。「個々の強みの知識を出し合うことにより、女性経営者だからできる柔軟な宿経営で共存共栄」を目指していく。

 また、新規会員を7人迎えたことを報告。引き続き47都道府県すべてに会員を置くことを目標にする。

 冒頭あいさつで小林会長は、「青年部の総会と懇親会に参加させていただいた。青年部は『観光業を日本の基幹産業に』という目標を掲げている。私たちJKKも知恵を出し合い、業界と地域の活性化を目指していきたい」と語った。

 総会には全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の多田計介会長と、青年部の星永重部長が来賓として出席した。

 多田会長は、「Go Toトラベル事業の再開や一日も早い制限のない営業で、日本の観光が復活できるよう、親会と青年部、JKKが連携しながら全旅連としての業界の中での存在を上げていきたい」と語った。

 星部長は、「Go Toが2年間停止している間、初期予算の4600億円が国庫返納となった。我われの商売は時間と空間を売るもので、時間が失われれば商品が失われる。需要喚起策によって取り戻していく必要がある」と強調した。また、来年2月に東京ビッグサイトで「宿フェス」を企画していると報告し、「47都道府県の魅力をお客様に伝えたい。JKKにもぜひ協力していただければ」と呼び掛けた。