旅館で後払い決済を キャッシュレス化へ提携 日本旅館協会×Paidy

2019年9月17日(火) 配信

(左から)杉江社長兼CEOと、北原会長。会見は17日に全国旅館会館(東京・千代田)で開かれた

 日本旅館協会とクレジットカード不要で後払い決済ができる「Paidy」は9月17日、宿のキャッシュレス化に向け業務提携を結んだと発表した。250万口座を有する同社の利用者はとくに若者が多く、提携により旅館業界で不足しがちな若年層の取り込みをはかる。売上げの入金は100%同社が保証。キャンセルもせずに来ないノーショウといったリスクの抑制も狙いのひとつだ。20年6月までに協会の宿500軒に導入を目指す。

 同社の「Paidy翌月払い」最大の特徴は、事前登録とクレジットカードが不要な点となる。Eメールアドレスと携帯電話番号だけで、翌月にまとめて支払うことができる。見方を変えればアドレスと番号が身分証明の代わりになるような仕組み。

 買物時はアドレスと番号を確認したあと、4ケタの暗証番号が携帯端末に届き、入力すれば決済完了。暗証番号を打ち込んでから決済まで、AIにより平均0・5秒で審査を終えるという。

 手数料の具体的な数値は公表していないが、3・5%が旅館業界内の相場だという。

 Paidy利用者は10~34歳が6割を超え、男女比をみると女性が7割を占める。とくに25~34歳女性が全体の3割ほどとなっている。

 提携は両社にメリットがある。

 同社は協会会員約2500施設への導入が進み、サービス拡充に拍車がかかる。2020年までに1100万口座開設を目標に据えているため、達成への足掛かりにもなる。

 一方の協会側は、利用者の大半を占める若年層にアプローチできることが大きい。このほか、ノーショウのリスク抑制によるオペレーションの最適化、キャッシュレス化で利便性を向上して売上拡大がはかられる。

 「高齢者が増えているなか、旅行消費よりも貯蓄するという動きが業界に影響を与えている。将来、旅行のリピーターになってもらえる若者は非常に重要な購買層」。同協会の北原茂樹会長は17日の会見で、若年層の旅行消費促進へ時代に即した仕掛けが重要になるとの認識を示した。

 同社の杉江陸社長兼CEOは「我われはこれまでファッション業界に強みがあったが、今後は宿泊・旅行業界にも力を入れる。キャッシュレス化で宿の集客力を高め、観光立国にも貢献することができれば」と意気込んだ。

「瀬戸内国際芸術祭2019ひろがる秋」開催エリアの周遊性の向上へ GSMレンタカーの実証実験をスタート

2019年9月17日(火) 配信

実証実験車用の電動小型低速車両 「AR-04」

 ヤマハ発動機は9月28日(土)から、香川県・豊島でグリーンスローモビリティ(GSM)レンタカーの実証実験を始める。同実験は現地のレンタカー事業会社カレンスタイルと、三井物産と共同で取り組み、豊島で同日から行われる「瀬戸内国際芸術祭2019ひろがる秋」開催エリアの周遊性を向上させる。

 豊島は、豊島美術館はじめとする芸術施設・作品など、人気の観光スポットが多くある島。3年に1度開かれる瀬戸内芸術祭の年は、約30万人の観光客が訪れる。

 一方で、島内を巡るルートや絶景が望める「壇山」の頂上の展望台への道は坂道が多く、観光客が容易に観光スポットを巡回する移動手段が不足していることが課題となっていた。

 同社はこれまでも、カレンスタイルを通じて電動アシスト自転車「PAS」や電動スクーター「E-Vino」をレンタル車両として納入するなど、地域課題の解決に向けた取り組みに協力をしている。

GSMとは

 時速20㌔未満で公道を走行する4人乗り以上の電動モビリティ。国土交通省や環境省が、観光客の利便性の高い周遊手段や高齢者の移動のための交通手段の確保を目的に、環境にやさしいグリーンスローモビリティの普及を推進。地域の交通課題に応じた実証事業に対して支援を行っている。

