ポーラ×花巻観光協会 ピンクリボン月間でコラボ5軒で運動を啓蒙

2025年10月1日(水) 配信

ブースイメージ

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(畠ひで子会長)の企業会員のポーラ(本社・東京都品川区)と団体会員の花巻観光協会(岩手県花巻市)はピンクリボン月間の今月、花巻市内の同ネットワークの宿会員である5軒で「花巻温泉郷×ポーラ ピンクリボン月間特別協業企画」を展開する。

 これは、ポーラが社内でがんについての理解を深めるための「がん共生プログラム」を展開、さらに今年度からはこれらの活動をより社会に還元することを目的とした「フレンドリーアクション」の拡大を目標にしており、同じネットワークの会員である花巻観光協会と、ピンクリボン月間に合わせ協議を重ねていた。

 イベントを展開する5軒は結びの宿愛隣館、大沢温泉、湯の杜ホテル志戸平、佳松園、ホテル紅葉館。

 具体的にはこの5軒の館内の一角に、ポーラが13~17日までブースを設け、乳がんやがんの検診啓蒙のパンフレット、そしてピンクリボンのお宿冊子などを置き、宿泊客や日帰り入浴客に対する乳がんなどの啓発につなげる。

また、10月13日(祝日)に結びの宿愛隣館、14日(火)に佳松園、15日(水)にホテル紅葉館、16日(木)に大沢温泉、17日(金)に湯の杜ホテル志戸平で、ポーラスタッフがブースでハンドトリートメントなどの美容サービスを無料で提供する(いずれの日も午後2~5時)。

 さらに10月19日には結びの宿愛隣館でポーラのがん共生プログラムの紹介や、POLAメークアップディレクターがアピアランスケア(がんやがん治療による外観変化のケア)の観点を含んだスキンケア体験、メーク体験などを行う特別美容セミナー「わたしを楽しむ、美の時間」も開催する。時間は午後1時30分~2時30分。参加料は無料だが事前予約が必要。予約フォーマットは同協会のHP内。

「エンジン01」開く 有識者が加賀市で議論

2025年10月1日(水) 配信

クロージンクシンポジウムのようす

 経済・文化・芸術など、さまざまな分野の有識者ら135人が集まり、多彩なテーマで講義を行うエンジン01(ゼロワン)文化戦略会議によるオープンカレッジ「エンジン01 in 加賀温泉」が9月5―7日までの3日間、石川県加賀市の「みやびの宿 加賀百万石」などを主会場に開かれた。

 エンジン01文化戦略会議は、各分野で活躍する人たちが参集したボランティア集団で2001年に発足。日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に年1回、オープンカレッジを行っている。

 今回は、加賀市合併20周年、山代温泉開湯1300年記念として加賀市で開催。「カガくしよう。」をテーマに、地域文化の学び直しや観光・地域経済の活性化、能登半島地震への復興支援など、さまざまな議題について意見を交わした。

 初日は「みやびの宿 加賀百万石」を会場に、大会委員長を務める俳優の辰巳琢郎さんや馳浩石川県知事、宮元陸加賀市長らが参加して開会式が盛大に開かれたほか、オープニングシンポジウムが行われ、ジャーナリストの田原総一朗さんらが「どーするニッポン?」をテーマに、政治や経済など、さまざまな視点から持論を語った。

 6日には、能登復興や温泉、地方創生など、さまざまなテーマ別に約100コマの一般講座が開かれ、KADOKAWA社長の夏野剛さんや脳科学者の茂木健一郎さん、星野リゾート代表の星野佳路さんなど、各分野の有識者が意見やアドバイスを述べた。

 最終日の7日には、加賀市内や七尾市内を会場に、8つの「まちなか講座」が行われたたほか、加賀市文化会館で円陣コンサートやクロージングシンポジウムが催され、全日程を終えた。期間中に開かれた講座は約130にのぼり、市民など延べ約7500人が受講した。

【塩野 俊誉】

〈旅行新聞10月1日号コラム〉――旅行新聞 創刊50周年 日々の地道な取材に基づく「良い記事」を

2025年10月1日(水) 配信

 本紙「旅行新聞」が1975年の創刊から50周年を迎え、今号では「創刊50周年記念特集号」を企画した。半世紀にわたって新聞発行を継続できているのは「読者の皆様と、観光業界に携わる多くの方々のご支援があってこそ」と特集紙面をつくりながら改めて感じている。

 旅行新聞新社社員一同、感謝申し上げます。

 2面と3面には、観光団体や海外提携紙のトップから、たくさんの温かいメッセージをいただいた。何度も読み返した。そして「日々の取材活動をさらに磨き上げていくことが、観光業界への貢献につながる」と再認識する貴重な機会となった。

 資料整理のために、創刊当時の紙面を開いていくと、いつの間にか時間を忘れてしまうことが度々起こった。パソコンやインターネットが無い時代の、新聞記者の取材に対する真摯な姿勢が、古びて黄色くなった紙面から伝わってきた。

