読者の皆様へ 本紙購読料改定のお知らせ

 

2019年9月11日(水) 配信

 

 

 旅行新聞新社は2019年10月1日号から、「旬刊旅行新聞」の年間購読料を1万6500円(本体価格)+消費税に改定いたします。

 弊社は創業以来、内税方式とさせていただいておりましたが、消費税を別途外税方式でお預かりいただくように変更させていただきます。

 同日から消費税率が8%から10%に引き上げられるため、税込みの年間購読料は、1万8150円となります。また、1部売りは500円(本体価格)+消費税で550円で販売いたします。

 近年の新聞製作における印刷コストの高騰などに加え、紙面をお届けする発送料金の相次ぐ値上げにより、このたび新たな料金を設定させていただきました。

 なお、購読期間が2年間、3年間の長期購読につきましては、追加で差額の消費税をいただくことはございませんので、次期更新までは、今まで通りのご購読をお願い申し上げます。

 本紙はこれまで以上に、皆様に有益な情報を提供してまいります。ご理解をいただき、末永くご愛読いただけますようお願い申し上げます。

【旅行新聞新社】

沖縄・石垣島で「アイランダーサミット石垣」開催 観光客向けの体験型プログラムも実施

2019年9月10日(火) 配信

石垣島(イメージ)

 沖縄県石垣市(中山義隆市長)は10月3日(木)~6日(日)の4日間、「アイランダーサミット石垣」を開く。急速に高まる観光需要に対して新たなアプローチを見出し、住環境バランスを考慮した共生型ツーリズムの促進につなげていくのが目的。姉妹都市のハワイ・カウアイ島をはじめ、国内外から有識者や専門家を招き、アイデアや施策について話し合い、解決法を探る。

 サミット初日(10月3日)は、基調講演に隈研吾氏が登壇する。新国立競技場や石垣市役所新庁舎の設計をした同氏が「地球にやさしい島のあり方」について語る。基調シンポジウムは、「地球社会の未来を考える島へ」をテーマに、石垣市長やカウアイ郡長、イタリア・サルディーニャ島のセウーロ市長、慶應義塾大学の前野隆司教授らが討議を繰り広げる。

 2日目(10月4日)は、同サミットのメインである分科会を行う。「島」をベースにした“環境”や“経済”、“音楽”など9つのテーマを設ける。カウアイ島とサルディーニャ島のほかインドネシア・バリ島からの有識者や予防学者の石川善樹氏などが登壇する。

 3日目(10月5日)は、石垣島を訪れている観光客や市民が参加できるプロジェクトを実施。環境問題のひとつとして取り上げられる「漂着ゴミ」は、海に囲まれた石垣島も例外ではない。10年前からこの課題に取り組んでいるボランティア団体「海LOVEネットワーク」とともに、砂浜に打ち上げられたごゴミを拾うビーチクリーンを体験できる。

 “食”の体験もある。ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」では、サルディーニャ島から来島したシェフと石垣島のイタリアンレストランのシェフが協働でイタリア料理を作り上げる。八重山農林高等学校などの協力を得て、地元の食材をふんだんに使用し、石垣島ならではのイタリア料理を観光客らに振る舞う。

 そのほか、「日本のハワイ」を演出する「KINI アロハフェスティバル2019」や石垣市内の高校と国内の大学が参加する「高大連携フォーラム」なども実施する。

 会場は石垣市内各所とフサキリゾートホテル&ヴィラズで、プログラムによっては浜辺にグランピングテントを張り、海風や星空の自然を体感しながら進めるものもある。

 サミット開催中の10月初旬、石垣島は真夏の暑さは少し和ぐが、まだマリンスポーツが楽しめる時季。期間中に石垣島を訪れる人は、石垣島で初めて行われるサミットに参加することで、通常の観光では味わえない発見があるかもしれない。

アイランダーサミット石垣 実施概要

日時:2019年10月3日(木)~6日(日)

会場:石垣市内各所、フサキリゾートホテル&ヴィラズ

主な日程別プログラム:

【10月3日(木)】基調講演(隈研吾氏)、基調シンポジウム

【10月4日(金)】アイランダーセッション(分科会)

【10月5日(土)】イシガキ・エクスペリエンス(体験型プログラム)として、「海LOVEフェスタ2019」(ビーチクリーン)、「高大連携フォーラム」(協力:産業能率大学、麗澤大学、八重山地区県立学校長会)、「KINIアロハフェスティバル2019」、「ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」