初の国土交通大臣賞は百戦錬磨 第5回ジャパン・ツーリズム・アワード各賞決定 

2019年9月17日(火) 配信

各賞の発表をするツーリズムEXPOジャパン推進室の野口英明氏

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は9月12日(木)、第5回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の各賞を発表した。初の国土交通大臣賞は「百戦錬磨」の取り組み「農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス」が受賞した。

  同様に今年から設定の観光庁長官賞は「佐賀嬉野バリアフリーセンター」と「田辺市熊野ツーリズムビューロー」、「パラオ政府観光局」が選ばれた。受賞式は「ツーリズムEXPO ジャパン2019 大阪・関西」(10月24~27日開催)の初日に行われる。

 今年から新設された国土国通大臣賞を受賞した百戦錬磨は、訪日客を対象とした農泊を提案。受け入れ側である農家の課題解決に対応する取り組みや地域活性化につながる可能性が高く評価された。

観光庁長官賞には3団体が選ばれた。唯一、海外領域から選出されたパラオ政府観光局は国外からの来訪者に対し、自身のパスポートに自然保護を誓約させる画期的な取り組みを実施。政府が推進していることも評価され、受賞につながった。

 学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワードは、「エイチ・アイ・エス(HIS)」が獲得した。観光を学ぶ大学と大学院の学生19人が審査を担当。カンボジアの小学校に通う子供たちとの交流を組み込んだ海外旅行企画は、社会性の高い取り組みとして学生から高得点を得た。

 今回の応募件数は、国内外から209件(国内・訪日領域174件、海外領域35件)で、50件が最終審査に進んだ。

 ジャパン・ツーリズム・アワードは、ツーリズムの発展・拡大に貢献し、「ツーリズムEXPOジャパン」とのシナジー効果に寄与、または国内・海外団体・組織・企業の持続可能で優れた取り組みを表彰している。

 各賞の団体名と取組名は次の通り。

【国土交通大臣賞】

団体名:百戦錬磨(国内・訪日領域 ビジネス部門)

取組名:農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス

【観光庁長官賞】

団体名:佐賀嬉野バリアフリーセンター(国内・訪日領域 地域部門)

取組名:嬉野温泉のバリアフリー化は第 5 段階へ~民間救急との連携

団体名:田辺市熊野ツーリズムビューロー(同)

取組名:聖地・熊野における地域ぐるみの新しい観光モデルへの挑戦

団体名:パラオ政府観光局(海外領域 地域部門)

取組名:世界初の環境保護誓約「Palau Pledge の創造」

【エクセレントパートナー賞】

団体名:フィリピン観光省 (海外領域 地域部門)

取組名:ボラカイ島の復活、ツーリズムの持続的発展に向けて

【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】

団体名:エイチ・アイ・エス(HIS)(海外領域 ビジネス部門)

取組名:子ども達の未来の可能性を広げよう! カンボジアの小学校で課外授業! 子ども達と学び 合う旅

【DMO推進特別賞】

団体名:大雪カムイミンタラ DMO(国内・訪日領域 地域部門)

取組名:新たなスノーリゾートの形。都市と自然を活用した「都市型スノーリゾート」の取組

団体名:田辺市熊野ツーリズムビューロー(同)

取組名:聖地・熊野における地域ぐるみの新しい観光モデルへの挑戦

【デジタル活用特別賞】

団体名:ユーエム・サクシード(国内・訪日領域 ビジネス部門)

取組名:GPS 城廻りアプリを活用した「城おこし」プロジェクト

団体名:SoundUD 推進コンソーシアム(同)

取組名:音のユニバーサルデザイン化社会実現に向けた取組

団体名:ソフトバンク(同)

取組名:地域イベントと連動した多言語観光クラウドサービス「Japan2Go」の活用と動態分析事業

【UNWTO倫理特別賞】

団体名:佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター(国内・訪日領域 地域部門)〈2年連続受賞〉

