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民泊業界団体「住宅宿泊協会」2019年1月設立へ 大手仲介業者ら9社が集う

2018年12月12日(水) 配信 

会見のようす。会見は東京・霞ヶ関で開かれた

米エアビーアンドビーなど大手民泊仲介業者ら9社が集い、12月11日に民泊の業界団体設立に向けた準備会を開いた。団体名称は「住宅宿泊協会(JAVR)」に決まった。設立は2019年1月を見通す。初年度は、仲介業者間の課題の洗い出しと、民泊関連政策への提言に力を入れる。協会の活動を通じ、違法民泊の排除による市場の適正化、民泊の普及を目指す。

 協会にはエアビーのほか、途家(中国)やアゴダ(シンガポール)、ブッキング・ドットコム(米国)らが名を連ねる。代表理事は百戦錬磨の上山康博社長と、エクスペディア傘下のホームアウェイ木村奈津子日本支社長が2人で行う。外資系企業もいるため、国内企業と双方の意見を汲み取りやすいよう共同体制とした。理事会は四半期ごとに1回行う。

上山代表理事(前列中央左側)と木村代表理事(前列中央右側)

 次年度は国内外へのPRなどの情報発信と、ホストや管理者、ゲストへの研修会に注力していく。さらに今後は、違法民泊排除に向けたシステムの仕組みづくりも進めていきたい考えだ。

 一方、協会正会員は登録を受けた仲介業者と旅行業者となる。賛助会員は民泊関連の事業者などとする。オブザーバーには自治体を迎える。いずれも理事会の承認を必要とし、当面は正会員のみを集める。

 民泊の届け出件数は11月末時点で1万2千件を超えるなど順調に伸びている。同庁の金井昭彦審議官は設立に対し「民泊サービスの向上や違法民泊排除、健全な市場形成などの観点から、大変有意義なものと考えている」と述べた。上山代表理事は「協会の設立を発表できることは万感の思いだ」と設立を喜んだ。

 なお、協会体制は次の通り。

【代表理事】百戦錬磨▽ホームアウェイ【理事】アゴダインターナショナルジャパン▽エアビーアンドビー▽シートリップインターナショナルトラベルジャパン▽スペースマーケット▽途家▽ブッキング・ドットコムジャパン▽楽天ライフルステイ

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