 私が旅行新聞新社の編集部記者として入社したのは、1999年4月のことで、旅行新聞50年間の歴史の後半部分に携わってきたことになる。

 入社当時はまだパソコンではなく、ワープロで記事を書き、写真はフィルムカメラで撮っていた。校了間際に現像した写真が上手く撮れてなく、全身の血の気が引いて、関係者の誰かが写真を撮っていないか、と電話を掛けまくった。ようやく「写真がある」とわかると、メールもなかった時代なので、地下鉄に乗って写真1枚を借りに行った。紙面で使った写真は掲載紙とともに返却に走った。

 このように文字にしていくと、「何と生産性の低いことをやっていたのだろう」と思う。「働き方改革」などという言葉は耳にしたこともなく、残業は当たり前だった。お礼と、1枚の写真を返却に行くと、「来月こんなものを実施するから、よかったら紙面で紹介して」と、イベント概要が記された1枚の紙を渡されることも多々あった。

 そのようなやりとりを繰り返していると、関係性が少しずつ深くなっていった。

 インターネットがなかった時代は、常時情報を得られるわけではない。だから取材は真剣だった。聞き間違えると大変なことになる。一度いただいた資料はとても大事に取って置いた。このため机の周りはいつも紙の資料が地層のように堆くなっていった。

 緊急時にはメールがないため電話取材がとても重要だった。あるとき先輩から「記者は何か起こったときに、電話で話を聞ける人を何人か持っておくことが大事」と教えられたことが印象に残っている。なぜかといえば当時、私にはそのような人が1人もいなかったからだ。

 今はネット上に情報が溢れており、記者は資料集めに苦労することは少ない。むしろ、溢れる情報を「短く」、「的確」に伝えることに重点を置く。

 スマートフォンの中には、SNS経由で印象操作された情報や、一方的なプロパガンダ、意図的なフェイクニースも混在している。「情報の不確実性」は今後、さらに高まるだろう。

 可能な限り、現場に近い場所での真摯な取材と、情報発信への誠実さがなければ、本質には辿り着けない。日々の地道な取材に基づいた、AIには書けない「良い記事」を書き続けるために、旅行新聞はこれからも、観光業界とともに歩んでいきたい。

(編集長・増田 剛)

 

【第50回旅館100選】神奈川県・元箱根温泉 「ホテル四季の館 箱根芦ノ湖」

2025年10月1日(水) 配信

芦ノ湖とホテル外観

箱根の美しい四季を感じる、雲海の宿

 芦ノ湖を見下ろす抜群のロケーションに建つ「ホテル四季の館 箱根芦ノ湖」。柔らかな箱根の湯を満喫できる大浴場では、刻々と表情を変える芦ノ湖の景観を眺めながら温泉浴を楽しめる。

スイートルーム「赤富士」
スイート客室露天風呂

 しつらえの異なる全30 室の客室には、すべてに檜風呂の温泉露天風呂を完備。プライベートな空間で時間を気にすることなく、至福の時間を過ごすことができる。

夏の会席フレンチ

 こだわりの夕食は、相模湾の新鮮な魚介やとろけるような甘さの神奈川ブランド牛、旬の食材を使った創作フレンチ。味はもちろん、目でも楽しめるシェフ渾身の料理を、箱根の美しい自然を感じながら堪能したい。館内には、日本画家の郷間正観氏の書画作品計112 点が展示されており、まるで「泊まれる美術館」。日常から離れた心豊かな時間を過ごすことができる。

レストラン個室

バルコニーから眺められる「雲海」

 雲海が発生する気象条件は、「夜間によく晴れて気温が下がること」「日中と夜間の気温差が大きいこと」「風が無いこと」。夜明け前から早朝に発生しやすいので、少し早く起きてカーテンを開けると、幻想的な世界に出会えるかも知れない。

 

交通:《車》東名高速道路 芦ノ湖大観IC または箱根峠IC より約10 分、P30 台(無料)
   《電車》小田急線 箱根湯本駅から車で約25 分またはJR 小田原駅から送迎有(要予約)
チェックin 15:00 out 11:00
食事:《夕・朝食》レストラン
部屋:全30 室
風呂:男女別大浴場各1、男女別露天風呂各1
泉質:単純硫黄温泉
料金:4 万7,300 円~(税込)

〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根大芝103-241
☎ 0120(489)166 FAX 03(6268)9324
https://www.shikinoyakata-hakone-ashinoko.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:フロントにてiPad 通訳

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

ORCや長崎空港、五島や壱岐への往復航空券当たるガチャ実施へ 10月18日に長崎空港開港50周年の記念で

2025年9月30日(火) 配信

 オリエンタルエアブリッジ(ORC、杉浦賢社長、長崎県大村市)と長崎空港ビルディング(衛藤勇社長、長崎県大村市)、長崎空港トラベル(同)は10月18日(土)、長崎空港2階のイベントスペースにおいて1回3000円で長崎空港から五島、壱岐、対馬のいずれかへの往復航空券や同地域の特産品などが当たる「しまガチャ」を発売する。長崎空港開港50周年を記念し、県内の魅力を発信する目的で行う。

 しまガチャでは当選商品として、同往復航空券(3万円相当)を5本、ATRモデルプレーン(7000円相当)を3本、同地域の特産品32本を用意。はずれくじはなく、50本限定で実施される。

