フォーティーズ、4月開業のららぽーと門真巡るツアー 5月29日の日帰り旅オンライン販売

2023年5月15日(月) 配信

ツアーのイメージ
 フォーティーズ(岡武史社長、大阪府大阪市 )はこのほど、4月17日(月)に開業した三井ショッピングパーク ららぽーと門真(大阪府門真市)や万博記念講演(同吹田市)のバラ園を巡る日帰りバスツアー「薔薇も買い物も今が旬!ららぽーと門真に行こう」をオンラインで売り出した。催行日は5月29日(月)。
 
 ツアーは大阪駅(大阪市)を出発後、万博記念公園バラ園を訪れる。昼食はホテル アゴーラ 大阪守口(守口市)で世界各国のシーフード料理を中心とした約40種類の料理を楽しめるランチバイキングを堪能する。その後、三井ショッピングパーク ららぽーと門真で買い物の時間を設ける。
 

阪急交通社グループの22年度決算 営業収益は216%増、営業利益は153億円に

2023年5月15日(月) 配信

 

阪急交通社グループは5月15日(月)、22年度決算を報告した

 阪急交通社グループ(阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪急トラベルサポート、阪神トラベル・インターナショナル)は5月15日(月)、2022年度(22年4月~23年3月)の決算を報告した。営業収益は前年比216・8%増の1914億円と大幅に増収した。営業利益は、国内旅行による増収をはかったほか、ソリューション事業による収入基盤の構築を進め、152億5700万円(前期は57億4800万円の損失)と黒字に転じた。

 国内旅行は、行動制限の解除を受けて商品の募集活動を積極的に行い、県民割・ブロック割の商品販売、高付加価値商品の開発を推進した。

 22年10月から全国旅行支援を活用した旅行商品でも募集告知を強化した結果、近距離・遠距離両方で復調し、添乗員同行の周遊型旅行と、個人型フリープランがともに伸長した。

 海外旅行は、22年5月から募集型企画旅行の告知を再開した。しかし、新型コロナの影響や燃油サーチャージの高騰、円安などの影響により、欧州や近距離のアジアでの回復の兆しは見えたものの、本格的な回復には至らなかった。

 訪日旅行では、入国制限の大幅な緩和によって訪日外国人旅行者数が回復したことで、徐々に取り扱いを増やしたが、次年度以降の案件が多かったことから、当期の販売は限定的だった。

 このほか、前期に引き続いて宿泊療養施設の運営や、自宅療養者の支援業務など、自治体からの受託業務に取り組んだ。

 今後の見通しとして、同社は、「新型コロナが2類から5類へ変更されたことで、アフターコロナへと社会経済活動が進んでおり、国内の観光産業の正常化のほか、海外の旅行需要も回復基調に向かうことが予想される」と捉えている。「国内旅行では、お客様の安心・安全の確保を最優先に、高付加価値商品を開発して提供することで、収益の最大化を目指す」考えだ。

23年春の褒章伝達式、あゆの里女将の有村氏、八幡屋女将の渡邉氏が褒章など授与

2023年5月15日(月)配信

写真左から清流山水花あゆの里女将の有村政代氏、八幡屋女将の渡邉和子氏

 政府が4月29日(土・祝日)付で、2023年度春の褒章受章者を発表した。国土交通省の受章者は5月15日(月)に伝達式を同省で行い、本紙関連では、黄綬褒章に受章した鮎里ホテル副社長・清流山水花あゆの里女将の有村政代氏、八幡屋女将の渡邉和子氏が褒章と褒章の記を授与された。

斉藤鉄夫国土交通大臣が祝辞を述べた

 伝達式の開催は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、19年秋の伝達式以来3年ぶり。式典で斉藤鉄夫国土交通大臣は、受章者に対しこれまでの活躍への感謝と今後の活躍を期待するとあいさつし、続いて同省もコロナ禍からの回復など重要な課題に向けてさまざまな施策を進めていくと祝辞を述べた。

