江東区観光協会とJTBが連携、江東湾岸スペシャルクルーズ2017年11月11日(土)、12日(日)に実施

2017年11月6日(月) 配信

スペシャルクルーズで五輪を身近に感じる

JTB国内旅行企画はこのほど江東区観光協会(東京都江東区)と連携。江東湾岸まつり2017のオリジナルイベントとして、2017年11月11日(土)、12日(日)に「江東湾岸スペシャルクルーズ」を実施する。

 江東湾岸まつり2017は、江東区内の食や産業・文化について発信し、2020年に向けた機運の醸成と湾岸エリアの観光推進をはかることが目的。同社が行う「江東湾岸スペシャルクルーズ」は、全便、豊洲ららぽーと隣接の豊洲船着場発着となる。

コース紹介

Aコース「競技会場周辺周遊ルート」

 競技会場周辺を巡る特別クルーズ。定期観光船では通らないオリジナルコースを江東区担当者が乗船し案内する。前後の時間では湾岸まつりのさまざまなイベントを楽しむことができる。

日時:
2017年11月11日(土)・12日(日)①午前10:30発/②午後1:30発

旅行代金:大人1500円、子供800円

Bコース「湾岸周辺と競技会場遠望コース」

オリンピアン・パラリンピアンとともにクルーズを楽しむ

 競技会場周辺を遠目に見ながら湾岸の周辺を巡る特別クルーズ。11日(土)はパラリンピアン正木健人選手、12日(日)はオリンピアン田中琴乃さんが同乗する。パラリンピアンやオリンピアンと競技会場予定地を遠望しながら一緒にクルーズを楽しんでみては……。

日時:
2017年11月11日(土)・11月12日(日)午後2:10発

旅行代金:大人1千円、子供500円

※Bコースは、未就学児は大人1人につき2人まで無料。

JTBホームページ(現地観光プラン)から予約が可能。

 

中国国際航空で旅に出よう 豪華プレゼント当たるキャンペーン実施

2017年11月6日(月) 配信

豪華賞品が当たるキャンペーン実施中

中国国際航空はこのほど、「エアチャイナに乗って豪華賞品を当てようキャンペーン」を開始した。中国国際航空日本公式サイトかエアチャイナアプリからの航空券購入が条件。

 賞品は、全国から選べる豪華温泉旅館「おもてなしの宿コレクション」など3種類。10月1日(日)~18年3月31日(土)に成田国際空港や新千歳空港など日本国内9空港を発着する中国国際空港便(共同運航便適用外)の航空券を購入した人が対象。応募締め切りは12月10日(日)となっている。  

「エアチャイナに乗って豪華賞品を当てようキャンペーン」 概要

A賞:

選べる体験ギフトおもてなしの宿 ペア3組

 ※1人2万5千円以上の日本全国の宿泊施設を選択可能。 

B賞:

アマゾンから好きに選べる豪華賞品 5人

※1点3万5千円(消費税・送料込)まで自由に選択可能。 

C賞:

東京ディズニーリゾート ペアチケット10人

※ディズニーランド、ディズニーシーを選択可能。

応募サイト:

                                                                                                      

バイクで訪日需要を喚起、官民連携で推進へ

2017年11月6日(月) 配信 

日本のツーリングコースを世界に発信(画像はイメージ)

オートバイのレンタルサービス「レンタル819」を全国展開するキズキレンタルサービス(松崎一成社長、埼玉県川口市)と広告会社のアドフロンテ(木村謙吉代表、東京都港区)はこのほど、日本政府観光局(JNTO)が行う「ツーリングなどを通じた日本各地の魅力発信による訪日旅行促進事業」を受託した。世界のバイク愛好者に、日本各地におけるツーリングの魅力や情報を発信。官民連携で新たな訪日需要を喚起し、地方へ誘客促進をはかるプロモーションを推進する。

官民連携で推進

 2016年の訪日外客数は前年比21・8%増の2403万9千人と過去最多を記録。外客が日本を訪れる目的は、「ショッピング」などの王道だけではなく、「農漁村での体験」や「サイクリングなどのスポーツ体験」「高度医療の受診」など、コト消費に注目が集まり、多様化してきている。