【10月5日(土)】クロージングセレモニー

キックオフイベント【9月28日(土)、29日(日)】「キャンピングアース」(キャンプイベント)

農林水産物の消費拡大へ 「フード・アクション・ニッポン アワード2019」の検品会を実施

2019年9月10日(火) 配信

米そうめん

 農林水産省は9月5日(木)、東京都内で「フード・アクション・ニッポン アワード2019」の検品会を開いた。今年は、最終審査委員10社に星野リゾートを加え、観光の視点からも日本各地の魅力的な産品の発掘と流通拡大をはかる。

 「フード・アクション・ニッポン アワード」は、全国の優れた産品を表彰することで、消費者に魅力をPRし、農林水産物の消費拡大を目指し設立された。一次産品と調味料、加工食品、中食、飲料の5つのカテゴリーに分類される。最終審査委員10社はそれぞれ、受賞産品1品を選び、自社流通網に沿って消費者に販売、提供する。

 今年は全国から1491産品の応募があり、その中から最終審査委員企業のバイヤーらが書類審査を通じ100産品を決定。5日に行われた検品会では、味やパッケージなどを確認した。最終審査会は10月17日に行われ、会場では生産者が産品の概要やこだわりなどをアピールする。

 また、今回初めて、消費者が決める「特別賞」を設け、5産品(各カテゴリー1産品づつ)を表彰する。投票は、10月1日~10日までロンギングハウス新宮前で開催される「フード・アクション・ニッポン」で実施。食堂では、1次審査を通過した100産品を組み合わせた定食メニューを数種類用意する予定だ。

葉渡莉と瑠璃光でタイオリエンタルニューハーフレビューショーを実施

2019年9月10日(火) 配信

タイオリエンタルニューハーフレビューショー シャングリラ2019

 よろづや観光が運営する葉渡莉と瑠璃光(石川県・山代温泉)で9月21日(土)から、タイオリエンタルニューハーフレビューショーがスタートする。

 同館で魅惑の本場タイの神秘的なニューハーフレビューショーが開催が2年ぶり。華やかで美しいショーは、「安心して鑑賞できる」と評判だ。また、今年は月~木曜日の平日に限り、ショーチャージ無料(ドリンク代別途)で観覧できるほか、毎週日曜日には昼公演を開催し日帰り入浴や昼食プランと合わせて楽しむことも可能。

タイオリエンタルニューハーフレビューショー シャングリラ2019 概要

期間:2019年9月21日(土)~2020年3月15日(日)

場所・時間:

葉渡莉(クラブ21)、午後9:00~午後9:20(20分間)

瑠璃光(シアター&クラブ能残月)、午後9:35~午後10:10(35分間)

※月2回程度、休演日がある

料金

月~木

宿泊:ショーチャージ 無料(ドリンク別)

外 来:ショーチャージ 1千円(税込・ドリンク別)

※飲み放題(2時間)3千円(税別)あり

金・土・日

外来・宿泊:飲み放題(2時間) 3千円(税別)

ショーチャージ込み。ビール、焼酎、ウィスキー、ソフトドリンクチップ券4枚1千円(税込)は場内でも購入可能。

日曜限定・昼公演 開催 @瑠璃光

開催日時:毎週 日曜日 午後2:00-午後2:35(35分間)

日帰り入浴プラン 、2千円(税込)ショーチャージ込、入浴込、チップ券2枚

日帰り昼食付プラン(要事前予約) ショーチャージ込、入浴込、チップ券2枚

瑠璃光弁当 4500円(税別・入湯税50円別)

雅会席 6千円(〃)

華会席 8千円(〃)

※全て1人の料金

ふるさと納税で納付先に訪れる返礼品提供 シールラリーで観光客の増加狙う

2019年9月10日(火) 配信

ふるさと納税における体験型プログラムをPRする

 ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合会(福井県・定住交流課)はこのほど、体感型ツアーを取り扱う自治体を紹介する「全国『ふるさとの魅力』体感プロジェクト」でシールラリーをスタートした。ふるさと納税の寄付者に対して、アクティビティなどの体験型PJを提供する自治体のをPRし、実際に訪れてもらうことが狙い。