取組名:嬉野温泉のバリアフリー化は第 5 段階へ~民間救急との連携

団体名:屋久島野外活動総合センター(同)

取組名:屋久島におけるエコツーリズムの推進

ツーリズムEXPOジャパン
https://www.t-expo.jp/biz/program/award.html
世界最大級のプロモーションフィールド「ツーリズムEXPOジャパン」開催!「世界のツーリズムをリードする」総合観光イベントとして、さまざまな産業が「観光」を軸に集結します!こちらは出展社様、旅行業界関係者様向けサイトです。

日本一早い紅葉をライトアップ! 北海道・層雲峡で「奇跡のイルミネートII」 9/14~10/14開催

2019年9月17日(火)配信

奇跡のイルミネートII リーフレット

 大雪山国立公園内にある層雲峡温泉街(北海道上川町)では、昨年好評を博した紅葉ライトアップイベントの第2弾「奇跡のイルミネートII」を2019年10月14日(月・祝)まで開催している。層雲峡温泉・紅葉谷の「日本一早い紅葉」を、幻想的な演出とともに楽しめる。今年はインタラクティブプログラム「もりのおとしもの」も初開催。会場内の幅5m×長さ15mの路面に投影された落ち葉が人の動きに連動し変化するという、大人も子供も楽しめるデジタルコンテンツだ。

 この催しは、上川町の若手有志による層雲峡未来観光戦略プロジェクト実行委員会が企画。温泉街の夜のアクティビティが不足していることに課題を感じ、「層雲峡に宿泊しなければ体験できないコンテンツ」として考案した。昨年度は3週間で約9千人が訪れた。

 イベント期間中は「層雲峡フォトコンテスト」や、大雪 森のガーデンで9月21日(土)、22(日)の2日間にわたり「大雪 森のガーデン秋まつり」も開かれる。またイルミネート企画と連動して層雲峡商店街でも各社でライトアップされたオブジェを配置した「夜散歩」を開催。毎日先着100名様限定で、「上川大雪酒造の酒かす」を使ったあま酒プレゼントも行う。

層雲峡の紅葉がライトアップ「奇跡のイルミネートII」

昨年の「奇跡のイルミネート」

開催期間:9月14日(土)-10月14日(月・祝)
開催時間:午後6:00-同9:00
会場  :大雪山国立公園・層雲峡温泉紅葉谷散策路
参加費 :奇跡のイルミネート会場への入場は無料。
 ※イベント期間中は毎日午後6-9時の間15分間隔で、層雲峡温泉入口から奇跡のイルミネート会場までの無料往復シャトルバスを運行する。

奇跡のイルミネートⅡ-層雲峡観光協会
http://www.sounkyo.net/news/detail.php?id=129
層雲峡観光協会公式サイトからのお知らせ新着情報

同時開催:「層雲峡フォトコンテスト」

 Instagramで「#層雲峡紅葉」をつけて投稿した人の中から入選作品を選出。入選された方には「上川町特産品」をプレゼントする。

キャンペーン期間:2019年9月14日(土)-10月14日(月・祝)
 ※入選作品は上川町のPRなど使用される。

上川町の秋を楽しむ「大雪 森のガーデン秋まつり」

 「奇跡のイルミネートII」の開催期間中でもある9月21日(土)、22(日)の2日間は、大雪 森のガーデンを会場に収穫の秋を楽しむ「大雪 森のガーデン秋まつり」を開催。大雪 森のガーデンで行われる秋のイベントは今年で4回目。昨年は約1千人が来場した。この秋まつりは「紅葉の中の大雪 森のガーデンを1日滞在型で存分に満喫する」をテーマに、食に遊び、芸術の秋を楽しめるイベントだ。

