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ブッキング、2021年の旅行タイプトレンド5選を発表 「贅沢=リラックス」とする旅行者が増加傾向

2020年11月18日
編集部:長谷川 貴人

2020年11月18日(水)配信

写真はイメージ

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京都港区)は11月18日(水)、7月に実施したコロナ後の旅行に対する価値観の調査から予測した、2021年に流行する旅行タイプを5つ発表した。同調査は、過去12カ月の間に旅行に出掛け、今後12カ月以内に出掛ける予定のある成人などを対象にして実施。目的や人数など、コロナ前後の旅行に対する価値観の変化が見えてきたと明らかにした。

 流行すると予測した5つの旅行タイプは、(1)癒しの1人旅(2)リラックスという贅沢(3)大切な人との再会(4)週末旅行(5)グルメ旅――。各タイプの内容は次の通り。

1.癒しの一1人旅

 2021年はコロナ禍で抑えられていた旅行への欲求により、思い切って1人で旅をしてみようと思う人が増え、1人旅のトレンドが今後ますます大きくなると予想。新型コロナ感染症が流行する前のブッキング・ドットコムのデータによると、1人旅を計画していた日本の旅行者は16%だったが、今後に関しては「将来一人旅を計画する」と回答した旅行者は27%に増えたという。

 また、日本の旅行者の28%は、「出掛けることに対して慎重になった2020年の旅行の埋め合わせとして今後はより旅行をしたい」と回答。「一生に一度の1人旅を計画し、広い世界に飛び出したい」考えにつながるのも、容易に予測できると示した。

2.リラックスという贅沢

 多くの人が旅行の計画を急遽キャンセルせざるを得なくなったことで、旅行ができること自体が幸せなであると感じることができるようになった。実際、「今後は旅行を当然のように楽しめるものだとは考えない」と答えた日本の旅行者は61%にも上ったという。

 ブッキング・ドットコムの調査によると、日本の旅行者は再び旅行をすることに意欲的であるものの、「贅沢な旅行を計画中である」と回答した人はわずか22%だった。一方で、「単に日常を忘れられるようなリラックスできる旅を計画している」と回答した日本の旅行者は64%と大多数を占め、2021年にはリラックスすることこそが本当の贅沢となることがうかがえた。

3.大切な人との再会

 2020年は、大多数の人が友人や家族とこれまでにないほど離れて過ごさざるを得ない年となった。多くの人は距離が離れたことで想いを募らせたようで、日本の回答者の55%は、「今後は旅行を大切な人と再びつながる機会として活用する予定だ」と答えた。また、「外出を自粛している間、友人や家族と旅行について話すことが再び旅行に出かけるうえでの主なインスピレーションの1つであった」と答えた日本の回答者は、4人に1人(26%)に上った。

4.週末旅行

 先々の旅行の計画を立てても再び中止に追い込まれる可能性を危惧している旅行者は多く、がっかりすることのないように、2021年には2019年と比べて短期間の旅行により多く出掛けたいと考えている人が日本では34%いることから、気軽に行ける旅行への需要が増えることが予想される。

 さらに、日本の旅行者の27%は「制限が解除された後の最初の旅行は週末旅行が好ましい」と回答していることから、たったの数日間であっても非日常体験をしたいという旅行者の欲求がうかがえる。

5.グルメ旅

 「世界を体験したい」という旅行者の願望は消えていないが、「移動制限が解除されても海外旅行は依然敬遠する」と回答している人は、グローバルでは約半数(53%)であるのに対し、日本では約8割(77%)を占めている。そのため、日本ではとくに近場での旅行が旅の新しい形として定着し、なかでもグルメが人気上位の目的となっている。日本の回答者の約半分(47%)は「旅行中に現地の料理を味わいたい」と回答し、31%は「海外旅行に行かない分、浮いたお金でより頻繁に外食したい」と回答した。

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