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「提言!これからの日本観光」 “新観光様式”(新しい日常)

2020年9月11日(金) 配信

 新型コロナウイルス感染症の蔓延で日本の観光は壊滅的な打撃を受けた。外国人客はほとんど“0”に。また、邦人観光客も“激減”した。主な観光地は別の土地かと思うほどの変わりようである。

 長期間に及んだ全国的緊急事態宣言による移動“自粛”は5月下旬に、一応解除された。比較的解除の早かった地方の観光地などには少しずつ観光客が戻りつつある。V字回復を期待したが、今回の感染症は2次・3次流行が予想されるとのことで、予防措置を講じつつ、日常生活を取り戻す“新生活様式”への移行が呼び掛けられている。

 コロナ禍からの観光振興は当面まずは、国内旅行から、徐々に海外旅行、訪日観光が回復すると考えられる。観光復興は、“新観光様式”の工夫で再蔓延を防止する努力を前提に、観光の再活性化を慎重に進めることが求められると思う。

 公共交通機関では乗客減に伴う減便を見直し、増便で混雑を緩和させる「3密減少」が求められそうだ。指定席も空席を残して販売すべきとの声さえ出るほどである。

 時差観光や季節波動を平準化した観光などの呼び掛けも必要であろう。「3密」の起こりやすい高速バスでは座席間カーテン設置や座席2人分を1人用にするほか、個室タイプの車両を運行するなど、さまざまな工夫がなされると聞いた。

 観光地では「3密」を防ぐため、受付で入場者の繁閑を調整して過密状態を避ける必要がある。飲食店や休憩所などは天候を考慮し、屋外のテーブルとイスでサービスを行う案もあり、一部店舗では実施されている。

 洗面所などは極力自動開栓にして、多くの人が直接触れる機器を減少させ、道路も案内標識などを活用して歩道での過密防ぐために、間道や脇道などへ誘導する交通量調整などが必要となろう。

 いずれも関係者の協力態勢や公的規制などの緩和などが前提となることが多い。休憩所や飲食店などの戸外展開は道路の使用許可が必要となろう。道路混雑の緩和やトイレなどの共用施設改良も官民協力により、初めて実現する。公共交通機関の混雑を緩和させるには、自粛期間中の利用減で鉄道会社などは業績が急速に悪化したため、公的支援が求められることも予想される。

 観光振興は感染症の再拡大防止を念頭に、観光客や観光地域住民などが共通の正しい「観光するこころ」や「もてなしのこころ」を持つことが原点だ。互いに情報を共有し、感染の実態と防止への知識を理解することができれば、人の命を守る行動として“新観光様式”は自然に実現するのではないか。それは観光客と観光地住民それぞれにふさわしい“新マイ観光様式”となる。従って自然に体現化され、定着し、持続的に活かすことができる様式となろう。

 このような「観光するこころ」と「もてなしのこころ」で支えたうえで生まれた新しい“新マイ観光様式”が自然かつ着実に広がり、ポストコロナの観光復興を支えていくことを期待したい。

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 

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