日本初上陸の「暗闇で物が壊せるサービス」 “NEON SMASH” 9月27日(金)から

2019年9月25日(水) 配信 

ネオンスマッシュイメージ

 物が壊せるなど「やってはいけないことができる新感覚エンターテイメントサービス」REEAST ROOM(東京都浅草)を運営するBrickWall(河東誠代表、東京都新宿区)は9月27日(金)から、新たなサービスを始めると発表した。バットなどの武器を使用して、暗闇の部屋の中でネオンカラーに光り輝く食器や小型家電を思う存分壊すことができる。

 新サービスの名前は「NEON SMASH(ネオンスマッシュ)」。日本初上陸となる。通常のBREAK ROOM(物が壊せるサービス)の料金に1500円追加することで利用可能。

ネオンスマッシュイメージ②

REEAST ROOM

 「日常ではやってはいけないことができる」をコンセプトにした新感覚のエンターテイメント施設。 現在は物が壊せる” BREAK ROOM “、 自由に落書きができる” FREE ART WALL ”、 そして今回リリースした暗闇で物が壊せる” NEON SMASH “の3つの「やってはいけないこと」を展開している。

自由に落書きできる「FREE ART WALL」

店舗情報

店舗名: REEAST ROOM(リーストルーム)浅草店

住所:〒111-0043 東京都台東区駒形1丁目2-13 B1

電話番号:03-5811-1995

営業時間:10:00-21:00(月~木曜日は午前休み)

定休日:なし

運営会社:株式会社BrickWall

 

 

Airbnb、「南極研究の旅」に5人募集  環境汚染を調査 持続可能な旅を

2019年9月25日(水) 配信 

(提供:Airbnb)

 Airbnb(エアビーアンドビー)は10月8日まで、国際海岸クリーンアップキャンペーンを行うオーシャン・コンサーバンシーと共催する「南極研究の旅」で、南極の地で行う調査事業のボランティア5人の一般公募を始めた。南極で雪のサンプルを採取し、マイクロプラスチックの影響を調査。結果をもとに世界へ地球環境に対する考えを問い掛け、持続可能な旅の普及を目指す。

 南極での調査は、今年11~12月の1カ月間となる。南極科学者Kirstie Jones-Williams(キースティー・ジョーンズ=ウィリアムズ)氏による科学調査を支えるため、まずプンタ・アレーナス(チリ)で実践トレーニングに参加。氷河学の授業を受け、現地でのサンプル採集を練習し、研究室での作業や各種機器の扱い方を学ぶ。

  現地では、南極内陸部の雪に異物であるマイクロファイバーが混入していないか調べ、廃棄物や汚染が世界中を巡りどこまで到達したかを把握していく。このほか、ドレーク氷瀑や、チャールズピーク、エレファントヘッドなどの絶景を回り、南極大陸の地理を学ぶなどする。

 帰国後は、研究成果を掘り下げ、海洋保護のアンバサダーとなるスキルを身に付けていく。

 ジョーンズ=ウィリアムズ氏は「南極といえば、けがれなき最果ての地のイメージがありますが、近年はそんなところにまでプラスチック汚染の影響が及んでいることを示す証拠があります。今回の遠征はマイクロプラスチックが南極のような遠隔地に到達する過程の解明に役立ちます。自然を守るため、人類の責任を今こそ問うべきです」と旅の目的を説明した。

 一般公募については、「遠征は極寒の地で科学的に厳密な精度が求められ、過酷な作業に携わることが予想されます。地球に暮らす一員として強い意識があり、チームの一員であることに喜びを感じ、帰国後も成果を世界中に広めてくれる、やる気に溢れる人を探しています」と話した。

 環境汚染・破壊するリスクを軽減したり、地域コミュニティを保護していく持続可能な旅の需要は高まっている。

 Airbnbに掲載されている環境にやさしいリスティング(宿泊施設)に宿泊したゲストの数は2018年8月以降、延べ500万人を超える**。体験でも、地球にやさしく、持続可能な社会の実現に取り組む各地のエキスパートや市民運動の仲間と出会える体験は人気が高い。持続可能なエコ体験の予約数は前年比196%増となっている**。

