弘前れんが倉庫美術館 春夏プログラム「りんご宇宙」  4月10日(土)から開催

2021年4月2日(金)配信

参考図版

 青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館で、2021年4月10日(土)~8月29日(日)まで、春夏プログラム「りんご宇宙 ―Apple Cycle / Cosmic Seed」が開かれる。

 展覧会では、イギリスを代表するアーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンス氏が弘前で出会ったリンゴからインスピレーションを得て制作した巨大な光の彫刻作品を基点に、8人の現代アーティストの作品を展示。りんごという私たちにとって身近な存在から宇宙規模に展開される、多様なイマジネーションのかたちを紹介する。会期中、毎週日曜日の午前11時~正午に、同館の学芸スタッフによるギャラリーツアーも行われる。

 観覧料は一般1300円(税込)、大学生・専門学校生は1000円(同)、高校生以下は無料。

【関西支社を訪問】今年は共に周年 チューリップとアルペンルートPR

2021年4月2日(金) 配信

宣伝隊一行

 今年で70回目を迎える「となみチューリップフェア」と全線開業50周年の「立山黒部アルペンルート」の宣伝隊が3月16日、本紙関西支社を訪れた。来社したのは、プリンセスチューリップの土田萌乃香さんと砺波市観光協会の開田健嗣係長、立山黒部貫光西日本営業所の二本松信吾所長、砺波市商工観光課の春山嘉伸主事の4人。

 砺波チューリップ公園を主会場に4月22日から5月5日まで開かれる「2021となみチューリップフェア」は、国内最大級となる300品種、300万本のチューリップが咲き誇る花の祭典。

 70回目の今年は、園内に新しいチューリップタワーが登場するほか、5月1日には、「はじめしゃちょー」のトークショーが行われるなど、各種記念イベントも開かれる。従来からある旧タワーは、フェア終了後に解体されるため、今回のみ、新旧タワーが並び立つ姿を見ることができる。

 ほかにも、21万本のチューリップで描く巨大地上絵や、「雪の大谷」をイメージした高さ4㍍のチューリップ回廊「花の大谷」など、見どころは豊富だ。

 50周年を迎えた「立山アルペンルート」では、4月15日から6月22日まで、「完全再現! 雪の大谷メモリアルウォーク」を実施する。

 例年、約500㍍にわたり道路を2車線とも除雪し、雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」を実施しているが、今年は、そのうち約50㍍の区間において、バスが通過する1車線のみを除雪した「開業当初の雪の大谷」を再現。当時のように、間近に迫りくる雪の壁を、バスの車窓から楽しむことができる。歩行者専用通路からは、雪の大谷からバスが現れる当時のようすも見られる。

 土田さんは「この春は歴史と伝統ある両イベントへ、ぜひお越しください」とアピールした。

〈観光最前線〉古賀稔彦と「柔道部物語」

2021年4月2日(金) 配信

週刊ヤングマガジン1991年7月29日「柔道部物語」最終回掲載号表紙

 1992年バルセロナ五輪の柔道男子71㌔級金メダリスト、柔道家の古賀稔彦さんが3月24日に53歳で逝去した。

 古賀さんで思い出すエピソードがある。漫画家の小林まことさんが、1985年から91年に連載した「柔道部物語」という作品がある。当初は読み切りの予定だったが、描き切れずに連載となり「1年ぐらいやったら終わらせるつもりだった」と本音を語る。

 「そんな時に、当時日体大1年生だった古賀さんから一通の手紙が届いた。『部員全員で読んでいます。柔道のためにもこれからも頑張って下さい』。あの手紙がなければ、間違いなく『柔道部物語』という漫画は終わらせていた」と告白する。長期連載の陰に古賀さんの柔道への想いがあったことを明かした。小林さんは現在「女子柔道部物語」を連載中だ。

