全旅連青年部×学観連 合同事業

グループごとに宿泊プランを発表
グループごとに宿泊プランを発表

若旦那・若女将に密着、学生20人が4泊5日で実体験

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部と日本学生観光連盟の合同事業「若旦那・若女将密着体験プロジェクト」が8月20―25日の4泊5日の日程で行われた。

 昨年は静岡県で実施された第1回「若旦那・若女将密着体験」に引き続き企画されたもので、今回は首都圏の大学生20人が参加し、北関東信越ブロック内の群馬県・新潟県の旅館で研修を行なった。受入施設は「越後湯澤HATAGO井仙(新潟県・湯沢温泉)」、「雪国の宿高半(同)」、「ひなの宿千歳(新潟県・松之山温泉)」、「蛍雪の宿尚文(群馬県・みなかみ温泉)」、「別邸仙寿庵(同)」の計5軒。

閉校式で熱心に講義を聞く参加者の学生たち
閉校式で熱心に講義を聞く参加者の学生たち

 学生は4泊5日のインターン体験合宿で5グループに分かれて各施設に入り、若旦那のスケジュールに合わせて研修・作業を行った。具体的には、夕食の準備の手伝い、お客様の出迎え、客室への案内補助、調理部作業補助、客室への女将あいさつ同行、予約作業・電話対応などの手伝い、宿主人との懇談会など、館内での実務作業を中心に密着体験を実施した。

 活動期間中には各施設に合ったユニークな宿泊プランを作成してもらい、優秀な宿泊プランに関しては後日、ホームページや宿泊予約サイトなどで実際に販売するという試みも行われた。

 最終日の閉校式では、若旦那から学んだ各宿の経営理念を踏まえ、密着体験を通して考えた宿泊プランをグループごとに提案発表した。

 宿泊プランのうち「雪国の宿高半」グループが発表した、父と息子をターゲットにした「雪国でかまくら作り体験!冬休みに行く初めての男2人旅★」が全旅連青年部賞を受賞。大切な奥様に普段素直に言い出せない感謝と愛の気持ちをもう一度「1日1組限定=セカンド・プロポーズ応援プラン」を発表した「別邸仙寿庵」グループがリクルート賞を受賞した。

 このほか、個人賞としてプラン発表中もっともプレゼンが上手く、話し方が美しかった柳沢実紀さん(立教大学観光学部3年)の〈女性3名から・忙しい女性のための白雪姫プラン〉が若旦那賞を受賞した。

 今回の研修は、若い世代に就職先として旅館に興味を持ってもらうことを目的として企画されたもので、実際に参加した学生からは「通常のインターンシップでは経験できない、経営の裏側を見ることができて、とてもいい体験ができた」という声が多く聞かれた。

 本プロジェクトを主催した全旅連青年部・夢未来創造委員会の宮澤知晴委員長は「今回参加した学生のほとんどが、旅館の若旦那・若女将がどんな環境でどのような役割をしているかを知らない生活を送っていました。それは古くからの旅館へのイメージやさまざまな産業の氾濫により旅館の魅力を体験できる機会がなかったからだと思います。私たち夢未来創造委員会は今期、日本学生観光連盟との2年間のサポーター契約を結び、学生達と交流するチャンスに恵まれました。現役の大学生が今、何を考え、何を感じ、何を求めているかを知り、観光業界のなかでも中枢を担う宿泊業界への関心と興味を持ってもらうために、今回の若旦那・若女将密着体験を企画しました。短い日程ですが、若手経営者の『かばん持ち』として日常を体験し、地域との連携や観光客誘致のための仕掛け作りなど、いろいろな様子を見て体験し感じ取ってもらう事ができたのではないでしょうか。彼らが将来、旅館のスタッフや経営に携わる優秀な人材となるきっかけ作りになれば、これ以上うれしいことはありません。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました」とコメントした。

1千人を東北へ派遣(JATA)