 整備された高速道路や、英語表示の道路標識、島国ならではの海沿いの道、自然の表情豊かな山間部のカーブが続く道などコースの魅力は多い。何より北から南に延びる国土は、その土地その土地で異なる表情や文化を楽しめる。そんな恵まれた交通環境を持つ日本は、「世界中のライダーにとって絶好のツーリングエリア」(同社)と考える。

 今後、世界中のバイク愛好者にオートバイを使って日本各地の名称や景勝地を回ってもらい、日本の文化や伝統を体験してもらうという新しいジャンルの需要を創造していく。日本のオートバイツーリングコースを紹介し、世界へ発信していく方向だ。

日本には魅力的なツーリングコースが多い(画像はイメージ)

主な推進展開事業

 「オートバイツーリングのファム・トリップ(Familiarization Trip=招聘ツアー)の実施」:海外メディアを招集し日本のツーリングツアーを紹介し、情報を発信してもらう。

 「世界のオートバイ見本市に出展」:世界中で行われているオートバイの見本市に出展し日本のツーリングコースと魅力を紹介。決定出店としてイタリア・EICMA ミラノショーのほか、香港モーターサイクルショー、台湾モーターサイクルショーがある。

「海外営業」:世界の旅行会社やオートバイチームらに日本ツアーの紹介をしていく。

イタリア・EICMA ミラノショー出展

 今回の「官民連携事業」としての事業テーマ「世界のオートバイ見本市に出展」の一環として、11月7日(火)から12日(日)まで開催される、世界最大のMotor Cycle Show「イタリア・EICMA ミラノショー」に、Moto Tours JAPAN株式会社が出展。JNTOとして今後訪日観光客を増やす、戦略的プロモーションとしてSIT旅行の増加をはかる目的を担い出展し活発に活動を行う。

 ※SIT:Special Interest Tourの略。特別な目的を持った旅行のこと。体験型アクティビティや訪問地域での文化鑑賞など、より趣味性の高い旅行。

「レンタル819」サービスとMoto Tours JAPANの概要

 「レンタル819」は北海道から沖縄まで、日本全国にネットワークを広げる国内最大手のオートバイレンタルのサービス(2017年9月30日現在:141店舗)。国内メーカー車はもちろん、海外の高級オートバイも気軽にレンタル可能。自宅近くの店舗、または遠隔地での利用など、利用シーンはさまざまだ。シチュエーションや気分に合わせて多種多様なオートバイを気軽に楽しめる。

キズキレンタルサービス会社概要

名称:株式会社キズキレンタルサービス

本社所在地:埼玉県川口市桜町1-6-11

設立:2010年12月

代表者:松崎 一成

事業内容:「レンタル819」をフランチャイズ本部とするレンタルバイク事業

Moto Tours JAPAN会社概要

名称: Moto Tours JAPAN株式会社

本社所在地: 東京都豊島区千早1-15-17 富士ビル1F

設立:2015年

代表者:松崎 一成

事業内容 : Bike Travel Tourを専門とする会社

アドフロンテ会社概要

名称:株式会社アドフロンテ

本社所在地: 東京都港区北青山2-12-16 北青山吉川ビル6F

設立:2002年5月

代表者:木村 謙吉

事業内容:広告代理店業務

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(82)お迎えに手間を掛ける、運転手が手に持つ傘に

2017年11月5日(日) 配信

銀座の町並み(画像はイメージ)

 その日は、初めて宿泊するホテルにタクシーで向かいました。運転手が「このあたりですね」というところに、それらしきホテルは見当たりません。車寄せと、ドアマンが…とイメージしていたのに、それがないのです。

 「あれかな」と運転手の声でその先を見ると、行き交う人の向うに見え隠れする1人の男性の姿が目に止まりました。そこでタクシーを止め、ドアを空けてもらうと、その男性が掛け寄って来て「西川様ですね」と声を掛けてきました。

 初めて予約したホテルに到着して、こんなに驚くような対応をされるとは思っていませんでした。ただ、以前に同じような場面に出会った記憶があります。私の大好きな東京のレストラン「カシータ」のある、表参道・青山通りで見掛ける光景です。

