香川県観光協会、島滞在旅を促進 島旅20%オフCP実施

2023年6月30日(金) 配信

「島へ行こうキャンペーン~島滞在旅~」

 香川県観光協会は7月1日(土)から、多島美の魅力発信や島への滞在型観光を推進するため「島へ行こうキャンペーン~島滞在旅~」を開始する。その島にしかないアートや景色、食などを巡る島周遊や滞在型旅行商品が最大5000円まで20%オフになる。期間は10月31日(火)まで。

 同期間は香川県独自の旅行支援「観光需要回復支援事業(かがわ割NEXT)」も実施される。県内で1泊以上の宿泊を伴う旅行商品に対し、旅行代金の20%・最大3000円の助成がある。

 このほか、うどん県ハッシュタグキャンペーンを9月30日(土)まで展開している。インスタグラムでうどん県の公式アカウントをフォローしたうえで、香川を旅した際に見つけたグルメや体験、景色、イベントなどの写真を「#香川ナノタビ」のハッシュタグをつけて投稿するだけで応募が完了する。抽選で往復ペア航空券や宿泊券などが当たる。

新会長に石田恒夫氏 中連協23年度通常総会開く

2023年6月30日(金) 配信

石田恒夫新会長

 中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会(中連協、黒澤信也会長、275会員)は6月27日(火)、第24回通常総会を開いた。リアル開催は3年ぶりとなる。役員改選で黒澤会長が退任し、新たにJTBグローバルマーケティング&トラベル代表取締役社長執行役員の石田恒夫氏が新会長に就任した。

 石田会長は、「23年は日中平和友好条約45周年を迎えた年であり、インバウンドが戻ってきた記念すべき年。これから始まる中国市場の動きに注視し、準備をしていく」方針を示した。

 また、「アフターコロナかつニューノーマルの中国市場がこれからどう変わっていくのか。アドベンチャーツーリズムやスノーツーリズムなど、どんな旅を中国人が望んでいるのか、しっかり分析をしていきたい」と力を込めた。

 中国駐東京観光代表処首席代表の欧陽安氏は、来賓あいさつで、「中国はコロナ禍からのリベンジ旅行の需要が増してきている。今後、日中間の観光交流が盛んになるように、団体旅行の解禁を願う」と話した。

 観光庁国際観光課アジア市場推進室の寺井洋子氏は、「19年の中国からの訪日旅行者は1000万人近くいた。この勢いを取り戻すには、いま暫く時間と努力が必要になってくる。観光関係者による着実な取り組みが、より迅速な回復につながるものと考えている」とした。「日中平和友好条約締結45周年である本年のうちに、双方向の観光交流を再開して、速やかに回復することを祈念する」と語った。

 23年度の事業では、身元証明書発行システムルールなどの会員向けセミナーの実施、受入体制の再構築、コロナ禍の影響で3年間実施できなかった訪中団派遣事業を計画に盛り込んだ。また、公式ホームページの刷新をはかる考え。

阿智昼神観光局がタカラッシュと協定結ぶ 星空ナイトツアーの新コンテンツ開始

2023年6月30日(金) 配信

大人の謎解きイベントを開催

 長野県・阿智村の阿智昼神観光局(社長=白澤裕次阿智村村長)はこのほど、体験型コンテンツの企画・運営を手掛けるタカラッシュ(齊藤多可志社長、東京都品川区)と観光振興、地域振興に関するパートナー協定を結んだ。

 連携事項は①星空や自然をテーマとした観光地づくりに関すること②星空観察に訪れた観光客の満足度向上に関すること③星空が観える村づくり④両者の相互発展に関すること――。

 これに伴い、富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはらで開かれている「天空の楽園ナイトツアー」の新たなコンテンツとして、7月8日(土)から「Starry Mystery~星空をテーマとした謎解き~『星降る夜に君にさよならを』」を開始する。星空ナイトツアーとともに大人の謎解きが楽しめる。謎解きの参加キットは本編が2000円(税込み)で、別途ナイトツアーの当日入場チケットが必要になる。チケットはオフィシャルホテル・旅館や各種Webマーケットなどで購入できる。

兵庫県の鉄道会社が車両公開ツアー JR西日本の兵庫DC特別企画

2023年6月30日(金) 配信

兵庫の鉄道会社が連携

 西日本旅客鉄道(JR西日本)は7月3日(月)から、兵庫県内の鉄道会社による車両公開ツアーを売り出す。7~9月に開催する「兵庫デスティネーションキャンペーン」(兵庫DC)の特別企画。

 実施するのは、三陽電車と神戸電鉄、神戸市観光局、JR西日本のツアー。車両公開ツアーで見学できる各社の車両には、兵庫DC限定デザインのヘッドマークを装着する。また、各ツアーに参加した人にヘッドマークと同デザインの缶バッジとシールをプレゼントする。