商品開発で復興支援

 日本旅行業協会(JATA)はこのほど、12月3―4日の2日間、協会役員や会員会社社員、国内外の観光関係団体など計1千人を東北6県に派遣すると発表した。「東北復興支援1000人プロジェクト」と題し、菊間潤吾会長を委員長とする同名の推進委員会も設置。東日本大震災で落ち込んだ東北地方の観光需要を旅行会社本来の役割で盛り上げるため、現地視察を通して商品開発につなげるのが狙い。

 震災から1年半が経過し、東北の観光は回復基調にあるが、直接的な被害や風評で回復が遅れている地域もある。こうしたなか、観光庁が実施している「東北観光博」などで官民あげて需要回復に努めているが、JATAとしてより具体的な復興支援を形にする。国内・訪日の担当者だけではなく海外専門の旅行会社や政府観光局、報道関係者にも参加を呼び掛けるという。

 9月14日に開いた会見で、菊間会長は「JATA会員にもっと国内旅行へ目を向けてもらいたい」とし、「大きなイベントを開くことで、会員の意識向上につながる。一過性ではなく、我われが継続的に東北の観光振興に取り組み、商品化して送客を続けることが一番の支援だ」と考えを述べた。

 プロジェクトは、東北6県(青森と岩手、宮城、秋田、山形、福島)の各県に100―350人を派遣し、実施踏査を行う。現地視察に加え、セミナーや現地担当者らとの意見交換も行う。内容は各県と調整中だが、各県4コースを設ける予定で、着地型旅行商品や体験型旅行商品など新商品開発のため、新しい魅力を発見するコースを想定する。コース案は「世界遺産『平泉』と遠野・釜石コース」「土湯・温泉遊びと会津・八重の軌跡をめぐるコース」など。東日本旅客鉄道(JR東日本)の協力で、東北新幹線の専用貸切列車を利用するが、福島方面は貸切バスコースのみ。

 募集は10月中に開始予定で、全国のJATA支部で受け付ける。 

通訳の保険を開始、日本旅館協会と損保ジャパン

 5カ国語の24時間通訳も

 日本旅館協会(佐藤義正会長)はこのほど、損害保険ジャパンと共同で「外国人宿泊客サポート費用保険」を開発し、12月1日から保険利用施設に対して24時間365日5カ国語対応の電話通訳サービスを提供する。

 「外国人宿泊客サポート費用保険」は、日本に住居を持たない外国人が、保険加入の宿泊施設でチェックインからチェックアウトまでの間に、体調不良やケガにより医療支援を要望した場合に、宿泊施設がその対応に要した費用を保険金として受け取れる。対象費用は、(1)医療機関での医師、看護師と外国人宿泊客との間の電話通訳費用(2)医療機関まで往復した公共交通機関の交通費――の2点。

 附帯サービスの「24時間多言語電話通訳」では、24時間365日、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5カ国語の電話通訳サービスを受けられ、日常業務のなかで発生した言語トラブルに安心して対応できるようになる。

外客数77万6千人、8月では過去2番目(JNTO)

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)が発表した2012年8月の訪日外客数推計値は、前年同月比42・0%増の77万5900人だった。過去最高だった10年8月と比較すると3・3%減だが、次いで2番目となった。

 また、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムは8月の過去最高を更新した。とくに、マレーシアとインドネシアは、イスラム教の断食明け大祭の連休で、大幅に増加した。

 各市場の動向をみると、韓国は前年同月比37・4%増の20万2千人となったが、10年同月比では18・2%減と、放射能汚染の不安の継続に加え、円高の長期化が影響した。

 中国は、前年同月比88・8%増の19万3800人。10年同月比でも13・0%増で、夏休みの家族旅行需要の回復や、個人旅行需要の増加、大型クルーズ船の寄港などにより、8月では過去最高を記録した。

 台湾は、前年同月比27・9%増の12万6800人と単月で過去最高。10年同月比でも11・8%増と2ケタのプラスとなった。

 そのほか、米国は前年同月比13・6%増の5万3200人、香港は同15・8%増の4万4500人、タイは同36・7%増の1万1800人となった。

 なお、出国日本人数は、前年同月比10・0%増の196万5千人。10年同月比では11・8%増となった。

環境相らに要望書提出(日本温泉協会)