 そのホテルとは、10月5日に東京銀座にオープンした「ホテル ザ・セレスティン銀座」です。目立つ看板もなく、ホテルをイメージできる車寄せもありません。銀座の立地からそうしたスペースを取ることができなかったのでしょうが、与えられた環境の中で最幸の成果を出すことがビジネスです。ハードで叶わなければ、人でカバーすれば良い。

 表参道のカシータはビル3階にあります。オープン時に伺ったとき、どのビルだろうかと迷いましたが、お客様に不安な想いをさせてはならないと実行したのが、このお迎えサービスでした。

 もちろんそこには、少しでも早くお客様にお逢いしたいというスタッフの想いもありました。しかし、最も大切なことは、このはじめの出逢いの瞬間にお客様に感動を与え、レストランフロアにお客様をご案内することです。セレスティン銀座も同様のことが実行され、気持ちよくフロントへと案内をして下さったのです。

 次に大切な事があります。お客様と一緒に歩きながら案内するとき、どのような会話でその時間を過ごすかです。案内する側も、変な沈黙をしないよう心掛けるでしょうが、そこで間違った声掛けや、質問をしてしまっては、その時間に不満を創り出してしまいます。

 多くの場合、一生懸命に話しかけるのは良いのですが、「どちらからいらしたのですか」といったNGワードを安易に使ってしまうことがあります。基本情報を持ったうえで、お客様との時間と会話を楽しみましょう。そのためにも、事前に質問を多く手間を掛けてでも考え用意しておくことが、お客様を迎えるおもてなしになるのです。

 実は、このセレスティン銀座の最上階には、「カシータ」の銀座店がオープンしました。おもてなしを食と宿泊の両方で体験できる、贅沢な場所にきっとなることでしょう。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

「街のデッサン(199)」カフカに出会って構想したことは 旅は思い出の抽斗(ひきだし)である

2017年11月4日(土) 配信

カフカが執筆していた長屋

 「朝夢からさめると、グレゴールは一匹の毒虫に変わっていた」という不条理な人間社会を描いた小説に出会ったのは、まだ学生時代のころ。それまでに、トルストイやロマン・ロランの王道の文学に浸っていた私には、路地の奥深くに迷い込んだ印象だった。

 カフカに出会った私は妙な連想をした。カフカを「可不可」と読み替えたのだ。学生にとって、「可」か「不可」かは大問題。不条理な学生生活をより楽しくできないかを考えたのだ。

 思い付いたのは、大学の近辺に空き家を借りて、学生情報センターのようなアジールの経営である。そこではA教授のノートの貸し借りや、B教授の期末試験の傾向と対策、ゼミの課題のサポート、同好会や部活の夏合宿の宿の紹介など、情報が錯綜する。それをカフェのような機能にすれば、珈琲やカレーがサービスされて営利事業としても考えられる。小部屋が用意できれば、そこで同好会のミーティングもでき、絵画の作品の展示場になり、詩の朗読会の会場にもなる。ゆくゆくは多くの大学の近辺にアジールがネットワークされて、全国事業としても成立する。店の名前は「カフカ」、事業はカフカチェーンとする構想だった。

 この秋、さる旅行会社が中欧を巡る新コースを実施した。ポーランド航空の直行便を使いチェコのプラハから入りモラヴィア高原の諸都市を回ってポーランドのワルシャワに至る道程だ。プラハとワルシャワの両方を訪れる行程は魅力で、私も望んでいたコース。

 プラハ観光の最初に訪ねたのはヴルタヴァ川(モルダウ川)を見下ろす王宮であるプラハ城。宮殿も聖ヴィート大聖堂も見応えがあるが、私が最も見ておきたかったのは城の一番隅にある黄金小路だった。元々城の召使が住んだ小部屋の並ぶ横丁であったが、後に保護された錬金術師たちの工房となった。この小部屋を、実はカフカの妹が兄のために借りてやって、下宿の騒音に悩んでいたカフカはここを執筆場とした。その部屋の有様を見ておきたかった。

 「No22」と記された長屋の空間は密室風で、今はカフカの著作や絵葉書を売る本屋になっている。部屋の壁に穿たれた窓からは、谷間の樹々と遠くプラハの旧市街が望めた。錬金術師たちはとうとう金を鋳造できなかったが、カフカは不条理の文学によって深層の鉱脈を掘り当てた。私といえば、「カフカ」から借りた学生時代の事業構想は不発に終わり、彼が沈潜していたその部屋で、空しく不条理の青春を思い出だしているだけである。