【古沢 克昌】

スーパーホテルクリーン、自動噴霧の除菌装置を開発・販売へ

2021年4月1日(木)配信

3月31日に実施したデモンストレーションのようす

 スーパーホテルのグループ会社であるスーパーホテルクリーン(安藤周二社長、東京都中央区)は3月29日、霧状の除菌剤を衣服に向けて自動噴霧する除菌装置を法人向けに売り出した。産業用ノズルの国内トップメーカー、いけうち(大阪府大阪市)との共同開発。不特定多数の人が集まる商業施設やホテル、駅や空港などの交通関連施設、大型イベント会場ほか各種施設に売り出す。

 装置名は「ウイルスガードユニット キリキリン」で、高さ133センチの縦型の親機と子機を向かい合わせてゲートのように置くタイプ。施設入り口の室内両脇に設置し、人が通るとセンサーが反応し、親機と子機それぞれ5カ所に取り付けた計10個のノズルから衣服に向けて除菌剤を噴霧する。除菌剤は、粒子サイズの霧状で噴霧するため服が濡れにくい仕様で、噴霧と同時に作業中の音声案内も再生される。

 頭や顔に除菌剤がかかる不快感をなくすため、首下から足元の衣服に向けて約3秒間噴霧する。衣服や足元に付いたウイルスへの対策が可能で、チリや花粉などは水分に触れて地面に落ち、舞い飛ばなくするとした。

 除菌剤はイオン水やオゾン水など、現在コロナウイルス対策として流通している5種類を用意し、用途に合わせて選べる。装置下部にあるタンクの容量は20リットルで、1回の充填で最大約1600回の噴霧が可能だ。

 また、親機にIoTデバイスを標準装備。Wi―Fiに接続したスマートフォンやパソコンから、累計噴霧時間、除菌剤の残量などの動作状況を遠隔から確認できる。

 販売価格は、親機・子機セットで税込220万円、除菌剤は20リットル分で同1760円から。保守メンテナンスサービス(有償)あり。販売のほか、5年契約のリースにも応じる。なお、同装置の需要を見込み、初年度の販売目標は1000台を目指すとしている。

メディア向け実演会、安藤社長が個別に説明

 スーパーホテルクリーンは3月31日、東京都中央区の「スーパーホテルPremier東京駅八重洲中央口」で、同装置のメディア向けデモンストレーションを行った。施設入り口に同装置を設置し、実際の稼働状況を見せながら、個別に詳細説明やインタビューに応じた。

 安藤社長は「現在商業施設や老人ホームなどからの問い合わせがあり、購入を検討いただいている」と紹介。レンタルに関する要望も受けていると述べ、イベント会場に数日間設置したい法人向けのプランに検討の余地があると語った。

Loco Partners、第2弾の無料宿泊CP実施 「金門坑。」の宿泊が2人1組に当たる

2021年4月1日(木) 配信

CPのイメージ。寒暖の差が激しい地域だからこそ味わえる四季の食材が味わえるという

 ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partners(村上文彦社長、東京都港区)は4月1日(木)から、2人1組に無料宿泊が当たるキャンペーン「Go with Relux」の第2弾の応募を受け付けている。
  
 今回はテーマを、「『当たり前』に感謝を贈る時間」とした。「金門坑。」(大分県由布市)で、大切な人に感謝を伝える機会として、自然を感じながらプライベート空間を味わえる宿泊体験を提供する。

 同社は、5、6月は母の日や父の日などが設定され、長い外出自粛期間を経て、誰かと当たり前に過ごしていた時間が、尊いものだと気付かされた機会が多かったことを鑑みた。これを踏まえ、お世話になっている人や大切な人に日ごろの労いや感謝を伝える機会を提供する。
 
 「金門坑。」は湯布院盆地にあり、離れ客室を複数保有する宿泊施設。離れの客室には、源泉掛け流しの半露天風呂も付く。誰にも邪魔されることなく、ゆったりとした時間を過ごすことができるという。このほか、寒暖の差が激しい地域だからこそ味わえる四季の食材や、素材にこだわった調度品を使っている。
 
