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「OMO7(おもせぶん)大阪新今宮」 星野リゾート 22年4月開業予定

2019年6月21日
関西支社:塩野 俊誉

2019年6月21日(金) 配信

「OMO7-大阪新今宮」外観イメージ
起工式であいさつする星野佳路代表

 星野リゾート(星野佳路代表)は5月28日、大阪市内でプレス発表会を開き、2022年4月にJR新今宮駅前(大阪市浪速区)で開業予定のホテル名を「星野リゾートOMO7(おもせぶん)大阪新今宮」にすると発表した。同日には、星野代表や地元関係者らが出席し、現地で起工式も行われた。

 同ホテルは、新今宮駅のホームに隣接した約1万4千平方㍍の敷地に建設する。地上14階建てで、客室数は436室。レストランやカフェ、ショップなどのほか、温浴棟やガーデンエリアを備える。

 星野代表は「OMO(おも)ブランドとしては、北海道旭川、東京大塚に次いで3施設目。都市観光客のためのホテルで、ビジネス客はターゲットから外している。楽しんでもらうことがすべてであり、大阪新今宮も旅のテンションが上がる仕掛けをどんどん採り入れていく」とした。

 とくに、JR新今宮駅ホームの目の前に建つことから、「駅利用客からも、『この町が変わってきたな、楽しそうだな』と思ってもらえるよう、庭の趣を季節ごとに変えるなど、駅からの見え方にこだわる。新今宮の新しい風景をつくっていきたい」と意気込む。

 また、初進出となる大阪については「東京とは異なる文化・食・魅力を有し、国内のみならず、アジアのなかでもポテンシャルの高い都市」と評価。新今宮についても「ビジネス需要を取り込むなら、JR大阪駅界隈となるが、観光客目線でみた場合、南海電鉄も接続し、関西国際空港と直結するなどアクセスに優れ機能的」と分析する。

 そのうえで「我われは万博やIR誘致があるからホテルを建てるのではなく、30年後、50年後を見据えて取り組んでいる。その間には、インバウンドの低迷や、日本経済の悪化もあるだろうが、そういうときこそ、我われの運営力が試されると考えている。そのときに耐えうるサービス・ハードにしていく」と決意を述べた。

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