 同キャンペーンは、同連合会のHPに掲載の対象プログラムに参加するごとにもらえるシールを3枚集めて、応募すると抽選で1~5万円相当の「ふるさと特産品」が当たる。実施期間は1月17日まで。

 同連合会はふるさと納税の本来の趣旨と理念を全国に伝えようと、2017年5月に設立。現在、72の自治体が加盟している。8月と11月を「ふるさと納税月間」として、都市圏で街頭PRやメッセージコンクールなどを実施している。

 同連合会は「ふるさとの魅力を実際に見て、聞いて、全身で感じることにより、納付先の地域は本人や家族にとって、何にも代えがたい『ふるさと』になるはず」と感動体験の広がりを期待している。

キャンペーン概要

主催:ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合
実施内容:ふるさと納税を通じて着地型の体験プログラム(アクティビティ体験や宿泊体験など)の参加者を対象とするシールラリーであり、参加ごとにもらえるシールを3枚集めて応募すると抽選でプレゼントが当たる。
プレゼント:ふるさと特産品(5万円相当)1人、ふるさと特産品(3万円相当)2人、ふるさと特産品(1万円相当)10人
対象プログラム数:105プログラム(5府県16市町村)※9月1日(日)時点で随時追加予定
実施期間:1月17日(金)まで
特設サイト:

 

 

 

ぐんまフラワーパーク、敬老の日に合わせて「花と暮らした昭和から平成時代」開催

2019年9月10日(火) 配信

「花と暮らした昭和から平成時代」

 カネコ種苗 ぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市)は9月14日(土)~9月23日(月・祝)、敬老の日に合わせて家族3世代で楽しめる企画展「花と暮らした昭和から平成時代」を開く。

 期間中、レストランでは昭和の学校給食を再現したメニューが提供されるほか、グランドゴルフ大会や寄せ植え教室が行われる。

 大花壇では、コスモスやセンニチコウ、ダリアが咲き、初秋の園内を彩る。9月21日(土)~23日(月・祝)には、花とアンティークをテーマにしたマーケット「古花市」も開く。

「花と暮らした昭和から平成時代」概要

主催:花と暮らした昭和から平成時代実行委員会

開催日程:2019年9月14日(土)~9月23日(月・祝)

開園時間:午前9:00~午後5:00

開催場所:フラワーホールおよび、園内

主なイベント:

9月14日(土)~16日(月・祝)花苗プレゼント・グランドゴルフ大会

9月15日(日)月明かりのダリアコンサート

9月16日(月・祝)とんとんポルケッタ(豚の丸焼き)

9月21日(土)~23日(月・祝)日光猿軍団による猿回し、古花市、発動機フェス

明光ネットワークジャパン、特定技能向け受験対策講座始める

2019年9月10日(火)配信

外国人への対策講座を設け、情報取得と学習の機会を提供する(写真はイメージ)

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパン(山下一仁社長、東京都新宿区)は2019年9月6日(金)、グループで運営する日本語学校のノウハウを生かし、特定技能1号技能測定試験「外食業・飲食料品製造業・宿泊業」向けの受験対策講座を開くと発表した。

 入管法の改正で新たな在留資格「特定技能」が新設され、企業は「特定技能1 号」として認定された外国人を上限5年まで雇用できる。同技能として認定されるためには、日本語能力試験と共に分野ごとの「技能試験」を受験する必要がある。在留資格「特定技能」での外国人受け入れは、日本の労働人口の減少に対する解決策の1つとして注目されつつも、外国人への周知や「技能試験」対策の準備が進んでいない現状があった。

 同社グループは、外国人への説明の機会と対策講座を設け、外国人に情報の取得と学習の機会を提供する。今回は、外食業、飲食料品製造業、宿泊業に向けた対策講座を実施するが、国内での試験実施日時の発表があった業種から、幅広く対応をしていく考え。同取り組みを通じて、外国人の日本企業への就職の機会の拡大と日本企業の人材不足解消に寄与していく。

講座概要

【宿泊業】

対策講座:2019年9月13日(金)~10月2日(水)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年9月3日(火)~9日(月)

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

【飲食料品製造業】

対策講座:2019年9月25日(水)~10月14日(月)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2 時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年9 月2 日(月)~18 日(水)

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

【外食業】

対策講座:2019年10月14日(月)~11月1日(金)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2 時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年10月上旬

