上野村産業情報センター専務理事・瀧澤延匡氏に聞く 大自然生かした企業研修誘致へ

2024年4月4日(木)配信

瀧澤 延匡(たきざわ・のぶまさ)氏

 群馬県の最西南端に位置する上野村(黒澤八郎村長)は面積の95%以上が森林と、大自然が残る緑豊かな環境にある。環境省が選定する「脱炭素先行地域」にも選定され、「環境配慮型の『脱炭素の村』」として時代の最先端を進んでいる。併せて大自然を生かした新たな取り組みとして、企業のPBL(課題解決型学習)研修や、健康増進事業のプログラム開発といった仕組みづくりもスタートした。事業を担う上野村産業情報センター専務理事の瀧澤延匡氏に話を聞いた。

【増田 剛】

 ――企業研修などの受け入れに積極的ですね。

 上野村は「過疎の村を活性化させていくための産業づくり」を継続して実施しています。
 豊かな自然環境を生かしたクアオルト健康ウォーキングや、ノルディックウォーク、森林セラピーなど、さまざまなメニューやプログラムも備えていますので、これらの材料をさらに発展したカタチで企業研修として活用していただきたいとの思いをずっと持っていました。

川の観察学習のようす

 ――具体的にはどのような事業をされていますか。

 旅行会社の担当者とお話をするなかで、……

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北海道・上士幌町に旅行会社「十勝トラベル」が開業

2024年4月3日(水) 配信

左上:ナイタイ高原牧場 右上:冬の糠平湖 左下:熱気球 右下:タウシュベツ川橋梁

 北海道・上士幌町でホテル運営を行っているルイス・ミッシェル(丸山勇雄社長)は4月1日(月)、同町で完全子会社の旅行会社「十勝トラベル」を開業した。多様化する顧客のニーズに応えるため、企業や団体向けの視察ツアーなどを手掛けていく。

 企業・団体向けの企画プランの1つ「北十勝SDGs視察ツアー」は、第1回脱炭素先行地域に十勝管内から選定された2地域の取り組みを1泊2日で視察する。とかち帯広空港までの送迎と宿泊、視察が付いて料金は1人5万6133円から。各回6~15人まで。

 個人観光客向けのアクティビティツアーも企画する。上士幌町は1974年に全国で初めて熱気球大会を開催し、熱気球のまちとして知られている。雄大な山々と地平線を目の前に飛行・体験できる「熱気球体験パック」は、カミシホロホテル泊と30~40分の熱気球搭乗体験がセットで1人6万5000円から。1組限定で最少催行人数は1人。こちらは現在、町内の農繁期のため8月ごろの販売を目指している。

 同社は「今後は個人・団体問わず十勝エリアにお住まいの方の企画・手配旅行も請け負っていくのでお気軽にお問い合わせください」とアピールしている。

ANA X、宿フェスにブース出展 石川土産販売で関心維持

2024年4月3日(火) 配信

石川県の事業者が発売するスナック菓子やレトルトカレーなどを用意した

 ANA X(驫木一博社長、東京都中央区)はこのほど、全旅連青年部が主催する第2回 宿観光旅博覧会・宿フェス 2024 Ryokan Festival in Tokyoにブースを出展した。能登半島地震の発生を受けて、需要の落ち込みが懸念される石川県内の土産品を一般消費者に向けて販売し、魅力をアピールすることで、関心の維持につなげた。

 ブースでは、石川県内の事業者が発売するスナック菓子やレトルトカレーなどを用意。さらに、沖縄県のラフテーや福岡県の焼うどんなどの土産も販売した。

 会場内のステージでは、「温泉宿アワード 泉質自慢の宿」でグランプリを受賞した山形座 瀧波(山形県・赤湯温泉)とコラボし、現地から大型モニターで宿の魅力を発信した。

 総務人事部の山岡翔平氏は「石川県内の産品を購入してもらうことで、事業者の経済的な応援にもつなげたい」と語った。

7月開業のプレミアムシリーズ2ホテルの予約開始 大江戸温泉

2024年4月3日(水) 配信

大江戸温泉物語 Premium ホテル壮観(イメージ)

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツは4月2日(火)から、7月にリニューアルオープンするプレミアムシリーズ2ホテルの予約を開始した。施設は「大江戸温泉物語 Premium ホテル壮観」と「大江戸温泉物語 Premium 鬼怒川観光ホテル」。