 受け入れ側も意識している。環境負荷の少ない洗剤を選び、リサイクルや、ゲストに公共交通機関の利用を勧めるほか、ソーラーパネルを設置するなど、できるだけ環境に負荷を与えない努力をするホストが全体の88%を占める*。

  Airbnbグローバルポリシー&パブリックアフェアーズ(公共政策)責任者のクリス・レヘイン氏は今回の事業を通じて、「我われの生き方が地球環境にどのような影響を及ぼすか、世界中の人々と一丸となって考えられるよう呼びかけていく」と語った。

 応募は下記から。

http://airbnb.com/sabbatical
http://airbnb.com/sabbatical

*2018年、Airbnbゲストのアカウントから特定の国に旅をしたゲストを任意抽出してアンケートを実施。1万2000件近くの回答を集計したゲストの意識データ。アンケート調査回答への謝礼や報酬は支払われていない。

**2018年8月1日~2019年8月1日、環境にやさしい宿泊施設(「土の家」「ユルト」「ツリーハウス」「テント」「ネイチャーロッジ」「ログハウス」にあてはまる建物タイプ)と、Airbnb体験を予約した全世界の宿泊者数の伸び率を前年同期と比較したAirbnb社内のデータ。

***応募資格は応募時に18歳以上であること。2019年11月から12月までの1か月間、ボランティアは市民科学者として研究活動を行うためにチリと南極への渡航が可能であること。遠征と研究に携わるレベルの英会話ができること。市民科学者5人の最終選考結果発表は、2019年10月30日。「南極研究の旅」サバティカルのボランティアは、次の国と地域の在住者が対象。アルゼンチン、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、デンマーク、ドバイ、フランス、ドイツ、アイルランド、インド、イタリア、香港特別行政区、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、ロシア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾地区、タイ、英国、米国。

シンガポール政府観光局、観光大使の斎藤工さんに自身の名を冠した蘭を贈呈 

2019年9月24日(火) 配信

シンガポール政府観光局のマーカス・タン北アジア局長(左)とシンガポール観光大使で俳優の斎藤工さん

 シンガポール政府観光局(STB)は9月24日(火)、シンガポール観光大使として活躍した俳優の斎藤工さんの功績を称え、斎藤さんの名前がついた新種の蘭を贈呈した。シンガポールの「国立蘭園」で9月25日(水)から数日間展示される。

  同日に都内で行われた会見で斎藤さんは「デンドロビウム・サイトウタクミ」と命名された蘭を手に、観光大使としての約2年間を振り返った。「シンガポールのカルチャーや、人と人とのつながりなどに魅了されていった。両極のものを融合できる国で、そこから生まれるオリジナルを僕たちも学ぶべきものがある。今後も同国との関係をより深くしていけたらと思う」と述べた。

自身の名前がついた蘭を手に語る斎藤さん

 シンガポール政府観光局のマーカス・タン北アジア局長は斎藤さんの名がついた蘭について、「耐久性があり、鮮やかな色でエネルギーに満ちている」と説明。そのうえで、「多忙な中でもつねにエネルギーがある彼のよう」と斎藤さんを称えた。さらに「強い情熱で、私たちと消費者を強く結びつけてくれた」と観光大使としての活動にも感謝を述べた。

 シンガポールでは、国花である蘭の新種に政府要人や有名人の名前を冠し、贈呈することが長年の伝統となっている。これまでにエリザベス女王や雅子皇后らの名前も命名されている。

 斎藤さんは2017年8月に日本人初のシンガポール観光大使に就任し、今月で退任となる。

 

 

 

 

 

 

JAL、丸紅と設立したビジネスジェット会社のサービス開始

2019年9月24日(火)配信

写真はイメージ(C)Gulfstream Aerospace Corporation

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)は2019年9月24日(火)、1月に丸紅(柿木真澄社長)と共同で設立したビジネスジェット運航会社の「JALビジネスアビエーション」(紺戸隆介社長、東京都大田区)がこのほど旅行業登録を完了し、チャーターフライトの手配や運航支援などのサービスを本格的にスタートしたと発表した。