 「ぐるめエリア」では、鹿肉料理やジェラート、旬の野菜などさまざまな秋の味覚を提供。昨年新設された「遊びの森」では、最大直径8メートルのリング型の揺れるベンチやトランポリンがあり、卓球、輪投げなど、子どもたちが自由に遊べるアイテムも楽しめる。オホーツクを拠点に活動しているユニット「ホラネロ」やパーカッションアンサンブル「Forest」を招いた「森のコンサート」も1日2回開催する。さらに層雲峡温泉のお湯をつかった「足湯」や森の中でアフタヌーンティーを楽しめるコーナー(有料)も新登場。秋の魅力を存分に楽しめる2日間だ。また、ガーデン入園券の提示で新じゃがいものつめ放題にも参加できる。(数に限りあり)

開催日時:9月21日(土)、22日(日)午前10:00-午後3:00
 ※大雪 森のガーデンの営業時間は午前9:00-午後5:00(最終受付午後4:00)
会場  :大雪 森のガーデン 北海道上川郡上川町字菊水841番地8
参加費 :ガーデン入園料800円(中学生以下無料)

日本人は世界で一番「座席侵入を我慢」 フライト時の迷惑マナーに関する国際比較調査  エクスペディア・ジャパン

2019年9月17日(火) 配信

(提供:エクスペディア・ジャパン)

 エクスペディア・ジャパンがこのほど行ったフライトにおける迷惑マナーに関する国際比較調査によると、日本人は世界で最も「座席侵入を我慢」していることが分かった。同調査は世界23カ国の男女約2万人を対象にしたもの。

 隣の人が自身の座席スペースにまではみ出し、 ひじ掛けを占領するなどの態度をとった場合、日本人の26%が「無視をして我慢する」と答えた。対応としては「タイミングを見てひじ掛けを下ろし、 スペースを確保する」が最多で、次に「席を替えてもらえないかCAに丁寧に頼む」となった。

 一方で世界平均をみると、半数近い45%が「スペースをあけてもらうように直接言う」と回答。とくにドイツとオーストリアをはじめとしたヨーロッパの人が直接本人に伝える傾向があった。

(提供:エクスペディア・ジャパン)
(提供:エクスペディア・ジャパン)
(提供:エクスペディア・ジャパン)

 「後ろの人が座席を蹴ってきたときの対応」は、日本人で最も多い回答は「CAからやめてもらうよう伝えてもらう」がほぼ半数の49%。世界平均では、同回答は24%と日本人の結果に比べると半分以下となった。

(提供:エクスペディア・ジャパン)
(提供:エクスペディア・ジャパン)

  世界的には「直接本人にやめるように言う」という回答が1位で40%となり、日本人は19%で世界で下から3番目という結果となった。

 このほか、「空港や機内において、どんな振る舞いをする人を迷惑や不快に感じるか」という質問では、日本人の回答の1位は「酔っ払いの乗客」。次いで2位は「前の席を蹴ったり、つかんだりする人」、3位は「体調が悪く、ウイルスをまき散らす人」となった。

(提供:エクスペディア・ジャパン)

 1位から5位までのランキングは世界平均でも全く同一の回答で、「酔っ払いの乗客」が1位。「海外に行く際の長時間フライトなどでは、アルコールを飲む人も多くいるかと思いますが、他の乗客に迷惑をかけないためにも、ほどほどに抑えたほうが良いかもしれません」(同社)。

アンケート概要

サンプル数: 計1万8237人

調査期間: 2019年4月12日~4月29日

調査方法: インターネットリサーチ

調査対象: アメリカ、 カナダ、 メキシコ、 ブラジル、 イギリス、 フランス、 ベルギー、 オランダ、 ドイツ、 スイス、 オーストリア、 イタリア、 スペイン、 オーストラリア、 ニュージーランド、 シンガポール、 マレーシア、 タイ、 インド、 香港、 台湾、 韓国、 日本

※1年以内に飛行機に乗り、かつホテルに宿泊した人

※同調査では小数点第1位で四捨五入しているため、 足し上げても合計数値が100%とならない場合がある

 なお、2019年6月27日に発表したフライト内コミュニケーションに関する国際比較調査については下記から 

「星野リゾート 西表島ホテル」 沖縄県に10月1日オープン

2019年9月17日(火)配信

浜辺に隣接した西表島ホテル外観

 星野リゾート(星野佳路代表)は2019年10月1日(火)、沖縄県・西表島に「星野リゾート 西表島ホテル」をオープンする。八重山諸島で同社が運営する「星のや竹富島」に続き2軒目の施設となる。

