4月29日、沖縄・豊見城市に新エンタメ施設オープン 雨の日の観光スポットにも

2024年4月12日(金) 配信

Little Universe OKINAWA

 リトルユニバース(藍川眞樹社長、沖縄県浦添市)は4月29日(月)、沖縄県豊見城市の大型商業施設「イーアス沖縄豊崎」内にエンターテインメント施設「Little Universe OKINAWA」をグランドオープンする。「小さな世界」が広がる新感覚の施設で、ミニチュア展示やデジタル空間演出など、多様なコンテンツを設ける。同施設は沖縄旅行中の雨の日の観光スポットとしてもおすすめとアピールする。

 テニスコート13面分相当の空間で、80分の1のスケールのミニチュア首里城を中心に、18世紀の沖縄を舞台とした「琉球王朝」エリアや、日本を代表する有名アニメの作品エリアなどが展示される。

 最新鋭の3Dスキャナーで全身をスキャンすると、自身の立体データが作れ、データをもとにフィギュアを作成できる。フィギュアはミニチュアエリアに設置をしたり、スマートフォンにデータを送り、AR(拡張現実)として気軽に遊べる。

 同施設は「地域の人々と新たな賑わいを創出するとともに、沖縄県の旅行者・インバウンドのお客様など世代・性別・国籍問わず誰もが楽しめるエンタメ施設を目指す」とコメントしている。

 営業時間は午前11時~午後7時。土日、祝日は午前10時からオープンする。チケット料金は1DAYパスポートが大人2800円、中人(12~17歳)が2100円、子供(4~11歳)が1600円、3歳以下は無料。年間パスポートは1日分の約2倍。なお、4月28日まではプレイベントとして開業しており(4月8~13日は閉館)、この期間に年間パスポートを購入すると大人3000円、中人・子供は2000円の特別価格が適用される。

ツーリズムEXPOジャパン2024、9月26(木)~29日(日)開催 「新たな価値との遭遇」テーマにBtoB強化(JATA)

2024年4月12日(金) 配信

左からツーリズムEXPO推進室・早坂学室長、町田光朗マネージャー

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は4月11日(木)に開いた定例会見で、ツーリズムEXPOジャパン2024の開催概要を発表した。今年のテーマは「旅、それは新たな価値との遭遇」とし、第三国バイヤーを招請することで、BtoBを強化する考え。

 TEJ2024は9月26(木)~29日(日)、東京ビッグサイト(東京都江東区)東展示棟2~6ホールで開催する。

 目標来場者数は、前年の15万人から増えて、18万人とした。出展小間目標は1500小間。商談件数目標は7000件。

 商談会のプログラムとして、バイヤーズラウンジでインドやサウジアラビアなどのスポンサーによるバイヤー向けプレゼンテーション「バイヤーズランチレセプション」を行う。また、スポンサーを対象とした特別ビジネスミーティングも開く。

 フォーラム&セミナーでは、全体のテーマを「新たな旅の創造」とし、基調パネルディスカッションや、TEJ観光大臣会合、テーマ別シンポジウムなどを行う。

 万博の情報発信を行う「2025大阪・関西EXPOエリア」を設置する。

 昨年に引き続き、前売り券1000円、当日券1300円のところ、大学生までは無料としている。

 また、TEJ初日に表彰式が行われる「ジャパン・ツーリズム・アワード」は、今年から日本観光振興協会が主催する「産業観光まちづくり大賞」と統合した。これによって、「経済産業大臣賞」を新設する。

 取り組みの応募期間は5月31日(金)まで。最終選考の結果発表は8月下旬。

 

神津島が持続的な発展に向け民間4者と連携 「知って、行って、広める」の観光好循環を 

2024年4月11日(木) 配信

島の魅力である星空を背景に語る前田村長

 東京都・神津島村(前田弘村長)は4月11日(木)、島の魅力拡大と持続的な発展のため、東日本電信電話 東京西支店(NTT東日本、上田達支店長)など民間4者との連携を開始すると発表した。5者は新たな観光分野の概念として、「サステナブル観光ループ・神津島モデル」を提唱し、3つの新しい取り組みを展開。「島の認知度を高めて、実際に旅行してもらい、それを広める」という循環を作り、将来にわたる交流人口の拡大を目指す。

 神津島は東京・島しょ部の伊豆諸島の1つ。同日に開いた会見で、前田村長は島の魅力について、2020年12月にダークスカイ・インターナショナルから島全体が「星空保護区」に認定されたことをあげ、「神津島は島全体が認定されたことで、“ダークスカイアイランド”の名称使用を許可された」と紹介した。湧水が豊かでフルーツや明日葉などの農産物のほか、漁業も盛んなため、金目鯛をはじめとする魚介類も楽しめる。古来より「神々が集まる島」として神話も残るほか、近年ではアニメの聖地として認知度が上がってきたという。