JALビジネスアビエーションが提供するサービス

 JALビジネスアビエーションは、次の3つのサービスを本格的に開始した。

チャーターフライト手配

◇顧客の要望に基づき、安全で快適なビジネスジェット運航会社を選定し、チャーターフライトを提供する。

◇①定期便からの乗り継ぎ、海外都市間の移動②日本発着の国際区間③日本国内区間のフライト手配——を行う。(※JAL国際線に加えて、JAL便以外の定期便からの乗り継ぎも可能)。

◇JAL便を利用して海外で乗り継ぎを行う際、主要空港でエスコートサービスを提供する。

◇チャーターフライトに搭乗した顧客へ、区間に応じたマイル積算のサービスを実施する。(※JALマイレージバンク会員が対象、フライトマイル・JMB提携航空会社としての積算ではない)

運航支援・グランドハンドリング

◇国内各空港でのビジネスジェットの運航支援・グランドハンドリング、そのほか発着に関わるサービスを手配する。

オーナー所有機マネジメント

◇世界大手のビジネスジェット運航会社Jet Aviation社と協力し、スケジューリング、乗員・格納庫・整備の手配をする。

「JALビジネスアビエーション」とは

 JALビジネスアビエーションは、チャーターによる利用者の移動手段の手配のみならず、日本の利用客が保有するビジネスジェットの運航支援と整備の手配などのすべての業務に携わることで、さらに高い品質・利便性を提供し、常に最高のサービスを届けるよう努めている。

 世界の406都市(2019年6月28日現在)に就航しているJALと、ビジネスジェットに関する知見・ノウハウを有する丸紅は、今後も必要なインフラ改善に努め、あらゆるシーンでビジネスジェットをもっと身近に利用してもらえるよう手伝いをし、安全で快適、そして時間価値を最大化した渡航を提供することで、日本の経済活性化、社会の進歩発展に貢献していく考え。

「宿にITを活用できる人材が必要」 産学官の視点で議論

2019年9月24日(火) 配信

パネルディスカッションのようす

 日本工学院と東京工科大学を経営する片柳学園はこのほど、「今後のホテル・旅館業界の求める人材像」をテーマにパネルディスカッションを開いた。産学官の視点から、宿の抱える人手不足や生産性向上について議論し、ITを活用できる人材の必要性などを確認した。

 登壇者は、観光庁観光産業課参事官の小熊弘明氏、帝国ホテル情報システム部長の花井伸二氏、ホテル銀水荘執行役員経営企画室室長の関太郎氏、タップ会長の林悦男氏の4氏。進行役は立教大学観光研究所特任研究員の玉井和博氏が務めた。 

 討論の冒頭、立教大学の玉井氏は人手不足について言及。「産業界側は優秀な人材を希望しながら、具体的な人材像には触れてこなかった」と指摘した。一方、学校側も「投資や金融をマネジメントできる人材を育成する『オペレーション教育』が必要」だが、難しい現状を紹介した。

 そのうえで、観光立国を目指す観光庁の小熊氏に、行政の立場から観光業界の人材育成について意見を求めた。

立教大学観光研究所特任研究員の玉井和博氏

観光庁

 小熊氏は、宿泊業の人手不足について「従業員の高齢化」も一つの特徴として提示した。60~80代の割合が3割を占め(総務省「2017年の就業構造基本調査」)、「全産業と比較しても多く、離職率も高い」と指摘した。

 労働生産性の低さも課題だ。ITを活用して「効率化、生産性の向上に成功した事例」などを共有していく取り組みも説明。さらに、観光業界の経営トップ育成へ、旅館・ホテルのマネージャーらを対象にした中核人材向けの講座や、現場の実務人材向けのインターンシップを実施しているとも紹介した。