 コンセプトは「イリオモテヤマネコが棲む島のジャングルリゾート」。西表島最大規模のリゾートホテルで全138室を備える。西表島の大自然を満喫できるアウトドアアクティビティや希少な生態系、島の文化に触れるツアーなどを通じて、西表島の魅力を満喫できる滞在を提供する。

イリオモテヤマネコが棲む奇跡の島「西表島」

ダイナミックアドベンチャー「ナーラの滝」

 ホテルが位置する西表島は、日本最南西端にある八重山諸島の1つ。珊瑚礁の海に囲まれ、90%をジャングルに覆われた亜熱帯の島で、天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめとした希少な動植物が生息していることから、「日本最後の秘境」とも称されている。

 面積は沖縄県内では沖縄本島に次ぐ大きさがあり、水が豊かなため、離島でありながら河川や滝でのアクティビティも楽しめる。河川にはマングローブが群生し、南国情緒のある雄大な景色を形成している。日本にあるマングローブ7種がすべて生育しているのは西表島だけとされ、西表島を含む地域は2020年に世界自然遺産への登録を目指している。

誕生1 環境省の自然保護官から野生生物の保護活動を学べる「やまねこの学校・課外授業」

写真③やまねこの学校(イメージ)

 西表島ホテルでは、イリオモテヤマネコをはじめとした希少な生き物について知るだけでなく、その保護活動に参加できるアクティビティを用意している。

 ホテルのロビーで毎夜開かれる無料のプログラム「やまねこの学校」は、ホテルのアクティビティガイドが西表島の自然環境や動植物について、映像を交えながら講義を行う。その課外授業として、環境省が運営する西表島野生動物保護センターに赴き、同省の自然保護官から直接講義を受けるツアー「やまねこの学校・課外授業」も提供する。

 講義後、イリオモテヤマネコの交通事故防止を呼び掛ける看板を、参加者のメッセージを添えて実際に道路に設置する保護活動に参加可能。自然保護官から詳しい話を聞き、貴重な資料を見て公式な保護活動に参加できる貴重な体験だ。

誕生2 とっておきの絶景ポイントを見つけられるスペース「ジャングル Kichi」

ジャングルKichi(イメージ)

 西表島はジャングルに覆われ、珊瑚礁に囲まれた絶景の宝庫。まだ誰も足を踏み入れていないような奥地や名前も無いような秘境に、そこでしか見られない絶景が広がっている。

 しかし、インターネットで検索しようにも地名もわからないため、たどり着くための情報をなかなか得られない。そんな悩みを解消するため、ホテル敷地内のジャングルエリアに入ったところに秘密の場所「ジャングルKichi(キチ)」がある。

 ジャングルKichi のシンボルは、西表島の宝である絶景が載った、いわば宝の地図。地図のいたる所にQRコードが付き、スマートフォンをかざすとその場所で撮られた絶景の画像が見られる。QRコードが付いている場所は西表島を知り尽くしたアクティビティガイドや旅人がSNSに上げた、とっておきの秘境。同施設は、地図から得た情報を元にどこまでいけるか計画したり、地図で見つけた絶景を探しに行く作戦を練ったりと、夢を膨らませワクワクした時間を過ごせる場所となる。

 また、無料で飲み物やお菓子を用意しているため、ジャングルに浸りながらのおしゃべりや、まったり過ごすのもオススメ。

誕生3 西表島を感じられるディープな食材をワイルドに楽しめる「ビュッフェレストラン」

ビュッフェレストラン(イメージ)