 当日は午前10時から整理券が配布され、午後11時にガチャが始まる。

SDGsテーマにオーストラリアへの送客増へ JATAのJOTCオセアニア・大洋州部会

2025年9月30日(火) 配信

秋山秀之部会長(左)、オーストラリア政府観光局デレック・ベインズ日本・韓国地区局長

 日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)オセアニア・大洋州部会(部会長=秋山秀之日本旅行取締役兼常務執行役員)は9月26日(金)、「ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸」の会場内で会見を開き、2025年度の取り組みを説明した。海外旅行復活に向け、今年はオーストラリアへの送客に力を入れる。「SDGs」を大きなテーマに、部会メンバーの9社が全社参画できるよう、個人と団体それぞれのワーキンググループで個別のテーマを設けて検討を重ねていく。

 秋山部会長はオーストリアを取り上げた理由について、インバウンドとアウトバウンドの差が2:1以上である現状を報告。また、最盛期は日本からオーストラリアへの旅行者が約80万人だったものが、昨年は約40万人と半減していることから、「このバランスの悪さを是正するのがJATAの使命」とした。さらに、2027年にラグビーワールドカップ、32年に夏季オリンピックがそれぞれオーストラリアで開催されることや、26年に西シドニー国際空港が開港することから、「地に足をつけた送客のデザインを新たにしたい」と語った。

 具体的には、オーストラリア政府観光局や各州政府観光局の協力のもと、個人ワーキンググループでは、グレートバリアリーフなど環境に配慮したツアー参加による寄付の実施を検討する。ブランドとして確立するため、現在専用のロゴマークをオーストラリア政観が作成中だ。10月中に発表を予定している。

 団体ワーキンググループは26年度の企画に組み込めるよう、オーストラリア全土を対象にコンテンツ調査と発掘作業を行う。カーボンオフセットについてもオーストラリア政観や各州政府観光局と協議しながら進めていく。

会見を行った大久保副部長(左)と秋山部会長

 JATA海外旅行推進部の大久保英男副部長は団体旅行について、「インセンティブの場合、SDGsを気に掛ける企業は多い」とし、SDGsをテーマに掲げることで「誘客のフックになると長い目でみている」と述べた。

10月4、5日に家族向け体験型イベント開く 「こどもの城フェスタin 富士急ハイランド」 

2025年9月30日(火) 配信

山梨最大級の家族向け体験イベント

 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は10月4日(土)と5日(日)、家族向けの体験型イベント「こどもの城フェスタin 富士急ハイランド」を開く。同イベントは「山梨の子育ての輪をひろげ、社会全体の子育て応援機運を高める」をテーマに開催しており、今回で18回目を迎える。

 イベントでは、子育て情報コーナーや子育て応援企業ブース、縁日やステージ発表など「知る」「つながる」「体験する」の3つを柱としたコンテンツが並ぶ。会場のセントラルパークでは、ステージや芝生の丘が広がるほか、当日は子供に人気の大型のふわふわ遊具も用意する。

 時間は両日とも午前10時~午後4時まで。基本は無料だが、一部の体験は有料となる。なお、富士急ハイランドの入園は無料。

楽天食いしんぼう祭が代々木公園で開催 10月10~13日に120種類のグルメ販売 (楽天市場)

2025年9月30日(火) 配信

祭のイメージ

 楽天市場は10月10日(金)~13日(月)、代々木公園(東京都渋谷区)で実施される「第16回 九州観光・物産フェアin代々木2025」内でグルメフェス「楽天食いしんぼう祭」を開く。

 楽天食いしんぼう祭では、楽天市場に掲載されている約120種類のお取り寄せグルメやスイーツを36ブースで売り出す。通常お取り寄せを中心に販売している商品を、その場で堪能することができる。

 具体的には、香り高いヒマラヤ岩塩と国産ローズマリーで仕上げたローストビーフをワンハンドで食べることができる「肉寿司」や、1349年に創業した「塩瀬総本家」と楽天のキャラクター「お買いものパンダ」がコラボレーションした「お買いものパンダ!蒸しまんじゅう」などを販売する。

H.I.S.ホテルHD、変なホテルがギネス認定 「コラボルーム世界最多」として

2025年9月30日(火) 配信

コラボルームの一例

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)が運営する、ブランド「変なホテル」は9月19日(金)付けで、「コラボルーム世界最多のホテル」としてギネス世界記録に認定された。

 同ブランドでは現在、44種類のコラボルームが展開されている。具体的には、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とコラボした客室や、旅行ガイドブック「地球の歩き方」を置いたコラボルームなどを設けている。

【JTB】役員人事異動(10月1日付)

2025年9月30日(火) 配信

 JTBは10月1日付の人事異動を発表した。詳細は次の通り。

 【委嘱変更】取締役兼常務執行役員グローバル統括本部長兼事業企画部長Global Tourism Intelligence事業担当(取締役兼常務執行役員財務担当〈CFO〉兼グローバル統括本部長兼事業企画部長)武田淳▽執行役員財務担当〈CFO〉(執行役員財務企画担当)沖本哲