正社員の人手不足 「旅館・ホテル」が75・5%でトップ(帝国データバンク調べ)

2023年5月15日(月) 配信

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 帝国データバンクは今年4月時点における人手不足に対する企業の動向調査を実施した。これによると、全業種で51・4%の企業が、正社員が「不足」と感じていることがわかった。業種別では「旅館・ホテル」が75・5%で、6カ月連続でトップとなり、深刻な状況が続いている。

 非正社員の業種別では、「飲食店」が85・2%と唯一8割を超え、最も多かった。「旅館・ホテル」は78・0%で2番目の高水準となった。

 調査は2023年4月17~30日に、全国2万7663社を対象に行われ、有効回答企業数は1万1108社(回答率40・2%)だった。

上高地開山祭が4年ぶりに通常開催 今シーズンは11月15日まで

2023年5月15日(月) 配信

第53回上高地開山祭式典のようす

 北アルプスの山岳観光シーズン到来を告げる第53回「上高地開山祭」(実行委員会主催)が4月27日(木)、長野県松本市安曇の景勝地・上高地で開かれた。コロナ禍や土砂災害の影響で中止や規模の縮小を余儀なくされて、4年ぶりの通常開催となった。

 鮮やかな青空と雪が残る穂高連峰のもと、梓川にかかる河童橋のたもとに多くの登山者や観光客が集まり、開山祭には、観光や行政の関係者など約100人が参列し、今シーズンの山の安全を祈願した。

 式典では、オープニングのアルプホルン演奏が響き渡り、厳かな神事の後には鏡開きや獅子舞の奉納が行われ、本格的な登山シーズンの幕開けを祝った。

 実行委員長で上高地町会長の小林清二さんは「コロナ禍による厳しい状況が続いたが、今年は入り込みの回復に期待したい」と話す。

 上高地観光旅館組合の青栁浩一郎組合長は「このように盛大に開山祭を迎えることができ、関係者としてほっとしています。新型コロナの分類も変わってくるので、ぜひ大勢の人に上高地を訪れて楽しんでいただければ」と笑顔で話した。

 今シーズンの上高地は11月15日(水)まで。

9月23日から大百済典 理解深める史跡や城巡る (百済文化祭財団)

2023年5月15日(月) 配信

過去のオープニングイベント

 韓国の百済文化祭財団(申光燮代表理事)は4月19(水)~22日(土)、公州市と扶余郡を巡るプレスツアーを実施した。9月23日(土)~10月9日(月)に、13年ぶり2度目となるイベント「大百済典」を開催する。同地域内には日本との友好関係を持ち、660年に滅ぼされたという国「百済」の歴史遺産のほか、特産品の栗を生かした商品を販売している。

 ツアーでは、より大百済展への理解を深め、楽しむことができるという史跡や城、寺などを巡った。開催に向けて準備を進めている同財団によるセミナーで詳しい大百済典の内容についても聞いた。

 公州市と扶余郡は隣接する地域。ソウルや仁川空港からは、バスで約2時間、釜山からは約4時間30分の場所に位置する。

 公共交通機関を利用する場合、ソウルから公州市へは韓国高速鉄道KTXを利用し、約1時間。扶余郡にはKTXとバスに乗り、約2時間30分でアクセスできる。両地域内を周遊で利用するバスは、路線網が複雑で本数も少ないため、貸切バスでの周遊がおススメだという。

 韓国への入国にはコロナ禍以降、発熱状態などを専用ウェブサイトで入力することで取得できるQコード、または機内や現地の空港などで配布される健康状態質問書の提出が求められている。なお昨年10月には、到着後に義務付けられていたPCR検査を撤廃した。マスクについては、医療機関と薬局で着用を義務付けられている。