 数多くの魅力があり、「来てもらえれば素晴らしい島だと納得してもらえると自負している」と自信を見せるが、「そもそもどこにあるのか分かってもらえていないことがネック」と課題は知名度の低さにある。「昭和40年代の離島ブームには夏だけで約10万人が訪れ賑わっていたが、その後は観光客が減少し、経済が低迷、人口減少、と負のスパイラルとなっていた。100年後も続く活力ある島への道筋を作ることが使命。行政だけでは難しいこともあるため、パートナーの皆さんと数々の展開をしていきたい」と今回の事業の背景を語った。

 「サステナブル観光ループ・神津島モデル」は継続的に関係人口を増やしていくことを無限ループになぞらえるもの。まず、「知るキッカケ」の段階はANA NEO(冨田光欧社長)のバーチャル旅行プラットフォームアプリ「ANA Gran Whale」が担う。

  同アプリ内には、昨日から神津島のバーチャル旅行を追加した。秋・冬のベストスポットを再現しており、自分のアバターが新中央航空で神津島空港に降り立ち、天上山でのハイキングやありま展望台で星空を鑑賞するコースなどを体験できる。同社事業開発部の松尾英樹リーダーは「まず、バーチャルで体験して魅力に触れてほしい。アプリから旅の予約もできる」とアピールした。ゲストとして出席した航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「すでに体験したが、とてもよくできている」と絶賛した。

 実際に現地での旅行にはANA X(神田真也社長)のアプリ「ANA Pocket」が役立つ。同アプリは移動でポイントが貯まるなど、移動に対する付加価値を創出しているが、その基本機能を活用して島の観光情報などをまとめた「神津島観光アプリ」を提供する。同社事業開発部の桐原智己プロジェクトマネージャーによると、アクセスから宿の予約、グルメやショッピング情報など「必要な機能や情報を1つに集約した」という。「旅の前から後までを支援したい。今回の連携での狙いは神津島を訪れた人がもう一度訪れたくなる顧客体験価値を提供していくこと」と意気込んだ。

 このほか、テレビ朝日(篠塚浩社長)は「誰かに広めたい」という部分を担う。まずは全国の星空ファンをつなぐコミュニティを立ち上げて、デジタルからリアルまでさまざまな企画を用意して神津島のファンや応援したい気持ちを醸成していく。

 なお、NTT東日本は全体のコーディネーターを担う。

温泉ツーリズム推進協議会が発足 「世界の温泉首都」訪日客へ向け万博でPR

2024年4月11日(木) 配信

温泉ツーリズム推進協議会が4月10日(水)、発足した

 大阪観光局(溝畑宏理事長)は4月10日(水)、「日本の観光ショーケース」事業の第1弾として、「世界の温泉首都・日本」温泉ツーリズム推進協議会を設立した。2025年の大阪・関西万博をきっかけとして、大阪に訪れたインバウンドなどの観光客に、温泉を通じた送客を推進する。北海道登別市、秋田県仙北市、石川県加賀市、静岡県熱海市、島根県松江市、愛媛県松山市、大分県別府市──など、有名温泉地で知られる7市が参加し、各市長がブロック長となって運営する。

 今後は、各地の温泉を紹介するWebサイトを開設する。また、第1回シンポジウムは松山市、第2回シンポジウムは加賀市で開かれる予定だ。

 万博の会場では、足湯体験や、肌チェックを用いて最適な温泉地を紹介するなどのイベントを予定している。さらに、温泉地を持つ海外パビリオンとの交流と魅力の相互発信を行う考え。

 同日に行われた会見で、溝端理事長は、「『Onsen Loves You!』『温泉が、世界をつなぐ』『温泉が、あなたを美しく健康に、幸せにする』などをキーワードに、温泉を愛する世界各都市との連携を通して、世界70億の人々に温泉の幸せを届けたい」と意気込みを述べた。

 また、北信越ブロック長として出席した加賀市の宮本陸市長は、能登半島地震支援への感謝を述べ、「観光や地域経済を全力で盛り上げて、能登へその元気を持っていこうと、地元が一致団結している」と話した。

あつみ萬国屋がリニューアル内覧会開く 古窯グループ5周年の祝宴も

2024年4月11日(木) 配信

あいさつする佐藤社長

 山形県あつみ温泉の萬国屋は4月8日(月)、23年末に新設した露天風呂などのリニューアル内覧会と同館が古窯グループとなり5周年迎えた祝宴を開き、旅行会社や観光関係者ら約130人が出席した。