 ホテルでは「西表島ならではのワイルドな食体験」をテーマに、夕食と朝食をビュッフェスタイルで提供する。西表島ではカマイ(イノシシ)、ヒージャー(ヤギ)、ガザミ(ワタリガニ)と呼ばれるディープな食材が親しまれている。ビュッフェでは、「カマイの黒糖すき焼き」「ヒージャーのパエリア」「島ハーブの香る海鮮焼き」など、西表島のディープな食材を親しみやすい料理で提供する。

西表島ホテルのロゴについて

ホテルロゴ

 西表島を代表するホテルでありたい、という思いを込め、西表島を象徴する存在であるイリオモテヤマネコをモチーフとした。

 イリオモテヤマネコのもつ可愛さのみならず、生態系の頂点にある気高さや、西表島の人々がイリオモテヤマネコに対して持つ尊重の思いを表現するため、ワイルドさと可愛さを兼ね備えた凛とした表情した。また、インパクトのある表情は一度体験したら一生忘れられない、西表島の魅力も表している。

施設概要

 西表島ホテルのコンセプトは「イリオモテヤマネコが棲む島のジャングルリゾート」。客室は全室、ホテルの目の前にある浜辺に面する側にありデイベッドを備えているので、部屋でもゆっくり過ごすことができる。ホテルはレストラン、フリーラウンジ(ジャングルKichi)、プール、スパ、ショップを有し、だれが滞在しても安心して快適に西表島を満喫できるリゾートホテル。

名称:星野リゾート 西表島ホテル(イリオモテジマホテル)

 :Hoshino Resorts Iriomote Hotel

所在地:〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町字上原 2-2

階数・延床面積:地上 4 階・8,881平米

客室数:138 室(スーペリアツイン132 室、デラックスツイン6室)

付帯施設:レストラン、屋外プール、Kichi、スパ、ショップ、コインランドリー、シャワールーム

アクセス:

 石垣港離島ターミナルから西表島上原港行きフェリーで約 45 分、上原港から車で10分

otomo、世界から訪れるラグビーファンへ応援CP始める プライベートツアーで全国各地の魅力を

2019年9月17日(火) 配信

サービスイメージ(提供:オトモ)

 外国人旅行者向けプライベートツアーを行うotomo(オトモ)は「ラグビーワールドカップ2019日本大会」にあわせ、2019年9月17日から11月2日までの期間限定で「ラグビーファン応援キャンペーン」を行う。特設ページで試合の開催地周辺のツアープランを紹介し、ツアー料金が通常の20%割引となるクーポンを発行する。世界から訪れるラグビーファンに、プライベートツアーを通じて全国の魅力ある観光地を楽しんでもらう。

 世界20カ国が参加するラグビーW杯は9月20日から始まる。国内全12都市で計48試合が予定されている。大会期間中には海外から約40万人ものラグビーファンが訪日する見通しで、試合にあわせ各地を飛び回る。

 オトモは全国15都道府県で300種類以上のプランを提供している。専属ガイドは600人以上。すべて独自の実地調査を経て作られた、地域の特色を吸い上げたプランが強みだ。

 「(ラグビーW杯では)長期休暇を取って各地に足を運ぶファンが多く、地域の魅力を生かした我われのサービスとの親和性が高い」(同社)。試合観戦が目的で訪日したラグビーファンに、各地でより深い旅行体験を提供することで、観光による地域振興に力を入れる。

 一方、来年には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開かれる。同社は、今回のラグビーW杯で「ノウハウを蓄積する」と述べ、来たる東京五輪に向けサービスの磨き上げにも取り組んでいく考えだ。

<開催エリア周辺のおすすめツアープラン>

【北海道】 札幌のソウルフードを食べ尽くす、サイクリングの旅!

【宮 城】 潮風が心地良い!変化に富んだ美しい冒険島、浦戸諸島を巡る旅!

【埼 玉】 世界が認めた和紙産地・小川町へ!酒蔵見学と和紙づくりツアー

【東 京】 都会の中の別世界!日本庭園や寺を巡り、日本人の精神に触れる旅

【神奈川】 煌めく宝石箱は君のもの!横浜の夜景巡りと居酒屋体験の旅

【愛 知】 「クルマのまち」豊田市で発見!自動車産業の過去と未来を知る旅

【大 阪】 歴史ある城下町で、日本一熱狂的な祭り「だんじり祭り」を体感!