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

実施場所

株式会社明光ネットワークジャパン 西新宿本社 セミナールーム

住所:東京都新宿区西新宿7丁目20番1号

(住友不動産西新宿ビル 29F/30F/32F(受付30F))

備考:

※掲載内容は発表時点の情報となる。そのほかの詳細は、株式会社明光ネットワークジャパン経営企画部のご担当者にご確認をお願いする。

 株式会社明光ネットワークジャパン 経営企画部 tel=03-5860-2112

【特集No.533】旅館ホテル組合と警察署が協定 外客対応など“別府モデル”全国へ

2019年9月10日(火) 配信

 大分県別府市旅館ホテル組合連合会(西田陽一会長)と別府警察署(佐藤由布美署長)は8月26日、同署内で「外国人旅行者などの対応に関する協定書」の調印式を行った。旅館やホテルで外国語対応が可能な人材が「通訳人」としてトラブル解決に協力する。併せて両者は風俗営業法ガイドラインも作成した。「接待」と「接客」の定義を明確にし、「接待」行為に当てはまらない宿泊施設は「風俗営業許可証の返納」への道筋も示された。旅館・ホテルと警察署が連携して「安全で安心な観光地」を目指す“別府モデル”が始動した。
【増田 剛】

 「外国人旅行者などの対応に関する協定書」は、別府市を訪れた外国人旅行者が困ったときに、市内の宿泊施設に勤務する語学堪能な人材がトラブル解消などに積極的に協力し、「安全で安心な別府市を目指していく」という内容だ。

 現在、別府警察署には、外国語の通訳が可能な警察官が約10人在籍している。しかし、3交代勤務のため、常時そろうことはなく、対応言語も英、中、韓国語など限られている。急増する外国人旅行者への対応に苦慮していた。

 9月20日には、ラグビー・ワールドカップ2019が開幕する。大分県内でも試合が開催され、外国人旅行者のさらなる増加が見込まれる。

 このような状況のなか、佐藤署長は「以前から別府市旅館ホテル組合連合会と対策を模索していた。今回の協定は課題解決の一つの方策となる」と両者の協力関係の強化に期待を寄せた。

 佐藤署長によると、6月13日に開かれた別府警察署協議会で、「訪日外国人対策」について委員に諮問を行ったところ、「『旅館・ホテルには外国語対応が可能な人材が豊富。旅館ホテル組合連合会の協力体制を整備することで、お互いに有用なシステムができるのではないか』との意見もあった」という。

 この意見に基づいて、両者が協議を重ねていった。意向調査では、同市内16施設66人の従業員が協力可能で、対応言語は7カ国語に及ぶ。

 今回調印した協定では、物の遺失や拾得、迷子(行方不明)、盗難被害届など、犯罪捜査に至らない程度の事案(警察事象)が対象となる。外国語対応が可能な66人は「通訳人」として無償で協力する。

 警察事象が発生し、警察で外国語対応ができないときには、警察官が当事者とともに、「通訳人」が勤務する宿泊施設に出向く。警察から「通訳人」への依頼は午前9時から午後5時までとし、30分程度を想定している。

 協力する旅館やホテルには英、中、韓、タイ語の「質問票」を備えている。外国人旅行者が「困っていること」を事前に記入することでスムーズな処理が可能になる。

安心して働ける 職場環境づくりへ

 一方、別府市旅館ホテル組合連合会の西田会長は、「困ったお客様には親切丁寧に接し、“別府温泉のファン”を増やしていきたい。そのために我われ組合は、別府警察署に最大限の協力をしていく」と強調した。「観光産業が成長し、地域に貢献し続けるには、これまで以上に安心して過ごせる安全な社会の確立が不可欠」との考えからだ。

 それだけではない。「優秀な人材を採用していくには、スタッフが安心して働ける職場環境づくりが必要」との視点から、別府警察署の指導のもと、「風俗営業法ガイドライン」を作成した。…

【全文は、本紙1766号または9月18日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

〈旬刊旅行新聞9月11日号コラム〉箸で食べると美味しい 繊細で、舌の上で味が何層にも広がる

2019年9月10日(火) 配信

お箸で食べると美味しい

 今夏は、出張する取材が続いた。新聞記者の仕事は、取材を終えた時点では、まだ仕事のスタートラインに立ったに過ぎず、この秋は会社のパソコンの前で一つずつしっかりと、特集記事にまとめようと決心した。