観光庁観光産業課参事官の小熊弘明氏

帝国ホテル

 日本を代表する帝国ホテル(東京都千代田区)でも、「接客にかける時間は3割、裏方の仕事が7割を占める」と、限られた滞在時間の中で「スタッフがいかにお客様との接客時間を増加させられるかを課題としている」(花井氏)。「裏方仕事のIT化を加速させる」ことが急務で、「ハイテクに支えられたローテクなサービスの実現」を目指している。

 帝国ホテルの年間延べ宿泊者数は約43万人。室稼働率は82%。外国人宿泊者数は日本人と同じ割合まで比率を上げており、「今後も伸び続ける」と予想する。

 同ホテルでは、タブレット約280台とパソコン約1300台を使用している。Wi―Fiサービスは1日当たり約6200台の利用があるが、「サイバー攻撃は月45万件に達する。ITサービスの安心・安全を提供することも大事なサービス」と、ITセキュリティーに関わる専門人材の必要性を強調した。 

 さらに、「宿泊前後のデータを取得しているが十分に活用できていない」と点を指摘。「航空会社や、空港からの移動手段などの顧客データを積極的に活用し、満足度の向上をはかりたい」(花井氏)と述べた。

帝国ホテル情報システム部長の花井伸二氏

ホテル銀水荘

 一方、「おもてなし」に定評のある静岡県・稲取温泉のホテル銀水荘も人手不足に悩む。

 同ホテルの関氏は「接客スキルだけでなく、情報活用もできる人材の確保と、若い世代の活躍できる環境整備が必要」と課題を整理した。「人によるホスピタリティと、ITを活用できる人材がこれからの旅館に求められると思う」。

 同ホテルの客層は団体の宴会利用が中心だったが、今は個人旅行客が主流となっている。宿の選定も、大規模な宣伝によるブランド構築から、SNS(交流サイト)やOTA(オンライン旅行会社)のクチコミが、決め手となっている。

 ホテル銀水荘では、ビッグデータの活用や、定性的な分析にも着目し、OTAのクチコミから、ニーズを分析できるシステムを導入している。より詳細にクチコミを分析するため、システムを運用できるIT技術者を確保したい考えだ。

ホテル銀水荘執行役員経営企画室室長の関太郎氏

タップ

 ホテルのIT化を進めるタップの林氏は、ホスピタリティ工学の視点から、「これからのホテルは、自分の泊まるホテルは自分でオペレーションするようになる」と語った。スマートフォンで予約とチェックイン、レストランの予約、チェックアウトまで済ませる。

 米国のホテルではテクニカルロボットがルームサービスしたり、熱海ではチェックインしたら、前回宿泊した際に客が設定した温度で客室の温泉が自動に出るシステムなどを紹介し、「技術がサービスという形に変化する」と述べた。

 これらを実現するために、林氏は「ホスピタリティ精神を持ち、システムを運用できるIT人材が必要」と強調した。

タップ会長の林悦男氏

日本旅行、10月5日出発限定「いすみの秋 お楽しみ列車」売り出す

2019年9月24日(火) 配信

いすみ鉄道キハ28型気動車

 日本旅行(堀坂明弘社長)はこのほど、台風15号により被災した千葉県を観光で支援しようと、10月5日(土)出発限定のいすみ鉄道を利用した「いすみの秋 お楽しみ列車」を売り出した。

 千葉県内を走るいすみ鉄道も一時運転を見合わせたが、9月14日(土)に再開し、現在は平常通り運行している。「台風被害の影響で、旅行を見合わせたお客様も多く、改めて房総を訪ねていただくきっかけになれば」(日本旅行)とツアーを企画した。

 いすみ鉄道では、JRで活躍していた気動車が「懐かしい昭和の観光急行列車」として走っている。同ツアーでは、この急行列車の旅を楽しんでもらおうと、キハ28型気動車を大原―上総中野―大多喜間で貸切列車とする。車内では、伊勢エビ(1人半身)など、いすみ鉄道沿いの地元産品をふんだんに使用した行楽弁当を提供する。