【京 都】 17酒蔵100種類から選んで試飲!京都伏見の日本酒巡りプラン

【兵 庫】 日本最古⁉︎1400年続く有馬温泉で、ディープな温泉文化を体験する旅

【福 岡】 猫好きの聖地へ!人より猫が多い島「相島」へ出かけよう!

開催エリア周辺のおすすめツアープラン(提供:オトモ)

「津田令子のにっぽん風土記(53)」地域全体のことを考える老舗旅館~静岡県・熱川温泉編 ~

2019年9月14日(土) 配信

静岡県・伊豆で3つの旅館を経営する
伊豆熱川 源泉湯守り 玉翠館ほか専務取締役 太田 宗志さん

 太田宗志さんは専務取締役として静岡県の伊豆半島で3つの旅館を経営している。創業100年を超える老舗で、東伊豆町の熱川温泉にある「伊豆熱川 源泉湯守り 玉翠館」に、10年前から「奈良偲の里 玉翠」、昨年から「伊豆高原 大室の杜 玉翠」が加わった。

 
 太田さんは熱川温泉で生まれ育ち、中学からは東京や京都の学校へ進学、東京で広告会社に勤めた後に湯布院の亀の井別荘の社長のお世話になり、熱川に戻ってきた。
 
 「お客様のニーズがどんどん変わってきています。団体客が減る一方で外国人のお客様が増えています。色々な変化に対応しなければならないのは大変ですが、楽しい点でもあります」。
 
 そんななかで、大切にしているのはお客への対応だ。祖母である大女将、母である若女将からは「心を売る商売」と言われてきた。「予約の電話一本とっても、苦手な食べ物を聞いたり観光情報を提供したりもします。お客様のようすを感じ取って対応するようにしています。言葉で表すのは難しいですね」。
 
 また若女将は「うちの旅館だけ人が入っていても、地域として人が入っていなければ、長い目で見ると衰退する」と繰り返し話していたという。太田さんは今、熱川観光協会で集客関係の部長を務め、その言葉を具体化する取り組みを進めている。ホームページやパンフレットでは一部の旅館だけではなく、公平性を考えてバランスを取りながら紹介している。地域の飲食店や施設などの振興も考えている。ネット商品にくじ引きをつけ、地域での消費を促す施策も初めて試みた。さらに、広域での集客を考えて同じ東伊豆町にある稲取温泉と連携し、お互いの地域を紹介し合うチラシを作成した。
 
 個人での取り組みも行っている。伊豆半島の人にインタビューし、人を通じて伊豆を伝えるウェブサイト「いずみーる」を立ち上げ、SNS(交流サイト)に300以上の写真を掲載した。「観光サイトと差別化するため、大手の観光サイトではできないことをと考えました」。サイト名は「伊豆」と亡き母の名前「いずみ」をかけているそうだ。
 
 「玉翠」はそれだけで旅の目的地となるような素晴らしい宿だ。宿の経営者が地域全体のことを考えているというのは、地域にとって大変心強い。「熱川温泉だけでなく、東伊豆町、そして伊豆半島として集客をして『伊豆か箱根か』と言われるくらいにしていきたい」と笑顔で話す。
 
 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 
 
 
 

 

「The Okura Tokyo」 開業 伝統と先進の機能性を融合 

2019年9月13日(金) 配信 

オークラ プレステージのロビー(提供:ホテルオークラ東京)

 ホテルオークラ東京(東京都港区)は9月12日(木)、4年間建て替えを進めてきた旧本館跡地に、The Okura Tokyo(ジ・オークラ東京、梅原真次総支配人)と新たな名称で開業した。グループの旗艦ホテルとなるラグジュアリーブランドとして、国内外の賓客を迎え入れる。 