(エッセイスト 望月 照彦)

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

「観光革命」地球規模の構造的変化(192) 自伐型林業と自律型観光

2017年11月3日(金) 配信

自律型観光の推進を目指す

 衆議院総選挙は、安倍政権の継続が決まった。安倍政権はこれまで「地方創生」「一億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」などの派手な看板政策を打ち出してきたが、地方の深刻な疲弊はまったく改まっていないのが偽らざる現状。

 私は今後の日本の歩むべき方向性として「自伐型林業」の動きを高く評価している。日本は国土の69%が森林であり、世界に冠たる森林大国だ。しかし木材自給率は28%に過ぎず、豊富な森林資源が活用されていない。1960年代以降の高度経済成長によって山村の過疎化が進むとともに、安い外材の輸入によって日本の林業は大打撃を受けた。

 現在の日本では「施業委託型林業」が一般的だ。ようするに山林所有者や地域が林業を自ら行うことをやめ、森林組合や林業企業に施業を委託するという「他者任せの林業」が当たり前だ。施業委託型林業では生産性向上が重視され、高性能林業機械化が進められた。その結果、例えば4人の林業労働者を雇用するために5千万円―1億円の機械投資が行われ、年間に1千万円の修理費を支払い、1日に200―300㍑の燃料を消費する。施業委託型林業は「高投資・高コスト」が前提で、一定の森林の皆伐を行い、環境破壊を誘発。再造林費用を捻出し難いために森林荒廃化が進み、土砂災害の原因になることが指摘されている。

 現在、「自伐型林業」が注目されている。自伐型林業は山林所有者や地域が自らの責任で森林の経営や管理、施業を行う方式。自伐型林業では限られた山林を活用して持続的に収入を得ることが前提になる。そのために良木・良質材を育てて材木単価の向上を工夫し、森林の多目的利活用をはかることによって長期的な森林経営を行い、再造林のコストと労働を捻出する。さらに日本各地で木質バイオマス発電が行われ始めており、自伐型林業との連動をはかることで持続可能な地域経営の可能性が高まる。

 観光分野においても「自律型観光」の推進が不可欠だ。地域観光振興の王道は「民産官学の協働によって地域資源の持続可能な活用を行い、地域主導で自律型観光の推進をはかる」ことである。自伐型林業の動きを参考にして、日本各地で自律型観光が軌道に乗るならば、観光によって地域が元気になるだろう。

(北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授 石森 秀三)

コラムニスト紹介

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

グローバルMICE都市・都市力強化対策本部を設置

2017年11月2日(木) 配信 

グローバルMICE都市・都市力強化対策本部を開催した

観光庁は2017年11月2日(木)に、MICE(国際会議など)の誘致・開催の競争力の向上などのため「グローバルMICE都市・都市力強化対策本部」を設置した。各都市の知見や先進的取り組み、直面する諸課題などについて共有しながら、 都市、国全体のMICE誘致・開催の競争力強化を進めていく。

 MICE※(国際会議など)は、日本滞在中の旅行消費額が観光目的よりも大きいビジネス目的の訪日を促進する。都市の競争力向上や、地域への高い経済波及効果、ビジネスやイノベーションの機会創造などの多くの効果が期待される重要な分野。

 ただ、国際会議開催件数は一昨年まで、アジアで単独1位だったが、昨年は中国が日本と並び1位となり、アジア競合国との国際競争が激化。同庁の調査によると、アジア・中東・オセアニア地域の開催件数シェアは、直近10年間で18・4%から15・4%に落ち込んだ。上位10都市の開催件数を比較すると東京は8位(80件)で、1位のシンガポール(156件)の約半数だ。伸び率も中位につけた。

 同日に開かれた対策本部の冒頭、観光庁瓦林康人審議官は「国としても、あるいは各都市としても、中だるみ感がある。各都市と連携しながら進めていくうえで、何をすればいいのか、見えにくい状況だ」と現状に苦言を呈した。これらを踏まえ、今年8月にはMICE国際競争力強化委員会で中間的にとりまとめを行った。オールジャパン体制で、MICE開催の支援や、官民連携横断組織の構築、C以外のMIEの分野も取り組みを強化していくことなどが盛り込んだ。瓦林審議官は「これにおいても、MICEはそれぞれの都市の力、『都市力』が非常に大事な要素になっている」と、都市力を上げて国際競争力も上げていく方向だ。