700年の歴史百済 公州と扶余に首都

 百済は紀元前18年から660年にあった国。475~538年に現在の公州市である熊津に、538~660年に現扶余郡の泗沘にそれぞれ首都が置かれていた。また、日本をはじめ、現在の中国や東南アジア、インドへ技術や文化の発信を行っていた。当時奈良時代だった日本との交流については、日本書紀に記されているという。

 このため、さまざまな歴史遺跡が残されており、百済歴史遺跡として8カ所が世界遺産に指定されている。

 大百済典は1955年から毎年続く百済文化祭を世界的な歴史文化祭とするため、2010年からスタートした。10年に1度開催していく予定だったが、コロナ禍を受けて延長。4月20日(木)に開催した観光セミナーで、申代表理事は「日本と韓国で多くの水際措置が撤廃され、百済の王『武寧王』の逝去から1500年を迎えたことから開催を決めた」と説明した。

申光燮代表理事

 テーマは「大百済、世界と通じる」。目標とする来場者数は150万人で、海外からは2万人としている。

 日本人の誘客に向けては、見どころなどを紹介する日本語ウェブサイトを開設した。現地では日本語のパンフレットを配る予定だ。また、5月からは東京都などで旅行会社向けに説明会を開催していく。

 同イベントはドローンやレーザー、花火を用いるオープニングイベント「大百済典成功祈願」からスタート。その後、公州市と扶余市の文化財と百済の人物などをコンテンツにした水上ショーをはじめ、当時のようすを再現した熊津城パレードを行う。百済人の遊びを体験できるブースなども設ける。

 今年の大百済典について金聖哲総監督は「プロジェクションマッピングやドローンなど最新技術を用いて百済歴史を楽しめることが特徴」とアピールした。

世界遺産8カ所 公州市の城など

 8カ所の世界遺産のうち、公州に位置する公山城は、475~538年に首都だった熊津の防衛施設として機能していた城。武寧王などの王が居住。敵からの攻撃を防ぐため、傾きの大きい山の上に位置し、全長約2660㍍の城壁で囲われている。

公山城

 電気が普及していなかった当時、食料を長期間保管するため、土の下に作られた冷蔵庫や、貯水施設なども残っている。守門兵の交代式も実施する。

 麻谷寺には中心の殿「大宝光殿」と門を結ぶ極楽橋を渡ると死後、極楽浄土に行ける言い伝えがある。また、寺内の霊山殿にはそれぞれ顔が異なる約1千体の仏像が祀られている。韓国国内ではお祈り後目を開け、最初に目が合った像の顔が運命の人と似ているといわれ、若者に人気のスポットとなっている。

霊山殿

寺など位置の扶余 百済象徴の香炉も

 国立扶餘博物館には百済を工芸技術の高さ象徴する国宝「百済金銅大香炉」が展示されている。

 同香炉は悪運を断つために仏殿で香を焚く際に使われた器。仙人が住む理想の世界を表現した山には、トラやイノシシ、シカ、ワニ、ゾウ、翼を持つ魚など複数の動物を細かく表現し、台座は天に昇ろうとする龍が支えていることは、当時の技術力の高さを表す。また、百済には生息していないゾウが表現されており、現在のインドの当たりを指す南蛮との交流があったことを示しているという。

 世界遺産に指定されている扶余郡の定林寺は600年ごろに建てられた。百済滅亡後の高麗時代の1000年ごろに創られた8・33㍍の石仏坐像が残る。

 宮南池は王宮用の池の庭園。外のようすを把握するための高さ約10㍍のブランコが再現され、遊ぶこともできる。7月には池に1万本ほどの蓮の花を浮かべるソドント蓮祭りが開催される。

朝鮮時代再現の宿 団体個人周遊促す

 今回のプレスツアーでは、「公州韓屋村」に宿泊。市内に簡易的な宿泊施設しかなく、観光客の滞在時間が短かったことからさらなる周遊を促そうと、2010年に開業した。

公州韓屋村

 韓国の伝統的な宿泊を体験してもらおうと、韓国の多くで電気を用いている床暖房「オンドル」は、体の芯から温まるという薪で温める。さらに、着物の着付けや矢を投げて壺に入れる遊び、餅つきなどを体験できる。