 建物は伝統と先進を融合させた。日本の美を基調とし、情緒と歴史をまとう17階建ての「オークラ ヘリテージ」と、機能性と情緒に重点を置いた41階建ての「オークラ プレステージ」の2棟で構成している。 

 「オークラ プレステージ」は、オークラの代名詞として長く愛されてきた「オークラロビー」を再現した。「オークラ・ランターン」や、「麻の葉紋の木組み格子」、「梅の花のテーブルと椅子」などを復元した。公共性を高め、くつろぎの空間を提供するため、広さは1・2倍に拡大した。

 部屋は15種類、508室を設けた。最もオーソドックスな「ヘリテージルーム」は全84室。広さは53~63平方㍍で、料金は1泊1室2人で10~11万円(税・サ別)としている。

 同客室は6~17階部分にあり、浴室の窓を大きく取った「ビューバスタイプ」、リビングを広くした「ワイドリビング」などを用意。全室にはスチームサウナとジェットバスを完備している。9階より下の客室にはバルコニーも設置した。

ヘリテージルーム

 宴会場は19の会場を有する。最も広い宴会場「平安の間」は、1968平方㍍で天井の高さは7・5㍍。最大利用人数は着席で900人、立食2千人、シアター形式で2300人。ニーズや規模によって3つに区切ることも可能だ。

 内装には、平安時代の建築に見られるデザインをイメージした扉や絨毯などを用いた。

 レストランは日本料理の「山里」とフランチの「ヌーヴェル・エポック」、中華料理の「桃花林」、鉄板焼きの「さざんか」、洋風料理の「オーキッド」の5つ。

 このほか、バー3カ所と結婚式場・披露宴会場2カ所、ジム・プール1カ所、ショッピングアーケードなどを備えている。

 「オークラ プレステージ」の8―25階はオフィスフロアとして運用する。

HIS×小学館「美的」コラボ第2弾 ベトナムの魅力的な“美”を意識した旅を

2019年9月13日(金) 配信

コラボ企画第2弾

 エイチ・アイ・エス(HIS)は9月13日、美容誌「美的」(小学館発行)とのコラボ企画第2弾として、「キレイを磨く美的旅 ベトナムツアー」の販売を始めた。

 第1弾のベトナム人女性向けたベトナム発の「美的」訪日ツアーは「大きな反響を得た」(同社)という。このため、今回は日本人の女性に向けの、ベトナムの魅力的な“美”を意識した旅、「キレイを磨く美的旅 ベトナムツアー」を企画した。

※HIS資料より

 約300着から選ぶお気に入りのアオザイ(ベトナムの民族衣装)に身をつつみ、注目の新エリア「タオディエン地区」やピンクの教会「タンディン教会」など最新スポットを巡る。このほか、ベトナム南部の名物料理でデトックス効果のある「花鍋」を味わうことができる。

 ラグジュアリークラスホテル内の有名スパ「スパインターコンチネンタルサイゴン」での贅沢スパ体験も、別途費用で体験可能となっている。

 なお、商品販売を記念して9月19日(木)、H.I.S. The ROOM of journey(池袋パルコ営業所)で、「キレイを磨く美的旅 ベトナムツアー」のイベントを開く。当日は「美的」のモニターモデルと司会者によるパネルディスカッションを行い、“美”を意識したベトナムツアーの周知をはかる。

ツアー概要

ツアー名:人気美容誌 「美的」×H.I.S.コラボ企画 キレイを磨く美的旅 ホーチミン4日間

出発日:2019年9月24日(火)~2020年3月31(火)

旅行代金:59,800円~(燃油サーチャージ込み)

利用航空会社:ベトナム航空

添乗員:なし。現地係員/最少催行人員:2人/延泊可(最大旅行日数10日間)

食事:朝2昼0夕1(機内食除く)/発着地:成田空港

https://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-NSV0254-FG9A
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※今後、大阪(関西国際空港)、名古屋(中部国際空港)、福岡(福岡空港)発着ツアーも販売予定