 「大江戸温泉 Premium ホテル壮観」は宮城県・松島町の「旧大江戸温泉物語 ホテル壮観」で、7月15日(月)にオープンする。日本三景の1つ、松島湾を望むロケーションが強み。プレミアムラウンジもこれを最大限に生かすよう設計する。総客室数は133室(定員525人)で、宿泊料金は1人1万8900円(1室大人2人利用時)から。

 他方、「Premium 鬼怒川観光ホテル」は栃木県日光市にある「旧大江戸温泉物語 鬼怒川観光ホテル」で、7月22日(月)にオープン。自然豊かな森をイメージし、ラウンジも落ち着いた雰囲気が魅力という。総客室数は172室(定員1005人)。料金は壮観と同様。

安定した産業観光モデルの確立支援 支援対象の地域を募集中

2024年4月3日(水) 配信

全国産業観光推進協議会と日本観光振興協会

 全国産業観光推進協議会(最明仁会長、東京都港区)と日本観光振興協会(山西健一郎会長、東京都港区)は4月30日(火)まで、「産業観光磨き上げ支援事業」の支援対象地域を募集している。事業は2024年度から26年度までの3カ年の中期的なスパンで設定。地域とともに課題の明確化や目標設定を行い、安定した集客と収益を生み出す産業観光モデルの確立を支援する。

 両者は20年にわたり、全国産業観光フォーラムの開催や産業観光まちづくり大賞の実施、出版物の発行など産業観光の普及に取り組んできた。これらにより、多くの地域で産業観光が観光振興の柱の1つとして取り組まれるようになってきたが、集客や収益化への課題を抱える地域もある。こうした課題に対応するため、これまでの産業観光に関するノウハウやネットワークを生かして中期的な支援を行っていく。

 対象は①地方公共団体②観光協会③商工会議所・商工会④観光地域づくり法人(DMO)――。複数連携で実施するものも対象となる。適した地域の要件として、すでに産業観光に取り組んでいることと、単独の主体が応募の場合、関係するほかの主体との連携体制が明確であること、国や都道府県などの補助事業に申請する予定があること。

 具体的な支援プログラムとしては、関係者会議・ワークショップ・シンポジウムなどの設営支援や産業観光のマーケティング分析への助言・講習会の開催、先進地域とのマッチングなどを挙げる。

 支援事業実施にあたり、期間中に行う産業観光事業の一部経費を日本観光振興協会が負担する。負担額の上限は年間100万円(税込)で、超える部分は地域の負担となる。

 詳細や応募はWebサイトから。

日本旅館協会未来ビジョン委員会、旅館の未来像提言 ホテレスでセミナー開く

2024年4月3日(水) 配信

会場のようす

 日本旅館協会(大西雅之会長)の未来ビジョン委員会は今夏、旅館の未来像を示す提言を発表する。エネルギーコストや原材料費などの高騰のほか、人手不足など宿泊施設がさまざまな課題を抱えるなか、世界に誇る旅館の文化を持続させたい考え。このほど、第52回国際ホテル・レストラン・ショーでセミナー「リョカンのミライを考える」を開き、これまでの検討成果を報告した。

 第1部「旅館は持続可能なのか」では、未来ビジョン委員会委員長の相原昌一郎氏(新井旅館、静岡県・修善寺温泉)が登壇。宿泊業の人手不足の原因について、厚生労働省が発表した昨年における全産業の平均賃金は31万1800円だったのに対し、宿泊飲食サービス業は25万7500円と低水準にあることや、宿泊業における1週間の平均所定労働時間は36時間35分と全産業で最も長時間であることを挙げた。

相原昌一郎氏

 そのうえで、宿泊業では深夜や早朝に働くことが求められることから、「(全産業の平均を)上回るぐらいでないと、労働市場で選択してもらえない」と語った。「地方は人手が足らないので、都市部での募集が欠かせない。都心より条件が劣るままでは、地方の宿泊業は人手不足を解決できないだろう」とも話した。

 これらの課題を解決するため、「未来ビジョン委員会は『リョカン(Ryokan)を世界共通語に』を掲げる」と語ったうえで、「旅館が自信を持ってすべての人に本来の価値を届けることで、適正な料金をもらえるようにしたい」と話した。

