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沖縄の新たな試み ― 琉球文化の発信強化

2013年1月18日
編集部

 新春早々、涼しい沖縄に向かった。沖縄では、これまでの青く美しい海や自然に囲まれた南のリゾート地・沖縄というイメージだけではなく、琉球王朝時代に生まれた琉球独自の歌舞劇「組踊」やエイサーなどの伝統文化を、若手演出家の創作によって目玉となる「新しい魅力的なコンテンツ」として再生させ、沖縄に観光客を誘致しようという動きが出てきている。全国に5カ所しかない国立劇場の1つ、「国立劇場おきなわ」で6つの歌舞劇を観たが、修学旅行生向けにピッタリの内容の演出や、海渡る風に吹かれ、屋外で松明の闇夜に、泡盛を飲みながら観劇したいものまで多種多様であった。

 地元・沖縄県民にもやや敷居が高く、いま一つ馴染みが薄かった国立劇場おきなわが、13年度から本格的に修学旅行生を受け入れる方針だ。

 沖縄の修学旅行の目的の1つに、「平和学習」がある。ひめゆりの塔に代表される沖縄戦などが思い浮かぶ。しかし、現在、日中韓の間で領土問題が大きくクローズアップされているなかで、琉球王国時代に組踊が創作された歴史的背景などを学ぶことで、従来の沖縄戦跡での学習以外に「平和」や「外交」を考える新たなコンテンツになるのではないかと、国立劇場おきなわも受入れに積極的だ。

 「夜に松明に照らされた屋外の舞台で、泡盛を飲みながら観劇したい」と感じた私であるが、読谷村の「体験王国むら咲くむら」では、琉球武家屋敷を舞台として、庭から「組踊」を観劇する試みが行われる。敷地内の琉球料理が食べられる「レストラン」と観劇を組み合わせたプランが可能か、また適当な料金設定や、時間帯についてなど、視察ツアー参加者にさまざまな意見を求められた。

 2泊3日の修学旅行の旅程の中に、国立劇場での観劇を組み入れてしまうと、沖縄観光の経済効果としてはプラスにならない。3泊4日に延長されるのならば大歓迎であるが、なかなか難しい。修学旅行生が宿泊するホテルの宴会場の夕食時に、舞台を設けて観劇するというのが一番現実的だが、その分コストが上積みしてしまう。

 琉球芸能は力を持っている。今後時間をかけてハワイのフラのように、「組踊」も沖縄に無くてはならない観光のコンテンツに成熟してもらいたいと感じた。

(編集長・増田 剛) 

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