 ツアーの申し込みは日本旅行「赤い風船 関西版」のホームページから。各ツアーで発売日が異なるほか、当日や各車両所では購入できないので注意が必要。

ラベンダー無料刈り取り体験を実施 さっぽろ羊ヶ丘展望台、7月4~17日まで

2023年6月30日(金) 配信

刈り取り体験のイメージ

 さっぽろ羊ヶ丘展望台(北海道札幌市)は7月4(火)~17日(月・祝)に「ラベンダー無料刈り取り体験」イベントを行う。

 同期間は、1200平方メートルの畑に植えられた約1000株のラベンダーが見ごろを迎える。同イベントは、ラベンダーを見るだけではなく刈り取って持ち帰ることができるため、人気を博している。

 時間は期間中の午前10時~午後3時。ハサミと袋、輪ゴムは同施設で用意しており、自身で刈り取った1人50本ほどを無料で持ち帰れる。

 当日は同施設のラベンダー写真などに「#羊ヶ丘ラベンダー」をつけてSNS投稿した人にラベンダーポプリをプレゼントする。1日先着30人まで。

地域と連携して関係人口を創出へ JR東海らが新サイト開設

2023年6月30日(金) 配信

新サイト「conomichi(コノミチ)」

 東海旅客鉄道(JR東海)とジェイアール東海エージェンシーは6月28日(水)、地域と連携して関係人口を創出するためのサイト「conomichi(コノミチ)」をオープンした。

 同サイトは、地域が抱える「社会課題」を地域の「個性」と捉え、住民らと楽しく課題解決に取り組める魅力的な企画を練り、参画してくれる人を募ることで「関係人口創出」への貢献を目指す。今後は、沿線地域に限らず連携パートナーの拡大をはかっていく。

 コンテンツは地域事業者が開催するイベントに楽しんで参加しているうちに、地域への理解が促進され、地域課題解決に貢献できるものを掲載する。一例としては、栗農家の人手不足解消のための栗拾いや皮むき手伝い&栗堪能ランチ(3300円)や、放置竹林解消のためのワークショップなど。

 サイト開設に伴い、同事業に参画した岐阜県中津川市の中津川市観光局は「古くは交通の要衝として栄え、中山道の宿場町として旅人を出迎えた歴史ある中津川。中央新幹線駅の開業で身近なまちとなるなかで、地域課題解決をきっかけに、地域と訪問者のつながりを築き、新しい人の流れと関係人口の創出に取り組みます」とコメント。

 また、長野県飯田市の南信州観光公社は「長野県の南部に位置する飯田市には、豊かな自然環境を背景に、さまざまな地域活動や伝統文化が根付いています。中央新幹線開業を見据え、当地域の暮らしや地域課題解決に寄与する関係人口創出に、JR東海と連携して取り組みます」と意気込む。

 サイトオープンを記念して、7月31日(月)までの期間中にコンテンツを申し込んだ人全員にJR東海ECサイトで使えるポイントを1000ポイントプレゼントする。

7月1日「さしみこんにゃくの日」PR こんにゃくパーク

2023年6月30日(金) 配信

さしみこんにゃく食べ比べ&さしみこんにゃくの日限定セット

 群馬県・甘楽町にあるこんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」(横尾浩之社長、運営=ヨコオデイリーフーズ)は、7月1日の「さしみこんにゃくの日」PR特別企画として、7月1(土)~31日(月)の期間限定でイベントを開催する。

 「さしみこんにゃくの日」は、こんにゃくの消費量が減少するなか、調理せずに簡単に食べられるこんにゃく商品として、たれ付きの水洗いだけで食べられる「月のうさぎおさしみこんにゃく」を1999年(卯年)の7月1日に発売したことが由来という。

 同イベントでは、無料のこんにゃくバイキングコーナーで定番の刺身こんにゃくだけではなく、オリジナルのレバ刺し風、ゆばさし風、生とろなど4種類の刺身こんにゃくの食べ比べを実施する。メニューは日替わり。

 さらに、エコバッグ入りのお得な刺身こんにゃく食べ比べセットも限定販売する。セット内容は「月のうさぎ おさしみこんにゃく」170㌘、「月のうさぎ 秘密のさしみゆばこんにゃく」170㌘、「月のうさぎ タレ付レバ刺しこんにゃく」170㌘、「お徳用生さしみこんにゃく青さのり」300㌘、「お徳用うすぎりさしみゆばこんにゃく」300㌘、「生とろさしみこんにゃくあおさ海苔」220㌘×2個の計6種7個入り。特別価格961円(税込)で販売する。

旅行支援運営業務で564万円不正請求(日本旅行)

2023年6月29日(木) 配信

舘真代表取締役常務取締役(左)と吉田圭吾取締役兼常務執行役員

 日本旅行(小谷野悦光社長)は6月29日(木)に開いた会見で、全国旅行支援事業の愛知県版「いいじゃん、あいち旅キャンペーン事務局」運営の受託事業で、愛知県に564万円を不正請求していた問題について、調査結果と再発防止策を発表した。会見には舘真代表取締役常務と吉田圭吾取締役兼常務執行役員らが出席。一連の問題について謝罪し、調査結果と再発防止策を説明した。

