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来年2-3月に「三陸国際芸術祭」 アジアとの交流促す参加型企画も多数

2018年12月19日
営業部:鈴木 克範

2018年12月19日(水) 配信

郷土芸能「鮫神楽」

2019年2月9日(土)から3月25日(月)まで、「三陸国際芸術祭」が開かれる。このほど連携企画として実施する「三陸×アジア」をテーマにした4つのプロジェクトの企画が発表された。

 芸術祭は三陸国際芸術推進委員会、国際交流基金アジアセンター、NPOジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワークの3者が主催する。青森県から岩手県にかけての三陸沿岸のエリアで受け継がれる郷土芸能の「発信」と、これを通じた「国内外との交流」を目指し、「三陸の芸能」と「アジアの芸能」、「現代の芸術」が共鳴する芸術祭として毎年開催。5回目となる今年度は「宿ル」をテーマに、海外からはインドネシアの2団体を招へいし、踊りや衣装の中に神様や獣、人間の狂気などが「宿る」姿を紹介する。

 2019年3月には三陸鉄道の全線開通が見込まれる今年、三陸鉄道の中村一郎社長を委員長とした「三陸国際芸術推進委員会」が発足。三陸復興のひとつの象徴となる三陸鉄道の全線開通と連動して開催することで、相互に三陸地域を盛り上げていく仕掛けとなることが期待される。

三陸国際芸術祭 概要

会期: 2019年2月9日(土)~ 3月25日(月)
主催:三陸国際芸術推進委員会、国際交流基金アジアセンター、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
主な芸能:
 三陸の芸能:開催地域の芸能団体等 約17団体
 アジアの芸能:ジャティラン(インドネシア)2グループ
     「Krincing Manis(クリンチン・マニス)」、
     「New Zugus Gedroex(ニュズグス・グデュッルッ)」
  現代の芸術:国内のダンサー他、現代アーティストなど

国際交流基金 アジアセンター連携企画 『三陸×アジア』 概要(抜粋)

 国際交流基金アジアセンターによる連携企画「三陸×アジア」つながるプロジェクトでは、①スマトラ沖地震の被災地インドネシア・アチェと三陸を結ぶアートイベント②アジアと三陸地域をつなぐ“コミュニケーション・デザイン”プロジェクトへの参加デザイナーとのワークショップ③アジアのアーティストと地域の人々が共創する参加型アートイベント④クリエイティブな手法で行う防災教育イベント――などアジアとの交流を通じて三陸の魅力が体験できるさまざまな企画を展開する。

① 『未来との対話、三陸とインドネシア』:気仙沼、大槌
 ともに地震で被害を受けた三陸地域と、インドネシア アチェ州(スマトラ沖地震/2004年)の交流企画。

 3月2日(土)~24日(日):展示会「気仙沼のインドネシア人」
 3月13日(水)~19日(火):アートツアー
  「想いにふれる せかいが広がる どこでもピントゥさんぽ in 三陸」
 3月17日(日):交流トーク会「三陸とアチェ、未来への対話」
  連携団体:非営利活動法人地球対話ラボ

② 『DOOR to ASIA』:陸前高田、気仙沼
 4年間でアジア計11カ国30人以上のデザイナーが参加した、「課題発見→解決」に至るコミュニケーション・デザインの紹介企画。

 3月13日(水)~21日(祝):「DOOR to ASIA」コミュニケーション・デザイン展
 3月20日(水)、21日(祝):「DOOR to ASIA」トークセッション
 3月23日(土):箱根山フェスティバル、子ども向けワークショップ。連携団体:一般社団法人つむぎや

③  『気仙:アートとライフをここに持ち寄る』:陸前高田、大船渡
 「アートによる街づくり」という観点による、食や暮らしの中にあるアートをテーマにしたイベント。

 3月21日(祝):交流&トーク会「陸前高田ミーティング横田編」
 3月24日(日):地域の人々と共に創り上げ、アジア料理の試食なども楽しめる「気仙アート&ライフマルシェ」。連携団体:なつかしい未来創造

④  『HANDs! – Hope and Dreams – for みやこ!』:宮古
 アジアの若手防災活動家、社会起業家、クリエイター、研究者などから選抜された「フェロー」と呼ばれる参加者が日本とアジアを訪れ優れた防災における取組を学び、自国で活かす事業「HANDs!」の関連企画。

 3月9日(土):楽しみながら学ぶ防災教育イベント「イザ!カエルキャラバン!× HANDs! Together」
 3月10日(日):交流&トーク会「アジアの仲間とわくわく話そう!これからの宮古 ~ゆめと船出~」連携団体:宮古市、宮古市国際交流協会、NPOプラス・アーツ

三陸国際芸術祭、そのほかの実施エリアと詳細

■地域プログラム

宮古:2月9日(土)~11日(祝)
 新市庁舎となるイーストピアみやこでのオープニングを皮切りに、雪深い旧川井村での芸能体験や、宮古市民文化会館での芸能鑑賞、国の有形文化財「東屋」での芸能交流、三陸鉄道での芸能ツアーなどを開催。

八戸:2月22日(金)~24日(日)
 八戸市中心街をメイン会場に、オープンスペースで多くの人の目に触れるものと、屋内で限定入場の公演の2タイプのプログラム。美術家によるワークショップも行い、国内外の芸能の見方をより多面的に楽しめる。

大船渡:3月1日(金)~3日(日)、10日(日)
 大船渡駅前の”新しいまち”を中心に、郷土芸能との出会い・体験や、インドネシアの芸能や現代ダンスとの交流を通して、人と人がより深く出会う場を創る。

■三陸横断プログラム
 インドネシアのジャティラン団体が、三陸沿岸を巡り、各地の芸能団体、芸能を継承している子どもたちと交流。

田野畑村・岩泉町:2月11日(祝)  『三陸下北芸能交流会』 田野畑村、岩泉町の郷土芸能団体との交流

大槌町:2月13日(水 『大槌芸能交流会』 (仮)地元虎舞と交流

階上町:2月25日(月)赤保内駒踊りを継承している赤保内小学校を訪問・生徒と交流

久慈市:2月26日(火)夏井大梵天神楽を継承している夏井中学校を訪問・生徒と交流

住田町:2月28日(木)五葉山火縄銃鉄砲隊と交流

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