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“旅館の人手不足”解決へ 2020年4月、アウルキッチンアカデミー始動!

2019年9月9日
営業部:鈴木 克範

2019年9月9日(月)配信

和食職人を目指して

 佳松苑グループとして8軒の宿を展開するアウルコーポレーションは、昨今の旅館業界の若手の板場(和食職人)の育成、人材確保そして教育指導の見える化を目的に2020年4月、アウルキッチンアカデミーを創設する。

 アカデミーでは実践的な技術、知識を職業経験を通じて体得し、また和食について広く学び、2年後には国家試験である調理師免許取得を目指す。現在、アカデミー予定地の工事・整備を進めながら、生徒を募集している。

アカデミー創設の背景

旅館、和食業界の動向
 2013年「日本人の伝統的食文化」として「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された後も、「和食を極める」という職人への道のりは険しい。また昔からの教育方法である「技は盗んで覚える」スタイルと、現代の若者が望む指導方法とのミスマッチもある。結果、洋食と比較するとことに伝統文化である和食の継承者が不足している。

長年にわたる旅館の人手不足問題
 佳松苑グループは海の京都、京都府北部の夕日ヶ浦温泉を中心に8軒の宿を運営しているが、業界の動向と同様に若手の料理人の離職と人手不足に悩まされてきた。そこで、指導方法や教育過程をわかりやすくし、仕事を通じて体系的に学べる場所を作り、職人の育成に努めたいと考え、アカデミーを創設することにした。

アウルキッチンアカデミーの特徴

 アウルキッチンアカデミーは専門学校とは違い学費を払うのではなく、社会人として収入を得ながら学ぶことができるため、責任が生じる。しかしながら「実践で培った実務経験は必ず役に立つものとなる」という。

今後について

 将来的には洋食部門、おもてなし部門、生け花など分野を広げ、講師の招へいも行い、スタッフのレベルアップを図っていくことをねらう。公開アカデミーも開催し、地域住民にも花嫁修業や料理の基礎勉強ができる場所として活用してもらうことを考えている。最終的には「職人不足で同じ悩みを持つ地域の旅館の方々とも協力体制が取れれば」と計画している。

会社概要

商号  : アウルコーポレーション
代表者 : 代表取締役 沖田 康彦
      代表取締役 沖田 繁子
所在地 : 〒629-3241 京都府京丹後市網野町木津253
創業  : 昭和43年
事業内容: ホテル旅館の経営 (佳松苑/はなれ風香/はなれ櫂/雨情草庵/一望館/みなと悠悠/ひだまり/小さな白い花)
資本金 : 2,000万円

 

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