環境省・坂本参事官(右)に要望書を提出
環境省・坂本参事官(右)に要望書を提出

「無秩序な地熱開発に反対」

 日本温泉協会(廣川允彦会長)は9月6日、自然保護・温泉資源保護・温泉文化保護の立場から「無秩序な地熱開発に反対」する要望書を環境省の細野豪志大臣、国土交通省の羽田雄一郎大臣、経済産業省の枝野幸男大臣らに提出した。

経産省資源・燃料部(右)にも訴えた
経産省資源・燃料部(右)にも訴えた

 日本温泉協会は2012年度会員総会で、地熱発電所周辺の自然環境や、既存の温泉地の温泉資源と温泉文化に悪影響を及ぼす恐れのある「無秩序な地熱発電開発に反対」することを決議。さらに、社会に悪影響(混乱)を及ぼす無秩序な開発を回避するために、(1)地元(行政や温泉事業者等)の合意(2)客観性が担保された相互の情報公開と第三者機関の創設(3)過剰採取防止の規制(4)継続的かつ広範囲にわたる環境モニタリングの徹底(5)被害を受けた温泉と温泉地の回復作業の明文化――の5点を提案している。

 要望書を提出したのは、廣川会長、佐藤好億地熱対策特別委員長、寺田徹専務理事。

 提出先は次の通り。

 【環境省】細野豪志大臣▽伊藤哲夫自然環境局長▽坂本文雄自然環境局自然環境整備担当参事官
【国土交通省】羽田雄一郎大臣▽井手憲文観光庁長官▽新垣慶太観光地域振興部観光資源課長
【経済産業省】枝野幸男大臣▽高原一郎資源エネルギー庁長官▽保坂伸資源・燃料部政策課長▽福島伸一郎資源・燃料部燃料政策企画室長

明大と常葉大に栄冠、観光まちづくり コンテスト2012

訪日外国人向け部門最優秀賞の富士常葉大
訪日外国人向け部門最優秀賞の富士常葉大

27大学75チームがプラン競う

 産官学の連携プロジェクト「大学生観光まちづくりコンテスト2012」が9月19日に開かれ、フリーテーマ部門では、明治大学市川ゼミのプラン「Succes et Amour pour les femmes――女子のための愛と成功の旅」、訪日外国人向けテーマ部門では、富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)のプラン「中国人一番行きたい熱海作り」が最優秀賞の「観光庁長官賞」に選ばれた。運営委員長は歌代豊明治大学経営学部教授で、27大学75チームの学生たちが「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光園」を舞台に地域活性化プランを競い合った。

"フリーテーマ部門最優秀賞の明治大市川ゼミ"
"フリーテーマ部門最優秀賞の明治大市川ゼミ"

 明治大学の市川ゼミチームは神奈川県のあしがらを舞台にプランを作成。データをもとに、旅にお金をかける「女性」をターゲットに設定した。女性は大きく分けて、「愛を追い求めるタイプ」と「現実(仕事)を追い求めるタイプ」の2つに大別できると分析。女性が旅に求める「癒し」と「非日常的な体験」をキーワードに、宿坊体験やパワースポット巡りを軸に愛派と現実(仕事)派それぞれ2コースずつを設定した。

 メンバーは全員政治経済学部生で、ゼミでは「まちづくり」を学んでいる。チームリーダーの馬場有佳さん(21歳、大学3年生)は「口コミ力のある女子を呼び込むことをポイントにした」とプランについて解説。将来については「公務員になってまちづくりに取り組みたい」と夢を語った。

 来賓の観光庁観光地域振興課地域競争力強化支援室の八木和弘室長は本紙の取材に対し、「美容やパワースポットなど、行政では思いつかないような学生視点のアイデアが多くて良かった。女性にターゲットを絞ったプランが多かったのも、学生ならではの特徴」とコンテストの魅力を語った。