 2019年2月、古窯グループに加わった萬国屋は5周年に向けて、23年3月には個室会食場「出羽三山」(23室、106席)を、同12月には庭園露天風呂「桜の湯」「里の湯」をそれぞれリニューアルオープンした。プライベート空間を充実させるとともに、毎分1100~1300リットルという、あつみ温泉の豊富な湧出量を生かした設備投資だ。

 祝宴であいさつした佐藤太一社長は、「旅行者のニーズは、コロナ禍以降、年々変化している」と改装の背景を伝えるとともに、「『今日、この瞬間に、最高の山形を。』という経営理念のもと、観光産業を通じて山形県の関係人口を増やしていきたいと」今後の意気込みを語った。

古窯名物「餅つきショー」

 「庄内・山形の魅力を改めて学ぶ機会として企画した」(佐藤社長)という当日のプログラムは、酒井家18代当主・酒井忠久氏の基調講演「庄内藩と戊辰戦争」や酒田舞娘の演舞披露、かみのやま温泉古窯の名物「餅つきショー」などが目白押しで、出席者を楽しませた。

るるぶ、「まちといろ」創刊 第1弾「埼玉」は7月発売へ

2024年4月11日(木) 配信

埼玉情報を募集するプレゼントキャンペーンが4月30日まで

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は、2023年に50周年を迎えた旅行情報誌「るるぶ」の派生シリーズとして、「まちといろ」を創刊する。第1弾は、埼玉県の魅力と愛を詰め込んだ「るるぶ まちといろ 埼玉」を7月に売り出す。

 同誌では、観光情報にとどまらず、「知る・深まる・埼玉LOVE(らぶ)」の語尾をとった“るるぶ”のエッセンスを込めつつ、地域の魅力をより深く掘り下げる。

 埼玉県全63市町村をはじめ、さいたま市全10区まで詳しく紹介し、定番の見どころや地元で愛される名店から、県民も意外と知らない深掘りネタまで掲載する。埼玉を徹底解剖した読み応えのあるページのほか、歴史や風土を再発見・再学習できる、大人の知的好奇心を満たす1冊とする。

 このほか、埼玉ゆかりの有名人、地元で親しまれる店舗や企業、特産品の生産を手がける農家・職人など、まちを盛り上げる“埼玉ラヴァー”が多数登場。取材先から聞いたおすすめ情報や、読者から寄せられた声も掲載を予定している。

 定価は2420円(税込)で、A5判変型の本誌464ページ、別冊48ページ。電子書籍・Googleマイマップ付き。

 なお、同誌の発売決定に伴い、埼玉情報を募集するキャンペーンアンケートをJTBパブリッシング公式サイト内で行い、選ばれたコメントは誌面に掲載する。回答者の中から抽選で30人に図書カード500円券をプレゼント。応募期間は4月9日(火)~30日(火)まで。

東武トップツアーズ、万博に向け「脱炭素エキデン365」参画

2024年4月10日(水) 配信

EXPOグリーンチャレンジへの貢献を目指す

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、大阪府とスタジオスポビー(夏目恭行社長、東京都中央区)が発足した「脱炭素エキデン365」プロジェクトの参画を決めた。CO2排出抑制の取り組みを通して、EXPOグリーンチャレンジへの貢献を目指す。

 同PJは、大阪府とスタジオスポビーが2023年12月19日(火)に事業連携協定を締結して発足したもの。大阪・関西万博開幕までの1年間(4月14日~25年4月13日)、民間企業と連携してCO2排出抑制に取り組み、脱炭素活動のスコアを見える化。大阪・関西万博をきっかけに企業や学校、自治体などの団体を通じて、個人へ脱炭素行動を広げていくEXPOグリーンチャレンジに取り組む方針だ。

 具体的には、個人生活での脱炭素量を計測できるエコライフアプリ「SPOBY(スポビー)」を活用し、脱炭素社会の実現に向けた行動変容を促すという。同アプリは徒歩や自転車、公共交通機関の利用などをはじめ、環境に配慮した脱炭素活動を行うとポイントが付与される仕組みで、貯まったポイントは特典と交換できる。

ニュージーランドは「旅パ」が抜群! 濃い体験と高い満足度の旅先としてアピール

2024年4月10日(水) 配信

佐野さん(左)と上野さんがアンバサダーに就任

 ニュージーランド政府観光局(TNZ)は4月10日(水)から、新キャンペーン「旅パ抜群ランド、ニュージーランド」を開始した。ニュージーランドは一度の旅で、一生忘れることのない濃い体験と高い満足度が味わえる「旅パフォーマンス(旅パ)」がよい国だと発信するのが狙い。キャンペーンアンバサダーには俳優の上野樹里さんと佐野勇斗さんを任命し、SNSでは2人によるクイズキャンペーンなども実施して広く魅力をアピールする。