 さらに、往路の大原―大多喜間を、「跡見学園女子大学いすみ市活性化プロジェクトチーム」の学生がアテンダントとして案内する予定だ。

 同大学といすみ市は連携協定を結んでおり、学生らは観光客と地元住民とのつなぎ役となって、いすみ鉄道の活性化を支援していく。

 ツアーは午後0時36分に急行1号の貸切車両で大原駅を出発。行楽弁当などを楽しみながら、午後1時46分に上総中野駅に到着。折り返し急行4号の貸切車両で午後2時出発。大多喜駅に午後2時22分に到着し、解散。

 旅行代金は大人1人9800円。募集人員は30人(最少催行人員10人)に設定している。

 申込みURL(https://va.apollon.nta.co.jp/isumi191005/)まで。

新潟のオープントップバス、10月DCに合わせて2コース運行

2019年9月24日(火)配信

チラシ表紙

 ケー・オー・ケー・ケー(ハミングツアー)は、2019年10月1日(火)から始まる「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて、新潟市内の名所をめぐるオープントップバス「宙(そら)バス」の新コースの運行を10月5日(土)に始める。みなとまち新潟の歴史や食文化を知ることのできる、午前と午後に分けた2コースを提供する。

 午前コースは、「新潟一の眺望『朱鷺メッセ展望室』と豪商の館『旧齋藤家別邸』を訪ねる、みなとまち探索コース」。下車観光では、Befcoばかうけ展望室や旧齋藤家別邸、ピアBandaiをめぐる。

 午後コースは、「豪農の館『北方文化博物館』と湊町の歴史が残るゾーン『みなとぴあ』を訪ねる、歴史文化探究コース」。下車観光では、北方文化博物館や峰村醸造、みなとぴあ、メディアシップそらの広場をめぐる。

 運行期間は2019年10月5日(土)~12月22日(日)の土日祝日。除外日は10月12日(土)、10月13日(日)とする。両コースとも所要時間は約4時間、料金は見学料込みで大人2000円、子供1000円。

 そのほか、コース詳細や申込方法は下記から。

問い合わせ先

◆オープントップバスに関すること

 株式会社ケー・オー・ケー・ケー(ハミングツアー)

 TEL:0570-037154

◆新潟開港150周年記念事業に関すること

 新潟開港150周年記念事業実行委員会事務局

 (新潟市2019年開港150周年推進課内)

 TEL:025—226-2162(直通)

近畿日本ツーリスト首都圏、第2弾「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」を発表 10月1日(火)から受付開始

2019年9月24日(火) 配信

 近畿日本ツーリスト首都圏(田ヶ原聡社長)は10月1日(火)から、「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」の抽選販売の受け付けを始めると発表した。2競技の観戦チケットと宿泊を組み合わせた「東京2020オリンピック競技観戦 コンボシリーズ」の第2弾となる。

 今回売り出すのは、日本のメダルが期待される陸上競技(トラック&フィールド)・テニス・バレーボール・卓球の中から1競技と、東京ベイゾーン開催の1競技の計2競技を観戦する2泊3日のツアー。東京ベイゾーンの観戦競技は、出発日によって異なる。

 同社では第3弾以降の抽選販売も行う予定で、詳細はメールマガジンと東京2020応援サイトで随時公開していく。

KNT-CTホールディングス 東京2020応援サイト
https://www.knt.co.jp/tokyo2020/
KNT-CTホールディングスは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャル旅行サービスパートナーとして、社員一体となって大会を応援してまいります。

コースの一例

 

※料金はいずれも2人1室利用時の1人料金。ほかにも、卓球、テニスの観戦コースがある。

【コンボシリーズの行程】

1日目 自宅・・ホテル(泊)、2日目 ホテル・・競技観戦(メダルが期待される競技)・・ホテル(泊)、3日目 ホテル・・競技観戦(東京ベイゾーン開催競技)・・自宅 ※移動は各自負担、朝食2回付き

 コンボシリーズは、特典「5つのWonderポイント」の対象となる。①注目のオリンピック競技観戦を確約②VRフェンシングなど先端技術を用いた“誰でも競技体験”③競技ルールや注目ポイントなど“見どころ解説セミナー”④東京2020期間中を楽しむ、便利な“オリジナルグッズ”⑤チェックイン前、チェックアウト後も荷物の預かり、“好立地ホテルに連泊”--。