 なお、今回のプランはすべて各自治体に報告され、JTB法人東京や各自治体による商品化や、プロジェクト化も検討されるという。

 各受賞プランは次の通り。
【最優秀賞「観光庁長官賞」】フリーテーマ部門
明治大学市川ゼミ「Succes et Amour pour les femmes――女子のための愛と成功の旅」
【最優秀賞「観光庁長官賞」】訪日外国人向けテーマ部門
富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)「中国人一番行きたい熱海作り」
【優秀賞】フリーテーマ部門
跡見学園女子大学team MASAMI「好い『ひと』善い『まち』良い『写真』――人車でつなぐまちづくり」
【優秀賞】訪日外国人向けテーマ部門
明治大学歌代ゼミ「ポストゴールデンルート層に対する四季ブランディングプロジェクト――ここでしか感じられない四季で日本を味わう」
【審査員特別賞】効果・実現性特別賞
慶應義塾大学Sportraad「みかんの宿・湯河原」
【審査員特別賞】新規性特別賞
公務員予備校EYE グローバルアイ「シャッターチャンス!熱海を狙え!!」
【パフォーマンス特別賞】
富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)「中国人一番行きたい熱海作り」

No.322 JATA国際観光フォーラム・旅博 - 各分野で今後の旅行業模索

JATA国際観光フォーラム・旅博
各分野で今後の旅行業模索

 日本旅行業協会(JATA)は9月20―23日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「新たな旅文化の創造へ」をテーマに「JATA国際観光フォーラム・旅博2012」を開いた。入場者数計は12万5989人、出展数は156カ国・地域、1083コマと過去最高を記録した。フォーラムは、変革が求められる日本の旅行業界の今後を模索するため、基調講演に世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)会長でTUI AG会長のマイケル・フレンツェル氏を招いた。イン・アウトバウンドの各シンポジウムも開き、議論した。

【飯塚 小牧、樫村 香那子】

JATA 菊間会長、日本市場をアピール、旅博の入場者、出展数過去最高に

 開会式は、各国の来賓や観光関係者ら863人が出席。各国の来賓が登壇する恒例の鏡開きで盛大に幕を開けた。

 そのなかで、あいさつに立ったJATAの菊間潤吾会長は「東日本大震災後の日本の海外旅行市場は、昨年7月以降、14カ月連続で前年同月比を上回るなど、勢いを取り戻している。本年は、過去最高の1880万人の海外旅行者数が予想され、今後、LCCの本格的就航などによる新しい市場創出や羽田空港の再拡張など、日本の旅行市場は大いに期待されている」と日本市場の動向を紹介。そのうえで、「日本市場は数で上昇気流にあるが、それ以上に強調したいのは、成熟したマーケットであるということ。魅力的な提案をすれば、時季を問わず、あまり知られていない地域へも積極的に出掛ける魅力的なマーケットだ」と優位性を売り込んだ。

 

※ 詳細は本紙1477号または10月5日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

 

ピンクリボン月間は温泉に ― 心や体の傷を癒す力

 10月はピンクリボン月間である。旅行新聞が事務局を務める「ピンクリボンのお宿ネットワーク」(会長=畠ひで子・匠のこころ 吉川屋女将)が7月10日に設立し、現在50軒を超える旅館・ホテルが参画している。12月には参画する宿の詳細を掲載した冊子を発行する予定だ。

 このようなピンクリボン運動に賛同する全国的な宿のネットワークがなかったためか、あらゆるメディアにも取り上げられ、一般の方々からも「早くネットワークに参画する宿の冊子がほしい」という声が毎日のように届いてくる。また、ネットワークに参画したいという宿からの問い合わせも多い。

 乳がん患者さんの多くは、術後、温泉に行きたい気持ちが強まる一方で、家族や友人を悲しませたくないと悩み、大浴場に入ることができないでいる。ピンクリボンのお宿ネットワークでは、年間約5万人といわれる乳がんの手術を受けた患者さんと、その家族にも温泉旅行を楽しんでもらいたいという気持を表明し、「脱衣所の照明を少しだけ暗くする」「体を洗う場所に仕切り板を付ける」「体を隠すタオルを自由に使っていいように脱衣所に置いておく」など、ちょっとした心がけをさりげなくしていこうと、第一歩を踏み出した。ヨチヨチ歩きのネットワークなので、参画する旅館ホテルを対象とした、勉強会やセミナーの開催も予定している。また、ロゴマークも決まった。「ピンクリボンのロゴマークがあるだけで、私たちは安心するんです」という患者さんの言葉を、1人でも多くの旅館関係者に届けたいと思う。