 団体旅行を受け入れるため、最大9人が泊まれる客室を備えるほか、2人定員の個人旅行用の部屋も用意している。総客室数は56室。

 ツアーでは扶余ロッテリゾートにも宿泊した。ゴルフ場や流れるプールなどを併設。さらに、アディダスやラコステが入居するアウトレットが隣接している。

公州の特産品の栗 パンやマッコリに

 公州の栗は大きく、甘いことが特徴。韓国国内ではほとんどの人が知っているという。公州市内ではお土産として、焼き栗や饅頭として販売。カフェでは栗のパンやラテを提供している。

 栗のマッコリは口当たりまろやかで、栗の風味に仕上げた。飛行機に持ち込むと気圧の影響を受けて味が変わってしまうため、現地での飲酒がおススメだという。

世界の旅行者78%が今夏の旅行を計画 観光需要の本格回復へ(トリップアドバイザー調べ)

2023年5月15日(月) 配信

トリップアドバイザーはこのほど、2023年夏の旅行動向を調べた

 トリップアドバイザー(マット・ゴールドバーグCEO、米国・マサチューセッツ州)はこのほど、2023年夏の旅行動向を調べた。同社が日本を含む世界5カ国の旅行者への意識調査と、同サイトの利用状況データを基に調査を行ったところ、78%の旅行者が今夏(6月1日~8月31日)の旅行を計画していると回答した。

 日本人旅行者では65%が今夏の旅行を計画していると答えた。前年同期が24%、23年春が49%だったことから、観光需要の本格的な回復が見える結果となった。

 同社サイトの利用状況データでは、23年のゴールデンウイークの国内旅行検索ボリュームは、19年比66%減だったが、今夏の旅行については19年比37%減となり、順調に回復していることが分かった。

 移動距離については、国内旅行を計画している人が80%、海外旅行が5%、国内・海外旅行の両方を検討している人が15%だった。

 23年夏の人気観光地は、国内が1位中央区(北海道)、2位恩納村(沖縄県)、3位宮古島市(沖縄県)、4位中区(神奈川県)、5位那覇市(沖縄県)。

 海外は、1位ホノルル(米国)、2位ソウル(韓国)、3位パリ(フランス)、4位バンコク(タイ)、5位シンガポール──の順。

 また、世界の旅行者による訪日旅行についての検索ボリュームから見る訪日旅行への意欲については、19年同期比は35%減、前年同期比は1212%だった。

 旅行の出費は、22年夏と比較して、今夏の旅行では出費が「22年よりとても多い」という回答が11%、「少し多い」が46%、「22年と同じ」が41%、「22年より少ない」が2%だった。

日本観光施設協会が10周年の節目 23年度は「組織強化の年」に

2023年5月15日(月) 配信

幾世英夫代表理事

 日本観光施設協会(幾世英夫代表理事、119会員)は5月12日(金)、東京都内で2023年度定時総会を開いた。今年は13年に一般社団法人に移行して10年の節目の年に当たる。新たな10年に向けた「組織強化の年」と定め、会員拡大に加え、国などへの陳情や意見の発信に努めていく方針を決めた。

 そのうえで、理事や若手を中心に、希望する会員で構成する「これからの10年を考える委員会(仮称)」を立ち上げる予定だ。

 幾世会長は「新型コロナの感染症法上の分類が2類相当から5類になり新しい時代を迎える。観光施設の業界では唯一の団体組織として、一人ひとりのお力を借りて、この大事な組織を存続させて新しい時代に向かっていきたい」とあいさつした。