 2013年から始まったグローバルMICE都市(東京都、横浜市、京都市、神戸市、福岡市、名古屋市、大阪市、札幌市、仙台市、 千葉市、広島市、北九州市)についても、「始まってから約4年が経過している。この制度自体、このグローバルMICE制度の枠組み自体も含めて、幅広く議論していただく」と制度の在り方も検討していく考えを示した。

 (※)MICEとは、企業会議(Meeting)、企業の報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、 展示会・イベント(Exhibition/Event)を総称したもの。

まち興しに温泉を活用 上天草市の来訪者増担う

2017年11月2日(木) 配信

11月5日、上天草でガストロノミーウォーキングが開かれる。食と温泉を通じ、地域の文化に触れることができる

スポーツや食事など、楽しみながら健康づくりを行う「現代版湯治」に、注目が集まっている。まち興しを盛り上げるテコとしての役割も大きい。民間活力開発機構(みんかつ、里敏行理事長)は、「健康づくり大学」と「健康づくりの郷」と題する湯治を中心に据えた取り組みで、地域をサポートしてきた。

 1987年設立以降、長期滞在や移住者増加で成果を出している。4月からは、熊本県上天草市と提携。市が推進する「上天草市複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業」にノウハウを提供。魅力的なコンテンツ開発など、ソフト強化によって来訪者増に寄与する。

実益を得られるイベントを

 書籍「温泉療養の手帖」の発行を通じ、温泉地(地域)や旅館、病院を結びつけてきた同機構。紹介してきた宿は600を超え、温泉地と病院も計300を上回る。日帰り温泉施設を活用した観光ツアー(新潟県三条市)や、ノルディックウォーキングイベント(神奈川県厚木市)の企画にも携わり、知見を深めてきた。いずれのイベントにも、医師ら専門家が参画。健康相談会などを開くことで、参加者が実益を得られる催しとなるよう腐心した。

新規コンテンツ・プログラムの開発急ぐ

 「上天草市複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業」の目的は、交流人口の拡大と市民の健康促進。同機構は、11月5日開催の「ガストロノミーウォーキング」をキッカケに、市の事業推進にノウハウを提供する。

 「上天草けーな健康フェア2017」や「上天草トレッキングフェア」など、市主催の既存事業への協力だけでなく、「人間ドック事業」や「ヘルSEAメニュー開発事業」といった新規コンテンツ・プログラムの開発も急ぐ。地域と病院などの民間事業者を結びつけ、「現代版湯治」を実現することで、地域の課題解決を促す構えだ。

 2018年2月には「第1回健康づくり大学」を開く予定。ユーザーにプログラムやコンテンツを体験してもらい、アンケート調査を行う。フィードバックを通じ、内容の点検・充実をはかる。なお、「ガストロノミーウォーキング」には本紙記者も参加。後日、詳細レポートを掲載する。

ポスト直虎見据え、渋谷に「居酒屋はままつ」オープン

2017年11月2日(木) 配信 

店内中央の16枚の凧が踊る

大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台であり、出世の街、ものづくりの街としても歴史ある静岡県浜松市は、2017年11月1日(水)~11月30日(木)の1カ月間限定で、 同市の魅力発信の拠点としてShibuya City Loungeに「居酒屋はままつ」をオープンする。1日、午後7時のオープンに先駆け、午後4時からメディア向けに内覧会を開いた。

(居酒屋はままつの店舗情報などは10月24日(火)の配信記事に詳細)

主催者代表あいさつ、山下文彦氏(浜松市産業部 観光・ブランド振興担当部長)

山下氏があいさつ、ゆるキャラも応援に駆け付けた

 現在、浜松市は大河ドラマ「おんな城主直虎」をきっかけとして、全国から多くの人が訪れ、観光で盛り上がっている。ただ、「ドラマも終盤に入り、我われとしてもこれだけにすがる訳にはいかないので、次の手を打たなくてはいけないと考えている」と述べた。