 古来から温泉は、人や動物の傷を癒してきた。歴史のある温泉地は、鶴や鷺、鹿や猿などの傷を治したという伝説がたくさんあるし、武田信玄をはじめ、戦国武将の隠し湯は全国至るところにある。また、農作業で疲れ切った人々が収穫後に骨休めにゆったりと温泉に浸かってきた湯治宿の歴史もある。近年は団体慰安旅行や、観光旅行として温泉旅館が脚光を浴びた時期もあったが、もう一度あらゆる人々の病気や傷を癒してきた温泉の力に目を向けるときが来たのではないだろうか。

 乳がん患者だけではなく、大きな病気やケガを負った人は体だけでなく、心にも傷を負っているはずだ。温泉はその傷すらも癒す、大きな力を持っているのだ。

(編集長・増田 剛)

台湾駐日代表処を訪問

沈斯淳氏を訪問する女将
沈斯淳氏を訪問する女将

震災後の支援に感謝、山形おかみ会

  やまがた女将会(佐藤洋詩恵会長=日本の宿古窯)は9月10日、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳(しん・しじゅん)代表(駐日大使に相当)を表敬訪問し、震災後の対日支援への感謝を伝えるとともに、「台湾とのより一層の交流を」と呼びかけた。

 佐藤会長は「震災後、台湾と深い絆で結ばれていたことを改めて認識した。21世紀は心の交流の時代。『おしん』の古里・山形の母性豊かな女将たちが頑張ります」とあいさつ。沈代表は「山形は温泉天国といわれるほど知られている。おかみ会と協力し合い、双方の交流を進めていきたい」と応えた。

 佐藤博子さん(旅館山恵)、酒井まき子さん(材木栄屋旅館)、須藤佳子さん(展望露天の湯有馬館)、工藤真理さん(花明かりの宿月の池)、岡崎恭子さん(ホテルルーセントタカミヤ)、斉藤淳子さん(和歌の宿わかまつや)、髙橋ゆき江さん(松伯亭あづま荘)、山口秀子さん(栄屋ホテル)、佐藤まりさん(湯坊いちらく)、大塚せつ子さん(甚内旅館)、佐藤嘉高山形県観光経済交流局長、本澤邦廣県観光物産協会課長、伊藤和宏県観光物産協会東京支部主事、そして山形県の観光誘致ソング「旅にでませんか」を歌う葵ひろ子さんが同席した。各女将が自己紹介した後、「旅にでませんか」を、葵さんと一緒に全員で歌い=写真=交流を深めた。

 訪日外国人旅行者数は今年6月、震災前と比べて初めてプラスに転じた。なかでも台湾は、オープンスカイ(航空自由化)による新規路線就航や増便で、日台間の航空座席数が増加。1月から7月までの訪日旅行客数は約85万人(前年比58%増)と大幅に伸び、震災後の回復基調をけん引している。

気仙沼ゾーン開業

東北観光博に30番目

 3月から官民あげて実施している東北観光博にこのほど、30番目のゾーンとして「気仙沼ゾーン」がオープンした。

 気仙沼ゾーンのテーマは「震災を乗り越え、『海と生きる』気仙沼」。旅のサロンは気仙沼駅前観光案内所で、旅の駅は気仙沼大島観光協会、復興商店街「南町紫市場」、唐桑半島ビジターセンターが担う。

 オープンの9月15日には、JR気仙沼駅前広場でオープニングセレモニーを行った。到着列車の横断幕による出迎えと東北パスポートの発給、気仙沼大漁唄い込みなどが行われ、気仙沼ホルモンとサンマ塩焼きが振る舞われた。