HIS、学生旅行をより安価で身近に 早期成約割引や支払いを遅らせる「出世払い」サービスも

2019年9月24日(火) 配信

サービスイメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS)は9月20日から、早期成約での割り引きや友人らにシェアできるクーポンなどを組み込んだ学生専用の旅行商品を売り出した。就職活動の前倒しで内定の早期化が進み、大学生の春休みである2~3月の学生旅行の予約が秋ごろから本格化すると予想。市場の新たな動きに対応する。

 若年層の海外旅行者は近年好調だ。日本人出国者数を世代別でみると、20~24歳の市場は2016年以降2ケタ増。性別・年齢階層別構成比率では20代女性の出国率が24・9%(出典:法務省)でもっとも高く、海外旅行市場をけん引する存在となっている。19年の学生旅行市場も「今年の学生旅行市場も盛況化が進む」(同社)とみる。

 一方、学生が「学生旅行」を考えるとき、第一の不安は金銭面。今回は35日前までの成約で最大5000円を割り引くほか、1人当たり500円引きとなるグループ割り、友人からシェアされた人が使えるクーポンなどを用意。旅行代金の支払いを最大7カ月後まで遅らせることができるサービスも展開し、より安価で身近な「学生旅行」となるよう、学生に寄り添った施策をそろえた。

 「スマートフォンの普及でさまざま情報が飛び交う今こそ、 画面の中ではない、 本物を現地で見て感じてほしい」(同社)。学生旅行専用ツアーパンフレットは関東地区のHIS店舗に置き、店舗と専用WEBサイトで販売していく。

パパっと決めたらお得になる「早め割」

 9月20日から売り出した学生専用ツアーパンフレット掲載商品とドッカンプライス商品は、35日前までの成約で最大5000円引きとなる。添乗員同行の旅impressoの商品では成約日に応じ最大1万円引き。

一緒に行くともだちを増やすと安くなる「ともだちの増割」

 同一行程・同一内容で新規に申し込んだグループを対象に、3人以上のグループで1人当たり500円引き、 それ以降は1人増えるごとに500円ずつ割り引く。最大8人グループで1人当たり3000円引きとなる。一方、添乗員同行の旅impressoの商品では8人グループ以上も対象。12人以上のグループであれば5000円引きとなるよう設定している。

 LINEで拡散 「ともだちの輪割」

 学生専用商品を予約した客がHIS限定の1000円クーポンをLINEでシェアし、シェアされた人が「ともだちの輪割」のクーポンを使ってHISで予約すると、予約した人の人数×1000円引きとなる。上限15人までで、最大1万5000円の割り引きとなる。

HIS資料より

 上記の「3大割り引き」については下記から。

旅行代金の「出世払い」

 18年に6000人以上が使った人気の旅行代金「出世払い」を7年連続で行う。HISのクレジットカード「スカイウォーカーカード」で決済することで国内・海外旅行問わず最大7カ月後まで支払いが延ばせる。支払い月までの手数料はHISが負担する学生限定のサービスだ。

「おねだりメーカー」 

 学生による広告研究会のコンテスト“Adfes2018”にてプロモーションコンテストで優勝した、神戸大学生が考えた「おねだりメーカー」を今年も展開する。「おねだりメーカー」は、旅行資金を工面したい学生が、親におねだりするのを後押しするプレゼン資料を簡単に作成できるもの。

LINEで気軽に“現地”に相談「海外コンシェル」サービスで旅ナカを安心サポート

 学生旅行で初めて海外旅行をする人も多いため、現地でのサポート体制も充実させた。HISが展開する海外現地法人の「世界70カ国で安心の24時間サポート」と、 23の国と地域で「LINEで気軽に“現地”に相談 海外コンシェル」のサービスを提供する。