 今年度は正会員の会費を前年度から3000円アップして1万8000円とし、組織強化に取り組む。

阪急交通社社長の酒井淳氏

 総会後には、阪急交通社社長の酒井淳氏が10周年記念講演「私と旅行業」を行った。

柿沼宏明観光産業課長

 懇親会には観光庁の柿沼宏明観光産業課長が出席し、「人が来れば来るほど地域の良さが守られていくことが大切。観光の力で持続可能な地域になるよう、観光施設の皆さんが中心プレイヤーとして役割を担ってほしい」と語った。

杉乃井が「宙館」宿泊者に期間限定夜活企画 LAVAコラボヨガなど

2023年5月15日(月) 配信

「宙館」ロビーテラスでヨガを開催する

 別府温泉杉乃井ホテル(鞍馬達也総支配人、大分県別府市)は、5月20日(土)~ 26日(金)まで「宙館」の宿泊者を対象に、ヨガなどを行う期間限定の夜活プログラム「SORAKAN Night ~星空の下で贅沢な“夜活”しませんか?~」を開く。夜ヨガプログラム「星空 夢ごごちヨガ」は全国でホットヨガスタジオを運営するLAVA(鷲見貴彦社長、東京都港区)とコラボレーションする。

 夜風が心地良い季節に同ホテルの最も高台に位置する「宙館」から、別府の夜景と満天の星を満喫して欲しいと企画した。夜ヨガは期間中の毎日、1日2回実施する。5月20日のみ、天体観測も実施する。

 ヨガは各回20人限定、天体観測は定員は設けない。参加は無料。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(148) 細部にこだわることで意識が変わる 強い意思で輝く行動

2023年5月14日(日) 配信

 

 細部に「魂」は宿ると言われます。先日利用した飛行機の中で、CAの行動に大変感動しました。飛行機がボーディング・ブリッジを離れる前に、CAが客席を確認して回るときのことです。私の座席に来たとき「シートベルトの確認をさせていただけますか」と声を掛けられました。シートベルトは着用していましたが、膝にコートがあったのでCAから確認ができなかったようです。

 最近のシートベルト確認は、音声やモニターで着用を促すだけで、CAの確認行動も減ってしまい残念に思っていました。以前は今回のように声掛けと、目視で確認されていました。音声案内のように、機械化が進みCAの人数も減り、出発前の業務がタイトになったことは分かります。ただ、効率化された業務については、「本当にそれで良いのか」と違和感を持っています。

 「何をする」かではなく、「何のために」という強い「根っこ」を持って経営すれば、現場力は高まります。シートベルトの着用は、アナウンスをすれば良いというだけではなく、お客様の安全な空の旅を守ることです。

 毎日の繰り返しではありますが、この瞬間の気持ちが薄れると大きなミスやトラブルにつながります。CAの仕事は、お客様の安全なフライトを守り、確実な再利用者を創造するために、高い満足度を生み出すサービス提供にあります。

 こうした、細部へのこだわりが、何のために仕事をするかという意識を高め、安全とリピートにつながる感動サービスを生み出すのです。私もその一声がフライトへの安心感と、その後の満足度を高める大きなきっかけとなったのです。

 あるクライアント企業のホテルに宿泊して、朝食を食べているときのことです。テーブルには感染予防のプラスチックボードがセットされていました。食事を終えたあと、テーブルを片づけるスタッフの行動に、このホテルのお客様を想う「根っこ」の強さを見ました。それは、食器を片付けた後にテーブルだけでなく、感染予防のボードを丁寧に拭いていたのです。その姿に大きな安心感が生まれました。

 その行動を取り続けることで、自らの仕事が安全を守ることと、お客様に気持ちよくお過ごしいただき、「またここで食事をしよう」と思っていただくお客様を創り続けることになる、というやりがいと誇りを生み出すのだと考えます。

 その行動そのものが感動サービスであったかということ以上に、その細部にこだわる想いと意識こそが、お客様の心を掴むより大きな感動行動を創り出すのです。一見無駄だと感じる行動にも、強い意思を持って取り組めばその行動は輝くのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。