 「旅館は旅館らしく自信を持って経営することで、世界に通用し、評価され、賞賛されるだろう」と持論を展開した。

 旅館の本来の価値については、独自の価値を持ち、地域社会に貢献し、地域の文化伝統を守っていることのほか、働きがいのある職場として選ばれ、業界全体の底上げに貢献し、世界基準の多様性に対する配慮がなされていることとした。

 第2部では、リョカン(Ryokan)を世界共通語とするために必要な取り組みを説明した。

桑島大介氏
田辺大輔氏
関口征治氏
細川ゆり氏
片岡良介氏

 冒頭に登壇した同委員会の桑島大介氏(北こぶし知床ホテル&リゾート、北海道・斜里町)は

JTBグループ、「未来から現在をつくる」新入社員480人が入社

2024年4月3日(水)配信

JTBの山北栄二郎社長

 JTBグループは4月1日(月)、東京・渋谷のヒカリエホールでグループ会社16社の2024年度合同入社式を開いた。今年は480人が入社し、昨年の370人を大きく上回った。JTBの山北栄二郎社長は新入社員に向けて、「今年のテーマは『未来から現在(いま)をつくる』。未来に向かってともに頑張っていきましょう」と力を込めた。

 山北社長は冒頭、JTBグループのこれまでの歩みとビジネルモデルの変遷を振り返り、コロナ禍を通して策定されたグループブランド体系「The JTB Way」を共有した。コロナ禍で交流の姿が大きく変化してきた世代の新入社員に向けて、「地球を舞台に新交流時代を切り拓く。デジタルが進化して交流が変わっても本質は変わらない。人は交流することで心の豊かさをつくっていく」と訴えた。

 そして、JTBグループの事業ドメインである「交流創造事業」に触れ、旅行会社ではあるが「旅行会社という言い方をしていない。交流創造もしていく会社、交流からつくっていく会社」と強調したうえで、交流には「人を満たす力、社会を発展させる力、地球の豊かさを守る力がある」と語った。コロナ禍の厳しい状況から回復に向かう現在、「成長軌道の中で大きく土台を作ろうとしている。来年以降、大きく飛躍をする土台がほぼできてきた。そういうところに皆さんは入社する」と激励した。

 このほか、JTBグループが重要とするテーマとして、「サステナビリティ」、「DEIB(多様性・公平性・包括性・帰属性)」、「人財」についてそれぞれ説明した。

入社式では新入社員480人が一堂に会した

 最後に24年のJTBグループ全体方針である「未来から現在(いま)をつくる」に触れ、新入社員に「10年後、20年後の未来、何が起きるかワクワクすることは多くあると思う。そのために会社がどう変わっていかなくてはいけないのか、皆さんの力で考えてほしい。JTBグループがこれから発展していくなかで、ぜひ皆さんの力をふんだんに発揮していただき、未来に向かってともに頑張っていきましょう」とエールを送った。

 新入社員の決意表明では、各グループ会社の代表者が登壇し、それぞれの想いを乗せた決意を示し、新たな旅行業の担い手として熱く語った。

スプラトゥーン3の駅弁をJR博多駅で限定発売 やまや

2024年4月3日(水) 配信

カモン!キュウシュウ限定駅弁(イメージ)

 やまやコミュニケーションズ(山本正秀社長、福岡県・篠栗町)は4月1日(月)から、九州旅客鉄道(JR九州)の博多駅コンコース内の駅弁当で「カモン!キュウシュウ限定駅弁」を売り出した。JR九州と任天堂のNintendo Switch(TM)用ゲームソフト「スプラトゥーン3」がタイアップするプロジェクト「スプラトゥーン3×JR九州 カモン!キュウシュウ」にあわせて、5月12日(日)までの期間限定で展開する。

 博多駅限定の同駅弁は「スプラトゥーン3」の登場キャラクターであるイカとタコ、シャケなどの魚介類を使用した。ロゴが入った海苔をはじめ、博多名物の「やまやの辛子明太子」、さつまあげ、ホッケとイカのすり身あげ、タコキャベツカツなどで「スプラトゥーン3」の世界観をイメージした。