 CPで利用できる離れの客室は「鉄(くろがね)」または「紺(こん)」のどちらか1室。夕食と朝食のほか、シャンパンハーフボトル1本が付く。応募期間は4月18日(日)まで。当選連絡は4月20日(火)〜30日(金)までに行う。宿泊期限は6月30日(水)までとなる。

NAA、成田空港の立入禁止エリア巡るツアー販売 いちご狩りとオリジナルグッズの土産も用意

2021年4月1日(木) 配信

ツアーで巡るランプセントラルタワーと滑走路。料金は大人1人1万8000千円

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)と同社グループ会社のグリーンポート・エージェンシー(荒川武社長、千葉県成田市)は3月22日(月)、同空港の立入禁止エリアをバスで巡る「成田空港スペシャルバスツアー」の一般販売を始めた。

 同ツアーは、関係者以外は立入禁止のエリアで、駐機中の飛行機や離着陸する飛行機を間近で見物するほか、ランプセントラルタワーでは空港全体を上から見ることができる。見学終了後は、JAL Agriportが手掛ける「DINING PORT 御料鶴・
STRAWBERRY PORT ICHIGONOMI 」で、ランチといちご狩りを行う。お土産には成田空港のオリジナルグッズを用意する。

 実施予定日は4月11日(日)、17日(土)、5月12日(水)、18日(火)。時間はいずれも午前9時~午後2時。料金は大人と小学生以上は1人1万8000円、3歳~未就学児は1人1万6400円となる。募集人数は各回24人、最少催行人数は15人。

 感染防止対策として、バスの乗車人数を定員の半分とし、ほかの利用客との相席にはしない。37・5度以上の体温の人と感染が疑われる症状の人は、参加を断り、代金は返金する。

全国の観光地からのメッセージを動画で公開 日観振

2021年4月1日(木) 配信

いつか”キット”会いたい!旅はグーだ!プロジェクト

 日本観光振興協会は3月31日(水)から、ネスレ日本の協力で日本全国の観光地を支援する活動「いつか“キット”会いたい!旅はグーだ!プロジェクト」を開始した。各地のメッセージ動画を日観振のサイトで公開している。

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や消費低迷により、観光産業のみならず、各地域の多様な産業に大きな影響が出ている。日観振は日本全国の観光地域を支援する活動を展開していくことや、コロナ禍の中でもそれぞれの地域経済に「広く」「深く」根ざしている「観光産業」を支援していくことが重要な役割だと考える。 

 自由に旅を楽しむことが厳しい状況が続くが、「旅」の魅力を思い起こしてもらい、コロナが収束した際には再び観光に訪れてもらうことを待ちながら日々感染拡大対策に取り組む各地域の“熱い想い”を伝える動画を制作。広く公開し、「『with コロナ時代、感染防止対策を行っているので、お会いできる日を待っています』というメッセージを発信する」(日観振)とコメントする。

 今回は、全国版1編と地域版8編の動画を制作。今後、順次各地の動画を公開する予定だ。

【特集No.578】非常時と平常時の安心を支える、防災商品が備えから暮らしに

2021年4月1日(木) 配信

 今年1月に発令された新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が、3月21日をもって全都道府県で解除された。1回目の緊急事態宣言は、昨年4月7日に東京都など7都府県に対して発令され、16日には全国に対象地域が拡大し、解除までおよそ1カ月半も続いた。近年類を見ない非常時が1年続いたことで、非常時と平常時、どちらにも価値が高い防災商品に注目が集まっている。今回は前号に引き続き、観光業界の防災意識の向上をはかるため、防災商品を取り扱う2社の製品を紹介する。