旅行中にHIS現地スタッフとLINEを使って客の疑問・相談に回答するもので、「我われ独自の旅先の不安を解消するサービスとして好評いただいている」という。

学生による学生の為のコラボレーションツアー

 学生旅行専用パンフレット(アメリカ編)の巻頭特集は、日本大学芸術学部の学生が実際に訪れ、取材し、学生の目線で企画したツアーをHISがコーディネートしたもの。「北カリフォルニア」・「南カリフォルニア」の2コースあり、南北それぞれの魅力を詰め込んだハイライトツアーとなっている。

 例えば、ヨセミテ国立公園やレッドウッド国立州立公園、 サンタモニカやジョシュアツリー国立公園など、1人では回りづらい広大なカリフォルニアの観光地を日本語ドライバーガイドと一気に巡ることができる。

<ツアー概要>

ツアー名:行っちゃえ!カリフォルニア学生旅行5日間

旅行代金:19万9800~29万9800円(燃油サーチャージ込み)

利用航空会社:ANA、 ユナイテッド航空のいずれか

添乗員:なし。 現地係員

最少催行人員:10人/減延泊不可

食事:なし(機内食除く)

発着地:成田空港

 南カリフォルニアコース(10人催行)は下記から。

https://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-ASO0003-ST20
https://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-ASO0003-ST20

 北カリフォルニアコース(10人催行)は下記から。

https://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-ALX0003-ST20
https://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-ALX0003-ST20

「トラベルスクエア」特典与えるなら「太っ腹」で

2019年9月23日(月) 配信

外国人観光客の特典はどうせやるなら「太っ腹」に(写真はイメージ)

 今年の夏もドイツ・フランクフルトに在住の実姉のところに25日間、ホームステイしてきた。まさに旅行というより、暮らしに行く感じだが、それだけに姉夫婦のドイツでの日常の過ごし方が分かって興味津々だ。
 
 そして、海外にいるからこそ分かる、日本のある種のサービス哲学の欠如が見えたりもする。
 
 ある日、姉がフランクフルトの日本領事館に用事があるから、一緒に行かないか、と誘いがあった。10月中旬に、今度は逆に姉たちが日本に帰省して我が家を拠点に日本を回ったりするので、そのためのジャパンレイルパスの発行願いに行く、というのである。
 
 「そんなこと書面往復でできないの?」と聞くと、事前の手続きは郵便でやれても、最後は直接領事館まで行って、書類の直接手渡しなどだそうである。ただ、渡すだけ。待ち時間がなければ1分で済むことだ。
 
 しかも、それから1週間後パス発行の許可証が出るのだが、それも直接受け取りだ。2回も足を運ばなければならない。
 
 姉の場合はフランクフルトに住んでいるから、片道30分のドライブでいいが、これが近隣の諸都市、ドルトムントやケルンだったら、そのためだけに片道数時間かけなければならない。結構な仕事なわけだ。
 
 定額でJR乗り放題のこのパスはインバウンド客必携のものだが、こういう「サービス」を受けるために、どれだけ手続きの不便を強いられることか。JRさんが悪いのか、日本の外務省がいけないのか、よくわからないが、こういう外国人にお得なサービスは、もっと手続きを簡略化し、もっともっとユーザーフレンドリーにならないものか、と思う。誰もが入手しやすくして、どんどんJRを使ってもらう。その方が最終的には企業側もお得に思うのだ。
 
 勘ぐりに近いかもしれないが、日本のサービス業には特典を与えるけれど、そのために面倒な処理時効のハードルが高くて、面倒くさいや、と思えることが幾つもある。
 
 昔、都市ホテルでスムーズチェックアウトサービスというのがあった。朝の混雑時チェックアウトの行列に並ばないで済みますよ、というものだったが、それをするためにはチェックイン時に煩瑣な登録手続きをしなければならず、かえって面倒を感じたものだ。早いチェックアウトのためにチェックイン時に、待たされる。これって何なの?と思ったものだ。
 
 それにジャパンレイルパスは新幹線での、のぞみの乗車が不可。これの評判がすごく悪い。
 
 割引客を増やしたくない気持ちは分かるが、どうも煮え切れない。一旦、ユーザーに特典を与えようというのなら「太っ腹」で使ってもらうほど嬉しいという態度でいられないものだろうか?

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。