 
 そんなわけで、先週は月曜から金曜日まで、取材に出ることなく、机に座ってパソコンの画面に映る文字と格闘していた。
 
 毎日、規則正しく机の前で記事を書き続けていると、昼食も規則正しくなった。こう書くと、健康的な食生活になったように受け止められるかもしれないが、そうではない。月曜日から金曜日まで、会社近くのコンビニエンスストアで、同じ弁当を食べ続けてしまった。
 
 同じものを食べ続けることは、自分ではよくあるのだ。
 
 20代のころに働いていた会社では、近くにカレー店があり、1カ月で、昼夜を合わせて32食を食べたことがあった。別に「記録を作ろう」といった野心があったわけでもなく、「気づいたらそこにいた」というだけだ。上京してすぐのころは、マンションの隣にあった定食屋さんで毎晩、肉野菜炒め定食ばかりを食べ続けた。
 
 食に対するこだわりが弱いのか、「今日は何を食べよう」と考えるのが面倒くさいのか、気づいたら同じものを飽きるまで食べ続ける傾向にある。
 
 だが、こんな私でも食事の際にこだわるものがある。それは、この料理を「何で食べるか」だ。
 
 私は今のところ、幸いにも、箸とフォークとスプーンを使うことができる。この3つから自分の好きなもので食べる選択が可能だ。
 
 例えば、牛丼や親子丼、そぼろ丼などは、スプーンが用意されている店もあるが、私は必ず箸で食べる。グラタンやガパオライスもスプーンではなく、フォークだ。コーンバターも、スプーンで食べると一掬いで口に持っていけるが、フォークで食べた方が美味しいし、場合によっては先端の細い箸で一粒ずつ摘まみながら食べた方が、さらに美味しく感じる。
 
 以前、イタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」が上海で予定されていたファッションショーの宣伝動画で、アジア人女性がピザやスパゲティーを箸で食べようとして上手くいかないシーンを描き、「人種差別だ」と感じた中国で大炎上した。私がこの動画を見た率直な感想は、「滑稽さ」だった。
 
 「スプーンよりもフォーク、箸はさらに高度で複雑な指と脳の動きが必要である。その「箸を使う文化」のアジアを茶化したように映ったからだ。動画が何を表現したいのかが、どうしても理解できなかった。
 
 手や腕が自由に動かない人に、自動で口まで料理を運ぶ食事介助ロボットも開発されている。しかし、可能であるなら、人は自力で料理を自分の口に運びたいはずだ。私もそうである。なぜなら、その方が美味しいからだ。
 
 簡単にスプーンで掬って口の中に放り込むよりも、七面倒くさい箸の先端を駆使して口にする料理は、とても繊細で、舌の上で味が何層にも広がる。アジア人がフォークではなく、箸を選んだのは、きっと「その方が美味しい」と分かっていたからではないかと思う。箸を使うことによって、“より手の込んだ”美味しい料理を作ることが可能になったのだと誇りに思っている。
 (編集長・増田 剛)

 

 

 

日本最大級ハロウィンの祭典”カワハロ” 東京ゲゲゲイが登場

2019年9月10日(火)配信

ハロウィン・パレード(写真はイメージ)

 日本最大級のハロウィンイベント「カワサキ ハロウィン2019」(通称:カワハロ)が、2019年10月1日(火)~31日(木)までの期間、神奈川県のJR川崎駅周辺や各商業施設、各商店街で開幕する。昨年2,200人が参加した「ハロウィン・アワード」は27日(日)、新企画となる長さ50㍍の巨大ランウェイで子供が主役になれる「カワハロランウェイ」を26日(金)に実施する。

 今回は、平成から令和に新元号が変わったことから 「新時代への挑戦」をテーマに、未来ある若手クリエイターやパフォーマーを積極的に起用し、新たな時代の幕開けを象徴するカワハロを目指す。2020年に向けて、そして日本最大級のエンターテイメントとして、言語や国境、性別を超えたカワハロの魅力を未来に向けて発信していくことに努める。

今年のキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」!ハロウィン・パレードに初登場

今年のカワハロキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」

 カワハロの目玉でもある「ハロウィン・パレード」。昨年好評を博した、新川通りの全6車線を完全に封鎖したダイナミックなパレードは、日本最大級の大規模ハロウィンパレードだ。全長約1.7㌔のコースを、全国から集まる個性豊かな衣装に身を包んだ多くの参加者が、大通りを踊り歩く。