【長谷川 貴人、入江 千恵子】

電気自動車を畜電池に、ダイヘン 非常電源システム

EV充電スタンド経由で館内に

 ダイヘン(蓑毛正一郎社長、大阪市淀川区)は、電気自動車・プラグインハイブリッドカー用急速充電ステーションと蓄電池設備を一体化した非常用電源「V2Xシステム」の開発・販売・設置を手掛けている。

 観光客を受け入れる旅館やホテル、施設にとって、災害発生に伴う大規模停電時の非常用電源の確保は喫緊の課題だ。しかし、現在多く設置されているのは、非常用“発電機”。定期的な燃料の入れ替えやタンク内の清掃が必要なほか、平常時の活躍の場は少ない。

 同社の「V2Xシステム」は、災害時などに長時間の安定した電力供給を可能とする非常用電源システムで、平常時には充電ステーションや、電力ピークカットシステム(電気料金低減)として活躍できる。オプションの太陽光発電システムを併設すれば、発電した電気を自家消費や非常用電源の確保に活用できる。

 V2Xシステムとは、電気自動車(EV)をはじめとした蓄電池を持つ自動車と、住宅・ビル・電力網の間で電力の相互供給を行う技術やシステムの総称。この技術やシステムを用いた同社の「V2Xシステム」では、①非常用電源②急速充電ステーション③電力ピークカットシステム――の1台3役を担える。3つの電源機能は自動で切り替わり、状況に応じた最適な運用を実現する点が特徴だ。

【全文は、本紙1828号または4月7日(水)以降、日経テレコン21でお読みいただけます。】

高山駅発着 定期観光バス「ボンネットバスで行く飛騨の桜めぐり」を運行 濃飛バス

2021年4月1日(木)配信

現役で走る姿を見られる貴重な機会

 濃飛バス(加藤憲治社長、岐阜県高山市)は2021年4月10日(土)~25日(日)までの16日間、桜の開花シーズンに合わせて、ボンネットバスを利用した飛騨の桜めぐり定期観光バスをを初めて運行する。

 名称は「昔懐かしいボンネットバスで行く!飛騨の桜めぐり定期観光バス」。JR高山駅に隣接する高山濃飛バスセンターを発着地とし、高山市国府町の桜の名所、桜野公園を往復する。運行は午前9:30発と午後1:30発の1日2便。所要時間は1時間30分で、桜野公園では50分程滞在する。料金は大人2500円、子供2000円。

 使用するボンネットバスは、1967年に製造されたもの。独特のエンジン音や木造の床板など、ボンネットバスならではの懐かしい気分を味わいながら、ゆっくりと飛騨の春を車窓から楽しむことができる。

琵琶湖汽船 「海津大崎桜クルーズ」運航 滋賀県民、在勤者割引も

2021年4月1日(木) 配信

地元再発見の旅を楽しんで

 琵琶湖汽船(滋賀県大津市)は、4月18日(日)まで、「海津大崎桜クルーズ」 を運航する。コロナ禍で遠出が難しいなか、地元再発見の旅を楽しんでもらうために、滋賀県在住・ 在勤者を対象にした割引料金プランも用意した。

 海津大崎は滋賀県高島市マキノ町に位置する岬で、同岬の桜は「日本さくら名所100選」に選ばれている。樹齢80年を超える老桜から次世代へ引き継ぐ若木まで約800本の華麗なソメイヨシノがびわ湖岸約4㌔にわたり続く。見頃は例年4月上旬から中旬頃。

 また海津大崎は、琵琶湖八景の1つ「暁霧・海津大 崎の岩礁」としても知られる景勝地で、湖面に 突き出す岩礁群と周囲の山々や碧いびわ湖の自然が織りなすコントラストも美しいという。

 クルーズは、長浜港発着の150分間コース3便と、今津港発着の105分間コース3便を用意。乗船料は、長浜港発着便は大人が3300円、小学生1650 円。今津港便は大人3100 円、小学生1550円。滋賀県在住・在勤者はそれぞれ20%引きになる。