 販売箇所はいずれもJR九州博多駅構内1階の駅弁当方口店と駅弁当筑紫口店。価格は1750円(税込)。同駅弁の購入でノベルティーシールが1枚付く。なお、シールは2種類でランダム封入となる。

阪急交通社24年度入社式 酒井社長が新入社員80人へエール送る

2024年4月3日(水) 配信 

阪急交通社は24年度入社式を開き、新入社員80人を迎えた

 阪急交通社(酒井淳社長)は4月1日(月)、大阪市のヒルトンプラザウエスト・オフィスタワーで2024年度入社式を行った。酒井社長は、新入社員80人に向けてエールを送った。

 あいさつ全文は次の通り。

酒井社長のメッセージ

 皆さん、入社おめでとうございます。

 今年は80名という大きな人数規模で新入社員の皆さんをお迎えすることができ、また明るい顔を拝見することができて大変うれしく思います。

 2020年ごろから就職活動を意識されたことと思いますが、その当時、年末に向けて徐々に景気回復の兆しはあったものの、まだ旅行業界においては先行きが不透明な状況でもありました。そうした中で当社を選択いただいたことを本当にありがたく思います。

 さて、ここにいるほとんどの皆さんが、コロナ禍の様々な行動制限によって、思うに任せない学生生活を余儀なく送られたのではないかと思います。当社においても、コロナ禍の影響で20、21年度は非常に厳しい事業環境にさらされましたが、22年度には先輩社員たちの頑張りで、会社の業績を大きく回復させることができました。そして昨年の23年度は創業75周年でしたが、節目の年を好業績で終えることができました。

 振り返りますと、コロナ禍で失ったものもありますが、得たものもたくさんあります。具体的には、当社の場合は同業他社とは異なり、全国各地の支店が商品の造成拠点となって数々の新商品が誕生しました。また、これまで培ってきた信頼をもとに、コロナ禍は国や自治体のコロナ関連事業に協力することができましたが、アフターコロナも、官公庁のコールセンター事業や、能登半島地震においては被災者向けの事業運営に携わっています。逆境における当社の強さを感じることができました。当社の社員はまじめで我慢強く、スピード感があり、そして強固なチームワークを備えています。このことがお客様の信頼につながり、さらには次の仕事につながっています。コロナ禍からの立ち上がりの際は、このスピード感を活かして、国内・海外旅行共にいち早く各種キャンペーンの取り組みを進めることができ、特に海外旅行では、台湾における昨年度の募集型企画旅行の集客は、業界で一番であったと思います。このように、当社は2700名の社員と400万人にのぼるお客様に支えられており、豊かな経営資源に恵まれています。

 皆さんは明日から約2か月の研修期間に入りますが、当社の掲げる基本方針「常に変化を求め、お客様の声に応える『旅』の創出で、社会に必要とされる企業を目指す」をよく見ておいてください。常に変化に素早く柔軟に対応し、お客様や取引先の声にしっかり耳を傾けてください。そして、社会に必要とされる企業を目指しましょう。

 今日から皆さんは、2700名の阪急交通社の一員となりますが、阪急阪神ホールディングスグループの一員でもあります。こうしたことを忘れずに、健康第一で一緒に頑張っていきましょう。

キャプションby Hyatt 日本1号店なんばに6月開業

2024年4月3日(水) 配信

交流スペース「トークショップ」

 サンケイビルグループのグランビスタホテル&リゾート(須田貞則社長、東京都千代田区)が運営する「キャプションby Hyattなんば大阪」が6月12日(水)、大阪府大阪市に開業する。

 「キャプションby Hyatt」はハイアットが2019年に発表した新しいブランドで、日本初進出となる。地元に密着したカジュアルでユニークなライフスタイルホテルをコンセプトとする。

 大阪屈指の繁華街である難波のなかでも、「裏なんば」と呼ばれるエリアに位置する。徒歩圏内には大阪の台所として知られる「黒門市場」や、お笑い文化の発信拠点「なんばグランド花月」などがある。

 客室は全167室。スタンダード(20平方㍍)とデラックス(30平方㍍)の2種類あり、全室にポップでアートな空間装飾を施す。

 館内には、「トークショップ」と呼ぶ交流スペースを設置。午前7時から午後10時までオープンし、宿泊客や地元の人が集う社交場としての空間づくりを目指す。