 パレードを先導するフロート車には、今年のカワハロキービジュアルである「東京ゲゲゲイ」が登場。今年のカワハロを象徴するように、パレードの先頭でダンスパフォーマンスやDJを披露し、パレードをさらに盛り上げる。

 世界で活躍するアーティスト集団「東京ゲゲゲイ」。カワハロプロジェクトチームが数年前から彼らにオファーし続け、ついに令和初のカワハロへの出演が決定した。キービジュアルは、川崎が誇る「工場夜景」をバックに撮影。芸術的・前衛的なカワハロの魅力や、多様性に富んだ川崎のイメージを世界に向けて発信する。

「ハロウィン・パレード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)午後2:00~4:00

場所:川崎駅東口エリア

 (駅前京急線高架下通り~市役所通り~平和通り~新川通り)

出演:東京ゲゲゲイ、ほか

※「ハロウィン・パレード」の参加申し込みは、最下にある公式Webサイトから

【10/27(日)開催プログラム】

パレード参加者約2千人が参加する「ハロウィンアワード」

昨年のハロウィンアワードグランプリ

 個性的・クオリティの高さ・楽しみ方などあらゆる面から参加者の仮装を評価し、優秀仮装を決める伝統の「ハロウィンアワード」。昨年より審査方法を大幅にリニューアルした。

 審査員が会場の川崎駅周辺エリアに自ら飛び出して、個性的な仮装者を見つけに行ったり、公式アプリ上に参加者に多数の写真をアップしていただいた中から、もっともカワハロらしいアイデア、クオリティ、そしてエンターテイメント性を評価して、グランプリをはじめ、各賞を決定していく。

 グランプリには、賞金50万円を贈呈するほか、各賞入賞者にも賞品を贈呈する。

「ハロウィン・アワード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)終日

場所:カワハロ会場エリア全体

審査:審査員回遊、ステージ審査

結果発表:2019年10月31日(木)

 ※詳細は後日、カワハロのwebサイトで発表される。 

毎年恒例の大人気イベントも開催!

「ダンシング・パンプキン」(アフターパーティー)

 毎年人気が高いパレード終了後のアフターパーティー「ダンシング・パンプキン」。ステージでは、パレード参加DJやパフォーマーが登場し、夜のカワハロを盛り上げる。昼間とは違い、夜の暗闇の中でよりリアルさを増したパフォーマンスにも注目!

<「ダンシング・パンプキン」開催概要>

日時:10月27日(日)午後4:00~10:00 ※予定

場所:ラ・チッタデッラ フットサルコート特設ステージ

その他のプログラムも随時情報解禁!

・今年初開催!川崎の「工場夜景」とのコラボ企画「ハロウィンナイトクルーズ」

・カワハロ第1回からの定番人気企画「ロッキーホラーショウ」

・大人気企画!名作ホラー映画「ZOMBIE」の音楽を生演奏上映「ゴブリン」公演

※その他、さまざまなプログラムを用意。決定次第、最下のwebサイトで発表する

※カワハロの各種プログラムへの参加申込やイベント詳細は、最下の公式webサイトから

【10/26(土)開催プログラム】

 今年初企画となる、子供とファミリーが長さ50㍍のランウェイ楽しむ「カワハロランウェイ」を開催する

カワハロランウェイ(写真はイメージ)

 川崎駅東口にある商店街「銀柳街」のアーケード内に、長さ約50㍍のランウェイが出現。約1,500人のお子様とファミリーが、思い思いの仮装で登場し、スポットライトを浴びてハロウィンの街の主役になれる新企画。

<「カワハロランウェイ」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前11:00~午後5:00 ※予定

場所:銀柳街 アーケード内

料金:1組500円

参加者:キッズ、ファミリー限定

申し込み方法:カワハロ公式webサイトから事前申込

復活企画!ハロウィンをテーマにした縁日などが家族で楽しめる「キッズ・ハロウィン・パーク」

 ファミリーに人気が高い「キッズ・ハロウィン・パーク」が復活。ハロウィンをテーマにした縁日のほか、ブースやステージなど家族で楽しめるイベントがいっぱいだ。

<「キッズ・ハロウィン・パーク」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前10:00~午後5:00

場所:ラ・チッタデッラ フットサルパーク内

カワサキ ハロウィン公式webサイト