クーパー駐日ニュージーランド大使

 同日にニュージーランド大使館で開いた発表会見で、ヘイミッシュ・クーパー駐日ニュージーランド大使は「日本とニュージーランドは訪問者を温かく迎える国民性が似ている。大自然だけではなく豊かな伝統や文化、美味しい食などで日常から離れた特別な時間を満喫していただけるはず」とし、今回のキャンペーンの展開で「旅先としての認知度向上を目指している。より多くの人に訪れていただき、ニュージーランドならではの素敵な体験をして欲しい。人々の往来は2国間の関係をより強固なものにすると確信している」と期待した。

ワッフルベイカーTNZアジア統括マネージャー

 グレッグ・ワッフルベイカーTNZアジア統括マネージャーは「日本は重要なマーケット」と述べ、経済的な貢献だけではなく、文化や自然を尊重してくれる良質な観光客として歓迎していることを強調した。コロナ後の日本人観光客の回復も順調で、2023年の日本人観光客数は19年比で約6割の5万5000人と紹介した。

 今回のCPは「ニュージーランドに行きたいと思ってもらい、感情的なつながりを作ることが目的」とし、「強く印象づけされるよう展開していく」と意気込んだ。

 アンバサダーに就任した上野さんはニュージーランドへ1年の留学経験がある。上野さんは「人々も温かく、自然もあって食べ物も美味しくて癒される素晴らしい国」とニュージーランドの魅力をアピールした。佐野さんは高校生のころに短期留学したことで、「多感な時期に経験したことが今の活動に生きている。自分の原点と思って、感謝している」と力を込めた。

 

「旅パ抜群ランド、ニュージーランド」

キャンペーンイメージ

 キャンペーン開始に伴い、スペシャルビデオの公開を開始した。TNZの公式YouTubeチャンネルで上野さんのナレーションによる動画を3本見ることができる。

 また、参加型SNSキャンペーンとして、TNZの公式Xで4月12日(金)~6月30日(日)まで「旅パ・クエスト」を実施する。2人からの出題を含む20問のクイズに答えるとニュージーランドのギフトなどが抽選で当たる。さらに、クイズの正解、不正解に関わらず、クエスト参加者はニュージーランド旅行が当たるグランプリ賞品へ応募ができる。なお、クエスト参加にはTNZ公式Xアカウントのフォローが必要となる。

九州産交バスなど、奨学金返済を支援 毎月2万円支給し若手人材獲得へ

2024年4月10日(水) 配信

最長10年間支払う

 エイチ・アイ・エス(HIS)グループの九州産交バス(岩﨑司晃社長、熊本県熊本市)と産交バス(小栁亮社長、同)はこのほど、4月1日(月)以降に採用するバス運転士を対象に奨学金返還を支援する制度を導入した。運転手が不足していることを受け、毎月最大2万円を最長10年間支給することで、若手人材獲得をはかる。

 同制度は、日本学生支援機構の貸与奨学金の返済残高を確認できる従業員が対象。返済残高100万円以上200万円未満の場合、支援額は毎月1万円となる。残高200万円以上、300万円未満の従業員には毎月、1万5000円を支給する。残高300万円以上の際は毎月2万円を支払う。

 九州産交バスは「新しい施策を実施することで、地域の発展と安全で快適なサービスを提供し、お客様から選ばれる存在を目指す」とコメントしている。

ウェルネスツーリズム・リトリートのリスト&マップ 国内150カ所を厳選

2024年4月10日(水) 配信

【2024年版】ウェルネスツーリズム・リトリート総まとめ

 Aesta(夏井大輝代表、東京都豊島区)はこのほど、ウェルネスツーリズム・リトリート総まとめ2024.verを公開した。ヘルスツーリズムも含めて、国内150カ所を厳選して紹介している。

 ウェルネスツーリズムは、自然や地域などとの関わり、体験などを通じて、心身の健康を目的とする新しい旅行のカタチ。コロナ後では、ウェルネスツーリズム・リトリートを推進する宿泊施設が増加傾向にあり、新規オープンに加えて、既存の施設のリブランディングも多く見受けられた。

 また、同社は、国内ウェルネスツーリズムの注目スポットとして、虻田郡(北海道)、千代田区(東京都)、伊勢志摩(三重県)、南紀白浜(和歌山県)、京都市(京都府)、五島列島(長崎県)、宮古島(沖縄県)──など、7地域を挙げた。

 資料は、同社HPから申し込みフォームに記入することで、無料で閲覧可能となる。