 ポスト直虎を見据えるなか、浜松市“出世100人会議”でさまざまな議論を実施。さまざまな魅力が同市にはあるが、「絞りこむことが重要との考えに至った」(山下氏)。このなかの1つに、毎年5月に行う「浜松まつり」が挙げられた。174町が参加する大凧まつりで、市民の情熱や意気込みが息づいている。

 今回はこの浜松まつりの「醍醐味」と、浜松市民の人柄を表す「人情味」、そして美食の「美味」、この合計3つの“三大味”を「居酒屋はままつ」のテーマに据えた。

 続けて山下氏は「まだ浜松市の皆様の認知度などは今一つの部分がある。渋谷は若者の街。若い人たちにも刺さるような浜松の魅力を、居酒屋はままつを通じて、しっかりと魅力を伝えていきたい」と力を込めた。

山下氏にプチインタビュー、一問一答

今回は国内がターゲットですか。

山下 とくに国内に絞っているわけではない。まずは国内からといった側面もあるが、アジア圏では今回提供するうなぎなどの食材も人気で、食を通じて国内外問わず、浜松の魅力の一端に触れてほしい。

―大河ドラマ館は好調で、来県者が多いようですが。

山下 おかげ様で60万人を超えた。ただ、やはり視聴者層の年齢や、歴史・文化を切り口に訪れる人は、年齢層が高いことはある。今回は食がテーマだが、浜松には浜名湖でのマリンスポーツ、レジャーなども多くあり、居酒屋はままつが、若者への浜松市の認知度向上、訪れてもらうキッカケになればと思っている。

―中部管内の統計で静岡県を見ると、訪日外客数が下がってきていますが、このあたりのお考えを教えてください。

山下 ゴールデンルート真ん中で、バスの中継地が静岡県の位置。これまでは施策を講じなくても団体が来ていたが、やはり何もしなければ減っていくのは当然。一方、中部管内でも伸びている地域はあるので、何とかしなければならないと考えている。

―具体的な取り組みなどはありますか。

山下 インバウンド向けの商談会などは多数行っている。ファムトリップなども実施しており、一定の成果は得られている。第一段階として、人数を増やすことは肝心だが、今後はどれほどの経済波及効果があったのか、なども精査しないといけない。

―狙っている市場などはありますか。

山下 重点地域はアジア。国内は人口減少もあり、現在は、多くの地域が観光に力を入れている状況下で、観光客獲得の競争が激しい。これらを踏まえ、近年の旅行形態の変化、とくに団体客からのFIT(海外個人旅行)化を踏まえ、しっかり訴求していく必要がある。

―ありがとうございました。

みなかみ町がInstagramで写真コンテスト

2017年11月2日(木) 配信

みなかみ町がコンテストを実施中。インスタグラムからでも応募できる(写真は、冬の谷川岳)

群馬県・みなかみ町が12月31日(日)まで、フォトコンテストを実施する。作品は、町の観光PRやカレンダー作成で活用する予定だ。

 インスタグラム部門と写真部門で作品を募り、優秀作品には旅行券や商品券などの豪華賞品を用意する。今回は2次募集期間で、これまで両部門には計900点以上の作品が寄せられている。応募概要は以下の通り。注意事項などは、公式ホームページで掲載する。

群馬県みなかみ町|ホームページ
http://www.town.minakami.gunma.jp/politics/05kouhou/2017-0106-0921-72.html

みなかみフォトコンテスト2017 募集概要

募集期間:2017年11月1日(水)~12月31日(日)

インスタグラム部門応募方法:

インスタグラムにて、ハッシュタグ「 #minakamiphoto 」を付け投稿。

写真部門応募方法:

メールの場合/minakami-photo☆town.minakami.gunma.jp(☆を半角アットマークに変えて送信)に写真データを送付。受信サイズの上限は5MB程度。圧縮ファイル可。

郵送または持参の場合/以下いずれかの住所まで送付・持参

・〒379-1393 群馬県利根郡みなかみ町後閑318番地 みなかみ町役場 総合戦略課 企画グループ 「みなかみフォトコンテスト」係

・〒379-1313 群馬県利根郡みなかみ町月夜野1744番地1 みなかみ町観光協会 「みなかみフォトコンテスト」係