 外部専門家の調査委員会による社内調査を行った結果、日本旅行グループで取り扱う中央省庁、地方自治体、独立行政法人に関わる全ての取り扱い案件2457件において、新たな不正は見つからなかった。

 同社によると、愛知県から事業委託されたJTBが、同社含む4社の旅行会社からなるコンソーシアムに業務を再委託していた。

 2022年7月から今年4月にかけて、業務に関わる期間総要員数をもとに、10~15人を事務局に拠出。うち2人は運営責任者を含む同社社員を固定で拠出し、残りの人数を外部派遣会社に委託していた。

 欠員が出た際には、愛知法人営業部長が勤務指定表を確認して、対応できる社員を特定して運営責任者に報告。しかし、愛知法人営業部長は、実際には事務局業務に従事させず、支店での通常業務を行わせていた。

 運営責任者は、①事務局勤務表に特定社員を欠員補充として記入②出退勤記録簿(手書き)に代筆③日報に代理入力──するなどの不正な記入を行っていた。

 個別ヒアリングや当事者などのメール調査により、22年7月~23年4月の10カ月間で、166人日、45・5時間、564万749円の不正勤務が行われていたことが分かった。

 不正の要因について、①対面を重視し、欠員補充の体裁を第一とする誤った認識②不正行為の重みに対する認識不足③契約書に対する理解の不足④不正行為を抑止する機能の不全──などを挙げた。

 舘常務取締役は、「人員が確保できないことで、運営能力の低さを問われたくないという意識があり、不正につながった。組織風土改革や、内部管理体制の強化を行い再発防止に努める」方針を示した。

 同社は6月30日(金)に、不正請求に関わった13人(うち6人が懲戒処分、うち7人が訓戒処分)を処分対象とした。加えて、社長と常務取締役2人が役員報酬の一部を自主返上する。

ふるさと納税の返礼品に市長体験 北海道滝川市

2023年6月28日(水) 配信

100万円のふるさと納税で「一日市長体験」

 北海道滝川市(前田康吉市長)はこのほど、ふるさと納税の返礼品として「一日市長体験」の提供を開始した。寄付金額100万円で体験できる。

 今回の返礼品は同市の市長として、自治体のリーダーの仕事を体験するもので、新たな視点での魅力発掘や課題解決のアイデア提供も期待する。市長体験と合わせ、味付けジンギスカン発祥の地で本場のジンギスカンを滝川市長がふるまうほか、地元住民との交流も行う。

「市長が自らジンギスカンを調理し、寄附者の方をおもてなしします!」(前田康吉市長)

 また、寄付を行った翌月から1年間、同市の特産品を毎月届ける予定だ。

 同市は北海道のほぼ中央に位置し、夏は30度を超える一方、冬はマイナス20度を下回る夏と冬の寒暖の差の激しい内陸性気候の地。積雪量は約7メートルと北海道内でも有数の豪雪地帯だ。

 上昇気流が発生しやすく、航空管制の制約も少ない滝川市はスカイスポーツが盛んなまちで、市内にある「たきかわスカイパーク」は全国トップクラスの設備を備え、日本中からグライダー愛好者が集まるという。

 なお、滝川市(たきかわ)の名前の由来は、アイヌ語の「ソーラプチ」=「滝下る所」を意訳したもの。

来秋、駒ケ根市に体験型施設「くらすわの森」開業 養命酒製造

2023年6月28日(水) 配信

オープン予定の「くらすわの森」

 養命酒製造(塩澤太朗社長、東京都渋谷区)は今年、会社創立100周年を迎えた。100周年を機に、養命酒駒ヶ根工場内(長野県駒ケ根市)にある「養命酒健康の森」をリニューアルし、新たに「くらすわの森」をオープンする。全施設のグランドオープンは2024年秋ごろを予定。また、グランドオープンに先駆け、カフェ、ショップ、ベーカリーとして「くらすわ駒ヶ根店」をリニューアルしている。

 会社創立100周年の日、23年6月20日(火)に「くらすわの森」のオープン記念式典を行った。年間30万人の来場を目標に据え、将来は100万人規模の来場者を目指している。「くらすわの森」は、レストランやハム・ソーセージ工房、マルシェ、菓子工房、ベーカリー&カフェ、ショップが集い、森のプレイパークや森のライブラリー(図書館)なども含めて、おいしい体験、たのしい体験、すこやかな体験を通して「すこやかさ」を提供する施設になるという。

 くらすわは、10年に長野県の諏訪湖畔に開業した「くらすわ本店」からスタート。開業当時は「地産地集」というコンセプトを掲げ、信州の良いものを同社の目利きで探し、アレンジして提供してきた。くらすわオープン10周年を機に、松本にあった店舗を「和ダイニングくらすわ」としてリニューアルオープンしたほか、ブランド露出を高めるため、県外初出店として東京都に「くらすわ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をオープンしている。

 「くらすわの森」の所在地は長野県駒ヶ根市赤穂16410。中央自動車道「駒ヶ岳スマートインター」から車で約5分、同「駒ヶ根インター」から約15分。敷地面積は13万8千平方メートル。